ニュージーランド・マウントクックの魅力を紹介!ワーキングホリデーで自然を楽しみながら働こう!
皆さんは、ワーキングホリデーでどんなところで働きたいでしょうか?ワーキングホリデーは、働く地域によってライフスタイルが全く変わってきます。
都会の街の中で働く選択肢もありますが、自然に溢れた場所でのびのびと働けるのもワーキングホリデーの魅力なのです!
ということで今回は、私の働いていたマウントクックで働く魅力をお伝えいたします。
自然の中で働くって?
ワーキングホリデーで自然の中に働くとなると、あまりイメージが沸かない方もいるかもしれません。そこで、まずはどのような仕事があるのかをご説明します。
国によって様々ですが、ニュージーランドやカナダ、オーストラリアなどは留学先としてだけではなく、観光地としても人気です。
観光地として人気ということは、そこには必ずもてなす側の人々がいるということです。
ワーキングホリデーでは、その観光地にあるホテルや施設などのスタッフとして働くことができます。
ホテルでの仕事では、受付、レストランスタッフ、ハウスキーピング、ツアーガイドなどがあります。
実際に私は、ニュージーランドの南島にあるアオラキ・マウントクック国立公園にあるハミテージホテル内のレストランスタッフで働いていました。
ちなみに、マウントクックはニュージーランドの世界遺産です。
ホテル内の他の日本人スタッフは、受付、ハウスキーピング、日本人ツアーガイドなど様々なポジションで働いていました。
ホテルのような場所で働く場合、英語力によって担当できる仕事が決まったり、ポジション別に応募したりします。
ちなみに、私の担当していたレストランはバイキング形式で、料理の説明やドリンクのオーダー、お会計、テーブルセットなど様々な業務がありました。また繁忙期には、空いた時間を使ってハウスキーピングを手伝うこともありました。
その他、マウントクックでは日本からいらっしゃるお客様向けに日本語のツアーガイドもありました。当時はニュージーランドに長く暮らしているスタッフを中心にツアーガイドチームが作られており、とても楽しそうな雰囲気でした。
自然と共に働くことのメリット
次に、ワーキングホリデーの1年と限られた時間を自然の中で過ごすメリットや魅力をお話しします。
・滅多に来られない場所に長く居られる
マウントクックは世界遺産に登録されていて、日本人観光客にも大人気で毎日のようにツアーのお客様がホテルに足を運んでくださっていました。
そんな中、レストランでお会いした日本人のお客様からは、何で私がここにいるのかを聞かれることがたくさんありました。何しろマウントクックは市街地からとても遠く、こんな山奥に20歳の私がいることを不思議に思う方が多かったようです。
ホテルに訪れたお客様は、口を揃えて「羨ましい」、「まだ帰りたくない」、「とても貴重ね」と声をかけてくださいました。
旅行なら数日の滞在になるところ、ワーキングホリデービザで滞在し働くことで、長期に渡ってその土地を楽しむことができるのです。
トレッキングでも旅行では一つや二つのコースしか回れませんが、長期滞在することでいくつものコースを何度も楽しみました。
・アクティビティーを社割で楽しめる
マウントクック国立公園には、たくさんのアクティビティーがありました。トレッキングをはじめ星空鑑賞や氷河探検、4WDアドベンチャーなどなど、それらの魅力的な観光を社割で楽しんでいました。
そして、トレッキングや星空鑑賞では贅沢に日本人のツアーガイドの方についてもらったこともありました。
一人だけだと気付けない植物や歴史などを教えてもらいながらのトレッキングや、ニュージーランドでしか見ることのできない夜空は一生の思い出です。
・お金を貯められる
このような観光地で働くことの魅力の一つに、都会で働くよりもお金が溜まりやすいということがあります。
私の働いていたマウントクックでは社宅や食堂がありとても安く生活することができました。
当時は一緒に留学していたルームメイトとの二人部屋でした。相部屋だけでなく、一人部屋も用意されていました。
また、毎日レストランの裏にある社員食堂で食事をしていたのでご飯を作る必要もなく、私としてはとても楽でした。
国立公園内には数カ所のカフェやバーしかなかったので、あまり散財することもなかったです。
私は約7ヶ月働いている間に休みを取って一人旅をしたのですが、それでも100万円以上貯めて帰国することができました。
もしワーキングホリデーで資金を貯めたいと考えているなら、私は観光地で働くことをお勧めします!
