海外初心者に優しいニュージーランド!もし留学・海外に不安ならニュージーランドをお勧めススメします!
皆さんは、ニュージーランドにどのようなイメージをお持ちでしょうか?
一般的には、ニュージーランドに対して以下のようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
・自然が豊富
・のんびりと生活できそう
・人間よりも羊の数の方が多い
・自然のイメージが強く刺激は少なそう
もちろん、どの都市に滞在するのかでも変わってきますが、概ね実際の姿は多くの方が抱く上記のイメージに近いです。
ニュージーランドにワーキングホリデーをした経験者から言うと、海外初心者や海外に不安を感じている人に最適な国といった印象です。
本日はなぜ私がニュージーランドをお勧めするのか?ニュージーランドの魅力とどんな人がニュージーランドにピッタリかも紹介していきます!
ニュージーランドってどんな国なの?
まずは、ニュージーランドの基本的な知識から確認するのが一番です。ニュージーランドは太平洋に浮かぶ島国で2つの島(北島・南島)と、周辺に浮かぶ600の小さな島で構成された国です。島国という点では、日本と共通ですね!
また公用語は英語ですがマオリ族の歴史があり、国内でマオリ語を目にすることも多いです。良く間違える首都ですが、ニュージーランドの首都はウェリントン(Wellington)です。ただ、一番大きな町はオークランド(Auckland)になります。どちらの都市も北島に位置しています。
国の面積ですが、実はほぼ日本を一回り小さくした程度です。日本は37万7,915平方kmに対し、ニュージーランドは27万534平方km それに対し、日本の人口は約1億2000万人で、ニュージーランドの人口は495万人になります。
国土面積は日本の方が一回り大きいのはわかりますが、人口は約ニュージーランドの約3倍も違いますね。
自然が壮大
ニュージーランドと聞くと、何を想像しますか?多くの人はオーストラリアの方が印象も強く、ニュージーランドに関しては「パっ!」と思いつくものが少ない人も多かったりします。
オーストラリアとニュージーランドは場所も近く国旗も似ているので、印象が混ざっている人も多いと思います。
ニュージーランドの第一の魅力ポイントは、壮大な自然です。ニュージーランドには5つの世界遺産があり、14の国立公園があります。
特に南島は手付かずの自然も多く残っており、息を飲むような景色があなたを待っています。近年人気になっているのが「Tekapoの星空」です。
星空を世界遺産に認定しようと試みをしていることで有名で、国際ダークスカイ協会に認定されました。ちなみに、国際ダークスカイ協会では、6つのカテゴリーがありたくさんの世界中の綺麗な星空スポットが認定されています。
TekapoはAoraki Mackenzieという名で、ダークスカイ・リザーブのカテゴリー内に認定されています。なぜTekapoの地名で登録されていないかというと、Aoraki地区が認定の対象となっており、Aoraki Mt cook national park(アオラキ・マウントクック・ナショナルパーク)、Twizel(トワイゼル)、Tekapo(テカポ)の町が全て対象となっています。
ダークスカイ・リザーブとは?
ダークスカイ・リザーブは、700平方キロメートル以上の面積を持つ公有地・私有地が認定対象で、自然保護および科学的・教育的・文化的目的のために、非常に暗い環境と美しい星空が保たれている地域です。特に暗い環境を保持する“コア領域”と、その周囲の“周辺領域”(バッファー領域)から構成され、複数の自治体・土地所有者が長期的視野で協力・連携し、屋外照明の規制・暗い夜間環境の維持に取り組んでいます。
引用: 国際ダークスカイ協会 東京支部(http://idatokyo.org/hogoku)
ちなみにダークスカイサンチュアリというカテゴリー(周囲に屋外照明がほとんど存在しない、世界で最も隔絶された場所であることから、非常に暗い環境と美しい星空が保たれている地域)には2つものニュージーランドのスポットが認定されています!
