私のニュージーランド・ウェリントンで過ごした生活の様子 ~休日編~
皆さん、こんにちは!ニュージーランド留学経験者の美沙季です。
ニュージーランドはウェリントンでの留学生活のイメージをより分かりやすく持ってもらうために、前回記事からの続編をお伝えします。
今記事では、ウェリントンでの生活の様子を休日に絞ってご紹介したいと思います。
都心の大学周辺で一人暮らしをしていた筆者にとって、日本で過ごしていた休日とは全く違うニュージーランド・ウェリントンならではの休日の過ごし方は、とっても魅力的でした。
ニュージーランドでの休日は本当に新鮮で、ぜひ見習いたいと思いました。
さあ、ニュージーランド流の休日の過ごし方を一緒に見ていきましょう!
※上写真は、ニュージーランド・ウェリントンで休日の街の様子。
休日の基本的な過ごし方
<午前中>
8:00 起床
8:30 シャワーを浴びにバスルームへ
9:00 朝食の準備、できた朝食をベッドか庭のデッキで食べる
10:00 週末の課題
11::00 友達と街へ/ 家族とおでかけ/ 国内旅行/ 図書館/ 音楽スタジオ/ 海…etc
12:00 外で昼食
<午後>
13:00 そのまま外で活動or 家に戻ってきてホストファミリーとゆっくり過ごす
17:00 そのまま外で夕食をとる or 家で優勝の準備の手伝い
18:00 夕食
19:00 外ならビリヤード/カラオケ/ボーリング/バーホッピング or家なら映画鑑賞
22:00 ホストブラザーと深夜のおしゃべり
24:30 身支度
25:00 日記を書いてから就寝
ウェリントンの休日 ~朝~
ウェリントンはニュージーランドの首都です。国の首都なのでもちろん政治関連の建物やオフィスビル、ファッションモールやカフェ、レストラン、ラグビー場や総合病院等の大きな施設は揃っていて、中心地は都会的です。
ですが、街の中心部から15分も車を走らせると、そこはすでに自然がいっぱい溢れ、空気は澄んでおり自分が首都に住んでいることを忘れてしまいます。
筆者は特に中心部から40分車で走った海辺の家にステイをしていたため、毎日リゾート地に泊まりに来ているかのような気持ちで帰宅していました。
さてみなさん。このように海も近く、自然がいっぱいの筆者のステイ先の家で、筆者は朝、何の音で目覚めると思いますか?
毎朝iPhoneのアラームの音が鳴り響いて、飛び起きて音を止める…なんて起床の仕方はしません!
ウェリントンの筆者の家では毎朝、ニュージーランドにしか生息していない美声の持ち主、「トゥイ」という鳥のさえずりで目覚めるんです!(ぜひ、YouTubeでトゥイと検索し、その美声を聴いてみてください!聞き惚れてしまいますよ。)
日本では毎朝決まったアラームの機械音で目覚めるのが普通だった筆者は、朝の目覚めから、こんなに心地がいい生活ができるなんて、ものすごく得をしていると心から思いました。
朝目覚めた時から、ニュージーランドでは人間らしく自然と共存し暮らすことが普通なんです。
このように鳥のさえずりで休日は8時頃には目覚めて、そのままシャワーを浴びた後は、平日とは少し違った朝食を作ります。
私が休日にしか作らないお気に入りだった朝食のメニューは、ホストファザーが作り方を教えてくれた「ニュージーランド産メルティングチーズ入りホットサンド」です!!
作り方は簡単。全粒粉のブラウンブレッド二枚の片面ずつにニュージーランド産の濃厚なバターをまんべんなく塗り、バターを塗っていない方のみ二枚、フライパンで焼きます。
バターが塗ってある面に、これまたニュージーランド産の濃厚なチェダーチーズをのせてとろけるまで焼きます。後は、お好みでベーコンや味の濃いマヨネーズ、レタスを挟んで閉じれば出来上がり。
ニュージーランド産のバターやチーズなど乳製品って、日本のものと違ってミルキー感がものすごく強いんです。
こうやって料理に使う時も味が濃く、濃厚になり病みつきになります。
ただし、脂肪分は日本の乳製品より多いため、食べすぎには注意ですよ!(笑)
ニュージーランドの休日 ~日中~
さて、みなさんがおそらく一番気になっている休日の日中の過ごし方についてみていきましょう。
ウェリントンの休日の過ごし方はその週によってさまざまで、上記の通り友達と街へでかけてショッピングする日、家族と車でおでかけする日もあれば、長めの休みになると友だちと国内旅行へ出かけることも。
また、勉強や趣味の情報を集めるために図書館ですごすこともあったし、街にある誰でも無料で使える音楽スタジオに予約を取って現地の友達とセッションをすることも多かったです。
そして、ウェリントンにはきれいなビーチがたくさんあるので、ランチをテイクアウトしてビーチでチルすることもしばしば。
その他、ニュージーランドでは博物館や美術館への入場が無料なので、たくさん訪れました。市内に何か所かある映画館で当時公開していた映画を見に行ったことも。毎週毎週取り上げると本当にきりがないくらい、滞在中の休日は充実していました!
