これは予想外すぎて…! 留学中に起きたびっくりエピソード集①
今回の記事では、「留学中に起きたびっくりエピソード集」をテーマに、留学前は考えもしなかった留学先、ニュージーランドで起こった驚きの体験談を紹介していきたいと思います。
留学やワーキングホリデーで長期間海外に滞在する予定のある方は、渡航する前にある程度現地の治安や地理、気候や歴史文化や言語について下調べをしていかれると思います。下調べや準備を進めればすすめるほど、渡航の日が待ち遠しくなりますよね。
私自身、ニュージーランドのウェリントンに長期留学をする前には現地のことについての調査をたくさん行いました。
それ以外には、毎日通うことになる大学附属の語学学校の様子なども、大学のウェブサイトを訪れて確認しました。
自分で言うのもなんですが、渡航前には結構下調べをしたつもりです。しかし、留学学やワーキングホリデーにはハプニングや予想外の出来事はつきものです。どれだけ事前に下調べや心の準備をしても、現地についたら何が起こるのかは神のみぞ知るというものです。
そこで今回は私がニュージーランドの首都ウェリントンでの留学生活中に経験した思いも寄らないエピソードを、なるべくリアルに当時の記憶を思い起こしながら紹介していきたいと思います。
① 道路に落ちた謎の物体と昔のイギリスにタイムスリップしたかのようなあの音
1つ目のニュージーランド留学中のびっくりエピソードは、私がホストファミリーの家のリビングでくつろいでいた時に起こりました。
その日は珍しく学校で出された課題の量が少なく、ホストファミリーと全員でリビングルームに集まり読書をしたり会話をしたりしてリラックスしていました。
ニュージーランド人は効率よく仕事を行い、例え平日の午後でも仕事が早く終われば退勤して家族との時間や自分の趣味の時間を儲ける人が多いのです。
その日も、私のホストファザーとホストマザーは午後3時には帰宅し、学校から早く帰った私と一緒にお茶を飲んでいました。
そこへ、普段は聞き慣れない謎の音が聞こえてきます。音は家の中ではなく、家の外から段々とこちらへ近づいてくるようです。
不思議な音に反応する私とは裏腹に、ホストマザーとホストファザーは「ああ、あの時間ね。」と至って普通の反応でした。
一体何が近づいてきているのでしょうか?日常生活では絶対に聞くことのない音です。でもなんだか、どこかで聞いたことのあるような…。
音が家の周辺まで近づいてきたため、リビングの窓から外を覗いてみることにしました。すると大きくて黒っぽい動くものが外の道路を横切っているのが見えました。こ、これは一体…!?
その物体が家の直前まで来た時、ようやくそのものの正体がわかりました。
なんとそれは、「馬」だったのです!しかも、かわいいサイズのポニーやロバではなく、競馬で見るサイズの大きな馬です!
馬の背中にはしっかりと調教師さん?のような人が乗っており、鞭を使って馬を操縦しています。さっき遠くから聞こえてきたなんだか聞き覚えのある音は、馬の蹄が地面を蹴る音だったのです。
確かに、日常生活では絶対に聞くことがない音ですが、小さい頃牧場や動物園を訪れた際に聞いたことがあったからでしょう。どうりで聞き覚えのある音だと思いました。
でもいったいなぜ、ニュージーランドの首都であるウェリントンの道路に巨大な馬が
歩いているのでしょうか…。
ホストマザーとホストファザーに真相を聞いてみましたが、その理由は彼らでも知らなかったようです。とにかく週に何度か、私が住んでいたアイランドベイというビーチタウンの道路を馬が歩くことはその地域の住民には当たり前のことだそう。
理由さえわかりませんでしたが、一度馬が歩くことを知った後は、馬が時々現れるのをみるたびに近くに近づいてみることにしていました。ある時は背中に乗った調教師さんに許可を得て、馬の顔を撫でさせてもらえました。
まさか、ニュージーランド留学中に家の前を定期的に馬が歩くのを目にするとは。なんとも面白いエピソードでした。
② ここは水族館?街に突然現れるあの生き物の群れ
次に紹介するエピソードは、ある休日にニュージーランドで仲良くなった留学生の友人たちとドライブに出かけた際に起こったことです。
その日はウェリントンの中心地にある港「オリエンタルベイ」と言うところから友達の車で海沿いをドライブしようと言うことになっていました。私を含め運転手の中国人の友人とヨルダン人の友人、そして私と同じ日本人の友人の4人で海沿いを車で進んでいた時のこと。
すると、突然運転手の友人が声をあげ、急ブレーキを踏みました。「危ない!」と、咄嗟に叫んだ彼の見つめる先にいたのはなんと…!
