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留学先は大抵どこに行っても物価が高い!ニュージーランドの留学生活で役立つ節約術を紹介

公開:2021/05/02 著者:神田 真悠子 412 Views

こんにちは。ニュージーランドに留学中のまゆです。

留学には色々とお金がかかりますよね。ニュージーランド、特にクイーンズタウンは物価が高く、上手くやりくりをしていかないと結構お金が飛びます…。

せっかくの留学楽しく生活したいですよね!今日は留学先で楽しみながら、節約する方法をご紹介します。

日常生活での節約術

 

① 家選びのコツ

ニュージーランドで留学する際には色々な種類の滞在方法があります。下記は2021年現在のクイーンズタウンの家の種類と値段です。

値段は立地や家の新しさによっても異なりますが、以下で紹介するものはニュージーランドの滞在先の種類としてよく見かけるものになります。

 

・シェアハウス(フラット)

ニュージーランドではシェアハウスのことをフラットと言います。多くの留学生がこのフラットで暮らしています。少人数だけしか住めない小さな家や、10名以上が大きな家の中に住んでいるフラットもあります。

バストイレ、キッチンは共有で光熱費は基本的にフラットメイト達と折半の為、人数、使う電力により異なります。場所によって大幅に金額は違いますが、街から離れたところに住むと「家賃+バス代」がかかります。

フラットによっては4人部屋もあり、スペースはベッドとクローゼットのみとかなり狭いです。

 

・シングルルーム: 週$150~$170(11,000円~13,000円) + 光熱費
・ルームシェア(2人部屋): 週$130(10,000円) + 光熱費

 

・スタジオタイプ

スタジオタイプの家は、一軒家のような形態です。ワンルームでバストイレキッチン全て揃っており、カップルで住むケースが多いです。もちろん1人でも住むことも可能ですが、一人で住む場合結構高くつきます。

フラットで2人部屋を借りるのと、このスタジオタイプの家では値段がさほど変わりません。もしパートナーがいるのであれば、スタジオの方が同じくらいの値段で快適に過ごせると思います。

何よりシェアルームとは異なり、バス、トイレ、キッチンを自分たちだけで使えるのはとても便利です。

 

・スタジオ: 週$150~$170(11,000円~13,000円) + 光熱費

 

・学生寮

学校に通っている場合は、学校の寮に住むこともできます。私が通っていた学校は2箇所の宿泊施設を持っていました。

ルームシェアの場合が多く、コロナの前は生徒がたくさんいたので1部屋4名でシェアをしているところもありました。

学校によって金額は大きく違ってきます。私が通っていた学校の場合、ハウスリーダーを買って出ると家賃を少し安くしてくれたようです。

 

・学生寮: 週$200~$250(15,000円~20,000円) ※光熱費は込みの場合が多い

 

・ホームステイ

私が調べた限りホームステイはこの中で一番高いと思います。ステイ先によっても金額は違いますが、多くの生徒が食事込みで申し込むケースが多いと思います。

夕飯の時は、ホストファミリーとコミュニケーションが取れる良い機会です。食事提供のバリエーションは、朝昼晩用意してくれる家庭もあれば、夜だけの家庭もあります。

 

・ホームステイ: 週$350(27,000円)

 

確認ポイント

・トイレットペーパー、洗剤、洗濯機のパウダーは備え付けかどうか

場所によっては自分で全て揃えなければいけないとこもあります。洗濯機に関しても毎度$2~4入れないといけないところもあるので、事前に確認が必要です。

 

・光熱費込みの家を選ぶとお得

毎月の光熱費はフラットメイト達と折半です。自分は一日中働いていても、一方フラットメイトが家でずっとゲームなどをしていて、電気代を含む光熱費が高くなってしまった場合も折半しなければいけません。

仕方ないのですが、フェアじゃないですよね…!自分が使った分だけ払うといってもいくら使っているか分からないので難しいです。その点、光熱費が込みの家だと他の人が多く使ったとしても、家賃は変わらないので安心です。

ただし、冬は暖房を使うこともあるため、家主がいくらか家賃を上げる可能性があります。光熱費が別の家を選ぶ時は、一緒に住むフラットメイトがフルタイムで働いているかどうか事前に確認するのも良いと思います。

 

・日差しがある家を選ぶ

特に南島は冬でなくても肌寒いことが多いです。日中に家の内覧に行くと、日が当たって暖かい家なのかどうか分かるのでおすすめです。洗濯物もカラッと乾きますし、暖房の節約にもなります。

 

・値段交渉してみよう

フラットとスタジオタイプの家に関しては、家賃の値段交渉が可能な場合もあります。私も週$5(約390円)安くしてもらいました。月に換算すると$20(約1,500円)ですが、ランチが1回食べられる値段です!

