ニュージーランドでスノボのインストラクターの資格が取れる!
みなさんこんにちは。ニュージーランド在住のまゆです。
ニュージーランドはスノースポーツが大人気!スキー、スノボが好きな人にはもちろん、初心者の人でも語学学校でスノースポーツレッスンコースを受けることができます。また、将来英語を使ってインストラクターになりたい人には資格が取れる制度がしっかり揃っているのです!
今日は私の友達の話を参考に、ニュージーランドで取れるスノーボードのインストラクターの資格について紹介していきます。
※上写真は初めてスノボに挑戦した時のもの。初心者コースにはベルトコンベアがあって上まで上がれます。
ニュージーランドでスノボ、スキーがおすすめの理由
上写真はクイーンズタウンにあるリマーカブルマウンテンのゲレンデで撮った写真です。白く染まった山々に囲まれているゲレンデでのスノボは最高でした。
ニュージーランドは日本と同じく四季があり、冬にはスノースポーツが人気で世界中から観光客が訪れます。ゲレンデの多くは南島にあり、特にクイーンズタウンからは約35分でゲレンデにアクセスできる「リマーカブルスキー場」、「コロネットピークスキー場」などがあります。
雪山に囲まれた壮大な景色の中でのスキー、スノボは格別で、初心者コースもきちんと整っているので、ニュージーランドに来て初めてスキー、スノボを始めたという人もよく見かけます。日本より若干雪質は固く、特に初心者コースは雪が固まっているので転ぶと痛いですが、時期によってはパウダースノーも楽しむことが出来ますよ!
ニュージーランドでスノボ留学に挑戦
クイーンズタウンはスノースポーツが盛んなリゾート地とゲレンデのアクセスが良いことから、冬には、スキー、スノボのインストラクターの資格を取りに滞在している留学生を多く見かけます。
留学生は、中国、マレーシア、台湾、インド、メキシコ、フランス、韓国、日本、アルゼンチン、英語圏のオーストラリア、アメリカなど多国籍です。
東南アジアなど雪が降らない(冬がない)地域の人たちは、ニュージーランドに来て初めてスノーボードを始めたという人も多くおり、私の友達もその1人でした。
私の友達は4年前にニュージーランドに来て初めて雪をみて、スノースポーツに夢中になるうちに、将来英語を使って大好きなスノボを教える仕事がしたいと思ったそうです。
私が語学学校で受けたコースは語学レッスンのみのコースでしたが、語学学校にはスキー、スノーボードのレッスンがセットになっているコースがあります。
以下は、私が通っていた語学学校のプランです。
リゾート地、クイーンズタウンの街中にある学校。大自然が好きな方、アウトドアアクティビティが好きな人には放課後に先生や生徒達と校外で交流できる場もあります。
約35カ国からの留学生を受け入れているので色々な文化も学べて楽しいですよ!スキースノーボードのコースは、基本的には朝から昼までは英語の授業で、午後からゲレンデに行きスキーやスノボを教えてもらいます。初心者でも受講OKです!ゲレンデで楽しく英語が学べること間違いなしです♪
スノボやスキーインストラクターのコースだけてはなく、他にもTOEICやケンブリッジ検定などを取れるコースもあります。他にもクイーンズタウンには2つ学校があり、似ているコースがある場合もありますので、気になる方は問い合わせしてみてくださいね!
スノーボードインストラクターの資格がニュージーランドで取れる!
