ニュージーランドと日本のフードチェーン店どんなところが違うの?
こんにちは。ニュージーランド留学中のまゆです。
留学先に長く滞在していると、ファーストフード店で食事をすることもありますよね!
ニュージーランドにも幾つか日本と同じフードチェーン店が出店しています。今日は、日本とニュージーランドにあるフードチェーン店のメニューや違いについて紹介します!(※2021年現在)
McDonald(マクドナルド)
世界中で展開しているマクドナルドですが、ニュージーランドにも多くの店舗を構えています。今回紹介するフードチェーン店の中では一番店舗数が多いと思います。
1976年に首都ウェリントンのポリルアというところに最初の店舗をオープンしました。 現在はニュージーランド全土で167の店舗があると言われています。
マクドナルドを経営する80%が地元のビジネスマンによってフランチャイズ化されているらしいです。
アレルギーや食へのこだわり
グルテンフリー対応やベジタリアン対応のメニューはありませんが、メニューのカテゴリーがビーフ、チキン、などお肉毎に分かれており、牛肉を宗教上の理由で食べられない人のために、わかりやすくカテゴリー分けされています。
ちなみに日本のマクドナルドのメニューはバーガーのカテゴリーが一括りにされており、特にお肉ごとにカテゴリー分けされていませんでした。
ニュージーランドのマクドナルドで使われている卵と鶏肉は『Free Range Egg(放し飼いで育てられた鶏)』を使っています。
ニュージーランドのMacのおすすめメニュー
・サラダラップ
トルティーヤラップで巻かれたメニューです。野菜もたくさん入っていてヘルシーですよね。メニューは全部で4つです。
・野菜バーガー
こちらはベジタリアン向けのバーガーというわけではなく、中にはチキン、ベーコン、卵が入っておりパンのバンズの代わりにレタスで包まれています。結構ボリューミーですよね!
・ニュージーランドご当地『キウイバーガー』
キウイバーガーという名前を初めて聞いた時は、まさかキウイフルーツが入っているのではないかと思いましたが違いました。(笑)ニュージーランドでキウイと言えば3つ意味があって、『キウイフルーツ、飛べない鳥のキウイ、ニュージーランド人の愛称』という意味です。
このキウイバーガーはニュージーランドのご当地バーガーということで名前がつき、ニュージーランド人が好きなものが詰め込まれています!中には、ジューシーなニュージーランド産牛肉100%と、ビートルート、卵、レタス等が入っています。
ビートルートはニュージーランドでよく食べられている赤い色が特徴の野菜で、味はカブや大根に似ています。栄養価が高く風邪予防、健康維持にぴったりの野菜です。
・ナゲットソース
日本では、ナゲットソースはバーベキューとマスタードが王道だと思います。
一方、ニュージーランドはマヨネーズとケチャップの他に、スイート&サワーソースとアイオリソースがメニューにある店舗が多い気がします。
アイオリソースとはニンニク入りのマヨネーズのようなもので、ポテトや野菜スティックをディップさせるととっても美味しいです!
ニュージーランドのほとんどのお店では、タッチパネル式のオーダーマシーンが置いてあります。ここでオーダーをした後、カウンターのモニターに自分のオーダー番号が表示されたら出来上がりの合図です。操作も簡単でメニューの写真もとても見やすいです。
KFC(ケンタッキーフライドチキン)
ニュージーランドのKFCは1971年にオークランドに最初の店舗をオープンしました。 KFCは現在、全国で100以上の店舗に拡大しており、キウイ(ニュージーランド人)に愛されています。
私が住んでいるクイーンズタウンは公式サイトからのデリバリーサービスがないので自宅や出先で食べたい場合は、ドライブスルーか、ウーバーイーツなどで頼むことができます。
KFCでは、グルテンフリーやベジタリアン用のメニューは今のところありません。
ニュージーランドおすすめメニュー
・ふわふわパン
日本のメニューのビスケットがない代わりに、ニュージーランドのKFCではパンも注文できます。
・ポテトのソース
特にアイオリソースが癖になる美味しさです。
・マッシュポテト
マッシュポテトは、一時期日本のKFCでもメニューにあったようですが、今はなくなっています。
マッシュポテトの食感がもったりしていて、グレービーソースがかかっているので味はしっかりついています。
日本人には好き嫌いがはっきり分かれそうなメニューかなと思います。小さいカップなのですが、結構お腹一杯になるサイドメニューです。
Starbucks(スターバックス)
ニュージーランドのスターバックスは、1998年にニュージーランド最初の店舗が出店しました。現在、ニュージーランドには全国に29店舗があります。
グローバルのコーヒーチェーン店なのに、どうしてこんなに店舗数が少ないのかと言うと理由があります。ニュージーランドはカフェ文化が発達していて、至る所にカフェがあります。
そのため、コーヒーチェーンでコーヒーを飲むより、地元のカフェでコーヒーを飲む方が圧倒的に浸透しており、ニュージーランドでのスターバックスの店舗展開がなかなかうまくいっていないのです。
アレルギーや食へのこだわり
私が調べた限りでは、グルテンフリーの商品は見つかりませんでしたが、ケーキのショーケースの中身は頻繁に変わるので、これから発売されるかもしれませんね。
ヴィーガン対応のケーキはあります。フェイスブックやインスタグラムで情報が見られるので小まめにチェックが必要ですね。
ドリンクは日本と同じでアーモンドミルク、ソイミルクに変えることができます。加えて、ココナッツミルクに変えることもできるらしいです。
ニュージーランドおすすめメニュー
・フラットホワイト
ニュージーランドのカフェメニューと言えば、フラットホワイトです!