外国人が多いエリアは、家主たちにとっては競争率の高いエリアです。値段交渉があることも予想して設定しているところもあるので、交渉してみて損なしです!

 

1ヶ月フラットのシングルルームで生活した場合の費用

・家賃(週払い): 約$150 × 4週 = $600(約46,000円)

・光熱費: 約$70(約5,500円)

・食費: 約$300(約23,000円)

・日用品: 約$65(約5,000円)

・携帯代: 約$20$(約1,500円)

合計: $1055(約82,000円)

 

※上記は、私が実際に住んでみてかかった費用です。

※引っ越しの前に頭金として家賃に加えて、2~3週間分支払いがあります。日本で言うところの敷金です。退去時に傷や破損がなければ返金されます。

 

私が実際に工夫したこと

家によっては、乾燥機がないところもあります。コインランドリーはありますが、ニュージーランドの場合空気がかなり乾燥していて、雨で外に干せなくても内干しで十分乾きます。

冬は部屋が乾燥し過ぎて肌がカサカサしたり、朝起きると喉が痛くなったりし易いのですが、洗濯物を室内に少し干しておくだけで改善されます!

また、ニュージーランドの冬はかなり冷え込みます。夜だけでなく昼間も寒いです。暖房を使うと光熱費が跳ね上がるので、私は湯たんぽを使っていました。

 

② 生活費を賢く節約

 

ニュージーランドの物価は高く、ランチで安くて$15(1,000円)以上です。日本のようにワンコインランチ(500円)なんて食べられません…。

最近では、$15で食べられるレストランも限られており、$20~でやっているレストランが多いです。

そこで、生活費を抑えるために以下に節約対策を紹介します。

 

・スーパーでのディスカウントコーナーをチェック

スーパーの一角には、賞味期限が近くなり値引きになっている商品があります。高級オーガニックスーパーマーケットでもこのようなコーナーがあり、オーガニックの野菜を安く買うことができました。

 

・家庭栽培

家によっては大家さんの庭を貸してもらったり、ベランダで家庭栽培をしたりしている友達も多くいます。私は一度切ったネギの根っこをお水で育てています♪

 

・食料品をハウスメイトとシェア

スーパーには安いものも売っていますが、海外あるあるで大袋のものが多いです。

安いからといって買っても食べ切れずに腐らせてしまったりするので、安くても買うことを躊躇ってしまいがちです。

そんな時一緒に住んでいる人がいれば、食材を割り勘で買うといいと思います。私は牛乳、米、ジャガイモ、にんじん等は割り勘してシェアしていました。

 

③ セカンドハンドストアやFacebookを利用して家具を買おう

 

上写真はセカンドハンドストアの店内ですが、このように家具も売られています。ニュージーランドにも中古品店(セカンドハンドストア)があります。

洋服、家具、調理器具など基本的になんでも揃います。スプーンやフォーク、タオル等だと安くて$1~手に入れることも可能です。永住権を取るために長く住みたいという場合は別ですが、ワーホリビザを使っての留学や、1~2年で日本に帰国する予定ということであれば、家具はセカンドハンドストアのもので十分だと思います。

多くの家は家具備え付けの家が多いため、あとは自分が欲しいものを買い足すだけです。私は、中古品店でノンフライヤー($20:約1,500円)と化粧品を3段棚($4:約300円)でゲットしました。

 

クイーンズタウンには、ニュージーランドで広く展開している『The Salvation Army』というお店があります。

クイーンズタウンでは毎週火曜日と水曜日にはフリーフードが置いてあり、誰でもいただくことができます。

賞味期限が切れたばかりの商品や柔らかくなってしまった野菜などがメインで置いてありますが、当日消費する分には問題ありません。

 

