ニュージーランド留学、クイーンズタウンの秋はLUMAで楽しもう!
こんにちは。ニュージーランドに留学中のまゆです。
今日は、ニュージーランドの南島クイーンズタウンの秋におすすめのイベントである、LUMA Light Festivalを紹介します!
LUMAはクイーンズタウンで行われる、毎年人気のライトアップ(イルミネーション)イベントです。毎年、エリザベス女王の誕生日である6月7日の祝日周辺に行われています。
去年はコロナウイルスの影響で中止になっていました。今までは入場料無料で行っていましたが、今年は入場料一人6$(500円)がかかることになりました。
LUMAのイベントは自然と融合したアートが見所で、毎年クイーンズタウン・ガーデンズで行われています。公園の中の自然を生かしたイルミネーションの飾り付けがされていて、一歩中に入ると木々に包み込まれるようでした。
クイーンズタウンに留学やワーキングホリデーに来た方には、是非参加すべきイベントLUMAの詳細についてレポートします。
クイーンズタウン・ガーデンズ
クイーンズタウン・ガーデンズ(Queenstown Gardens)は、街の中心部から歩いて10分程で行くことができます。
公園は湖に面しており、湖を走る蒸気船のTSSアーンスロー号が眺めることができ、夏には水上アクティブティで遊ぶ人たちの姿が見られます。
手入れがきちんとされており、公園内にはアイススケート場やテニスコートなどもあります。
クイーンズタウン・ガーデンズの秋の季節の1枚です。季節毎に色とりどりの花も植っていて澄んだ空気の中での散歩は最高に気持ちが良いです♪秋には葉っぱが色づき始めて、とても美しいです。
以下のYouTube動画は、2019年のLUMAフェスティバルの様子です。
ニュージーランドで祝うクイーンズバースデーとは?
ニュージーランドは英連邦国に属しているので、イギリス女王の誕生日を祝う習慣があります。クイーンズバースデーの祝日はニュージーランドでは毎年6月の第1月曜日と決まっています。
LUMAフェスティバルは、これに合わせクイーンズバースデーの誕生日の祝日がある3連休に行われます。そのため、年によってクイーンズバースデーの日程が違うのです。
そして、驚きなのがこのクイーンズバースデーの祝日は、イギリス女王の本当の誕生日ではないのです。調べてみたところ、1926年4月21日がイギリス女王(エリザベス女王)の誕生日ということが分かりました。
イギリスでは4月はまだまだ寒く屋外でお祝いのパレード等ができないので、暖かくなってくる6月に公式誕生日というものを定め、イベントごとは6月に行うことになりました。
英連邦国のオーストラリアでは6月の第2月曜日にクイーンズバースデーの祝日を定めています。各国で異なるクイーンズバースデーの祝日があるのは面白いですよね!
クイーンズバースデーを前に学校ではエリザベス女王について学ぶ授業を取り入れているところもあるそうです。
ちなみに、LUMAフェスティバルが行われる場所であるクイーンズタウンの名前は、エリザベス女王が住むのに相応しい街であることが由来だと言われています。
クイーンズタウンは大自然に恵まれたリゾート地です。私も初めてクイーンズタウン空港に降りた時、壮大な山々に出迎えられて感動したのを覚えています。
クイーンという名前の通り、素晴らしい景色が楽しめる街です。
LUMAの見どころ
イベントは、6月の太陽が沈むころ(17時半~18時ぐらい)からライトアップが始まります。
LUMAはアーティスト、主催者、ボランティア、スポンサーを含む500人以上の人々が協力して成り立っているイベントです。9万色のライトを使った、音楽、アート、ダンス、彫刻、デジタルメディア、映画、食べ物が楽しめる祭典です。
ガーデンでは、中の木々たちが光に照らされて幻想的な空間が広がります。ニュージーランドのアーティストによるユニークなアートもあり、毎年ライトアップの内容は変わるそうです。アーティストの他にも地元の学生とコラボをした作品も見られます。
・ボランティア
LUMAでは、イベントサイト内でボランティアを約100人募集しています。LUMAで活動するボランティアはLUMAteerと呼ばれ、イベントのセットアップ、運営(商品の販売、情報の発信)そして片付けに関わることを任されています。
