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【大学生は必見!】「ESLコース」と「TOEICコース」どちらのコースで学ぶべきか検証

公開:2018/08/16 著者:齋藤 朱里 692 Views

大学生は留学できる時間が限られてます。多くの場合は、春休みや夏休みを利用した「短期留学」だと思います。また、意識の高い方は、1年大学を休学して留学する「休学留学」を検討する方もいます。

語学学校には、幾つかのコースがあります。一番有名なのは、「ESLコース(一般英語)」と言う英語の基礎をバランス良く学ぶコース。そして、TOEICやTOEFLなどの試験対策コース、ビジネス英語コースが有名です。学校によっては、ワーキングホリデーでお仕事される方を対象としたユニークなコースもあります。

留学を検討している方は、自分の留学目的や目標に沿ったコースを選ばれると思います。中でも就職活動に向けた英語力のアップを狙う大学生の場合、どのコースを選択すべきなのでしょうか?

 

現在の就職活動では、TOEICのスコアは大切な判断材料になっています。

 

日本の企業は少子高齢化の影響もあり、縮小し続ける日本国内マーケットだけでは厳しいため、続々と海外進出を加速させています。それにあたって、英語ができる人材の確保が急務になってきています。

そこで、自分自身のキャリアアップを考えて、企業側が求める英語力を目指して留学される大学生は年々増えています。

 

コース選択の際に、基礎英語力を養う一般的な「ESLコース」と、TOEICの対策に特化した「TOEIC対策コース」、どちらで学ぶ方が効率良く英語力アップを図れるのでしょうか?

 

今回はESLコースとTOEICコースの説明をしながら、英語レベルや留学期間の観点からコース選択方法を検証していきたいと思います!

 

【参考記事】
若いうちに留学した方が良い理由とは?

ESLコース(一般英語コース)とは?

語彙や文法の学習はもちろん、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4技能を満遍なく学び、基礎英語力アップを図るためのコースです。

多くの語学学校では、一般英語コースのクラス数が一番多く、一般英語コースの中でも初級から上級まで幅広いクラスが用意されています。語学学校の規模にもよりますが、5~15レベルまでクラスレベルが細分化されています。

自分の英語レベルに適したレベルで勉強することができるので、英語初級者の方から安心して学べるコースです。

 

TOEIC試験対策コースとは?

その名の通り、TOEIC対策のためのコースです。TOEICテストはリスニングとリーディングの2構成で、ビジネスシーンを想定した問題が主軸となっています。

そのため、TOEICのテスト形式に沿ったリーディングやリスニングの内容や過去問題を演習として集中的に行います。問題の解き方だけでなく、時間配分などのコツやポイントを学び、TOEICの傾向と対策を攻略することによって、TOEICの点数向上を狙います。

しかし、TOEICは1週間などの短期間では高得点獲得は見込めません。学校によっては、4週間単位でしか申し込めないと言った形で受講期間を定めている場合があります。

 

 

効率の良い英語学習方法

英語は英単語の連続です。単語の意味が理解できなければ、その先に進めません。日常会話ができるようになりたいなら、日常会話で出てくる単語が一通り頭の中に入っていなければいけません。

英語初心者の方は、まずは語彙力と文法の復習行いましょう。単語のインプットは日本出発前でもできる作業です。留学先では会話(スピーキングとリスニング)の強化を重点的にお行いたいため、その前段階の語彙力強化が日本でやるべきことです。

学習の流れは、以下のように進めていきます。

 

1.日常会話で頻繁に使用される単語や文法の学習
2.留学中は実践を通して会話力を強化
3.「読み」、「書き」、「聞く」、「話す」の4技能をバランス良く学習
4.最低限の「読み」、「書き」ができるようになった後、「聞く」、「話す」を強化
5.基礎力を身に付け次第、新しいコースへ移動(4~6カ月以降)

 

インプットで徐々に知識を吸収したら、コミュニケーションを通して英語に慣れることを目指します。ここで会話が少し理解できるようになるでしょう。

日本人の場合、中高の英語学習でリーディングやライティングはある程度できますが、リスニングとスピーキングに苦手意識を持っている方が多いのが特徴です。

 

留学中は偏った学習ではなく、4技能満遍なく学習することで英語の理解度もより高まります。

 

4技能を学習し英語力の土台ができた後に、「スピーキング」と「リスニング」の強化を図ります。言語は結局会話ですので、インプットした知識をアウトプットすることが最も重要で、それを積み重ねることにより会話力が強化されます。