ニュージーランド発のメニューの一つとも言われており(オーストラリア説もありますが…。)、カフェでは必ずと言っていいほどフラットホワイトを頼むことができます。
フラットホワイトとはエスプレッソにミルクを合わせたコーヒーで、ニュージーランド人に最も愛されているコーヒーだと言われています。
・ケーキやサンドイッチのショーケース
ニュージーランド人に愛されている食べ物と言えばパイです!
日本人がイメージする甘いパイとは違って、パイ生地の中にチーズや肉のミンチ、カレー、マッシュルームなどが入っています。(写真左上)
スナックと言うよりは、食事として食べる人の方が多いです。
・ヴィーガン用のケーキ
ニュージーランドにはヴィーガンの人が多くいます。ヴィーガンとは動物性の食べ物を一切食べない人のことで、このケーキには卵やミルクは入っていません。
健康にも良くて美味しいケーキが食べられるので、ヴィーガンでない方もぜひ試してもらいたいです!
スタバにはマグカップも売っています。カップの種類ですが、クイーンズタウンの他にも大きな都市のオークランドやウェリントン、クライストチャーチのマグカップもありました。
旅行客の多いクイーンズタウンは、お土産に買っていく人も多いです。
Domino’s(ドミノピザ)
ニュージーランドのドミノピザは『ドミノ・ピザ・エンタープライズ』という会社で運営されているらしいです。23時までと遅くまで営業している店舗が多い印象です。
フェイスブックなどの情報を小まめにチェックしていると、半額でピザが食べられる期間もあるのでお得に食べることができます。
アレルギーや食のこだわり
グルテンフリーの生地はありますが、小麦粉の生地を作っているところと同じところで作っているからなのか、100パーセントグルテンフリーではないとも言われています。
そのため、アレルギーがある人は、お店によく確認した方が良さそうです。ニュージーランドのドミノピザには、ヴィーガン、ベジタリアンメニューは豊富にあります。
ニュージーランドおすすめメニュー
・ミスターウェッジ(ポテトが乗ったピザ)
友達にもらったのですが、大きなポテトがピザの上に乗っていてかなり衝撃でした。(笑)
日本でもポテトが乗っているピザはありますが、この大きさのポテトが乗っているのはニュージーランドらしいなと思いました。
メニューの名前も可愛くて好きです!ちなみにニュージーランドのマヨネーズは甘いので、日本のマヨネーズの味をイメージして食べると全然味が違うので驚きます。
・ガーリックブレッド
日本のメニューにはないガーリックブレッドがサイドメニューとして頼めます。
・ヴィーガン、グルテンフリーメニュー
ピザだけで約6個のビーガンメニューがあります!ビーガン専用のガーリックブレッドもあるので、ヴィーガン、ベジタリアンの人も安心して食べられますね。
グルテンフリーの生地はカリカリしていて香ばしくて美味しいです。ドミノは普通の生地は分厚くパンみたいな生地なので、薄くてカリカリの生地が好きな人はグルテンフリーをオプションでつけるのがおすすめです。
SUBWAY(サブウェイ)
ニュージーランドにサブウェイの店舗は44店舗あるとされています。野菜がたっぷり入ったサンドイッチは、ヘルシー志向のニュージーランド人に人気です。
アレルギーや食のこだわり
ヘルシー思考のお客さんが多いこともあり、ベジタリアンメニューはありますが、チーズが入っていることから、ヴィーガン向けのメニューはないように思います。
しかし、カスタムもできるので、ヴィーガンの人も自分専用のサンドイッチが食べられるはずです。グルテンフリーのパンはないようですが、トルティーヤラップはグルテンフリーオプションがあるそうです!
ニュージーランドおすすめメニュー
・ベジタリアンメニュー
アボカドたっぷりで美味しそうですね!
・トルティーヤラップ
こちらもベジタリアンメニューです。サンドイッチだけではなく、トルティーヤもあるのはベジタリアンにとって嬉しいですよね。サイドメニューにはガーリックブレッドやアボカドトーストもあります!
