人と被らないユニークなホストファミリーへのお土産&帰国時の日本へのお土産紹介!【後編】
前回の記事では、ホストファミリーに持っていくお土産を、他の人と被らないようなユニークな視点から紹介しました。
日本のお土産として定番のお箸やセンスを選ぶのもいいですが、一緒に住まわせてもらう自分の「自分らしさ」や生い立ちが分かるようなギフトが喜ばれるという話をしました。
今回の記事のテーマは、「人と被らない帰国時のお土産紹介」です。文字通り、留学先から日本へと戻る際に持っていく、お土産を人と被らないユニークなものを中心に紹介していきます。
また、現地に滞在中に日本の家族に送ると喜ばれる素敵なギフトのアイデアも紹介していきますよ。私が実際に、留学していたニュージーランドから日本へ持ち帰ったもの、そして現地から両親に送ったものも含んでいるので、貰った側の反応も紹介していきます。
相手のリアルな反応も知ることができるので、皆さんが実際に留学をする際の参考になればと思います。それでは、「人と被らない日本帰国時のユニークなお土産」を紹介します!
お土産アイデア① 小瓶に詰めたアイランド・ベイの砂
前回の記事でも紹介しましたが、私の出身地は静岡県の伊豆半島にある海のとても綺麗なビーチタウンです。
両親もその土地で生まれ、出会ってから結婚し、以来ずっとその地で私たちを育ててくれました。両親にとっても、生まれ育った街の海は特別な存在です。
実は私がニュージーランド留学をする8年ほど前、一度家族全員でニュージーランドに旅行をする機会がありました。両親にとっては、新婚旅行ぶりのニュージーランドです。
新婚旅行以来にニュージーランドの地に再び足を踏み入れた2人が、大好きなニュージーランドの大自然に感動していたのを今でも覚えています。
そんな両親がニュージーランドの大自然を感じられるおみやげってなんだろうと考えていた時、ピンときたものがありました。
それは、ニュージーランドの自然を持ち帰るためのユニークなアイデアです。
小さな小瓶にニュージーランドの海の砂を詰めて贈るというもの。
どんなお土産を買うよりも、ニュージーランドの自然を感じられるギフトじゃありませんか?
これをお土産の一つとして贈ると決めた私は、早速シティの雑貨屋さんに向かい可愛いサイズの小瓶を購入。
ウェリントンにある「オリエンタル・ベイ」と私がステイしていた家から徒歩5分のところにある「アイランド・ベイ」の砂をそれぞれ、瓶に詰めて贈りました。
余談ですが、私は海外に滞在したり旅行したりする機会がある度に、今紹介したような小瓶などに現地の海の砂を詰めて持ち帰ることを習慣にしています。
家には、今まで訪れた国の自然を思い出す砂が飾ってあります。
写真を見て現地のことを思い出すのも素敵ですが、実際に現地の自然を小さな小瓶に詰めて持ち帰り、それを見るたびに現地を思い返すのもいいですよ。
お土産アイデア② 思い出の詰まった曲のオルゴール
次に、日本にいる友達へのユニークなお土産のアイデアを紹介します。私は、ウェリントンのお土産屋さんで、日本のギフトショップではあまり見かけることのないものを発見しました。
それは「オルゴール」です。
日本でオルゴールをお土産として売っているお店ってそんなに多くはないですよね。でもオルゴールをお土産として贈るって、すごくいいアイデアだと思ったんです。
音楽は人の記憶を思い起こさせる不思議な力がありますよね。例えば、当時聞いていた音楽を久しぶりに聞いたらその当時の思い出や気持ちが蘇ります。
ニュージーランドのお土産屋さんで売っているオルゴールは手頃な価格でサイズも大きくなく、自分へのご褒美やギフトにするのにもピッタリでした。購入した当時、日本円での値段はおよそ1,500円程度でした。
売っていたオルゴールの曲も、なぜか私が大好きな曲ばかり。
ベートーヴェンの「エリーゼのために」や映画「ゴースト ニューヨークの幻」で有名な「Unchained melody」、イギリス民謡の「Green Sleeves」、ドビュッシーの「月の光」など、素晴らしい選曲でした。
これから先何年経っても、そのオルゴールの音楽と共にニュージーランドの留学生活を思い出すよう思いを込めて、自分へのギフトにすることにしました。
余談ですが、ニュージーランド留学を終えて日本へ帰国し、次に旅行として訪れた国はヨーロッパ大陸のイタリアの近くにある島国、「マルタ」でした。
マルタのお土産屋さんや雑貨屋さんでもニュージーランドで購入したような小さめのサイズのお手頃価格なオルゴールを見つけたんです。
もしかしたら、海外ではお土産やギフトとして音楽を贈ることはポピュラーなことなのかもしれませんね。
日本の雑貨屋さんやお土産屋さんでもオルゴールなどの「音楽」を購入して、相手に贈ることができたらとっても素敵だなと思います。