(出典: The Salvation Army / https://www.salvationarmy.org.nz/)

 

他には、FacebookのマーケットプレイスやTrade me(NZのサイト)を使って中古品を買うこともできます。この場合、個人間でのやりとりになるのでお金の面は注意が必要ですが、セカンドハンドストアと同様に安価で商品がゲットできます。

ちなみに、自分が買うだけでなく売ることも可能ですが、多くの中古品店では買い取りをやっていないので寄付という形で受け取ってもらえます。

Facebookの場合は買う時と同じく、マーケットプレイスを使って商品を出品することができます。

 

セカンドハンドストアの注意点

・不良品もあるのでレシートは必ずもらっておく

セカンドハンドストアで炊飯器を購入したのですが、元々の定価を調べずに買ったら、まさかの同じ値段で新品が別のお店で売られていました…。(笑)

中古品だから全部安いだろうと思って行くと、案外新品と変わらない値段で売られていることもあるので事前確認が必要ですね!

ちなみに、下記が新品の炊飯器なのですが、何と$15で買えます。保温と炊飯の2つの機能しかないですが、十分に使えます。この炊飯器でケーキを作ったり、蒸し野菜を作ることもでき、安いのにコスパ抜群で大活躍しています。

 

(出典: K mart / https://www.kmart.co.nz/)

 

④ 外食にはファーストテーブルを使おう

(出典: first table / https://www.firsttable.co.nz/)

 

物価が高いニュージーランドでは、外食をする際あれも食べたい、これも食べたいと迷って色々注文するとあっという間に高額になってしまいます。

そこでオススメなのが『first table』です。私は友達複数人で食事をする時や、記念日ディナーなどで使うことが多いのですが、コチラのサイトから予約をすると、ほとんどのメニューが50%OFFで食べられます!

 

利用時の注意点

・2~4人のみ適用

・ドリンクは割引対象外

・メニューによっては割引対象外のメニューもあるのでレストランに確認が必要

 

First tableの使い方

1. サイトで予約

2. 予約時に$10を支払う

3. 当日予約完了画面を店員に見せればOK

 

全てのレストランがfirst tableをやっているわけではありません。やっていないお店でもローカルディスカウントをしてくれる場所もあるので、レジで聞いてみるのもオススメです。

 

⑤ ケミストウェアハウスでお得に買い物

(出典:Chemist Warehouse / https://www.chemistwarehouse.co.nz/)

 

ニュージーランドで日用品を買うときに使っている通販サイト『Chemist Warehouse』です。以前までは、シャンプーや化粧品、台所用品などを薬局やスーパーで揃えていましたが、結構高いんです。

薬局によってはポイントカードもあるのですが、ポイントを使ったとしても大きな割引はなくお得感はありませんでした。クイーンズタウンには『Kマート』や『ウェアハウス』というお店があり、日用品が安く買えます。

自分の住んでいるところからはバスを使わなければいけないのと、頻繁に行くことができないので、通販でお得に頼めるこのサイトは気に入っています!以下に値段を比較しますが、どちらもニュージーランドのオリジナルブランドなのでも、値段が大幅に違うんです。

 

・Trilogy(クレンジングジェル)
クイーンズタウンの薬局: 約$46
ケミストウェアハウス: $34

 

・Antipodes avocado(ナイトクリーム)
クイーンズタウンの薬局: 約$63
ケミストウェアハウス: $48

 

$50以上を注文すると送料無料なので、自分だけで$50以上頼むものがない場合は、友達と一緒に頼むことをお勧めします!

