ニュージーランドでは現在、政府が運営しているNew Zealand Postの他、民間会社が運営しているFastway Couriersがあります。郵便局は赤い看板に「Post Shop」と記載されており、街中はもちろん、スーパーマーケットや本屋、コンビニの一角に入っていることもあり、見つからないということはまずないでしょう。ポストは赤い文字のStandard Post(国内宛)と青い文字のFast Post(国内速達や国際郵便)とに分かれていましたが、2018年1月よりFast Postのサービスは終了となっています。今後Fast Postを利用して郵送していたものは、Courier便(国際郵便)として送ることになります。
ニュージーランドから日本へ荷物を送る場合、費用も比較的安価なため郵便局からの郵送が一般的です。国際郵便には3つ種類があります。目的地や大きさ、重さによって料金が変わってきますが、条件内であれば好きな宅配方法を選択することもできます。International Airが一番安くなっており、International Courier、International Express Courierの順に費用が高くなります。封筒に収まる書類(ポストカードや手紙)はLetterにて、Letter規定よりも大きく30キロ以内の荷物はParcelsとして郵送しましょう。
Parcelでの郵送内容目安
宅配方法 | 詳細内容 |
---|---|
International Air | 郵送目安日数:3~10営業日 郵送範囲:220か所以上 重量:20キロまで |
International Courier | 郵送目安日数:2~6営業日 郵送範囲:主要46か所以上 重量:30キロまで |
International Express Courier | 郵送目安日数:1~5営業日 郵送範囲:220か所以上 重量:30キロまで |
ニュージーランドから日本へ荷物の送り方
ニュージーランドから日本へ荷物を送る場合、郵便局窓口へ直接持って行く方法が簡単です。封筒や段ボール箱は郵便局でも販売しておりますが、郵便局以外でも文具店や雑貨店などでも購入することができます。送付状は郵便局で入手することが可能です。送付状には内容物や内容物の価格を記載する欄がありますので、しっかりと内容物を記入します。セント単位で正確に記載する必要はありませんが、おおよその金額はわかるようにしておきましょう。
肉や乳製品などは、日本への持ち込みが制限されています。荷物を梱包する前に、日本への郵送が制限されているものが混ざっていないか、郵便窓口などで確認しておきましょう。また、ガラスや瓶ものなど、割れ物を送る場合には厳重に梱包して郵送しましょう。ニュージーランドでは日本のような配送サービスが整っていません。配送途中で荷物がダメージを受けることも多々ありますため、頑丈な梱包がお勧めです。
日本からニュージーランドへ郵送する場合の注意事項
留学をしているご家族やお友達に日本から荷物を郵送する場合、ニュージーランドと同様、日本の郵便局窓口から郵送をすることができます。郵送をする際には、禁止物品や郵送に条件の付いている品物がありますので、注意しましょう。例えばニュージーランドには以下のようなものは郵送することができません。
・動物の毛を用いて作られたブラシ
・クレジットカード、硬貨などの貴重品
など
ノートパソコンやゲーム機、デジタルカメラ等を郵送する場合、バッテリーにリチウム電池が使用されている機器の場合には、原則電池を取り外し、機器のみの郵送が可能となっています。ただし、一定の上限を満たす機器に関しては、電池を外すことなくそのままの状態で郵送することができるため、事前に郵便局など利用される郵送会社に確認しましょう。郵送が可能な場合でも、郵送の過程でダメージを受け、機器が壊れてしまうケースも多くあります。ノートパソコンやゲーム機、デジタルカメラなどの精密機器はできる限り渡航時に手荷物として持っていくようにしましょう
ニュージーランドに限らず、海外への荷物の郵送時には、郵送荷物の紛失が起こることが良くあります。一度荷物を紛失してしまった場合探し出すことが難しくなるため、EMS(国際スピード郵便)などを利用し、荷物を追跡できるようにしておくと安心です。万が一荷物を紛失した場合には、郵送手続をした郵便局窓口から追跡請求書を提出し、荷物の行方を調査してもらうことも可能です。