留学に来たらその土地のボランティアを経験してみよう!(ニュージーランド編)
皆さん、こんにちは。ニュージーランドに留学中のまゆです。
留学の目的は人それぞれですよね。海外留学を英語の勉強だけで終わるのは勿体ないです。色々な経験を通じて様々な人々と英語でコミュニケーションすると、英語学習のモチベーションも上がりますよ!
今日は、英語力向上、友達づくり、将来のキャリアアップの為にも役立つボランティア体験についてシェアします。
留学先でできるボランティアの種類
留学に行くとなると、語学学校や資格取得の為に行くというイメージがあると思います。ですが学校で勉強するだけが英語学習ではありません。
英語はコミュニケーションツールですから、色々なシチュエーションで英語を使う経験が何より重要です。気軽に誰でも参加できるハードルの低い活動こそ、ボランティア体験ではないでしょうか。
ボランティア活動を通して様々なバックグラウンドを持つ人々と出会い、好きなことや自分の将来のイメージが湧いてくるかもしれません。ボランティアにも色々な種類がありますので、代表的なものを紹介します。
・小学校、保育園ボランティア
保育園は0〜5歳児、小学生は5〜11歳の子供が通学しています。先生方とのコミュニケーションも必須なので、日常会話レベルの英語力が求められます。小学生レベルの子供たちとは、簡単な英語で接することができるので楽しく英語が勉強できます。
子供が好きな人に人気のボランティアで、英語力に不安のある方は語学学校とセットになっているプランを事前に申し込むこともできます。
場所によっては、無犯罪証明書(日本で犯罪履歴ことを証明する書類)の提出が必要な場合もあります。取得には2〜3ヶ月掛かるので、前もって取得しておくと安心です。
・環境保護ボランティア
環境保護ボランティアは、壮大な自然の中で自然保護活動や環境保全を行います。英語力に自信がなくてもできる作業が多いため、参加へのハードルは低いです。放課後や、週末のみの単発でできる場合も多いので気軽に参加できるのも魅力的。
美しい自然の中でできるボランティアは気持ちがよく、自然が好きな人にはうってつけです。
ニュージーランドには環境に優しい洗剤やシャンプー、オーガニック野菜、街にも多くのゴミ箱が設置されていて環境への配慮が至るところで実施されています。
・日本語教師ボランティア
小学校や中学校で行われる日本語授業の先生のアシスタントです。
将来的に日本語教師になりたい方や教育業に携わりたい方には、おすすめのボランティアです。
現地で経験が積むことは、将来のキャリアアップにもつながります。先生方と話し合いながら、授業内容を作る必要がある場合もあるので、中級程度の英語力が求められます。
・WWOOF(ウーフ)
農業体験と現地の方々と交流ができるNGO団体のことで、1971年にロンドンで設立されてから色々な国に活動が広がりました。
ニュージーランドでもWWOOF(ウーフ)を体験することができます。WWOOFとは、一日決まった時間働く代わりに、食事と住む場所が提供されるというもので、農場、畜産農家、ワイナリー、ゲストハウス、レストラン、山小屋など色々な職種があります。
その他にもベビーシッティングやオーペアもあり、住み込みをすることでホームステイのような体験ができます。
多くのホストは海外からの留学生に慣れているので、英会話が上達すること間違いなしです!
ホームステイの1ヶ月の費用の相場は15万円前後です。滞在費だけではなく食費が含まれるとは言え、決して安い費用ではありません。
1~2週間の短期であればまだしも、数か月の滞在ともなると高額になってきます。そこで、節約留学の滞在手段として候補に挙がるのがWWOOFです。
給料は貰えないけれど、住み込みで食事付き且つ地元の人とコミュニケーションが取りたいという方には、WWOOFがおすすめです。
ファームのボランティアに関しては、車がないと不便な場所もありますので、行く場所をしっかりリサーチしておくことが重要です。
ボランティアの種類としては、他にも以下のようなものがあります。
渡航する国や地域によってもボランティアの種類は変動しますが、どの国に留学しても概ね種類や活動内容に大きな差はありません。
ボランティアの手配は自分で探すこともできますが、現地の英語のWEBサイトで調べてコンタクトが必要なのでハードルは高いです。そのため、留学エージェントに相談して手続きを代行して貰うが手っ取り早い方法です。
ボランティア参加の注意点
ボランティアの中には、無給だけではなく参加費用が発生する場合もあります。参加するものによっても金額は変わりますので、参加前に費用の確認を忘れずにしましょう。基本的に食事は持参で、交通費もかかるのが一般的です。
また、ボランティアの種類によっては、履歴書、無犯罪証明書、(場合によっては)紹介状が必要になります。
イベント系のボランティアは季節によっては、実施していないこともあるので随時確認が必要です。南島では雨や雪が降ることも多く、環境ボランティアやファームステイは天候に左右されるので、雨や雪が多い時期は募集が減る可能性があります。
どんなサイトから探すの?
