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透き通った青色のビーチと伝統的な建築物の両方を楽しめる留学先「マルタ共和国」についてのあれこれ

公開:2022/06/30 著者:高橋 美沙季 173 Views

今回の記事では、近年日本からの留学生に人気の留学先として注目されている「マルタ共和国」について紹介していきたいと思います。

皆さんは、マルタ共和国がいったいどこにあるかご存知ですか?マルタ共和国は、地中海に浮かぶ小さな島国で、シチリア島とアフリカ共和国の間に位置しています。まだあまり知名度の少ない国ですが、一度訪れた人はその美しさに虜になってしまうと言われる国です。

近年マルタ共和国が留学先として人気を集めている理由と、マルタ共和国の特徴を紹介します!「まだ留学先の国を決めきれていないよ~」という方や、「複数の留学先で迷っているよ~」という方は、この記事を読んでマルタ共和国をその選択肢に入れてみては如何でしょうか?

マルタ共和国ってどんな国?

日本からマルタへの行き方

「マルタ共和国」は、ヨーロッパの地中海に位置し、地理的には、イタリアの南側のシチリア島とアフリカ大陸の間の海にその島があります。

日本からは飛行機で約15時間〜21時間ほどで、直行便はありません。基本的には、ヨーロッパの主要都市や中東にあるUAE(ドバイ)やカタールなどの国際空港で乗り継ぐ必要があります。

フランクフルトやチューリッヒやパリなどで乗り継いだ場合、そこから約2時間30分、ローマで乗り継いだ場合は約1時間30分で到着します。

 

マルタの公用語

マルタ共和国の公用語には、「英語」が含まれているのです!1964年にイギリスによる統治から独立するまで、英語のみが公用語だったことが背景にあります。

現在は「マルタ語」と「英語」の2つが公用語とされています。ちなみに、それよりもっと前の1930年代まではイタリア語が公用語であったため、現在でもマルタに住む上流階級の人やエリート階級の人たちは敢えてイタリア語を使用することもあるのだとか。

 

マルタの首都バレッタ

マルタ共和国の首都はバレッタと呼ばれ、バレッタ全体が世界遺産に登録されています。

それもそのはず、バレッタは18世紀に聖ヨハネ騎士団がオスマン帝国からの攻撃を防ぐために要塞が建設された場所なのです。マルタは、島全体(国全体)が要塞で作られたとっても歴史の深い国です。

 

マルタの通貨と気候

EUヨーロッパ連合に加盟しているため、通貨はユーロです。気候は「地中海性気候」と呼ばれ、6月~9月にかけては日中30度を超えるほど暑くなりますが、10月~3月は「雨季」と呼ばれて気温は日中でも15度~20度ほどになります。

 

マルタ共和国が留学先として人気の理由

 

ここからはなぜ近年マルタ共和国を留学先として選択する人が増えているのか、その理由を紐解いていきましょう。

マルタ共和国は、北米やイギリス、オーストラリアやカナダなどと比べたら、未だに知名度の少ない国です。しかし、数年前から日本の大学生や社会人の間でマルタ共和国を留学先にする人が以前に比べて増加しているそうです。

その理由として、以下の5つの特徴があります。

 

① 物価の安さ
② 治安の良さ
③ 絶景のリゾート地
④ ヨーロッパ各国へのアクセスの良さ
⑤ 日本人の少なさ

 

① 物価の安さ

一般的にヨーロッパ各国への留学と聞くと、物価が高く生活費がかかるイメージがありますよね?

実は、マルタ共和国はEU加盟国であるにもかかわらず他のヨーロッパ諸国に比べて物価が安いことで有名です。

ここでは実際に、生活をしていて購入する機会の多いものの物価を紹介していくので、具体的な1ヶ月の生活費の概算をする参考にしてみてください。(1ユーロ=130円の場合)

 

・食費関係

水ペットボトル1.5L = 91円
牛乳1L = 130円
パスタ18kg = 126円
食パン一斤 = 169円
りんご1kg = 390円

カジュアルレストラン一人当たり = 650円
高級レストラン一人当たり = 3,500円

 

・日用品

トイレットペーパー24個入り = 650円
シャンプー330ml = 260円
歯ブラシ = 91円
Tシャツ = 650円

 

・公共交通機関

バス1日乗り放題 = 冬季195円・夏季260円
タクシー初乗り = 1,300円
フェリーバレッタからスリーマ = 195円

※マルタでは一度券を購入するとその日1日中乗り放題になります。

 

マルタには電車が通っていないので、基本的にバスやタクシーを利用して国内を移動します。また、首都のバレッタからスリーマにはフェリーが運行しているため、それに乗って移動する住民も多くいます。

 

② 治安の良さ

留学先の国を決定する上で、その地域の治安の良さも大きな決め手となりますよね。実は、マルタ共和国はその治安の良さでも留学先としてお墨付きを得ています。

ヨーロッパ全体の中でもその治安の良さは有名で、犯罪率の低さランキングではデンマーク、エストニアに続き第3位なのです!

