【留学体験談】ニュージーランド留学後に私自身に起きた変化 ~日々の生活編~
こんにちは! ニュージーランド留学経験者の美沙季です。
今回の記事も、私がニュージーランドの留学生活で自ら経験し感じたこと、学んだことをみなさんのこれからの海外生活に役立つよう、お伝えしていきたいと思います。
今回の記事のテーマは、「ニュージーランド留学後に私自身に起きた変化 ~日々の生活編~」です。
留学生として長い期間海外に滞在していると、日本では当たり前にしていたことや無意識に習慣化していたことを見つめ直すことが多々あります。特に、日常生活で当たり前に私たちが行っていること、例えば朝起きて朝食に食べる者の違いや、選んで切る服装の好みやメイクの方法、休日や休憩時間に自分がよく過ごす場所などなど。
普段何も意識せずに行っている動作や過ごしている環境について考える機会は、そう多くありません。ですが、ニュージーランドで過ごしてみて、改めて自分が心地よく毎日を過ごすための習慣を見つめ直すきっかけを得ることができました。
そこで今回は、私がニュージーランド留学を経験して自分の身に起きた3つの変化についてお伝えしたいと思います。
変化① 毎日の服装とメイクの変化
これは本当に大きな変化です!自分が着る洋服と毎日行うお化粧、そして髪型など自分の見た目への価値観の変化。
留学に旅立つまでは、日本の大学で女子大生をしていた私。大学に入ったらそれまでできなかった髪を染めることやパーマをかけること、それまで挑戦したことのないメイクをするなど、女子大生を満喫していました。(笑)
今では日本でも価値観が変化してきており、私もその変化が促進するようSNS等で発信を続けています。当時の日本で「かわいい」と言われる女性像は、肌が白くてその時はやっている系統の服を着ていて、目はとにかくメイクで大きく見せて…のように象徴されることが多かったのを覚えています。私自身は傾向と表現にうんざりしていました。
そんな時にニュージーランドへ留学して、同年代の大学生の友人たちのファッションやメイク、髪型から大きなインスピレーションを得たんです!
第一に、彼女たちは自分の体形や特徴を生かすファッションやメイク、髪型が分かっているってこと。
第二に、自分の体形や特徴、チャームポイントを活かしたうえで自分が着たいものを臆することなく着ていること。「今これが流行っているから。」、「あの人が着ているから私も。」という理由では自分が身につけるものを身に着けていません。
そして、これがとっても大切。第三に、ファストファッションで安い服を次から次へと購入するよりも、お気に入りのビンテージショップで、ずっと着られる一点ものを選んで大事に着ていること。
この三つの価値観を目の当たりにした私はまず、大学生になってから染めていた髪の毛を、一切染めるのをやめました。
何度も髪の色を変えることで傷んでいく髪の毛を持っていることよりも、彼らは生まれながらに持った髪色を大切にしていました。
ツヤツヤの髪でいることの方がよっぽど素敵だし、好きな服を着たときやメイクをした時、お気に入りのアクセサリーをつけたときの気分が全然違うと気付いたんです!
また、着る服はとにかくシンプルになりました。自分が着ていて自分らしいなと思えるものをじっくり考えてから購入することを徹底しています。
買う時にこだわるのは、服を着た時に自分の体系を活かせる形であるかどうか。
例えば、ここ数年流行っているフレアなスカートやワイドパンツなどの下半身のラインが出ないものは私の体系に合わないし、自分が着たいものではないので避けています。
ニュージーランド留学を通じて、自分のスタイルが確立し、雑誌で多く紹介されていて流行している商品には全く惹かれなくなりました。(笑)
代わりに、自分のお気に入りの古着屋さん、ビンテージショップがいくつかあり、季節が変わるとにそこに訪れています。古着屋ビンテージなので、一点ものであることが多く、サイズや形が合うかどうかもその時の運次第。
だからこそ、理想の一点が見つかったときは「運命だ!」と思い購入します。逆に少しでも、「今後いつか着なくなりそうだな。」とか「着た時に形がよく見えないな。」と思ったらそこでは購入しません。
要するに、ファッションへのお金の使い方、そして価値観が大きく変化しました。
最後にメイクですが、自分の顔のパーツに合うメイク道具の購入し、メイクの方法をじっくり研究して選択するようになりました。
何でもかんでも好きな女優さんやモデルさんのメイク方法を真似していても、自分の顔にあった色味や道具でないとせっかくメイクをしても厚化粧に見えてしまうことも…。
基本的にニュージーランドの人は学校に行く時や休日はものの5分で完了するナチュラルメイクです。
日本で言う、本当は何十分も掛かって作り込んだ「ナチュラルメイク」ではありません…。
ニュージーランド滞在中は、アイブロウとファンデーションと口紅とたまにチークという5分で完成するナチュラルメイクをしていました。
そうしているうちに、自分の顔のバランスとパーツにはそのくらい力を抜いたメイクが合っているし心地いいと気付きました。
以来、パーティーやデートなどの着飾る時と、普段のメイクにメリハリがついてメイクをすることが楽しくもなりました!