書き言葉や話すことで伝わる気持ちや思いもありますが、音楽という大きな暖かい力を人に贈ることで、いつまでもその人の心に贈った人の思いが残る気がします。
お土産アイデア③ NZではポピュラーなお守り「サンキャッチャー」
次に、妹に贈ったニュージーランドのお土産を紹介したいと思います。
妹にはもともと現地で買って欲しいと頼まれていたものや、南島の旅行先で買ったもの、マヌカハニーなどさまざまなお土産を贈りました。
中でも私が思いを込めて贈ったものが、南島のアロータウンというところの小さなジュエリーショップで一目惚れした「サンキャッチャー」でした。
皆さんは、サンキャッチャーというものをご存知ですか?サンキャッチャーとは、表面をさまざまな角度をつけて削った雫型のガラスでできているもの。
それを太陽の光が差し込む窓際に吊るすと、削られたガラスの表面に太陽の光が反射し、部屋中を虹色の小さな光が包み込んでくれるというアクセサリーです。
最近では日本でもおしゃれな雑貨屋さんやインテリア雑貨を扱うお店などで販売されているのを見かけます。実はこのサンキャッチャー、私がステイしていた家の私の部屋の窓際にホストマザーがつけていてくれていました。
語学学校初日の朝、とってもナーバスだった私が朝目覚めると、窓に差し込む朝に火照らされたサンキャッチャーの虹色が私を包み込んでくれました。
虹色を見ると人はみんな、なぜかハッピーな気持ちになれますよね。その日からずっと、サンキャッチャーを自分の家にも飾りたいなと思うようになりました。
留学して1ヶ月が経ったころ、南島のアロータウンに旅行する機会があり、そこで偶然入ったレトロで小さなジュエリーショップにサンキャッチャーがあるのを見つけました、これは運命と思い、すぐに妹と自分のために購入しました。
妹の部屋の窓際にはそれからずっと私が贈ったサンキャッチャーがつけられ、晴れた日の朝には部屋が虹色に輝いています!
お土産アイデア④ 父の日と母の日に送ったポストカード
最後に、私がウェリントンに滞在していたときに現地から贈った両親へのギフトを紹介したいと思います。ウェリントンに滞在中に現地で父の日と母の日を迎えました。
ステイ先のホストマザーとホストファザーにもそれぞれ感謝の気持ちを込めたギフトを贈ったと同時に、日本で私の帰りを待ってくれている両親にも何か贈りたいと考えました。
偶然父の人母の日の前に、以前家族で訪れたクイーンズタウンに旅行に行く機会を得たので、そこでギフトを探すことに。クイーンズタウンにはアーティストがたくさん活動しており、週末には素敵な絵を描いてくれる画家が湖畔沿いでマーケットを開いています。
そこで私が一目惚れしたのは、クイーンズタウンのシンボルであるワカティプ湖とそこに浮かぶ遊覧船「アーンスローン号」のポストカード。
その絵を見つけた時、8年前に家族でクイーンズタウンを訪れたクリスマスの日に、このアーンスローン号に乗ったのを思い出しました。そして次の瞬間にはもうこれを両親に贈ると決めていました。
中学生の頃からの夢だったニュージーランド留学に大賛成し、いつでも応援してくれた両親に感謝の気持ちを込めて、メッセージと共にこのカードを贈りました。
今でも実家に帰ると、私が贈ったそのカードがリビングに飾られています。それを見る度、ニュージーランドへと送り出してくれた両親の協力と暖かさを思い出します。
応援してくれた人たちに感謝の気持ちを!
ここまで、人と被らない帰国する時のお土産のアイデアを贈る相手別に紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?
お土産を選ぶ時、日本で待ってくれている人たちの顔を思い浮かべながら考えたことは、「貰った相手に留学中の私の思いや経験がしっかり伝わるかどうか。」です。
単に「現地で売れ筋の商品だから。」とか、「ニュージーランドと言えばこれしかない。」だとかいう理由でお土産を選びたくありませんでした。
そうではなく、私にとって、一つ一つのお土産を選んだ背景をしっかり話せるようなものかどうかがとても重要でした。
もらった相手も、そんな風にお土産を選んでくれたことを知ると、一層そのお土産を貰ったことが嬉しくなりますよね。そのお土産を送る意味を少しだけ深く考えてから、何のお土産を送るか決めるのもいいのではないでしょうか?
これから留学やワーキングホリデーを経験する皆さん、留学やワーキングホリデーは自分一人の力では決して成し遂げられるものではありません。
家族の理解や周りの協力があってこその留学、ワーキングホリデーです。周りの応援してくれる人たちを想って、気持ちを込めてギフトを贈ることができたらいいですね。