基礎をしっかり固めること、順を追って勉強することが大切だと分かって頂けたと思います。

では、効率の良い英語学習方法を踏まえた上で、「ESLコース」と「TOEIC対策コース」のどちらを選択するのが良いのか紹介します。

 

中級以上の英語力があるかどうかが分かれ目

基本的にTOEIC対策コースで結果を出すためには、基礎力が大前提です。TOEICのリーディングの問題を見て頂いて、出てくる単語や文法をスムーズに理解できない場合は、TOEIC対策コースは避けた方が良いです。

 

英語初心者の方が最初からTOEIC対策コースを選択されても、語彙力に乏しいため授業が難しすぎて理解することができません。

 

留学をしていても自分のレベルに合った英語を学べないため、結果的に英語力の向上には繋がりません。英語初心者の場合はESLコースでしっかりと基礎英語力を身に付ける方が英語力向上に繋がります。

 

TOEICコースを選択すべきかどうかの分かれ目は、一般英語コースで中級レベル。TOEICで550点レベル以上ある方であれば問題ないでしょう。

 

数週間の短期留学の方は、留学期間が短いので、通常はESLコースの受講となります。ただ、どうしてもTOEIC対策をしたい場合は、グループ授業主体の欧米圏留学ではなく、マンツーマン授業で勉強できるフィリピン留学でTOEIC対策を行うのがベストです。

 

休学して中長期留学する方は、3~6カ月程度ESLコースで基礎力を養い、英語レベルが中級レベル以上に達した後に、TOEIC対策コースにクラス変更を行うのが良いでしょう。

 

基礎力を身に着けた後、最終的にTOEICスコアの取得目標を定めて勉強をすることで、最も効率良く英語力を高めることができるでしょう。

スピーキングなどのコミュニケーション力を伸ばしたい方は、ESLコースで学んだ後、スピーキング集中コースを受講するのも良いでしょう。

なお、スピーキング力は履歴書上ではアピールできないものなので、最終的にはTOEICスコア取得を目指した留学プランがセオリーです。

 

ESLコース選択をオススメする方
・短期留学(既にTOEICが550点レベルある方は除く)
・英語初心者の方
・コミュニケーション力を高めたい方
TOEIC対策コースをオススメする方
・既にTOEICが550点レベルに達している方
・TOEICを○点まで上げたいという具体的な目標がある方

 

短期留学の方はフィリピン留学がお勧め!

欧米圏留学1日4~5時間の授業時間に対して、フィリピン留学は平均で1日約8時間の授業時間になります。

また、学習時間が2倍近くあるだけでなく、その5時間以上はマンツーマン授業で先生と1対1で授業を受けられます。自分のレベルに適したペースで勉強できるため、短期間でも成果が期待できるます。

 

具体的に何点獲得という目標を定めているのであれば、TOEIC対策コースを選択し、予めその旨を先生に相談すれば、その目標到達に向けての授業を行ってくれます。

 

マンツーマン授業で個人の英語レベルに合わせて授業を進めてくれるため、自分の苦手な点をしっかり教えて貰えます。分からないところがあれば、その場ですぐに質問できるのも魅力的です。

フィリピンのマンツーマン授業の場合、生徒の要望に応じて授業を進めて行く学校もあります。その場合は、ESLコースを選択しつつも、TOEICの勉強をしたい旨を伝えればTOEICの授業も対応してくれる場合もあります。

英語初心者だけど、少しTOEIC対策もしたい方にお勧めです。また、短期留学の方にとっても、マンツーマン授業で自分の希望に応じた授業が行われるため、より濃密な授業を受けることができます。

 

短期留学の方は時間が限られるため、日本出発前に語彙のブラッシュアップと文法の復習必ず行うようにしましょう!

 

最大の成果を出すために闇雲に留学しない!

英語力を高めるためには、自分の英語レベルに適したコースを受講することが最も大切です。また、英語の基礎力が無いのにも関わらず、英会話だけをしても会話力がグングン伸びることはありません。

基礎英語力が全くに無いのに、現在の実力に見合わないTOEICスコアを目標設定する方もいますが、そんな状態で留学しても辛い現実を目の当たりにするだけです。

 

現在の自分の立ち位置が分からない方や、どのようにプランを立てて良いか分からない方は、留学エージェントに相談して筋道を立てて貰いましょう。

 

留学で成果を出すためには、コツがあります。そのコツを理解した上で1日1日留学生活を進めている人は伸びるスピードも速いのです。

自分の留学期間、英語力を良く考えた上で、自分に見合ったコースを選択するようにしましょう。

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