道路を一生懸命横断する動物の姿が。しかも、一匹ではありません。数えるのも大変なくらい多くの生き物の群れです。なんと私たちが目撃したそれは、ペンギンの群れでした!
実はニュージーランドには数多くのペンギンが生息しており、首都であるウェリントンにもペンギンの群れが巣を作って生息しているのです。しかし、野生のペンギンの群れをみることができる確率は本当に僅かだそうです。
ペンギンたちは、驚きでポカーンと口を開けていたであろう私たちに見向きもせず、ただひたすら一心に道路を渡っています。短い足でよちよち歩く姿が本当にキュート!
あの群れはその後どこへ向かったのでしょうか?行き先はわかりませんでしたが、野生のペンギンの群れを見ることができた私たちは、とってもラッキーでした。
③ 学校帰りにあの有名ハリウッド女優に遭遇!
3つ目に紹介するエピソードは、とある平日の学校帰りにウェリントンの市街地を散策していた時に起こったものです。
この日はよく晴れていて風もなく、ウェリントンの市街地のカフェめぐりや古着屋さん巡りをするのにぴったりな陽気でした。語学学校の授業も13時に終わり、大学の図書館で課題を片付けてからいい気分で街へ出かけました。
私が通っていた語学学校のあるビクトリア大学は、ウェリントンの市街地から歩いて15分ほどのところの丘の上にあります。市街地から徒歩圏内なのですが、とにかく坂道が急なのです!
大学から市街地に向かう分には下り坂を下るだけなので気楽ですが、反対に市街地からキャンパスへ向かうには一苦労です。そのため、市街地からすぐのところにケーブルカーの駅があり、大学のキャンパスがあるところまでそのケーブルカーで登ることができます。
何度も降った坂道を通り、もうすぐ市街地につきそうというところで人混みを発見しました。ウェリントンはニュージーランドの首都ですが、街で人混みを目撃することはほとんどありません。人混みができているということは相当な事件やイベントがあるに違いない!とその人混みへ目を向けると…。
そこにはたくさんの照明器具、カメラなどのセットと数人のスタッフらしき人たち、そしてひときわオーラを放つ女性の姿がいました。
なんとこの日、ウェリントンの市街地であの有名なハリウッド女優が映画の撮影をしていたのでした!その有名ハリウッド女優とはズバリ…「スカーレット・ヨハンソン」!
スカーレット・ヨハンソンと言えば、アメリカを代表するハリウッド女優で、「アベンジャーズ」シリーズや「アイアンマン」、「ロストイントランスレーション」など数々の有名作品に出演しています。日本でも馴染みの深い洋画に出演していることから、普段洋画はあまりみない方でも知っている方が多いのではないでしょうか。
この日は、当時数年後に公開を控えていた「攻殻機動隊」という日本原作の映画の撮影をしていたとのこと。私以外にもクラスメイトや留学生がこの撮影現場を目撃しており、翌日には彼女を見た!ということでクラスの話題は持ちきりになりました。
まさかニュージーランド留学中にハリウッド女優を目にすることができるとは!留学前には予想もしていなかったラッキーな出来事でした。
留学するのが楽しみになりませんか?
今回は「留学中に起きたびっくりエピソード集」をテーマに、留学前には予想もしなかった予想外でびっくり、そしてラッキーな出来事を紹介してきました。
留学中にはどんなに準備を徹底し、心の準備をしていても現地で生活してみないと予想不可能なことがたくさんあります。予期せぬハプニングやラッキーな出来事も含めて、すべてが海外留学の醍醐味だと思います。
今回紹介したエピソードも留学の一部なのです。皆さんが留学やワーキングホリデーで海外に滞在する時には、どんな出来事が待っているのでしょうか?考えるだけでワクワクしますね。