ニュージーランドで生活を始めるにあたって、まず必要となるのが携帯電話です。アルバイト探しやシェアハウスを探す際に必ず使用します。海外留学やワーキングホリデーでは1年前後の滞在期間となるため、現地人向けの新規契約(2年契約)することはできません。そのため、留学生はプリペイド携帯やレンタル携帯を利用するのが一般的です。
契約形態とメリット・デメリット
ニュージーランドで1年間のワーキングホリデーや長期間で語学留学をする場合、シェアルームを探したり、アルバイト探しをしたりする可能性が高くなります。また、行動範囲も広くなることに加え、交友関係も幅広くなるため、携帯電話は必須アイテムです。
留学生の場合は2年以上滞在する可能性があるのは、専門学校や大学に進学する方に限られます。そうした方は、現地人向けの2年契約の携帯電話の契約が可能です。しかしながら、多くの日本人留学生の場合は滞在期間が1年未満である場合が殆どのため、プリペイド携帯の購入か現地でレンタルの2通りで携帯電話を持つことになります。
基本的には携帯を購入する際は、パスポートと住所を事前に準備しておき、携帯ショップ等で書類などの記入をするという流れになります。
携帯電話の契約手段 | 詳細説明 |
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プリペイド携帯を購入 現地で、使用容量をその都度チャージしながら使用する仕組みです。使用容量のプリペイドチャージはネットや店舗・スーパーなどでも購入可能です。 |
メリット ・費用が比較的割安。 デメリット ・使用量に制限があり、チャージが切れると使用できなくなる。 |
現地でレンタルする 現地にて新しい機種(スマートフォンなど)をレンタルして数カ月~数年の契約で使用するタイプの購入方法。使用量によって料金が異なります。 |
メリット ・安価な費用でスマートフォンをレンタルすることができ、便利な機種が使用できる。 デメリット ・使用しすぎると請求が高額になる。 |
現地で契約する 現地に2年以上滞在される方のみ、現地人と同様に新規契約ができます。 |
メリット ・iPhone等の最新機種を使用することができる。 デメリット ・使用しすぎると請求が高額になる。 |
留学前に日本で携帯電話の契約解除をすべきかどうか
「日本で使用していた携帯電話を解約すべきですか?」と言う質問は、留学出発前に良く聞かれます。携帯電話を解約すれば、これまで使用していた電話番号や携帯メールのアドレスも使用できなくなります。帰国後に再度使いたいと思っても、解約してしまうと同じ電話番号やアドレスは使用できなくなります。
正直、多くの友人や知り合いがいる場合には、電話番号やメールアドレスが変わることによって、変更した報告をしないといけないのは面倒なことです。そのため、「契約を継続した状態にして出発しても良いか?」という質問も頂きます。ただ、留学期間中の携帯基本料は最低でも支払い続けることになるため、金銭面的にはマイナスです。
携帯電話を解約が必要ない方は、数週間~3カ月未満程度の「短期留学の方」向けだと思って良いでしょう。一般的には長期留学の方は、留学出発前に解約して渡航するのが一般的です。手間にはなりますが、ニュージーランド留学帰国後に再度契約し直す形となります。
番外編として、どうしても携帯番号を変わると困る方は、格安SIM会社にMNP(携帯乗り換え)を行います。格安SIM会社の最低プランで契約し続けることで、携帯番号を維持しつつ、毎月の出費を抑えることはできます。ただし、メールアドレスは携帯会社を変更した時点で使えなくなります。
近年は格安SIMの普及によって、どの携帯やPCからでも使用できるメールアドレスの方が主流になってきています。具体的には、「Gmail」や「Yahooメール」などのフリーメールアドレスです。この機会にdocomo、AU、Softbank、iPhone専用のアドレス使用を止めて、フリーメールに変更することをお勧めします。
帰国などで携帯電話の利用を停止する場合
レンタル携帯や2年契約している場合は、帰国前に店頭または電話で利用停止の手続きをしましょう。手続きをしていない場合は、毎月の請求が続くことになりますので注意が必要です。
なお、プリペイド携帯を利用している場合、特に手続き等は必要ありませんが、使い切っていない分のクレジットを換金することができません。各携帯会社によって規約は違いますが、チャージしたクレジット(使用容量)については1年間維持されるため、期間内にニュージーランドに渡航する予定があれば再度使用することができます。
1年間プリペイド携帯の利用がない場合は、とアカウントは停止され、その番号は利用不可となります。そのため、プリペイドを再度利用する場合は、新しいSIMカードが必要となります。