「英語+α」でバリスタとJ-Shine(TECSOL)の資格取得に挑戦してみた!
語学留学はもちろんですが、それに加えて資格を取ることも人気です。
ワーホリに人気の資格は、何と言ってもバリスタ資格と児童英語教師資格(J-Shine:ジェーシャイン)ですね。
その他、ネイルやフィットネス系、フラワーアレンジメントなど様々な分野があります。
今回は私が取得したバリスタコースとJ-SHINE・TECSOLの2つのコースについてを、自分自身の体験と共にお話していきたいと思います。
オーストラリアとニュージーランドはカフェ大国
日本にいる皆さんはあまり知らないかも知れませんが、実はニュージーランドやオーストラリアはカフェ大国なのはご存知ですか?
どちらもエスプレッソマシンを使用したエスプレッソが基本です。カフェは仕事の前の利用や週末に家族で朝食、ランチを取る場としてもちろんですが、仕事の打ち合わせなどにも使用される場ともなっています。
現在も新規のカフェやコーヒーロースターのお店が増え続けています。
この両国で人気なのが、Flat Whiteです。ラテよりは少ない量のミルクを使い、泡立てたものとエスプレッソを合わせたものです。
こちらは、アメリカやイギリスでも人気になりつつあるそうで、ニュージーランドやオーストラリアのバリスタがロンドンやニューヨークで働いていたりするようです。
バリスタコースに挑戦してみた!
そんなオーストラリアとニュージーランドの2国に来られる方!語学留学はもちろんですが、プラスアルファで何か資格が欲しい、または現地のカフェでお仕事をしたい人に人気なのがバリスタコースです。
学校によりますが、2~4週間くらいで取れてしまうものが多いように思います。ニュージーランドで私が受講したものは、2週間コースでした。
語学学校に併設されているコースも多く、バリスタの技術を学ぶのか、政府認定の資格を取れるのかで違ってきます。
また、英語レベルの指定があるところもあります。(Pre intermediate:中級レベル以上など)。ちなみに、私が通っていた語学学校にはバリスタコースはありませんでしたので、語学学校卒業後にすぐ始めました。ただ、実際通ってみると、語学学校と並行して通っている子がほとんどでした。
…と言うのも、私が通ったバリスタコースは16時くらいからと夕方のコースだったからです。そのため、夕方からのコースを選べば、バイトや語学学校との両立もできると思います。
時期によるのかとも思いますが、8人の少人数クラスでした。またこちらは、ニュージーランドの政府認定の資格であるService IQというものが取得できる学校でした。
バリスタコースの授業内容
エスプレッソマシンの扱い、豆の知識や種類、コーヒーの歴史、エスプレッソの入れ方、ラテアートを学び、そして筆記試験と実技試験です。
筆記試験では、文章で答える問題がほとんどでした。100%正解で合格です。マシンの使い方はもちろん、豆の種類や栽培について、そして歴史について問われます。不合格になってしまうと、合格するまで再試験を続けることになるそうです。
実技試験内容は、学校によって違うと思いますが、私の時は先生から言われた2種類を作ることでした。ミルク系のラテやフラットホワイト、モカチーノから1つ、またブラック系(ショートブラック・ロングブラック)から1種類ずつです。
泡の感じなども審査に影響しますが、時間をかけ過ぎることなく作ることを要求されました。実技に関しては、一発合格は厳しい内容になっていました。
授業内では練習が足りず、希望者は補講の時間も取れました。少人数だったので、時間を効率的に有効に使うことができた点でも良かったと思います。修了後は、自宅に修了証が届きました。
現地でのバリスタの仕事についてですが、やはり経験重視のカフェが多いです。ですが初心者でも見習いで受け入れてくれて、トレーニングをしてから正式に雇ってくれるところもある印象です。
私は経験が欲しかったので、留学する前にボランティアとしてバリスタの仕事を少しやっていました。日本でのカフェでのバイト経験は強いと思います。
私のクラスメートの2人は現地の大きなチェーン店The Coffee Clubでバリスタとして今でも働いています。
このお店は、オーストラリアのブリスベンにオープンして以来、オーストラリアやニュージーランドに多くの店舗を保有していて、タイや中国、インドネシアなどのアジアにも展開しています。日本進出もあるといいですね。
お店に行くと、様々な国のスタッフの方々が働いており、ワーホリにも十分チャンスがあるので、仕事探しの際にトライしてみるのもいいと思います。