グレートバリアアイランド(Great Barrer Islands) とスチュワートアイランド(Stewart Islands)の2か所となります。
私は4か月Aoraki Mt cook National Park(アオラキ・マウントクック・ナショナルパーク)に住んでいたのですが、天気のいい日は毎日流れ星(Shooting star)と天の川(Milky way)が見えました。
のんびりしていて人が優しい
私はニュージーランド滞在中に腕時計をしなくなりました。時間に追われることが無いからです。バスも電車も時間通りには来ません。(笑)良いのか悪いのか分かりませんが、何にせよ時間にとても寛容な国です。
一番大きな町オークランドでも20分バスに乗ると羊や馬に出会えます。またビーチも多いので、夕食後に家族で犬と共に散歩したり、会話を楽しんだり、泳いだりと仕事終わりのアフタータイムを有意義に使っている印象が多いです。
あとは多国籍の国なのでみんな違っていいと、それぞれの文化や価値観を尊重している人が多く、他国と比べても差別は少ない国だと思います。私が1年間暮らしていた中では、一度も差別を受けることはありませんでした。
本気で英語を勉強したい人に最適
私はこの部分を強く推奨します。あなたが、「本当に英語を学びたい!話せるようになりたい!」と強く思うならニュージーランドをお勧めします。
なぜなら、ニュージーランドは、オーストラリアやカナダ等のワーホリ人気国と比べ遊ぶ場所が少ないからです!(笑)
一番栄えているオークランドでも、規模としてはとても小さいです。私の感覚ですが、ニュージーランドでの一番の繁華街は、日本で例えると福岡・名古屋と同じかそれより栄えていないかも…といったところです。
いい意味で言えば小ぢんまりとしていて、狭い行動範囲で何でも手に入るので便利ではあります。一方、レストランの数もパブの数も大都市の数も他のワーホリ人気国と比べると格段に少ないため娯楽が少ないのです。
英語力を伸ばすためには、沢山友達を作って英会話することが必要ですが、友達が増えればそれだけ遊びに誘われる機会も多くなります。誘われると断りづらいですし、そのまま雰囲気に流されて勉強が疎かになる方も多いのです。
そういった点からすると、ニュージーランドは誘惑が圧倒的に少ないので、本気で勉強したい方にとってはお勧めです。
ワーホリの申請料がタダ
ワーホリの申請料が「無料」なのです!他のワーホリ国でワーホリの申請料が無料のところはありません。唯一ニュージーランドだけなのです。これも挑戦しやすい理由の一つです。
ただ、ワーホリビザの申請料が無料でも、その後に「胸部レントゲン検査(約2万円)」と「環境税(35NZドル)」の支払いがあるため、実質無料ではありませんが…。
ニュージーランドのワーホリビザ取得に掛かる総額はトータル2万円強となりますが、オーストラリアやカナダに比べても割安であることは間違いありません。
語学学校に半年間通える
ニュージーランドのワーキングホリデービザでは、語学学校に半年間通うことができます。カナダも同様に半年間通えますが、オーストラリアでは4か月となっています。このワーホリ人気3カ国の中でも、長期で勉強することができます。
私の経験上、TOEIC300点台で語学学校に通った場合、ローカル(英語環境)の仕事を探そうと思うと、正直3か月じゃ足りないなと感じました。私は半年間語学学校へ通って、IELTS5.5(TOEIC650点くらい)取得できました。
3か月程度だと単純にまだ自信がついていなかったので、英語に自信がない方は半年間通えるニュージーランドを選択することをお勧めします!
