ニュージーランド留学希望者必見!~NZの大学を徹底解剖しちゃいます~ビクトリア大学編2
皆さんこんにちは!ニュージーランド留学経験者の美沙季です。このコラムでは今現在留学に興味を持っている方や、実際に留学をすることが決定している方向けに準備段階や現地の生活で役に立つ情報をたくさん紹介していきます。
今回のコラムでは前回に引き続き、「ニュージーランドにある大学を徹底解剖」をテーマに首都ウェリントンにあるビクトリア大学の詳細について、以下の項目順にお届けできればと思います。
2. 奨学金について
3. 学部に直接入学するための条件
4. 修士課程に入学するための条件
6. 大学附属の語学学校について
ちなみに前回のコラムでは、設立年や留学生の割合、使える施設、学ぶことができる科目などの基本的な情報をお伝えしたので、まだご覧になっていない方はぜひ目を通してみてくださいね。
授業料
まずはビクトリア大学に入学する際に支払わなければいけない授業料について、公式サイトに書かれている情報を元に説明しておきたいと思います。
ビクトリア大学の公式サイトを訪れると、International Student専用のサイトに飛ぶことができます。
そのページの中で「Cost Calculator」という箇所をクリックすると、自分が入学したい学部をセレクトでき、通過は日本円を選択すると1年間その学部で学ぶために必要なおおよその授業料を知ることができます。
また、おおよその生活費も概算で表示してくれます。同じページの下へ進むと、先ほど選択した情報に加えてCatered Hall・Hall・Private Flat・Home stayのどの方法で生活するかを選択する箇所があります。
自分の希望する滞在方法を選択すると、家賃、食費、保険代、移動費、娯楽費などの1ヶ月に必要なおおよその生活費が表示されます。
必要な授業料や入学金は入学する学部によって異なるため、このサイトを使って自分の入学する予定の学部を選択して概算を確認するのが最適でしょう。
奨学金
日本からニュージーランドに長期間留学をするとなると、授業料や生活費だけでなく、毎日の生活で困らないくらいのお金はあったほうが安心できます。
何かあった時のためにも、もらうことのできる奨学金はもらっておきたいのが本音ですよね。
そこで、留学生のために用意されている奨学金について調べてみました。以下、ビクトリア大学が提供している奨学金の制度になります。
・Vice Chancellor’s International Excellence Scholarship
この奨学金は特に優秀な留学中の学部生に与えられるもので、1年間の就学に対し$10,000が支給されます。特に応募の必要はなく、大学での前年度の成績が特に優秀だったものに対して自動的に支給される仕組みになっています。
・Tongarewa Scholarship – For Excellence
こちらの奨学金も、留学一年目の学部生または院生のなかで特に成績が優秀だったものに対して送られるものです。毎年$5,000~$10,000ほどが支給されます。
・Global Alumni Graduate Fees Waiver
この奨学金は、ビクトリア大学の卒業生で、フルタイムで学部か大学院に編入をする人が対象です。対象となった方は初年度の授業料が15〜20%カットされます。
・Study Abroad Sholarship
この奨学金は、留学プログラムを通してビクトリア大学でニュージーランドの文化を学ぶ学生が対象です。合格者は$1,000を支給され、留学中の授業料として充当されます。
学部に直接入学するための必要条件
まずは、日本の高校を卒業後に直接ビクトリア大学の学部に入学するための必要条件を確認していきましょう。
<最低限必要な条件>
・平均が3.5以上で高等学校を卒業していること
もしくは
・義務教育を修了したことと、高等教育機関を修了していること
もしくは
・ビクトリア大学の Victoria University of Wellington Foundation Studies Programmeを修了していること
もしくは
・International Baccalaureate Diploma と呼ばれる国際的に通用する大学入学のための受験をして合格していること
<必要条件>
・IELTS:5.5以下のスコアがないことを前提に、overall6.0以上のスコア
・TOEFL : 合計80以上のスコア
修士課程に入学するための必要条件
ビクトリア大学の修士課程に入学したい場合、いずれかの大学の学部を平均B-以上の成績で卒業している必要があります。
また、入学したい学部や研究科によっては実技経験や実務経験が求められているところもあるため、ビクトリア大学のホームページ、大学院のページで自分の入りたい研究科に入学するために必要な条件を確認してみましょう。
<必要条件>
・IELTS: 6.0以下のスコアがないことを前提に、overall6.5以上のスコア
・TOEFL:ライティングが20以上あることを前提に、合計90以上のスコア
附属語学学校English for Academic Purpose (旧称: Proficiency Programme)について
最後に、ビクトリア大学附属の語学学校について説明したいと思います。English for Academic Purpose (通称EAP)は、ビクトリア大学の敷地内にある大学附属の語学学校です。
ここは、ビクトリア大学の学部や大学院で学びたい留学生たちが入学前に条件として設定されている英語力を獲得するために学ぶ場所です。
全ての学期でコースが開講されており、一回の受講期間は約10週間ほど。学部に入学する予定の人と、大学院に入学する予定の人用のコースに分けられています。
<学部入学準備コースの入学条件>
・IELTS:overall 4.5のスコア
・TOEFL:合計32以上のスコア
<大学院入学準備コースの入学条件>
・IELTS: 5.5以下がないこと前提で、overall 6以上のスコア
<授業料>
約55万円
<重要な説明>
・授業初日にプレイスメントテストを行い、自分の現時点の英語力にあったクラスに配属されます。
・入学したい学期により、出願の時期が異なります。公式ホームページにてしっかりと出願の締め切り日を確認しておきましょう。
まとめ 〜これでビクトリア大学への留学情報はバッチリ!〜
このコラムではニュージーランドの首都ウェリントンにあるビクトリア大学の最新留学情報について、2回連続で徹底解剖してきました。如何でしたでしょうか?
移民が多く、世界中から留学生が集まっているため生活環境的にもまさに留学生にとって最適な街、ウェリントン。首都であるにもかかわらず少し街を外れると大自然が広がっているこの街は、学業に奮闘し少し休憩がしたいな〜という時にも安心して過ごすことができます。
世界的にもその研究の成果や教育の高さが認められているビクトリア大学で、ぜひ素敵な留学生活を経験してみては如何でしょうか。ビクトリア大学についてのコラムは今回で終了ですが、次回もニュージーランドにある別の大学を徹底解剖していきます!お楽しみに!