【ホームステイ】ホストファミリーとのリアルな生活を大公開します(Part1)
今回の記事のテーマは、「ホストファミリーとのリアルな生活について」です。
以前の記事で、留学中やワーキングホリデー中にホームステイをすることについてのいい点と、事前に知っておくべき点を私の実体験をもとに紹介しました。
ホームステイを検討している皆さんのために、今回は筆者がどんな風にホストファミリーと生活をしていたのか超リアルな日常生活を紹介していこうと思います。
留学を経験した人がよく口にする「ホームステイ」や「ホストファミリーとの生活」ですが、実際まだ経験をしたことのない人からすると、素朴な疑問が沢山浮かぶのではないでしょうか?
筆者もホストファミリーと生活を始める直前まで、同じような疑問や不安を抱えていました。
今回は皆さんの持つたくさんの素朴な疑問を解消すべく、私や一緒に日本から留学していた仲間達の声を集め、リアルなホストファミリーとの生活をお伝えできればと思います。
それでは早速、ホストファミリーとのリアルな日常生活を見ていきましょう!
起床してから通学まで
まずみなさんが気になるのは、朝起床してから学校に行くまでの時間のホストファミリーとの過ごし方ではないでしょうか。
私の場合、ステイ先から語学学校のある大学までバスで40分もかかったので、平日は毎朝6時には起床していました。メイク道具やヘアケア用の道具などを持って、2階にあるバスルームへと向かいます。
私のステイ先にはバスルームが1階と2階に1つずつあるため、私はいつでも自由に2階のバスルームを使っていいことになっていました。そこで毎朝、朝のスキンケアとお化粧、ヘアアレンジをするのがルーティン。
身支度を済ませたら、朝ごはんを食べにキッチンへ向かいます。朝ごはんは各自好きなものを作るのがうちのホストファミリーのルールでした。家族全員が自分の食べたいものをそれぞれが用意していました。
私の平日の朝ごはんは、全粒粉のパンをトーストしたものにバナナ、そしてヘーゼルナッツとチョコレートのペーストを乗せた甘いトーストが大半でした。もしくは、バナナとその時キッチンに用意してあるフルーツを切って牛乳とシリアルに混ぜたものですね。バスを逃すまいと必死な平日は、簡単で美味しい朝食がマストです。
大体毎朝キッチンで朝食をとっていると、ペットのジェシーを散歩に連れて帰ってきたホストマザーとその日初めて会います。アクティブなホストマザーは毎朝5時半には起床して庭で寝ているジェシーを家の中に入れてあげて、そのまま近くのビーチまで散歩に行きます。
このタイミングでいつも、「Did you sleep well? (よく眠られた?)」、「Did you notice the thunderstorm last night!? (昨夜の雷雨、気づいた?)」、「It’s chilly outside today. You should wear something warmer. (今日は外がちょっと肌寒いよ。温かいものを着てくといいよ。)」など、今日の天気や気温についての話題や、昨晩はよく眠れたかなどの会話をしました。
前の晩の帰りが遅くてホストマザーたちが先に寝てしまっていた日は、昨日ぶりに会うため「Hiya! You’re back! How was last night? Had fun? (お!帰ったのね!昨夜はどうだった?楽しかった?)」などの会話をすることもありました。
ホストマザーと会話をしながら朝食をとっていると、2階から次男のルーカスが起床して降りてきます。彼はホストマザーと同じく近くの小学校で働いているので朝は早く、私と同じ時間に朝食をとっていました。
朝食を終えた後はさっと食器を洗って食洗機に入れ、自分の部屋に戻ってその日の授業で使うもの、宿題やパソコンなどをリュックに入れます。今日の気分とその日の気候に合わせて服装を選び、選んだ服装に合わせてその日のネックレスをつけるのもお決まりのルーティン。
ネックレスは全部で4個ほどあって、どれも滞在先のウェリントンのマーケットや旅行で訪れたクイーンズタウンでゲットしたもの。ニュージーランド人がお守りの代わりとして身につける「翡翠(ヒスイ)」のもの、マオリたちが古くから宝石として身につける「パウア」という貝殻でできたもの、ローズクウォーツのものなどから1つ選びます。
身支度も完了したら、最寄りのバス停に向かう時間です。まだ出勤していないホストマザーに行ってきますと挨拶をして、語学学校へ向かいます。
放課後の時間
語学学校での授業が全て終わるのは、おおよそ午後の13時でした。 (テストや講義のある毎週水曜以外)その後は学校に残って宿題を終わらせる日もあれば、友人たちと街に降りてショッピングやカフェ巡りをする日、友人の車でドライブに行く日など、その日によって異なります。
特に予定もなく、お金も使いたくない日は学校が終わったらそのまま家へ直帰することも。その場合、15時前後には家に到着します。ここで驚きなのが、何とすでにホストマザーとホストブラザーが家にいること!ある時は、銀行勤めのホストファザーまで15時には家でくつろいでいるのです!
