【ホームステイ】ホストファミリーとのリアルな生活を大公開します(Part2)
今回の記事のテーマは、「ホストファミリーとのリアルな生活について」です。
前回の記事ではホストファミリーとのリアルな平日の過ごし方を筆者の体験談も踏まえて紹介しました。まだご覧になっていない方はぜひ、そちらも読んでみてください!
今回は続編として、「ホストファミリーとのリアルな休日の過ごし方」を紹介していきたいと思います。
前回フォーカスした平日の過ごし方とは異なり、様々な場所へと一緒に出かけたり一緒に食事をしたり、おじいちゃんおばあちゃんたちと大人数でパーティーしたり思い出が一杯です。
ホームステイの醍醐味であるホストファミリーと過ごす休日のイメージが少しでも沸きやすくなるよう、細かく紹介していきたいと思います。とある休日の過ごし方をピックアップしてみました。
とある休日のエピソード①
・起床
この日の朝は平日のように6時に起床せず、アラームをかけないでゆっくりと起きました。金曜と土曜の夜は、次の日の午前中に用事がある場合を除き基本的にはアラームをかけないで寝ることがほとんどでした。
ケータイのアラームをかけるとどうしても朝一番に耳に入る音が機械の音で嫌なのもあり、休日の朝は自然の音や外にいる鳥の囀りで目を覚ますのが理想です。
ちなみにニュージーランドは野鳥の宝庫と言われ、首都で比較的都会であるウェリントンでさえも様々な野鳥たちが庭に遊びに来てくれます。特に早朝は、鳥たちが綺麗な声で鳴いているのをよく耳にしました。
・各自で朝ごはん
9時前には起きて2階のバスルームでシャワーを浴び、身支度をしたらキッチンへ向かいます。休日の朝ごはんも、各自自由に好きなものを食べるのがお決まりのルーティンです。この日の朝は、ホストブラザーが近くのアジアンマーケットで買っておいてくれた日本の蕎麦(乾麺)を茹でることにしました。
トッピングはゆで卵とねぎです。ニュージーランドのねぎはSpring Onionと言って日本の九条ネギのような感じで、細長く緑色が濃いのが特徴です。そばつゆは、ホストブラザーがアジアンマーケットで買っておいてくれたものを使わせてもらいました。
平日の朝にはこのような調理に時間のかかる朝食は食べられないので、休日はちょっと手の込んだ日本食の朝ごはんを作ることが多かったです。
ホストマザーとホストファザーは休日でも遅くまで寝ていることはほとんどなく、朝の7時には朝食を済ませていました。
私が起きる頃には犬の散歩を終えてシャワーを浴び、買い物まで済ませていることもありました。
私も2人の「規則正しい生活を見習いたいな。」と思いつつ、平日の疲れを取る言い訳しつつ、早起きすることは難しかったです…。
・Mt.ビクトリアへ犬の散歩
この日は家族みんなが朝食を食べ終えた後、次男のルーカス、ホストマザー、ホストファザーとペットのジェシーと共にウェリントンにある観光名所「Mt. ビクトリア」へトレッキングに行きました。
Mt.ビクトリアは、ウェリントンの中心部から車で10分程度のところにある展望台にもなっている山です。駐車場のある山の麓から山頂まで綺麗に道が舗装されています。頂上からはウェリントンの街と海を一望できるため、観光客も多く訪れるようです。
そして、このMt.ビクトリアのウォーキングコースはあの有名な映画「ロードオブザリング」の1作目の撮影地になっているんです!主人公を追っている敵から逃げているシーンで、このMt.ビクトリアの茂みや山頂まで登る道が使われています。
何気なく歩いているとホストマザーに呼ばれ、「今歩いているそこ、ロードオブザリングの主人公が敵から身を隠すシーンで使われているんだよ。」と教えてもらいました。どのシーンか気になる方は、ロードオブザリングの一作目をぜひチェックしてみてください。
麓から歩くこと数十分、ようやく頂上に到着です。展望台には私たちよりも先に来ていた観光客がたくさん!下を見渡すと、ウェリントンのシンボルである海「オリエンタル・ベイ」やその周辺にあるマーケット、博物館「テパパ」、山の方にある煌びやかな協会が一望できます。
海の方を見ると、うっすらですがニュージーランドの南島の先端が見えていました。天気がいいと、北島の先端にあるウェリントンから南島の先端が見えることがあるんだとか!