ただし、どんなに治安の良い国に留学してもトラブルが0とは言い切れません。他国に比べて安全と言われるマルタでも、以下のことには常に注意をしながら生活しましょう。

 

・スリ・ひったくり

どんな国でも、ある一定数は観光客や留学生を狙ってスリやひったくりをする人がいることも事実です。見た目から外国人だと分かってしまう場合、パーティ中やバカンスのビーチ、観光中にちょっと気を抜いた瞬間に財布がなくなっていたなんてことも考えられます。特に、留学生活に慣れた頃は気を抜きがちなので注意しましょう。

 

・夜の街でのトラブル

マルタは、基本的には夜の街を歩いていても安全と言われます。しかし、バーやクラブが多く立ち並ぶ「バーチャルビル」という地域周辺は夜に起こる犯罪の多さが他の地域の5灰ほどだそう。この地域周辺では夜1人で歩いたりしないほうがいいでしょう。

 

・売春やドラックが行き交う地域

マルサ地区というところにあるアルバートタウンでは貧困層が目立ち、売春やドラッグが行き交います。留学中にわざわざこの地域に足を運ぶことはないでしょうが、知らない間にこの地域に着いていたなんて事のないように気をつけましょう。

 

③ 絶景のリゾート地

 

マルタ共和国を留学先として選ぶ人の多くが、その自然の美しさと透き通ったクリスタルブルーの海、そして歴史的な建築物に魅了されたのではないでしょうか。

首都のバレッタをはじめ、街の至る所に中世のバロック式の美しい教会や家々が並び、地中海ならではの透き通った眩しいくらいのブルーの海が広がっています。

気候も真冬を除けば温暖で過ごしやすいため、自然や天気を楽しみのんびりと生活をしたい人にはぴったりの留学先なのです。

 

④ ヨーロッパ各国へのアクセスの良さ

南ヨーロッパに位置するマルタ共和国。実はマルタの空港にはLCCをはじめとした格安航空機やヨーロッパ各社の航空機がたくさん行き来しています。

EU加盟国にはパスポートなしで入国できるため、マルタからヨーロッパに簡単に遊びに行くことも可能なんです!長期休暇を利用して行ってみたい国に滞在してみるのもおすすめ。

 

マルタからイタリアのローマ・ベネチアへ

マルタから一番近いヨーロッパの都市はなんと言ってもイタリアのローマ・ベネチア。マルタからローマまでは約1.5時間、ベネチアまでは2時間です。

 

マルタからイギリスロンドンへ

一度は行ってみたいイギリスの首都、ロンドンまでは直行便で約3時間ほど。

 

マルタからフランスの首都パリへ

一度は訪れてみたいお洒落なフランスの首都、パリへは直行便で約3時間足らずで着きます。

 

⑤日本人の少なさ

マルタを留学先として選ぶ留学生の多くがヨーロッパ各地からやってきます。マルタはヨーロッパで英語が公用語である国は少ない上に、各地からのアクセスもとても良いので、ヨーロッパ人にとって身近な留学地なのです。

日本人にとってはハワイ留学に近い感覚で、バカンス気分で遊びと英語の勉強の両方を楽しみたいという人たちが多く留学しにきます。

そのため、アメリカやイギリス、オーストラリアやカナダと比べて、日本人やアジア人の留学生数は少ないのが特徴です。ヨーロッパ各地から集まった留学生たちと友達になりたい!という人はぜひマルタへの留学を検討してみましょう。

 

マルタ共和国への留学を検討してみよう!

今回は今話題の留学先「マルタ共和国」についての基本情報、マルタ共和国が留学先として人気な理由を紹介しました。マルタは地中海に浮かび、イタリア本国とアフリカ大陸の間に位置する歴史の深い国です。ゴシック様式の美しい建築物が立ち並ぶと同時に、白い砂浜と青く透き通る海に四方を囲まれた最高のロケーションが魅力の島国です。

コロナ禍でも早くから国境を開き、世界中からの留学生の受け入れを再開したことでも有名です。そのため現在も、ヨーロッパ各地から英語をブラッシュアップしたい留学生をたくさん受け入れています。

筆者の友人も、学生時代にマルタ共和国に1年間学部留学を行った人がおり、その環境の良さに感動したと聞きました。ヨーロッパ各地から集まる学生たちと、絶景のリゾート地で英語を学びたい方はぜひ、マルタ留学を検討してみては如何でしょうか?

 

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