以下ではその中でも特にニュージーランド留学やワーキングホリデーを考えている方々、その他の国に渡航を考えている方々に知ってもらいたいニュージーランド独特で素敵な休日の活動をいくつか取り上げたいと思います。
① 大自然の中で家族や親せき・友だちとパーティー
これは本当に素敵な文化だと感心ました。ニュージーランドに住んでいる人々は、とにかく自然の中でわいわいおいしいものを食べて話して踊るパーティーが大好き!
特に感心したのは、庭やデッキ、海を一望できるベランダや砂浜の上などニュージーランドならではの自然を生かした場所でパーティーをするという点です。
日本でもパーティーは楽しいですし、週末には料理を持ち寄って友達同士で集まったり、会社で飲み会をしたりする機会はたくさんあると思います。でも、自然の中で太陽を浴びながら大好きな家族や友達と笑い合い話をする、ダンスをするパーティーほど素敵な集まりはありませんでした。
筆者が特に印象に残っているパーティーは、ホストマザーの両親の家で家族のみでディナーパーティーをした時。その日はものすごくいい天気で、雲一つない青空でした。マザーの両親の家は小高い丘の上にあって、そのベランダからはウェリントンの海が一望できました。
家族みんなでベランダに出て外を眺めていると、海になぜか突然、早く動く大きい水しぶきが上がり、みんな驚いてその方向を見ました。
すると、なんとその動く水しぶきは、野生のイルカの大群だったのです!まさかホストマザーの両親の家から野生のイルカの群れが見られるなんて!しかも大群。
家族みんなで大はしゃぎしました。後から聞いた話によると、ニュージーランドの海にはよく野生のペンギンやイルカ、アシカなどが生息しており、首都のウェリントンにも表れることがあるそうです。
日本にいたら高層ビルの中や騒がしい居酒屋、家の中でホームパーティーをすることはあると思います。
ですが、このエピソードのように野生のイルカが見られるパーティーなんてないでしょう!これぞ、ニュージーランドのパーティーです。
② 美術館や博物館が入場無料
ニュージーランド、ウェリントンで過ごす休日にぜひ訪れてほしいのが、博物館や美術館。
特にウェリントンの街の中心部に位置するテパパミュージアム(テパパ博物館)は、ぜひ訪れた方がいい素晴らしい博物館です。建物自体は一階から五階まであって、各階で展示品のテーマが異なります。
ニュージーランドにしか生息しない動物や鳥類、魚などの生き物についてのフロアや、当時ニュージーランド軍として徴兵され第二次世界大戦で命を落とした兵士たちとその壮絶な地上戦について映像を通して学べるフロア、植物や古代の生物や恐竜のフロア、現代アートやアニメーションについての展示のフロアなどジャンルは多岐に渡ります。
一日では全部のフロアを回りきることはおそらく難しいため、滞在中に3回ほど訪れてやっとすべて回りきれたのを覚えています。(笑)
人々の思考に大きな影響を与えるアートや歴史、生物などを展示している博物館、美術館等を無料で開放しているニュージーランド。物事に共感し、物事をクリティカルに考え、創造し、周りの人とシェアするといった、これから生きていく私たちに必要なスキルを習得するための機会を与えてくれています。
子供のころから、このような施設に訪れ、感じ、影響を受けられるなんてすばらしいですよね。
生きていくうえで良いもの、素敵なものはこうやってすべての人々へと開放されるべきだと学びました。
ウェリントンには、画家やグラフィックデザイナー、音楽科や作曲家、写真家、彫刻家などの様々な種類のアーティストが多くいるのですが、このお陰かもしれませんね。
③ テイクアウトして海辺でチル
そして、何といってもニュージーランドはウェリントンで過ごす最高な休日の過ごし方はこれです。
Grab and Go! 自分のお気に入りのカフェやレストランを見つけたらテイクアウトで注文し、受け取ったら歩いてすぐの砂浜へGo!です。
休日はこの過ごし方に尽きます。毎週毎週違うお店のテイクアウトを試すのが週末の楽しみで、帰国前にはお気に入りのお店のリストができていました。
ちなみに、ウェリントンでのテイクアウトのおすすめは、以下の3店舗です。
→ 日本の甘いクレープではなく、薄くてもちもちの記事にシュガーと濃厚なバターだけで食べるシンプルなもので絶品!