 

⑥ マイボトルを使って節約

 

ニュージーランドは水が綺麗なので、日本と同様に水道水も飲めます。私はいつも白湯をマイボトルに入れて持ち歩いています。

ニュージーランドの水は弱アルカリ性で、日本と同じ軟水であると言われており、料理だけでなく飲料水にも安心して使えます。

もちろん、ニュージーランドのスーパーやコンビニでミネラルウォーターを購入することもできます。日本で買う場合は、最安値は約60円/500mlですが、ニュージーランドで買う場合の最安値は約$1(77円)/500mlになります。

 

ミネラルウォーターの値段に関しては変わらないですが、車がない留学生活で安い水を大量に購入しておくのは難しいので、水筒を持ち歩くのが節約にはベストです。また、レストランでもお水を無料で頼むことができます。

ちなみに、ニュージーランドのオークランド以外では、月々の水道代の支払いがありません。基本的には家主が払うのですが、水道代としてではなく、固定資産税のようなものの中に組み込まれているようです。

オークランドは水道を管理している会社が別なので、賃貸であっても水道代を支払う必要があるそうです。

 

⑦ レストランで働こう!

 

仕事先としては、レストランやカフェがおすすめです!私もレストランで昼夜続けてシフトを入れていた時は、賄いでランチもディナーもいただくことができました。

仕事終わりで疲れて自炊も面倒くさかったので、レストランで美味しいご飯が食べられるのは助かりましたね。食費も朝ご飯と休みの日の分しかかからないのでかなり節約になります。

ニュージーランドのコンビニにはお弁当のようなものは売っていません。サンドイッチやパイ程度の簡素な商品のみです。レストランの賄いを活用した方が、健康的な生活が送れると思います。

 

旅行に行く時の節約術

① アクティビティ予約にはbook meを使おう

(出典: book me / https://www.bookme.co.nz/)

 

留学でニュージーランドに来たならば、旅行には絶対行きたいですよね。ニュージーランドは自然豊かなイメージがありますが、アクティビティの種類が豊富です。

少しでも予算を抑えるには、『book me』での予約がおすすめです。

 

book meの予約の仕方

1. アクティビティをする場所を検索

2. 日付と時間を選択

3. 注意事項&持ち物欄を確認の上予約

4. 当日に予約完了画面を見せればOK

 

最大で99%の割引もありますが、流石にすぐ売れてしまいます。このサイトを利用することで通常よりも安くなるので、アクティビティ好きは必見です。

ちなみに、book me ではレストランの予約をすることも可能です。割引率はレストランによっても異なります。

 

② レンタルカー代をトランスファーカーで節約しよう

(出典: Transfercar / https://www.transfercar.co.nz/)

 

旅行でお金がかかるものといったら、レンタカー代ですよね。車代、ガソリン代、保険と合計すると結構かかります。

しかし、このサイトを使うことで、レンタカー代を”0円”で利用できます!このトランスファーカーとは、乗り捨てされた車を元の営業所に戻すのに私たち旅行者がレンタルし運転して戻すことを交換条件に無料になる仕組みです。

何台も出ているわけではないので、小まめなチェックが必要ですが、私はこのサービスを3回使ってロードトリップに行きました!ガソリン代を支払ってくれる業者もあれば、実費のところもあるので予約前に注意事項をよく確認しましょう。

 

トランスファーカー予約方法

1. 出発地点、到着地点の場所を入力

2. 車を選択、日数を入力

3. 注意事項を確認した上で予約

4. 当日予約完了メールを持っていけばOK

 

2泊3日で旅行した場合の費用

・レンタカー代: $80(約6,000円)×3日

・ガソリン代: $60(約4,500円)×3日

・宿泊費: $25(約2,000円)×2日

・食事代: $60(約4,500円)×3日

合計: $650(約50,000円)

 

※一人で借りた場合
※保険代は別途
※アクティビティ費用は別

 

留学生活は節約しながら楽しめる!

 

コロナで多くの留学生が職を失い、今現在もクイーンズタウンでは就労ビザを持っていても週30時間しか仕事時間が保証されていません。最低賃金はここ10年で約$7も上がっており、2021年4月からは$20になりました。

給料も高いですが、それに比例して物価も上がっています。仕事の時間が増えない限りは、どこかで工夫をしないと住み続けるのは難しいと感じています。せっかくの留学生活ですから、節約しながらも楽しく過ごしたいですよね。

この先、国境が開き留学に行けるようになっても、倒産企業も多く経済ダメージも大きいため、私たち留学生は以前のように働けない可能性もあります。そんな時、この節約記事が参考になったら嬉しいです。

 

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