日本では平日15時に帰宅して、自分の好きなことをするなんて考えられませんよね!ニュージーランドでは、終業時間後に残業するなんてことはほとんどありません。決められた時間内でいかに効率よく仕事を進められるかがニュージーランドで働く人たちのモットーなのだそう。
遅くまで仕事にかじりついている姿勢を褒める人や評価する人なんていません。だからその仕事場の仕事終わりの時間になれば、みんな自分のパソコンを閉じ、書類をまとめ、「また明日ね!」といって職場から出ます。その後は、家に帰ったりカフェに寄ったり、買い物をしたり、自分や家族との時間に当てられます。
まだ午後15時なのに、家に帰ってくると家族が揃っているのは、何だか不思議だったし同時に賑やかな午後を過ごせてとても嬉しかったです。ちなみに、平日の午後は帰ってきた人からスナックを食べながら映画を見たり、ラウンジで本や雑誌を読んだり。突然キッチンでベイキングを始めたり、庭のデッキで日焼けしたり、各々好きなことをしてリラックスして過ごします。
私のお気に入りの午後の過ごし方は、庭でペットのジェシーと日光を浴びながらネットフリックスを観ることでした。もちろんニュージーランドの美味しいアイスクリームを食べながら。
夕食の時間
各自好きなことをして過ごした後は、みんなで夕食の準備に取り掛かります。夕食を作るのは、ホストマザーの日もあればホストファザーの日もあり、曜日によって交代で作るようでした。
ホストマザーが料理をする日のメニューは、伝統的なイギリスやニュージーランドの料理が多いです。例えば、チキンや白身魚をさまざまな野菜と一緒にグリルで焼いたオードブルや濃厚な卵の味が美味しいキッシュ、ビーフシチューやボロネーゼなど。
ホストファザーはアジア系のエスニック料理や辛い料理が大好きなので、白いご飯を炊いて中国やインドなどの辛いスパイスを使った肉料理をよく作ってくれました。
私のステイ先ではパラパラしたタイ米ではなく、オーストラリア米という日本の粳米に似せて作られているお米を好んで食べていました。大の白米好きの私には、とっても有難いチョイスでした!
夕食が完成するとみんなで席につき、美味しいニュージーランドのワインを飲みながら今日あった出来事について話します。ホストマザーやホストファザーの職場の話、ブラザーたちの仕事の話、ハマっている映画やアニメの話、ホストシスターの好きな歌手の話、そして私の学校生活についてなど、美味しい食事とともに毎晩盛り上がる時間です。
夕食を終えた後は、食洗機にかけた食器を布巾で拭いて棚に戻すのが私と次男のルーカスの役目でした。ルーカスとたくさん話したのは、毎晩のこの時間でした。ルーカスのガールフレンドの話や彼が日本に滞在した時の話、前にステイしていた日本人留学生の話など、年齢の近い彼とは深い話ができました。
夕食後から就寝まで
夕食を終え就寝するまでは、各自自由な時間を過ごします。ホストマザーはキッチンの隣にあるラウンジに移動して彼女の好きなテレビ番組を見ていることが多かったです。
長男と次男はそれぞれ自分の部屋で好きなアニメを見たり、ラウンジでプレーステーションなどのゲームをしたり。ホストシスターのキーリーはハマっているギターの練習。ホストファザーは次の日が早いので寝室に行き読書をすることが多いです。
私はというと、みんなのいるラウンジで一緒にテレビを見たり、お気に入りのニュージーランドの雑誌を読んだり。夕食後にすぐに自分の部屋に籠ることは少なかったように思います。
金曜日の夜だけは家族全員でラウンジに集まり、映画を見ることがルーティンとなっていました。夕食も手間のかからないフィッシュ&チップスのテイクアウト。金曜の夜だけは次の日がお休みなので、ホストブラザーと私はよく夜更かしをして深夜までお話をしていました!
家族全員が寝る準備に入ると、私も次の日の支度と寝る支度をしに自分の部屋へ戻ります。終わらせた宿題と次の日必要な教科書を準備して、2階のバスルームでシャワーを浴びたら寝る準備は完了です。
ファミリーにおやすみの挨拶をし、お気に入りのノンカフェインのティーをカップに入れることがその日を終えるルーティンでした。今日1日起きたことを日記に英語でつづりながら、リラックスモードに切り替えます。明日がどんな日になるのかワクワクしながら、眠りにつきました。
ホームステイ生活のイメージが沸きましたか?
今回紹介したのは、主にホストファミリーとの平日の過ごし方でした。朝は早く起床して、夜も比較的早い時間に寝るという規則正しい生活スタイルだったと思います。そんな中でも、日本とは大きく異なるのが家族の帰宅時間と平日の午後の使い方でしたね。
日本では平日の夕方に家族が揃って家でリラックスする姿はほとんど見られないので、驚いた方もいるのではないでしょうか。でもニュージーランドでは仕事に関する価値観、大切にしているモットーや就業制度が日本と異なるため、こんなライフスタイルが叶ってしまうというワケです。
おかげで、平日の午後もホストファミリーとの濃い時間を過ごすことができました。次回は続編として、「ホストファミリーとのリアルな休日の過ごし方」をご紹介したいと思います!どうぞお楽しみに。