最近では、日本にもオセアニアスタイルのカフェが増えてきていると思います。バリスタの経験を積み、帰国後カフェをオープンしているケースもあるようです。
児童英語教師資格(J-SHINE)、TECSOLについて
J-SHINEとは、日本で使える小学校英語指導者の資格です。TECSOLは、国に関係なく子供を対象(4~12歳程度)に英語を指導する資格を指します。
2020年の新学習要領実施予定に向けて、英語学習に携わる人材の需要が高まると言われています。
実際に受講していた学生は、日本で小学校や中学校の先生をしていたり、英会話教室の講師だったりと教育に関わっていた、もしくは現在も関わっている人が多かったです。
また、学級担任も英語活動に関わることが今後増えるため、英語が専門でない先生も受講していました。
私が通った学校では、クラス内で知識を学んで模擬授業を4週間やった後、2週間(50時間)現地の小学校やデイケア(保育園・幼稚園)でボランティアを経て修了でした。
授業は、J-SHINEの認定トレーナーの日本人の先生とオーストラリアの先生で進められました。
J-SHINE・TECSOLコースの授業内容
座学では、日本の英語教育の変遷、国際理解教育や発達認知学など、どのように子供の発達に沿って英語教育をしていくかなどを学びました。また、どのように大人数のクラスに対して教えるか、教材選びのアドバイス、指導案の作成法などです。
模擬授業前には、ネイティブの先生によるフォニックス(発音と綴りの規則性を学ぶことで正しく発音できるようにすること。 Google参照)の授業がありました。現地の子供たちがアルファベットを習う時は、この過程を経るそうです。また絵本読みの授業もありました。
英語の本をただ読むだけではなく、関連する歌を入れたり、問いかけをしたりして惹きつけるなどとても勉強になりました。物語だけではなく、図鑑で読み聞かせをしたり、日本の昔話の英語版を選んだり様々です。
模擬授業はだいたい毎週1回のペースでありました。例としては、対象年齢に合わせて、数や色、体のパーツを教えるレッスンを少人数クラスに対してする。最後の週は、小学校のクラス規模に対して、アルファベットや短いフレーズを学べるレッスンを2人で作成して授業を行いました。
同じトピックでも対象年齢によって教えられる範囲が変わっていきますし、クラスの規模の違いでも適しているアクティビティが変わっていくので、授業構成を考えるのが難しかったですし英語を英語で教える難しさもありました。
個人の感想としては、大人数に対しての指導経験が全くないことが不安でした。クラス内では授業をどのように構成していくか、どのような言葉がけをするかなどアドバイスを頂き、例を見たりすることでなんとか毎週の模擬授業をこなすことができた感じです。
レッスンのための小物づくりも楽しかったです。クラスのみんなの違った意見を聞けて、アイディアを見ることができとても勉強になり充実した1か月でした。
その後のボランティアですが、現地の小学校等でボランティアとして入り見学やアシスタント、実際に指導をする経験ができます。
以下の方はボランティア参加を免除されます。(小学校英語指導者資格認定規約第9条)
私は、このコースの前に近所の小学校でボランティアをしていたので免除でした。
ちなみに、私のボランティアをしていた学校では、日本語の授業が全学年にありました。ひらがな、挨拶、色や数等を勉強したり、折り紙をしたりといった内容です。授業は、すべて英語になります。ひらがなを教える際には、ひらがなに合わせて、英単語とイラストを組み合わせて教えていました。とても興味深かったです。
実際にデイケアに行った子は、絵本読みや折り紙を折ったり、アシスタントをしたりと
かなり濃い2週間だったそうです。
子供たちのパワーと英語しか使えないことで、かなり体力が必要なようです。
オーペアの記事でもお伝えしましたが、クイーンズランド州でボランティアをする際はブルーカードが必要になります。
学校での一括申請があるとは思いますが、期間がある方は受講前に申請してもいいと思います。
・オーペアって何!?オーペアの探し方と仕事内容のまとめ
【まとめ】 英語以外にも挑戦してみよう!
両者とも現地での仕事をゲットするのに、もしくは帰国後に役立つものだと思います。
「英語が少し不安…。」といった場合は、最初に少し語学学校に行った後に始めてみるといいと思います。
語学留学に加えて、自分の今後のプランにあったコースを探してみて下さい。