・サイドメニューのクッキー
サイドメニューではクッキーが頼めます!サクッとしたクッキーではなく、少ししっとりしたクッキーで美味しいです。
パクチーが入ったクッキーも登場したそうですが、美味しいのでしょうか…。(笑)
Pizza Hut (ピザハット)
ニュージーランドのピザハットは、1974年9月にニューリン(オークランド)にニュージーランドの第一号店としてオープンしました。現在、ニュージーランド全土に100を超えるピザハットストアがあります。
アレルギーや食のこだわり
グルテンフリーの生地は、米粉ととうもろこしの粉から作られているようです。ラージのみ注文が可能です。ベジタリアンメニューもいくつかあります。
ニュージーランドおすすめメニュー
・母の日ピザ
こんな粋な母の日ピザもあります!可愛いですよね。(笑)
・The Limo
最近発売された、細長いピザです!友達や家族とシェアするのにぴったりですね。
・ガーリックブレッド
ピザハットにもドミノピザと同じく、ガーリックブレッドがありました!
私が住む地域にはピザハットがないので、試したことはありません。
フェイスブックを見ていると他のファーストフード店と比べて、味や顧客サービスについての悪いコメントが非常に多いように感じました…。
BURGER KING(バーガーキング)
ニュージーランドのバーガーキングは、1993年に最初のレストランをオープンして以来、現在は78店舗に拡大しています。
ニュージーランドで初めて100% Free range(放し飼いの鶏)を使った卵や鶏肉を使うと宣言した会社らしいです。 飲み物も砂糖を50パーセントカットするなど健康思考の高いファーストフード店だと思います。
ベジタリアンメニュー、代替肉メニュー、チキンバーガーメニューがあることから、ニュージーランドのバーガーキングは、メニューが豊富です。
アレルギーや食のこだわり
グルテンフリー対応のメニューは調べた限りなさそうでした。ベジタリアン、ヴィーガン向けのメニューは豊富にあります!たくさんあるので下記で紹介します。
ニュージーランドおすすめメニュー
マクドナルドと同じく、宗教上の理由で牛肉を食べられない人もいるので、チキンやビーフとメニューがカテゴリー分けされています。チキンのメニューは日本よりも多いです。
・ベジタリアンメニュー
オニオンリング、レタス、ピクルス、トマトなどがたっぷり入っています。
・スイーツ
HERSHEY’Sとコラボしたボリューミーなチョコケーキがオーダーできます。見た目からしてかなり甘そうです。
・ポテトバーガー
一時期話題になったバーガーキングの商品です。(笑)バンズの間にマヨネーズとケチャップとフライドポテトを挟んでいるバーガーです。
価格は2ドルと安いですが、この見た目とアイディアに賛否両論がありました。個人的には面白いアイディアで好きです♪残念ながら今は販売されていません。
・代替肉のバーガー
日本にもビーフの代替肉メニューはありますが、ニュージーランドはチキンもあります。さらにダブルにできるなど種類も日本より多いです。
大豆と小麦からできており、食感も肉にそっくりです!SNSのコメントでは、肉と同じグリルで焼いていますかという質問が来てきました。
現在、バーガーキングではヴィーガン用のグリルがあるわけではなく、肉を焼くグリルと同じ場所で作っているとのことです。
留学先でご当地メニューを楽しもう!
ニュージーランドに来た時、日本と同じレストランを見つけると嬉しくなったのを覚えています。最初の頃は、レストランに入っても何のメニューなのか翻訳して調べて結構時間がかかったので、オーダーするのも一苦労でした。
ファーストフード店であれば馴染みのあるメニューがあるので注文も簡単ですし、自分の好みのものが楽に買えるので、便利ですよね。
ニュージーランドのファーストフードは、シーフードメニューが少ないと思います。日本だと海老や白身魚のバーガーやピザがありますが、ニュージーランドでは一般的ではありません。
ニュージーランドですと、フィッシュアンドチップスのお店がたくさんあるので、わざわざファーストフード店でシーフードメニューを頼む人が少数派なのでしょう。
また、グルテンフリーやベジタリアンメニューですが、日本での需要は低く浸透していませんよね。ニュージーランドではグルテンフリーメニューの用意もあるので、ニュージーランドのメニューの豊富さはいつも迷います。
そして、ニュージーランドのファーストフード店に共通しているのが、ホームページに値段が載っていないということです。
日本のマクドナルドのメニュー
ニュージーランドのマクドナルドのメニュー
今回紹介したファーストフード店全て、ニュージーランドのホームページには価格が載っていませんでした。もちろん店舗に行けば値段はわかりますが、ホームページでも記載されていると買う時に便利ですよね。
今回値段の比較は書きませんでしたが、ニュージーランドの方が若干高いです。ウーバーイーツや、自社のアプリに値段を載せているお店もありました。
どこのお店も従業員のほとんどは外国人が働いています。その中には留学生が多く、アジア系が多いように感じます。ファーストフード店は仕事で、たくさんのお客さんと会話ができるいい環境の職場だと思うのでチャレンジしてみるのもいいと思います!