この三種類は毎日でも食べられるくらいおいしくて、滞在中に何度も訪れました。
その他、同じくオリエンタル・ベイの海沿いで販売しているメキシカン・ブリトーやフィッシュアンドチップスもオススメです!
暑い日には、引き立てのライトなアイスコーヒーと一緒に、目の前に広がるビーチを見ながら、どうぞ!
ニュージーランドの休日 ~夜~
ウェリントンでの休日、夜はそのまま街へ出ていてお気に入りのレストランで夕食をとることも多かったです。筆者のお気に入りは、キューバ・ストリートというにぎやかでおしゃれな通りにあるマレーシア料理のレストランと、”The Library”という名のおしゃれなバー。
何とここ、名前通りお店に入るとぎっしりとたくさんのおしゃれな本が棚一面に並んでいるんです!店内は暗く、机の上のキャンドルで会話を楽しむのがコンセプトの大人で素敵なバー。
売っているカクテルやワイン、そしておつまみもとってもオシャレ!毎回、お酒が運ばれてくると写真に収めるのに必死でした!(笑)
また、休日の夜を家で過ごす際にお決まりのルーティンだったのがホストブラザーのコーリーとの夜中のおしゃべり!お互い夜型だったのもあり、夕食後に映画を見た後に最後までリビングでダラダラしているのが筆者とコーリーでした。
ウクレレやギターを教えてもらったり、日本のアニメが好きだった彼におすすめのアニメを教えてあげたり、デザイナーを目指していた彼に絵を教わったり、好きな俳優や映画の話で盛り上がったり…。
コーリーとの毎週末のチャットで、筆者の英語でのコミュニケーション能力が格段に県と思っています。
変に気を使わず、ネイティブ同士で話すスピードで筆者に話してくれるコーリーのお陰で、特徴の強いニュージーランド英語に耳が良く慣れ、タイムラグ無しに英語で反応ができるようになるなど、いいこと尽くしでした!
以前から興味があったウクレレとギターも弾けるようになり、帰国後の今では大好きな趣味になっています!
ホストファミリーという留学中一番身近な存在であった彼とのコミュニケーションは、毎週末の楽しみの一つでした。そして、とても感謝しています。
【まとめ】 休日を大切にする国ニュージーランド
今回の記事では、ニュージーランドはウェリントンでの休日の過ごし方について、特に筆者がこれから留学に行く皆さんに知ってもらいたいイベントや過ごし方をピックアップしてお伝えしました。
特にこれから南半球ニュージーランドに渡航する予定の方は、ニュージーランドでの休日は、日本での休日の過ごし方を改めて考える素敵ないい機会になります。
近くに自然があるならそれを活かす過ごし方をする。子供から大人まで、生き方に影響を与えてくれるアート作品や歴史に積極的に触れる。そして、好きな食べ物を持って、自分が一番素になることができ、リラックスできるところで美味しくいただく。家族とたくさんコミュニケーションをとる。
そんな人間らしい休日の過ごし方の素晴らしさを、ウェリントンでは学びました。
ニュージーランドではないけれど、これから海外へ渡航し滞在する人へ。きっとニュージーランド以外の国にも、日本では気づくことが難しかった素敵な休日の過ごし方や瞬間がたくさん見つかるはずです!
それらを見つけたらぜひ、今後のみなさんの充実した素敵な休日の過ごし方に役立てて欲しいと思います。休日を大切にする国、ニュージーランド。今回はこの国から学んだ、人間らしくて心安らぐホリデーの過ごし方をみなさんと共有できて嬉しく思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!