フィリピン出国時のトラブル – 2カ国目に渡航する際の注意点 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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フィリピン出国時のトラブル – 2カ国目に渡航する際の注意点

公開:2018/05/09 著者:佐藤 めぐみ 466 Views

フィリピン留学後、オーストラリアやカナダなどに留学する「2カ国留学」を考えている方が最近増えています。英語力を効率的に伸ばしたいなら、フィリピンで英語学習するのが最近のトレンドになりつつあります。

2カ国留学する際ですが、パターンが2種類あります。

 

・フィリピンから一度日本に帰国し、2カ国目に行く方法
・フィリピンから直接2カ国目に行く方法

 

今回、フィリピンとカナダに2カ国留学されるお客様でトラブルが発生しました。カナダに向かう際、フィリピン出国時にスムーズに出国できませんでした。今回の事例を元に、今後みなさんが気を付けるべき点をまとめてご案内します。

※2018年4月時点のトラブルです。

出国トラブルの内容と原因

状況としては、フィリピンマニラ空港から日本へ帰国せず、そのまま直接カナダへワーキングホリデービザにて入国する予定でした。

お客様がフィリピン出国の際に、「ワーキングホリデービザ発給レター」を印刷していないことを空港で気付きました。さらに、メールの履歴からビザ発給レターを見つけ出そうとしましたが見つかりませんでした。更にその場でインターネットもスムーズに繋がらないという災難。

 

結局、マニラ空港スタッフへカナダ入国のビザを所持している証明ができませんでした。

 

そのため、別室に連れていかれ色々と取り調べをされました。その後フィリピンの空港スタッフがカナダ移民局へ直接問い合わせを入れ、カナダワーキングホリデービザの承認が下りていることを確認し、その情報をメールで送ってもらい事なきを得ました。

 

しかしながら、問題が解決した頃には既に数時間が経過しており、搭乗予定だったフライトは既に出発してしまった後でした。

 

その場でカナダ入国のためのビザを所持している証明ができなかった本人の落ち度があると判断され、自腹で航空券を再度手配しました。

航空券の再手配で、約10万円の損失となったのです!10円以下で印刷できるビザ発給レターを持っていなかっただけで、10万円の損失は痛すぎます。

ビザ発給レターは、カナダ入国審査時のみではありません。フィリピン出国時にも確認をされる場合があるという事実を私たちは忘れてはいけません!

ビザ発給レターは必ず印刷して手元に所持すること

「きちんと手続きも終えてるし、別に書類は印刷していなくても大丈夫でしょ!」とついつい思ってしまいがちです。最近は皆さんスマホも持ってますし、「いざとなればネットで調べて係員に見せれば良いでしょ!」と楽観的に考えがちです。

日本国外に出ると、インターネット環境も整ってるかどうか分かりません。フィリピンを含め、東南アジア圏では、インターネットのインフラが十分に整っていないケースも有り得ます。

 

留学ドットコムでは、必ず下記2点をお客様に渡航前ご案内をしています。

・ビザの種類は問わずビザ発給レター、承認レターは日本出発前に必ず印刷する。
・入国審査、出国審査時にレターの提示を求められる可能性があるので、すぐに取り出せるように準備をしておく。

 

今回はたまたまフィリピンからカナダへ出国しようとしたお客様でしたが、カナダだけでなくオーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど他国においても同様です。必ず2カ国目のビザ発給レターを印刷して所持して、すぐに取り出せる状態にしておきましょう。

スマホにビザ発給レターの画像を保存しておき、印刷しない方がいますが、印刷に勝るものはありません。「携帯電話の充電が無くなった…」、「たまたま入国・出国時携帯電話にトラブルが起き電源が入らなかった…」というケースもあります。何でもスマホに頼らず、レターは必ず紙に印刷しておきましょう。

2カ国目入国時の注意点

オーストラリアでは入国時、ワーキングホリデービザ承認レターを確認せずに入国させてくれる場合もあります。留学経験者から「何もチェックされなかった!」と聞いている方は、事前の準備を怠る傾向があります。

入国管理局でビザの承認が下りていることは確認できるだろうと軽視せず、念には念を入れ出来る準備は万全にしておいてください。

また国を問わず入国審査は、個々に審査状況は変わります。簡単な質問だけで入国できる場合もありますし、質問攻めに遭う方もいます。挙動が怪しいと判断されれば、別室の取調室に連れていかれ、長時間拘束されたケースもあります。

 

私の友達が、ニュージーランドに入国した際、質問攻めに遭いました。ただの観光旅行にも拘らず、「どこに滞在するの?」、「NZでは何をするの?」、「NZにいる友達とはどんな関係?」など、多くの質問を受けました。

当時、私はワーホリでニュージーランドに滞在しており、その友達は私のシェアハウスの近くのホテルに滞在予定でした。

しまいには、ニュージーランド入国管理局からその友達について私に電話があり、今回の観光旅行について、滞在先について、関係性について聞かれたので、入国管理局の職員に説明し何とか友達は入国できました。

 

こうした質問攻めになるケースは稀ですが、抜き打ちでチェックをしています。留学カウンセラーとして仕事をしていると、多くの方のサポートに関わるため、同様の経験された方も複数いらっしゃいます。

私は複数国に留学していますが、私が過去に入国審査で聞かれた質問の例を挙げます。

・滞在期間はどれくらい?
・滞在の目的は?
・滞在先はどこ?
・帰りのチケットは持っている? など

 

特に難しい質問はなく一般的な内容ですが、中には入学予定の学校について、どれ位学校に通うのかなど詳しく聞かれる場合もあります。語学学校やホームステイ先にその場で電話されて確認されるケースもあります。そのため、滞在先と学校お申込内容が載っている資料はビザレターと同様必ず印刷して手元に持っていると安心です。

現地の語学学校や滞在先などの緊急連絡先は、必ず控えておきましょう。場合によっては電話で確認をされる可能性もあるため、何かあった時に助けを求められます。

留学をスタートする大事な第一歩である出国・入国審査でつまずかないよう、できる準備はしっかりやっておきましょう!

※渡航国によって、入国審査時控えておくべき書類、連絡先が異なる場合があります。詳しくは弊社スタッフまで必ずご確認を宜しくお願いします。

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