ニュージーランド留学中に驚いたびっくりエピソード集【前編】
今回の記事のテーマは、「ニュージーランド留学中に驚いたびっくりエピソード集」と言うことで、普段暮らしている日本での生活では経験することのないことや、見ることのない光景を紹介していきたいと思います。
私がニュージーランドのウェリントンに留学中に起きた実際のエピソードを紹介していくので、とてもリアルなのではないかと思います。
ニュージーランドに住む人たちは、「日常を生き急いでいたら人生を謳歌できない。」をモットーとしています。
一日1日を焦らず、必ずほっと一息ついて「今」に集中できるような生活を好み、実践しています。そんなKiwi (ニュージーランド人)たちの日常では、「え?こんなことありなの?」、「羨ましいな〜。」、そして心がほっこりとするようなサプライズに溢れていました。
さまざまなエピソードを紹介していきますが、そのほとんどはニュージーランドらしい心が暖かくなるようなエピソードです。中にはギョッとするような例外もありますが…。
そんなKiwiたちと同じように、スローでEasyなライフスタイルや価値観を私たちの普段の生活にも取り入れることができたらいいなと思ってもらえたら幸いです。
エピソード① 家の中の家具や家電がとにかく上!上!上!
留学初日。初めてホストファミリーと顔を合わせて早速家の中のルームツアーをしてもらいました。
リビングルームからダイニングルーム、バスルーム、自分の部屋、庭へと進むうちに私はある違和感に気がつきます。
「あれ…? この家、ドアノブがない…?」家中にあるドアノブがなぜか見当たらず。ドアの上の方を見てみると…。
何と!家の中のドアノブが全て、私の頭よりはるか上に設置されていたんです!
私の身長は日本でも小さめの154cmほどなので余計に驚いたのですが、それにしても何でこんなに高いところにドアノブがあるのか!(笑)
お陰で、ドアを開けるときは手をピンと伸ばしてドアノブを引かなければいけません。手が物でふさがっている時は、ドアを開けたり閉めたりするのが一苦労でした。まるで、小人の家にすんっでいるかのよう!(笑)
そして、高いところにあるのはドアノブだけではありません。
キッチンでは電子レンジや食器が、バスルームでは鏡の位置が高い高い!(笑)
確かに、私がお世話になったホストファミリーはみんな身長が高く、特にホストブラザーの二人は身長185cm越えだったので全てのドアノブ、家具や家電の位置が高いのには納得です。
特に私が苦労したのが電子レンジを使う時。ドアのようにただ開けたり閉めたりするだけならまだ問題ないのですが、電子レンジは食べ物と食器を奥に入れてボタンを押さなければいけないですよね。
そのため、電子レンジを使うときは面倒ですが椅子を移動させて足場にするか、近くにホストファミリーがいるときは秒数を頼んでやってもらっていました!
以前アメリカに短期間ホームステイをしたこともあるのですが、その際は家具家電が高いところにはありませんでした。
今回のニュージーランド留学での体験となりますが、「正直びっくり!」しました。
家の中ではたくさん背伸びをして過ごしていたので、もしかしたら留学を終えた直後は身長が少し伸びていたかもしれません!?(笑)
エピソード② 飲み物は基本ぬるい
ニュージーランド生活がスタートし、初めての休日を迎えた日でした。その日は近くの街でお祭りがあり、一緒に渡航した仲間達とみんなで遊びに行ってみることにしました。
すごく晴れていて気温が高く、秋なのに半袖で向かったのを覚えています。地元の人たちのダンスやショー、アカペラなどのパフォーマンスで街は大盛り上がり。路面店もたくさん出ていて、日本の縁日に近い物でした。
一日中歩き回っていたため気づいたら喉が渇いていた私たちは、近くのコンビニエンスストアを探して入りました。路面店で素敵な古着屋アクセサリーを夢中で見ていた私たちは、気づいた頃には喉がカラカラ。
コンビニに入り、飲み物売り場に行き炭酸飲料を手に取ると…。ぬ、ぬるい!
日本のコンビニのようにしっかりとショーケースの中に売られているのに、なぜか飲み物がぬるいのです。自分が手に取った飲み物だけがまだ仕入れた手でぬるいのかと思った私は他の商品を手に取りました。しかし、これもぬるい!