ニュージーランドのスノーボードのインストラクターの資格は大きく3つのレベルに分かれています。
初心者の生徒を教える&国内のみの指導が目的のレベル1テスト。中級の生徒を教える&海外で教えることができるレベル2テスト。上級者の生徒を教える&海外で教えることができるレベル3テストです。
この他にも小さいお子さん達を教えるキッズスクールの資格もあります。
試験受ける前に必要なこと
1. NZSIAというニュージーランドのスノーボード協会のメンバーシップに加入。年間でNZ$70の支払いが必要になります。
2. メンバーシップに加入後ログインして、試験のマニュアルを読んで、クイズに答えます。クイズは堅苦しい試験ではなく、間違ったらわかるまでやり直しても良いとのことです。試験日当日、教官にクイズが終わっているか確認されます。
■スノーボード レベル1
初級レベルの生徒を教えることができるインストラクターの資格で、主に国内で教えることを目的にしています。主に初心者に教えるのに必要な技術が必要になります。約9時~16時まで5日間かけて試験を行います。
試験内容は、筆記と実技で筆記は屋内で生徒が滑っている映像を見てどんなところを指導したら良いか、どこをどう直したら上手くなるかを考え答えます。実技は、実際に生徒役の人と自分(受験者)でデモンストレーションを行います。
その日の天候や雪質によっても指導方法が違ってくるので、そこも教官に見られている大事なポイントの一つです。それに加え周りの状況を読むことも大事で、周りに人がいないかの安全確認や危険を予知することなどの適切な判断をすることが求められます。
4より上にチェックが入っていると合格です。灰色で隠しているところには教官からのメッセージが書かれていて、どこを評価されたか、改善点はどこかなど詳しく書かれています。
試験で見られるところは大きく4つあります。
実技はデモンストレーションの他にターンやフリースタイルなどの試験もあり、2回チャンスが与えられます。
1回目で良いスコアを出せば、教官から2回目はそれを上回るように頑張れと指示が出て、1回目で失敗した場合は2回目で合格できるようにと言われます。
試験結果が出た後、不合格になった箇所をもう一度受験することが出来ます。
■スノーボード レベル2
中級レベルの生徒を教えることができるインストラクターの資格です。この資格を持っていると海外のスキー場で働くことが出来ます。
この資格を取るには先にレベル1の資格を取得しておかなければいけません。試験の実施期間は6日間で毎日9時~16時まで行います。
大まかな流れと試験内容は、レベル1の試験と変わりませんが、求められる技術は中級の生徒を指導できるレベルで、カービングや精度の高いフリースタイルの技(ジャンプなども)が必要になります。
上写真の試験結果レポートは不合格(Not Achieved)だった時のものです。ライディングと分析力にバツがついていて不合格になっています。レベル1と同様、不合格のところだけ再度試験を受け直すことが出来ます。
費用
・年間のメンバーシップNZ$70
・試験費用NZ$800~960
・シーズンパス 早割で約NZ$1,000(試験に合格するために多くの人はシーズンパスを買って毎日練習しています。)
・シャトルバスor車代
※試験を受ける場所(国など)によって金額は異なります。
試験受ける特典の一つでリフト券が50%オフになるというものがあります。通常であれば、いつも行っているスキー場でシーズンパスを買っているので、この特典は意味がないのにはなります。
ですが、もし他のスキー場で試験や再試験を受けたいということでれば、この特典を使うこともできます。
南島にはスキー場が何箇所かあり、例えば、リマーカブルスキー場で試験に落ちてしまった。再試を受けたいけどリマーカブルズスキー場はもうシーズンの終わりで閉まってしまう…という時は他のスキー場(まだ空いているところ)で再試ができるか確認&予約をして受けることが出来ます。その時には試験日数分リフト券が半額になります。
ゲレンデで働いてみよう
ゲレンデで働くと一言で言っても色々な仕事内容があります。圧雪やコース作り、リフト係、チケット販売の受付スタッフ、レストランやショップスタッフ、シェフ、メンテナンス、インストラクター、パトロール等。
▼お給料
仕事内容にもよりますが、ゲレンデ内のレストランやカフェなどは最低賃金のスタートが多いです。インストラクターは少なくとも最低賃金より5~10ドルプラスのところが多いと思います。天候によってはゲレンデがクローズになることもありますが、場所によってはその分のお給料も出ます。
▼応募の流れ
2月頃~ 応募開始
4月頃~ 面接&採用
5月頃~ 7月のオープンに向けてトレーニング開始
6月下旬頃~ ゲレンデオープン
▼スキー場で働くメリット
・リフト券が無料
・スキー場併設のレストランやカフェ、レンタルショップの割引
・シャトルバスなど交通機関が無料で使える
レベル1とレベルの試験では大きなギャップがあるので難しいと聞きました。それでも多くの留学生はレベル2の資格を取るとニュージーランド以外でもスノーボードを教えられるので、レベル2を目標としている人が多いです。
日本でも北海道のニセコや長野の白馬など日本人より外国人の方が多いスキー場が増えてきましたよね。国際的な資格を持っていると日本でももちろん、カナダやスイス、フランスなどでも教えることが出来ます。
語学の取得だけではなく、プラスアルファで何か資格を取りたい、好きなものを見つけたい人にはニュージーランドでスノースポーツの資格とってみてはいかがでしょうか。