夜の暗い時間でのボランティアになるので、ボランティアの方は暗闇で光るセーフティベストを着ていました。
サイトの募集要項では、16歳以上、コミュケーション力が高い人、情熱がある人を募集すると書かれています。大掛かりなイベントなので、英語力は必須のように思います。
・チケットの買い方
LUMAイベントサイトのホームページから買うことができます。
購入後、入場に必要なリストバンドと交換できるコードが送られてきます。イベント前日、当日どちらでも交換可能です。スーパーや薬局で交換することができました。
イベントに人数制限はないので、行けるか直前までわからない場合は当日会場でチケットを購入することも可能です。
入場前にはニュージーランドのお土産屋さんがたくさん並んでいました。グリーンストーンを使ったアクセサリーやニュージーランド作家の絵など色々並んでいました。
クイーンズタウンでは毎週土曜日に街中でマーケットが開かれています。その時に出店しているお店の多くが、今回のイベントでも出展しているように感じました。
ゲートの前には、大きな消毒液を背負ったボランティアの方がいました。大きなガーデンですがイベントには人数制限がなく、たくさんの人で溢れるので、みんな消毒は欠かさずに行っていました。
LUMAの会場に向かう時に通る歩道です。会場に入る前ではありますが、歩道一体がイルミネーションされていました。
蛍光ペンキを使って、壁に好きにペイントすることもできます!参加型のイベントは盛り上がりますよね。
大きなボードに塗り絵のようなものが用意されています。そこに自分の好きな色を塗ってみんなで塗り絵を完成させます。
私が行ったのは初日でしたが、毎日絵は変わるのでどんな色で塗られるのか楽しみですね。
LUMAにはフードトラックもいくつか出店していました。一番人気なのはMulled Wine(ムルドワイン)のコーナーです!
日本ではホットワインと呼ばれていると思います。シナモン、オレンジ、砂糖などが入っており、寒い夜には欠かせないワインです♪
1杯8ドル(650円)と少々高いにも関わらず長い列ができていました。
他にもジンのバーもあり、お酒を楽しみながらライトアップが見られるのは最高ですよね。食事は、餃子、ラムバーガー、ホットドッグ、ピザがありました。
その他にもアイスクリームやチュロス、ホットチョコレートもあり、目移りしてしまいました。
街中へは歩いて10分程なので、一度会場からでて食事をして再入場するという人もたくさん見ました。
会場には焚き火があって暖かかったです。奥に見えるのはクイーンズタウンの中心部です。遠そうに見えますが、歩いて10分程で行けます。
至る所にこういった美しいアートが飾られていました!
2021年のLUMAフェスティバルでは、無料バスのパーク&ライドサービスが付いていました。通常のバスも運行していますが、それとは別に無料でLUMAの会場とセントラルショッピングセンター間をバスが無料運行します。
上写真のように、LUMA開催の1ヶ月前くらいからバスの後ろに大きく告知されていました!会場には限られた台数の駐車場しかないのと交通渋滞緩和のため、このバスサービスができました。
LUMAは子供連れに人気のあるイベントということで、セントラルショッピングセンターでは子供たちは無料でご飯が食べられます。
ちなみに、私はバス会社に勤めていますが、LUMAから帰ってきたバスの中はかなり汚かったです…。(笑)
酔った人も乗っていることもあるので、窓に指紋がべったりついて汚れが目立ち、車内は飲食禁止ですが、たくさんの食べ物のゴミが落ちていました。
これは昼間のバス内の様子です。バスの中にもライトがついたコードを巻きつけて夜にはピカピカ光るようにしていました。
クイーンズタウンの秋を楽しもう!
クイーンズタウンは大自然に恵まれたリゾート地で、夏は避暑地として、冬はスキースノボが楽しめる場所として知られています。夏冬が時期としては有名ですが、LUMAフェスティバルのように秋にもたくさんのイベントがあります。
昨年コロナウイルスの影響で実施できなかったこともあり、今回のLUMAはかなり力が入っていたようでした。主催者は会場だけではなく、商業施設やホテルなどに店先に灯りを灯してほしいと呼びかけていたそうです。
クイーンズタウンの個人宅には、積極的にイルミネーションしている家庭も珍しくありませんよ!クイーンズタウンに来たら、ぜひ参加して見てください!