変化② Bur first, coffee! Cozyなカフェでプロダクティブな一日を
ニュージーランド・ウェリントンでの生活が最も私に与えた影響のひとつ、忘れてはならないことがもう一つあります。それは、「お気に入りのカフェを見つけてプロダクティブな一日を過ごすこと。」です。
ウェリントンは、ニュージーランドの中でも有数のカフェ文化が発達した街。特に有名なのが、「フラット・ホワイト」というニュージーランド発祥のコーヒーです。現在では日本のカフェでもフラット・ホワイトを扱うお店も増えています。
ウェリントンの市街地には、本当にたくさんの有名なカフェが並んでいます。地元の人たちにはもちろん、海外からは「バリスタ留学」と言ってカフェやレストランなどでバリスタになるための修行をしに来る人達も多いのだとか。
平日の午後や、休日はよくウェリントン市内のカフェめぐりをしてはお気に入りを探すことが趣味になっていました。
朝早く起きて街にあるお気に入りのカフェで、参考書やタブレット、パソコンを片手にフラット・ホワイトを飲む…。
家で部屋にこもって集中するのもいいですが、お洒落でコージー、コーヒー豆を挽く音や香ばしい匂いに囲まれて、他のお客さんのチャットする声をBGMにしながら作業をするのも何だかすごく作業がはかどります!
ウェリントンでお気に入りのカフェで作業をするコトがすっかり定番になった私は、その後日本に帰国してからもそのスタイルを貫きました。
大学卒業後に大学院進学を目指して受験勉強や課題の論文を書く際も、近所のお気に入りのカフェへパソコンと教科書を持ち込んで、その日のタスクを行っています。大学院入学後も、研究論文を読み進める時や修士論文執筆、参考書を読み進める時もよく訪れて集中して取り組むことができました。
自分が落ち着く、お気に入りの居場所で、ニュージーランドでよく飲んだコーヒーを片手にプロダクティブな一日をカフェで過ごす。そんな生活習慣も、私がニュージーランド・ウェリントンでみつけた素敵な暮らしのひとつです。
変化③ 海がないと生きられない!隙あらば海へ…
ニュージーランド・ウェリントンでの暮らしにインスパイアされまくりの私。
最後にもう一つ、現地での暮らしから影響を受け、変化した私の生活スタイルのひとつを紹介します。
留学から帰国して、そのまま日本の大学は夏休みに突入しました。そんな私が真っ先に向かった先はというと…「海!」です。
私の実家は静岡県にあります。それも実家から徒歩5分の場所にあるのは、エメラルドグリーンをした海!白い砂浜!ウェリントンから日本に帰ってきた私がとにかく行きたかった場所はこの実家にある海でした。
とにかくニュージーランドから帰国するのが本当に惜しくて、帰国までのカウントダウンが始まると毎晩ベッドで泣いていたくらい…。
ニュージーランドの留学生活で、最後の最後までホストファミリーとは一緒に過ごしました。
彼らと住んでいた家のある場所は、私の実家と同じように徒歩5分で海へ行ける素敵な家でした。
帰国してからはホストファミリーの住んでいるウェリントンの海を思い出しながら、実家の海へと通い、ニュージーランドの日々を思い出していました。
その頃から何かで悩んだり、煮詰まったり、不安になったりするたびに実家の海へと足を運んで、ただ白い砂浜に座って波の音を聞くことに集中するようにしています。
実はそれまでは実家にいてもわざわざ海に足を運ぶなんてことは多くありませんでした。それが、ウェリントンで素敵なホストファミリーと海辺の家に住んだことで、実家の海の大切さ、美しさに改めて気づくことができたんです!
ニュージーランド・ウェリントンでの暮らしのお陰で、すぐ側にあった近過ぎて気が付くことができなかった自然の素晴らしさに感謝するようになりました。
ウェリントン生活からのインスピレーション
ニュージーランド・ウェリントンでの生活からは、本当にたくさんのインスピレーションを受けました。今回の記事だけでは紹介しきれないくらい、多くの生活習慣、価値観などが変化しました。
その中でも今回ご紹介した、「①見た目への価値観の変化」、「②カフェでのプロダクティブな過ごし方」、「③海のある暮らし」についてお伝えしてきました。
留学先での生活が本当に楽しくて、帰国したらこの生活が終わってしまうことが本当に悲しかったです。
しかし、考え方自分の行動次第で日本に帰国した後も留学中のような生活を送ることは可能です。
せっかく留学するなら、英語力や大学で学んだ学問だけではなく、その国の理想的な暮らし、価値観を知り学ぶことも重要です。その上で、「この暮らしは自分に合うな~。」とか、「こういう価値観を大切にしていきたいな。」と思うことがあれば、是非帰国後も実践してみてください。
留学は、現地で滞在している時だけが学ぶ時間ではないですよ~。帰国後の人生でも留学中と同じような経験はできるんです!
これから留学やワーキングホリデーで海外へ渡航する予定の方々には、「心地よく好きだと思える暮らし方」や「尊敬できる生き方」などにも目を向けて、現地で過ごしてもらえたらなと思います。