州によって制度が同じ
こちらもニュージーランドの魅力の一つだと思います。カナダやオーストラリアは国が大きいので州によって規則が違ったりします。
例えば、オーストラリアではお酒を置いているレストランのウェイトレスで働く場合、RSA(Responsible Service of Alcoholの略)という資格をとらないといけません。オンラインか半日の座学コースを受ける必要があるのですが、費用はNSW州の場合は約$140でした。
私は$140を払ってRSAを取得しましたが、このRSAはシドニーがあるNSW州でしか使えません。もしアデレートやケアンズ、メルボルンなどの違う州に移動した場合は、NSW州のRSAは無効となるので、再度移動した州で取り直しとなります。
ワーホリの醍醐味はいろいろな街へ行って、色んな経験をすることだと思っています。
オーストラリアやカナダは国が大きい分、移動するのも大変なことに加え、その州によって必要な資格も違ってくるので、移動するのも面倒だな…と感じました。
ニュージーランドでは、そうしたことは無いので楽だったイメージがあります。そもそもRSAのライセンスも必要ないので、何の資格もなくウェイトレスで働くことができます。
最低賃金以下で働かせる店は少ない
ニュージーランドのジャパニーズレストランでは、ブラックな声もよく聞くものの、最低賃金以下で働かせている店は聞いたことがありません。
私の現在滞在しているオーストラリアでは、仕事をする時にタックスファイルナンバー(TFN)という税金を納める自分の番号を雇用主に提出します。日本で言うところのマイナンバーと同じです。
そして、政府に収める税金が源泉徴収され、差額が給料として振り込まれる仕組みになっています。しかし、オーストラリアでは、多くのジャパニーズレストランでは給料を振り込みではなく、キャッシュ(現金)で渡すところが多いのです。
オーストラリアの最低賃金は$19.49(2020年現在)です。本来ならその給料より税金(15%)がひかれるので、手取りが16ドル以上にはなる計算です。
しかし、ブラックな企業では「結局振り込みでも税金引かれるからね。うちの店ではキャッシュでお給料を渡します。トレーニング期間は$13~15。その後、あなたの能力次第で給料をあげていきます。」と!
騙されてはいけませんよ、トレーニング期間とはいえ$13~15は低すぎます。残念ながら、ローカルでの仕事を見つけることができない学生やワーホリ勢は、ブラック企業で働くしか道がない時もあるのです。
ローカルで働くためには、英語力が必要となるため、英語力が無い学生やワーホリ勢はこうしたところで働くしかお金を稼ぐ手段がないのです。
需要と供給の関係が一致していると言えばそれまでですが、働き手側がきちんと英語力を身に着けて、きちんとした職場で働くようにしたいものです。
このような話は、正直オーストラリアではよく聞く話です。ジャパニーズレストランで働いていて、最低賃金をちゃんと出してもらっているところの方が少ない印象です。
しかし、ニュージーランドにいた時は、最低賃金以下で働かせているといった話を聞いたことがありませんでした。
【まとめ】 ニュージーランドは寛容な国
今回は、ニュージーランドのワーホリお勧めポイントを紹介させていただきました。
自然が豊富でのんびりと自分のペースで勉強し、海外生活を楽しみたい方には最適なのがニュージーランドだと思います。
逆に都会でエンタメも揃っている環境を希望するなら、カナダやオーストラリアの方に軍配が上がるでしょう。
私が特に強調したい部分としては、時間をあまり気にしないで生活しているニュージーランド人の気質が大きいと思います。どうしても、時間に追われると人の性格はせっかちになりがちです。
ニュージーランドの方がより優しい人々が多いイメージがあるので、初めての海外生活や英語力に不安な方は、ぎこちない英語力でも寛容に受け止めてくれる土壌があるように私は感じています。
海外生活がちょっと怖いな…と感じている方には、ニュージーランドは過ごしやすい環境だと思います。
オーストラリアやカナダも魅力的ですが、どちらも外せないと思っている場合は私のようにニュージーランドに行ってから、オーストラリアに行くといったプランもお勧めします。
やはり、最初に行く国は結構大事なので、良く検討してみてくださいね!
自分の決めた国で、かけがえのない経験をして欲しいと思います。