ニュージーランドでは、医療施設や医療技術が充実しており、高いサービスを受けることができます。ただ、日本語が話せるスタッフが在籍している病院は多くないので、現地の日本人の知人などから情報収集しておくと安心です。
不安な方は、通院の際に日本語通訳を手配することも可能で、保険会社によっては委託料もカバーできるため、海外旅行保険に加入する際に詳細を確認しておくことをお勧め致します。
ニュージーランドの医療システム
ニュージーランドの医療システムは、日本とは異なり、ほとんどの医療機関で、緊急時以外は予約が必須となります。また、医療費は日本と比較すると高いため、出発前に海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。
ニュージーランドの医療システムは以下の2つのステップに分類することができます。
STEP1: GP(General Practitioner=一般開業医)による診察
日本では、子供は小児科、耳の不調は耳鼻科、目は眼科に直接行くシステムですが、ニュージーランドでの病気やケガの診察は基本的に、まずGPと呼ばれる一般開業医で行われます。診察後は、処方せんをもらい、街の薬局で薬を調合してもらいます。
一般的なGPの診療時間は、平日午前9:00~午後5:00までです。また、土曜日は午前の診療、日曜・祝祭日は休診しているところがほとんどです。診察料は50~90ドル程度が目安です。
STEP2: 専門医の診察
どのようなケースでもまずGPで診察を受けるわけですが、そこで診察を受けても症状が解決されない、または高度な専門技術が必要と見なされた場合のみ、専門医の診断を受けることが可能になります。
GPから紹介状を書いて貰い、最寄りの専門医を紹介して貰います。診察料は、症状によっても異なりますが、150ドル~300ドル程度かかります。
ニュージーランドの救急医療に関して
緊急時のダイヤルは「111」を利用します。電話をかけてから約5分程度で到着し、救急看護師が症状を見た後、病院に行くかの判断が行われます。
ニュージーランドの医療費は、日本と比較すると非常に高いことから、救急車の利用は有料となります。ニュージーランドでは事故意以外は、5万円程度掛かります。