ニュージーランドに来て初めて知ったイギリス英語と和製英語
こんにちは!ニュージーランドにワーホリ中のまゆです。
ニュージーランドに来て、約1ヶ月あっという間に経ちました…!
私がこの1ヶ月のニュージーランド留学で感じた英語についてシェアしようと思います!
イギリス英語とアメリカ英語の違い
長い間イギリスの植民地だったニュージーランドでは、イギリス英語が母体となって使われています。英語のスペルも発音、言い回しもイギリス英語式です。
私たちは、幼少期から学校で主にアメリカ英語寄りの単語や発音で学んでいます。そのためか、今回ニュージーランドに来て、通じない英語があることに苦労しました。
私がニュージーランドで生活してきて、日常で感じたイギリス英語とアメリカ英語の言葉の違いを以下にリストアップしてみました!
語彙の種類 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
テイクアウト | take out | take away |
薬局 | drugstore | pharmacy |
列 | line | queue |
秋 | fall | autumn |
アパート | apartment | flat |
横断歩道 | crosswalk | pedestrian crossing |
ガソリンスタンド | gas station | petrol station |
紙タオル | paper towel | kitchen paper |
休暇 | vacation | holiday |
クッキー | cookie | biscuit |
ゴミ | trash, garbage | rubbish |
サッカー | soccer | football |
時刻表 | schedule | time table |
紙幣 | bill | note |
洗濯物 | laundry | washing |
庭 | yard | garden |
映画館 | theater | theatre |
お気に入りの | favorite | favourite |
リストアップして改めて気づいたのが、やはり自分が学んでいたのはアメリカ英語の方で、イギリス英語では知らない単語が多いと言うことです。
もちろん、全く通じないわけではありませんが使う単語自体が違うとなると、会話の中で出てきたとしてもとっさに理解できないですよね?
留学前からニュージーランドはイギリス英語が使われていると分かっているのだから、ある程度覚えてから来るべきだったと反省しています。
日本人特有の言葉
次に、日本人独特の言い回しについてです。
日本ではよく使っている言葉でも、いざ英語で話すとなるとなんて言ったら良いかわからない…なんてことみなさんもありますよね?
しょうがない
個人的に結構使う言葉で、何か失敗したり予期せぬことが起きた時に、『まーいっか、しょうがない!』とポジティブな気持ちで今まで乗り越えてきました。
友達のシェアハウス(フラット)に泊めてもらった時に、部屋に結構大きな蜘蛛が現れて、見つけたけれど捕まえることができませんでした。「蜘蛛を見つけるまで、怖くて寝れない…。」というルームメイトに対して、「いなくなっちゃったものはしょうがないよ!(もう寝たいな。笑)」と言いたかったのですが『しょうがない』と言う言葉が見つからず、夜な夜な一緒に探すはめになりました。
結局蜘蛛は見つからず、今や彼女の新たなルームメイトになっていると思います。(笑)そう考えると、しょうがないって便利な言葉ですよね?
英語ではこんな風に使う
・Oh Well
何かしらの問題が既に起こってしまい手遅れ状態の時に「まぁ、しょうがないか。」と呟く感じで日常会話では頻繁に使われる表現です。特に、バスや電車に乗り遅れしてしまった時や、欲しいものが売切れている時などに使います。
・it can’t be helped.
誰のせいでもない場合(天候とか天災とか)が起きた時。また「その状況をどうすることもできない=私にできることはない」と言うニュアンスで使うらしいです。
・That’s life
日本語に訳すと「それが人生さ!」となり、自分ではどうすることも出来ない不運な出来事を、仕方なく受け入れるニュアンスとして使われる表現です。日本語の「世の中そんなものだよ。」に相当する言い方で、個人的には一番好きです。(笑)
可哀想
また蜘蛛のくだりになるのですが、退治をしにきてくれた殺虫剤を持った他部屋のルームメイトに殺さずに外に逃して欲しかった私は、『可哀想だから…。』と言いたかったのですが、言葉が出てきませんでした。
『生きてるから!蜘蛛は生き物だから!』と、変なことをいうはめになりました。(笑)
英語ではこんな風に使う
・I’m sorry to hear that.(それはお気の毒に)
このシチュエーションでは少し変ですが、可哀想という言葉にはぴったりです。
・Oh, (you) poor thing.(可哀想に)
「かわいそう」という意味で使う “poor” のポイントは、後ろに必ず名詞が来ることです。
・That’s too bad.
これは日本の学校でも誰しも習っている言葉ではないでしょうか?