また、運が良ければ展望台からイルカの群れやペンギン、ニュージーランドオットセイの群れをみることができますよ。
ペットのジェシーはこのMt.ビクトリアへ散歩に来るのが大好きなようで、険しい山道をどんどん進んでいってしまいます。
ジェシーを連れてホストファミリーとMt.ビクトリアに来ると、運動不足解消になるのでとっても有難かったです。
・オーガニックスーパーで買い物
Mt.ビクトリアを散策した後は、再び車に乗ってホストマザー御用達のオーガニックマーケットへ買い物に行きました。このオーガニックマーケットは、ウェリントン市内に数カ所店舗を展開しています。食材から日用品、化粧品や観葉植物やペット用品まで多くのものが揃います。もちろん、名前の通り売り物全てがオーガニック。
ホストマザーはいつもこのマーケットでオーガニックのチキンや白身魚、朝食に食べるパンやオートミール、牛乳やバターなどを買っていました。もともとベジタリアンであっただけあり、食材の製造方法を特に気にしていました。サステイナブルな方法で栽培、飼育された食材を選びたべることで、「私はその方法に賛成していますよ。」という意思表示にもなるのだそう。
ホストマザーのサステイナブルな生活やオーガニック食品への意識から学ぶことがたくさんありました。それまでは日本でオーガニック製品やサステイナブルな商品についての知識が殆どありませんでした。
しかし、ニュージーランドでホストマザーと暮らしてからは常に自分の口に入れる食材や使う服、洗剤やシャンプーなどがどのように製造され、廃棄されるのかを気にするようになりました。
ホストファミリーと生活をすることは、自分が予想もしていなかったところにまで素敵な影響があるのだと感じます。
ちなみにニュージーランドは言わずと知れたオーガニック・サステイナブル・エコの先進国です。日本ではまだまだ実現化仕切れていないプラスチック問題にも早くから取り組み、買い物の時にエコバックを持っていない人は見かけないほど街の人々全員にエコの意識が浸透しています。たくさん展開されているカフェでも、プラスチックはほとんど使われていません。
この日、私がオーガニックマーケットで買ったのは、ドクター・ブロナーズというブランドのオーガニック石鹸(日本の友達へのお土産用)、オーガニック栽培で育てたネクタリンです。
ホストマザーは相変わらず、エコバッグ一杯に1週間分の家族の食材をたくさん買い込んでいました。
・庭のデッキで読書
オーガニックマーケットでたっぷりと食材を買い込んだ後は、家に帰ってきて各自リラックスした時間を過ごしました。とても天気が良くて風もなかったため、数日前に買ったばかりのお気に入りのインテリア雑誌を庭のデッキで読むことにしました。
ニュージーランドには、日本では手に入らない素敵な雑誌がたくさん売られています。特に私がお気に入りなのが、Home Decorと言われるインテリアやDIYに関する雑誌です。
ニュージーランドらしく、自然や植物を取り入れたナチュラルなインテリアや海に近い家、山の中でキャンプのように過ごす家などの特集がされているとすぐに手に取って買ってしまいます!
好きな雑誌を片手に、美味しいピーチティーを入れて、日差しが降り注ぐ庭のデッキで過ごす休日の午後は最高にリラックスできます。もちろん、顔に日焼け止めを塗るのだけは忘れずに。
私がデッキで過ごしていると、家の中からはクッキーの焼けるいい匂いがしてきました。きっとまた、暇さえあればベイキングをするホストブラザーが新しいクッキーを焼いているのでしょう。
と思えば、2階の窓からホストシスターの弾くギターの音色が聞こえてきます。ジャスティンビーバーに夢中で、暇さえあれば彼の曲を練習している彼女は、今日も練習熱心です。
ホストファザーは完成間近の家の塗装を終わらせようと、梯子に登ってペンキを塗っています。デッキから見えるところにあるソファには、読書をしながら鼻歌を歌っているホストマザーの姿。
そして、私の横には日向ぼっこをして気持ちよさそうにうとうとしているペットのジェシー。
そんなホストファミリーと過ごしたとある暖かい休日なのでした。
ホストファミリーとの休日のイメージ
留学は海外旅行で来ているワケではないので、休日は力を抜いてほっと一息つきたくなるものです。平日、毎日気を張って学校へ通い、知らず知らずのうちに体と心に疲れが溜まっていることもあります。
そのため、休日はアラームをかけたりせずにゆっくり起きたり、好きな朝食を食べてパワーをチャージしたり、ホストファミリーと体を動かしたり、ショッピングを楽しんだり、好きな雑誌をリラックスしながら読んでみたり…。新しい週がスタートする前に第2の家族であるホストファミリーたちと素敵な週末を過ごすことで気持ちをリセットしていました。
次回の記事では、今回とは異なるホストファミリーとの休日の過ごし方をピックアップし、紹介していきたいと思います。ぜひお楽しみに!