・かけがえのない仲間ができる
先ほども紹介したようにマウントクック国立公園の中で過ごしていた私たちは、仕事中はもちろん仕事が終わってからもマウントクックの村で、みんな集まり楽しんで過ごしていました。
周りにはあまりお店がなかったので自然にみんながプレイルームや誰かの部屋に集まり、BBQやイベント、誕生日パーティーをしました。日本人みんなで集まってご飯を食べたり、出身国関係なく全員でクリスマスイベントをしたりととても思い出深いです。
仕事やプライベートで濃密な時間を過ごした仲間だからこそ、今でも仲良くしている友達がたくさんいます。
このように、自然に囲まれながら、そして素晴らしい観光地で働くということはたくさんの魅力で溢れています。
逆にデメリットも敢えて挙げるとすると、都会の賑やかな生活が好みの方にとっては少し物足りなさを感じることもあるかもしれません。
実際にスーパーまでも車で40分ほどかかり、とても遠かったので不便な部分もありました。(笑)
都会に住むにしても田舎に住むにしても、メリットとデメリットは表裏一体の関係があるので、どちらが自分にとってメリットが大きいかだと思います。
マウントクックの魅力
最後にマウントクックの魅力を改めて紹介したいと思います。
私の働いていたハミテージホテルのホームページ(https://www.hermitage.co.nz/ja)をご覧頂ければ、ホテルのことをはじめマウントクックの魅力がたくさん載っています。
日本からのお客様が多いこともあり、日本語対応もしているので分かりやすいと思います。
・レベルから選べるトレッキングコース
アオラキ・マウントクック国立公園には多くのトレッキングコースがあります。初心者向けのものから上級者しか行けないようなレベルのものまで、約10コース近くあったと記憶しています。
一番のオススメは、マウントクックに向かって歩いていく「フッカーバレートラック」です。
目的地まで辿り着いたら目の前には大きなフッカー湖が広がっていて、その奥にはスタート地点では小さかったマウントクックが大きく聳え立っています。
・星空鑑賞
先ほども少し触れましたが、マウントクックでは南半球でしか見ることのできない星空が広がります。周りはお店がなく明かりもない神秘的な場所なので、夜になると星空が綺麗に見えるのです。
夜になって普通に空を見上げるだけでも綺麗なのですが、ハミテージホテルの主催する「ビッグスカイ星空鑑賞」に参加すると天文望遠鏡や双眼鏡を使用して熟練のガイドが一緒になり、最高の夜空を見せてくれます。
私も参加しましたが、日本では絶対に見えない星たちが夜空に広がっている光景にとても感動しました。また、日本でも見える星たちを遠く離れたニュージーランドのマウントクックから見た時は、同じ地球にいるのかと不思議な気持ちになりました。
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・氷河ボートクルーズツアー
氷河ボートクルーズツアーは、ツアーガイドと一緒にボートに乗って氷河を見に行きます。
タスマン氷河を間近で見られます。ライフジャケットを着てどんどん進んでいくと氷河がいろんなところに出てきます。見えている部分は氷河全体の一部で、その大きさを想像するとびっくりします。
氷河の一部を触らせてもらうこともできました。
・マウントクック上空をセスナ遊覧飛行
残念ながら私は参加できなかったのですが、参加してみたかったアクティビティーです。
マウントクックには空港があり、そちらから離陸してマウントクック上空をぐるっと回ります。
私は個人的に飛行機も好きなので、これは参加してみたかったなぁ…と後悔しています。
マウントドックには他にも魅力はたくさんありますが、私のおすすめ4つを紹介させていただきました。
魅力たっぷりのマウントクックは、訪れて間違いなしの場所です!
【まとめ】海外留学ならではの時間の過ごし方をしよう!
今回は、ワーキングホリデーで自然に囲まれながら働いて過ごす魅力をお伝えしました。
都会でたくさんショッピングをしたり、色々なレストランに通って過ごしたりする時間の過ごし方ももちろん楽しいです。
ワーキングホリデービザは有効期限が1年間ありますから、都会だけで過ごすのではなく地方の観光地でも生活体験することをお勧めします。
観光地で思いっきり自然に触れ合いながら自分もその場に来るお客様をもてなす側になって過ごすと、その場が第二の故郷になり、かけがえのない場所になり、愛おしさも倍増すると思います。
海外生活に慣れていない最初のステージでは、英語環境での生活に慣れるために利便性の高い都会に住んで、語学学校で英語力を身につけるのは理に適っています。
その後、ある程度海外生活にも慣れてきて、身につけた英語で色々なことにチャレンジしていくステージになったら、生活拠点を別の場所に移してチャレンジしていくのもワーキングホリデーの醍醐味です。
日本では味わえない非日常的で自然溢れる観光地として、マウントクックは大変お勧めの場所です。ワーキングホリデーを考えている方々が、少しでも行ってみたいと思っていただけたら私も嬉しいです。