もったいない
日本の飲食店では、信じられないくらいの量の食べ物がお店から出てくることはまずありません。しかし、ここニュージーランドでは、アメリカンサイズのハンバーガーやピザが出てきます!友達とシェアすることも多いですが、食べきれない時はテイクアウトします。
ニュージーランドに来て最初の頃は、食べきれなかったものをテイクアウトできると言うことを知りませんでした。なので、どんなにお腹いっぱいでも、食べ物を残すのが嫌だったので、ひたすら口に詰め込んでいたのですが、こう言った場面で『もったいない』と言う言葉を使いたくなります。
ちなみに、「モッタイナイ = “Mottainai”」 は、ぴったりくる英訳が存在しないため、そのまま英単語となって通じる場合もあると聞いたことがありますが、私は通じませんでした。(笑)
英語ではこんな風に使う
・What a waste!(なんてもったいない)
・It’s wasteful with 〇〇〇〇. (〇〇〇〇を無駄に浪費している)
ホッとした・安心した
日本料理を友達に作った時に、現地では日本の材料がうまく手に入らずに、きちんとできるか不安でした。ご馳走した後「美味しかった。」の言葉が聞けて、ホッとしたのですが、なんと言ったら良いかわからず「good!」としか言えませんでした。(笑)
「あー、ホッとした」、「あー、よかった」と言いたい場面も訪れると思いますので、覚えておきたいですね。
英語ではこんな風に使う
・What a relief!
・That’s a relief!
英語で話していて便利だな…と思った言葉
英語で会話している時に便利だな…と感じるフレーズも紹介します。
日常生活の中で良く使う表現なので、留学前に覚えておくとベストです。
・depends on(~による)
使い方は、以下のような感じになります。
A: Are you coming to the party tonight?
今夜パーティーに来る?
B: I think so, but it depends on the weather. If it rains, I may not go.
そのつもりだけど、天気によるね。もし雨が降ったら、行かないかも。
Depend onの後を変えるだけで、色々なシチュエーションで使うことができます。
・it’s up to you.(あなた次第です。)
何か決めるのに迷った時に相手に委ねられる言葉です。自分で決断できない時は、この言葉で逃げたりしています。
・Not really.(そうでもない、あんまり。)
何か感想を求められた時に使う言葉ですが、あんまり好きではなかったと言う時にやんわり伝えられる日本人好みの言葉だと思います。
海外では通じない「和製英語」
海外に行った事のある方だったら、誰しも経験があるのではないでしょうか?
現地の人には通じない和製英語!
・ジェットコースター
ホームステイのお家に着いてまもなく、「フライトはどうだった?疲れた?」と言うホストファミリーからの問いかけに対して、「ジェットコースターみたいに揺れて怖かった。」と個人的に良いたとえしたな~とドヤ顔で喋ったのですが、なんとジェットコースターは和製英語で通じませんでした。
正しくは、「Roller coaster」でした。
・ピーマン
ピーマンは、韓国人には通じました!発音が似ているらしいです。英語では、「Capsicum」 か「Green pepper」が多く使われているそうです。
・バイキング
「Buffet」または「All-you-can-eat」で表現します。ビュッフェスタイル(好きな物を好きな分だけとるスタイル)は「Buffet」。食べ放題は「all-you-can-eat」です。バイキング(Viking)をそのまま英語にすると、8~10世紀頃に北欧に存在した「海賊」のことをさします。(笑)
・トランプ
トランプは、cardsと言います。「トランプをする」は「Play cards」。学校の友達やシェアハウスの仲間とカードゲームをすることがあるのですが、トランプと呼ぶのは日本だけだったらしく通じませんでした…。
・クーラー
クーラーは、「Air conditioner」です。日本ではエアコンと略して言う人もいますよね。学校で寒くて空調をあげてほしい時、とっさにAir conditionerが思いつきませんでした…。
日本で良く使う横文字ワード
また、下記の言葉は日本で働いていた時の広告代理店で多く使っていた横文字です。
今思い返してみると案外通じないものや、アクセントの強弱の場所が違ったりします。ちなみにこんな感じです。
・セグメント
日本ではマーケティング用語として一般的に使われているのですが、英語では『区分・部分・環節』の意味使われます。
・ブラッシュアップ
「Brush up」は「(錆びついたもの、忘れかけたスキルなど)を磨く」という意味なので、日本語の「ブラッシュアップ = ~を洗練する、向上させる」というニュアンスでは使えません。
・ペンディング
保留の意味。未解決の状態にとどまることを意味しますが、ビジネスでは「On hold」や「Hold on」を多く使うそうです。ですが、「ペンディング」でも通じるらしく、和製英語には珍しく比較的正しい意味で使われているようです。
まとめ
海外生活していると、日本で無意識に使っていた言葉でも、現地で通じないワードがポツポツ出てくるはずです。そして、日本語は和製英語や、日本国内でだけで通じるレベルの横文字ワードが結構多いことにも気付くはずです。
正直なところ、実際使ってみて通じなかったり、意味が伝わっていなかったりする経験を重ねながら、体で覚えていくしかない部分だったりするので、通じなくても落ち込まずに積極的にコミュニケーションしていきましょう!
是非、参考になったら嬉しいです。