ニュージーランドのリサイクルショップでお得にお買い物
皆さん、こんにちは。ニュージーランド在住のまゆです。
留学先で、洋服や家具、勉強道具などを揃えると、結構値段がかかりますよね。特にニュージーランドは物価も高く、全てを新品で揃えるとなると費用がかさんで留学生にはちょっと大変です。
今日は、掘り出し物が安く手に入るニュージーランドのリサイクルショップを紹介していきます!
ニュージーランドのリサイクルショップ
ニュージーランドではリサイクルショップのことを『セカンドハンドストア』や『OPショップ(Opportunity Shop)』や『チャリティショップ』などと呼んでいます。
ニュージーランドではリサイクルショップで物を買うことが根付いており、特に移民の多いエリアのリサイクルショップはいつも人で賑わっています。ニュージーランドにリサイクルショップが根付いている背景としては、物価が高いことも影響していると思いますが、多くの人が環境問題に積極的で物を大事にする文化があるからだと思います。
日本のリサイクルショップでは、買い取りを行なっている場所もありますが、ニュージーランドのリサイクルショップでは寄付をすることがほとんどです。リサイクルショップの売り上げは、慈善団体やホームレス、病気を抱えている方、子供たちなどに使われているそうです。
取り扱っている商品例
家具、電化製品、洋服、アクセサリー、鞄、本、子供用品、おもちゃ、スポーツ用具、楽器、食器、キッチン道具、ペット用品、キャンプ用品、DVD、CD、スキー、スノボ用品、雑貨、文房具、など
リサイクルショップでの買い物の注意点
・値段が新品と同じこともある
働いている方がボランティアのことも多く、プロフェッショナルな査定をする人がいない場合もあるので、売られている商品が新品より高い値付けになっていることもありました。大量の寄付品をさばいているので、市場価格が調べられずに値付けをしてしまったのかもしれませんね。
・電気系の商品はレシートを必ずもらおう
商品に不具合があった場合、返品不可のお店も多いですが、電気系の商品はレシートがあれば2~3日以内の保障がついていることもあります。レジで動作確認をしてもらえる場合もありますので、店員さんに聞いてみることをお勧めします。私はリサイクルショップで炊飯器を買いましたが、上手く作動しなかったのでレシート持ち込みで返品しました。
Family Store THE SALVATION ARMY
留学当初、初めてこのお店を見た時は、family Store と書いてあったので、名前からして家族向けのお店なのかなと勘違いしていましたが、実は、リサイクルショップでした。
THE SALVATION ARMYは、キリスト教の慈善事業団体で、食糧支援や全国で約130箇所リサイクルショップの運営を行なっています。
以下では、どんな物を売っているか紹介していきます!
1. 食器類
たくさん食器が置いてあります。引っ越した先の家では日本のごはん茶碗のようなものはないので、私は似たような物をここで買いました。プラスチックのタッパーも売っているので便利です!
2. キッチン用品
鍋、フライパン、お菓子用の道具などが売っています。この近くにはスプーン、フォーク、ナイフなども置いてあります。
3. 大きな家具類
机、姿見鏡、ソファ、椅子、洗濯物ラック、棚、絵画など大きめの家具が揃っています。手前にあるのはキャットタワーですね!住む家によっては家具が備えつけではないところもあるので、こういった大きめ家具が中古品で買えるのはいいですよね。
4. マットレス、リネン
ほとんどの家ではベッドが備え付けされています。ただ、マットレスが固かったりする場合があり、私は追加で薄いモノをコチラで買いました!
リネンやクッション、掛け布団類もたくさん売られています。ニュージーランドの冬は寒いので、暖かい掛け布団が必要になります!
5. キャンプ、スポーツ用品
ニュージーランドには広大な自然の中楽しめるキャンプサイトも多くあり、キャンプビギナーさんにも嬉しいキャンプグッズも中古で手に入ります。
キャンプ用品以外にも、スポーツ用品も充実しており、バドミントンラケットやバスケットボールなど色々置いてありました。
私は語学学校が終わった後にクラスメートとバトミントンをしたこともありました。広い公園もあるので道具を持っていれば友達と盛り上がりますよ♪
他にもTHE SALVATION ARMYは食糧支援に力を入れており、毎週火曜日と水曜日には無料で食料配給をやっているFamily Storeもあります。賞味期限が近い商品や売れ残った商品や野菜などが配られます。食品廃棄を減らす取り組みと、食糧支援のためにやっているそうです。
他には教会で、冬の間『パスタカフェ』というイベントを不定期で開催しており、訪れた人にはパスタ料理が無料で提供されます。
私の知り合いは毎年行っているそうですが、料理はラザニアだったり、クリームパスタだったりするそうです。
ニュージーランドでは2022年現在、生活に必要とされている金額と、会社から支払われる最低賃金に差額があり、最低賃金をもらって生活している人にとっては冬の光熱費や野菜の高騰はかなり大変です。
このような催しには、もちろん留学生が行っても問題ありません!環境問題や人助けに興味のある方は、スタッフのボランティアも募集しているので応募してみてくださいね。
Hospice Shop
全国のHospiceは125店舗以上を運営しています。高品質の中古品を扱っており、こだわったインテリアやハイブランド商品を扱っているお店もあります。
ちなみに、クイーンズタウンのお店では、寄付は受け付けていませんでした。扱うものが高品質なものなので、なんでも引き取ってくれるわけではないそうですね。
下記では、どんな物を売っているか紹介していきます!
1. お店の雰囲気
お店いっぱいに質のいいインテリア用品と食器類や絵画などが並んでいます。
2. 食器類
見ての通り、Hospiceでは品質の高い中古品を多く取り扱っていて、食器類もセットで売られているようなおしゃれなものがたくさん並んでいました。
3. 衣類
洋服もたくさん売っています。靴や帽子、バックやスポーツウエアなど衣類系はなんでも揃っています。試着室もあるので自由に試すことができます。
4. 本、参考書
移民の多いニュージーランドでは、英語の参考書なども安く手に入ることもありますよ!本のコーナーの近くにはCD、DVDなどコレクターには嬉しいレトロな商品も取り揃えています。
この他にも寝具やスキー、スノーボード用品、家電など色々取り揃えています。
まだ使えそうなものは寄付をしよう!
上写真は、Family Store THE SALVATION ARMYで寄付したいものを置く場所です。時間外でも寄付を受け付けており、お店の外に置いても引き取ってもらえます。
今回の記事で紹介した以外にも、中古品を買うことはできます。Facebookのマーケットプレイスというところで同じ地域に住んでいる人たちのコミュニティがあるので、そこで中古品を売り買いできます。
また、ニュージーランドでは、Trade meというサイトも個人間での物の買い取りに使われています。
他には、ニュージーランドで見た面白いものだと、不用品を自宅の道沿いに出して、『Freeです。ご自由にお取りください。』ですと置いてあることもよく目にします。教会ではバザーのような物を催していることもあるので調べてみてくださいね。
リサイクルショップは移民の多いエリアではとても重宝されています。ニュージーランドは物価が高いので、物を大事に使い、人から譲ってもらったり、中古品を買ったりする文化がとても根付いています。環境問題にも関心がある人が多く、使えるものは使おう精神という考えの人が多いです。
ワーホリや留学後に荷物を手放すなら、まだまだ使えそうなものは誰かに使ってもらうようにリサイクルショップに寄付をしては如何でしょうか。