でも、本当に喉が渇いていたし今から他のコンビニを探すのも面倒くさかった私たちは、諦めてそのぬるい飲み物を購入しました。
そして、ニュージーランドで生活を続けていくにつれ、あることに気づいたのです。
基本的に、(あくまでウェリントンでの経験ですが)ニュージーランドのコンビニや小さなスーパーで売られているペットボトルや瓶の飲料水は、基本的にキンキンには冷やされていることがないという事実に…。
もしかして、冷房を使いすぎないように、環境のためだったりするのでしょうか?日本で暮らしていると、コンビニで買ったジュースやお茶などは近々に冷やしてあるのが当たり前だったので、なかなか慣れるのに時間がかかりました。
体にも冷たすぎる飲み物はよくないので、本当はニュージーランドのような売り方の方が適切なのかもしれませんね。でも、あの熱いお祭りの日だけは、冷えた炭酸水を飲みたかったです!(笑)
ちなみに、ニュージーランドの家庭でもあまり冷たい飲み物は飲まないイメージが強いです。私がステイしていた家では基本的に冷凍庫に氷は常備されていませんでした。…と言うか、製氷マシーンを見なかったかも…。
レストランやバーなどに行っても、飲み物に氷が入って出てくることはほとんどなかったです。日本では、夏の終わりの暑い日には最初に出てくるお水やお茶の中に氷が入ってくることもありますよね。
おそらく、ニュージーランドは湿度や湿気が少なく、夏場も日本ほどは暑い日が少ないため、氷で飲み物を近々に冷やすと言うことが一般的ではないのかもしれませんね。あくまで私の予想ですが…。
私は個人的に一年中冷たい飲み物を飲みたい派なので、ニュージーランドに滞在していた期間中は冷たい飲み物を口にすることができないことが地味に辛かったです…。(笑)
エピソード③ 晴れていても暴風、毎日暴風
このエピソードは、私が留学していたウェリントンで特に有名なお話です。留学エージェントや大学や専門学校の留学フェア、説明会などに参加するとニュージーランド留学専門の方がいらしてくれることがあります。
その際、ウェリントンのことを説明してくれる時、必ずと言っていいほど殆どの人が「ウェリントンの風は本当に強い。」と言います。
それと一緒にもう1つ言われるのが、「傘は通用しないから買わなくていい。代わりにレインコートやウィンドブレーカーを。」です。最初は本当にそんなに強いのかな?と疑いましたが、実際に現地について住んでみるとその風の強さに驚きました。しかも、晴れていても!
そして、暴風の頻度が高い。平均したら1週間に3日は強風の日があるのではないかと思うくらい強風の日が多いです。現地で出会った留学生の友達は、ある強風の日の夕方薄暗くなってきた頃に帰路についていた時に前から何か大きな箱のようなものが飛んできたそうです。
でも、風が強くて目を開けられず、顔を下に向けた時その大きな箱が頭にぶつかってきたそう!なんと、その箱は住民が家の前に設置している大きなゴミ箱!
ごみ収集時の日にこのゴミ箱に家全体のゴミを入れておくと、収集車が来て持っていってくれるのですが、そのゴミ箱は結構大きいものです。高さ120cmほどで、重さも大人の男の人が一人でやっと抱えられるくらいのものです。
歩いている時に大きなものが飛んでくるなんて危ないですよね!その友達はその事件の次の日、たんこぶをおでこに作って登校してきました。(泣)
ウェリントンの風の強さは国全体でも有名で、町の中心部から少し離れた山の付近には「HOLLYWOOD」を文字った標識が立てられています。この文字が強風に吹かれて飛んでいってしまっている風の標識になっているんです!
強風の街と言うことを面白おかしくアートで表しているところが、何ともニュージーランドらしいですよね。
ウェリントンに留学やワーキングホリデーで長期間ステイをする場合は、必ずレインコートかウィンドブレーカーを購入して持っていきましょう。
傘を持って歩くのはとても危険です。傘自体指すことが難しいですし、強風が吹いた時に持っている傘が煽られて他の歩行者に当たってしまったりしては大変ですからね。
ウェリントンの街にはおしゃれなレインコートが売っているアウトドアショップがたくさんあるので、現地で好きなものを選ぶのもおすすめですよ!
毎日がとってもユニークなニュージーランド生活
留学前の準備や下調べは結構念入りにした方ですが、やっぱり実際に現地で生活してみないとわからないこと、知らないことはたくさんあるのだと心から思いました。
渡航前にどれだけ準備しても、現地でハプニングが起きたり、予想もしていなかったことが起きたりするのは当たり前、と思っていたらそんな出来事さえ楽しむことができますよ!
今回紹介した3つの出来事はまだまだ序の口です。実はニュージーランドらしいユニークで面白いびっくりすることはまだ他にもあります。次回の記事では、私が経験したびっくりエピソードの後編をお届けしたいと思います。お楽しみに!