1. ネット検索
イベントのボランティア等は随時募集することが多いので、街で行われるイベントを調べてボランティアが募集されているかチェックします。
当然ですが英語の応募要項しかありませんし、詳細説明や当日の動きなど全て英語で行われるので、ある程度英語を理解していないと難しいと思います。
ボランティア参加において活動内容の理解が求められる種類に関しては、ある程度英語を勉強してから参加するのがセオリーです。
2. 留学エージェントでボランティアプランを選択
留学に来る前に、留学エージェントに手配をお願いする場合も多いかと思います。留学と一言で言っても、「語学留学+資格取得コース」といった語学留学+アルファのプログラムがあります。
その中にボランティアのプランを用意している留学エージェントもあるので、来る前に決めてしまえば、自分で多くの手続きをしなくて済みます。
英語力に不安のある方は、語学学校でコースを終えてからボランティアに参加すると良いと思います。学校とセットになったボランティア活動だと、初めての人も安心して参加できますよね。
3. 知り合いからの紹介
これは一度ボランティアに参加してからのことにはなりますが、ボランティア先で知り合った人に紹介してもらって次のボランティア先や仕事先を見つける人が多いです。
また、シェアハウスで一緒になったシェアメイトや語学学校で知り合う友達から紹介してもらうケースも珍しくありません。
特にニュージーランドは小さなコミュニケーションなので、色々な人と繋がりを持っておくと物事が簡単に進みやすいです。日本人コミュニティーも地域によってはあるので、参加しておくと色々な情報が手に入りますよ!
日本語補習校講師のボランティア体験
ニュージーランド生活も1年過ぎて生活に余裕が出てきたところで、私もボランティアに挑戦してみることにしました。
私が行ったのは日本語補習校の講師ボランティアで、日本人である優位性を活かして参加できるものでした。
業務内容としては、教科書に沿っての授業(1コマ50分)、宿題の出題と丸つけ、授業で使うプリントやフラッシュカードの準備などでした。
授業の中身は先生によっても変わりますが、私の授業では、生徒が苦手そうなことを重点的にやっています。教科書は補習校に最新版が置いてあり、主にその教科書に沿って授業を行っています。
ニュージーランドに住む日本人ファミリーの方々は、大使館に申し込むと教科書が無料でいただけるらしく、毎年最新版の教科書と問題集を持っています。
授業内容は音読、漢字の読み書き練習、フラッシュカードを使って部首やことわざの勉強、ワードパズル、問題集を使った長文読解などをやっています。
私のクラスの生徒さんは日本の小学3年生くらいと低学年の生徒さんなので、50分集中が続かないことも多いので、ひらがなカルタなどで遊びも混ぜながら授業をしています。
授業を始める前に、日本語教師の資格を持っている方にトレーニングやどうやって授業を進めたらいいかを聞いてから始めました。私自身は先生の資格はなく、最初はどんな風に授業をしたらいいのか戸惑いましたが、少人数のクラスということもあり、一人一人に寄り添って授業をするように心がけています。
自分が英語を勉強している背景から、新しい言語を学ぶ難しさをよく理解できるので、とてもやりがいがあります。
ボランティアで自分の好きなことを見つけよう!
英語を勉強しながら、将来付きたい仕事のヒントになる体験ができるボランティアは、留学したら是非やってみて欲しい活動の1つです。
日本帰国後の就職の際にも自己紹介で自分の留学中の経験を伝えられますし、強みにもなります。ボランティアは普段でないような仕事体験もできますし地域貢献にもなるので、参加することで留学した場所への愛着も沸きます。
留学先では人との出会いやコミュニティーに参加することが大事で、それが英語力アップにもつながります。ボランティア先でたくさんの人に出会い、より良い留学にできるはずです。