【フィリピン留学】国籍比率は英語力アップに関係する?フィリピン留学で学生の国籍が重要なのかどうか検証!
語学学校のサイトを見ていると、「国籍比率」が載っていいます。
そして、語学学校を決める際に、「生徒の国籍比率」が気になる方も多いと思います。
アメリカやイギリスといった欧米圏の留学地では、世界中から留学生が集まって来るイメージがあります。
一方で、フィリピン留学は韓国人と日本人が大半だったりします。
実際、フィリピン留学で韓国人や日本人中心の生活環境の中で、「英語力アップすることは難しいんじゃないの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
実際に、「生徒の国籍比率」は英語力をアップさせることに関係するのでしょうか?
フィリピン留学において、「国籍」が重要なのか検証していきたいと思います!
フィリピンの語学学校の一般的な国籍比率
フィリピンの語学学校は、フィリピン人が経営しているケースは殆どありません。実際に皆さんも驚くかも知れませんが、韓国資本と日本資本の学校が殆どです。皆さんは、この理由をご存知でしょうか?
その理由を探るため、まずはフィリピン留学の歴史をさかのぼってみましょう!
フィリピン留学はもともと「韓国人の大学生を留学させて英語を勉強させる」目的で誕生しました。欧米圏への留学よりも安く英語を学ばせる目的で、物価が安いフィリピンに目を付けて語学学校を始めたのです。これは1997年前後までさかのぼります。
韓国人がフィリピンに行って、フィリピンに語学学校を設立したので、韓国系の学校がフィリピン留学のパイオニアということになります。
日本人がフィリピンに留学するようになったのは、2015年以降からです。
韓国人の劇的な英語力アップを目の当たりにし、日本人向けの学校を作ろうと日本人経営の語学学校が増えました。それ以降、日本人もフィリピン留学するようになったのです。
これがフィリピンの語学学校に韓国系と日本系が多い理由です。
韓国人や日本人が多いことに変わりありませんが、最近では台湾やベトナム、タイ、中国、ロシア、ドイツなどといった多国籍な学生が在籍する学校も増えています。
韓国系であるか日本系の違いによって、各学校で国籍比率に関係します。韓国経営の学校には韓国人の生徒が集まりやすく、日本人経営の学校には日本人が集まりやすいことは間違いありません。
学校選びの際に、フィリピン留学の誕生の理由を知っておくことが大切です。
国籍比率は英語力アップに関係するのか?
「外国人の友達と話して楽しい!」、「外国人の友達と出かけられてうれしい!」、「友達と話しながらもっと上手に喋りたい!」と思えるのなら、生徒の国籍が豊かであることはプラスになります。
欧米圏の語学学校では、授業は15人前後のグループ授業が主体です。授業中で先生と話す機会は、さほどありません。また、放課後や週末も現地のネイティブが会話相手になってくれることもありません。
つまり、欧米圏の留学地では、学校で作った友達と交流する中で英語を使って、会話力を伸ばすという発想があります。
しかし、フィリピン留学においては、国籍比率に関わらず「一生懸命勉強するかどうか!」が英語力アップにおいて重要になります。
欧米の語学学校とは異なり、マンツーマン主体の授業になるため、先生と会話する機会が1日5時間以上もあります。
正直、話す時間は1日5時間もあれば十分です。
フィリピン留学は、授業の中でたっぷり会話できます。授業時間外は、授業の予習・復習や語彙の暗記など、知識のインプットに使うのがフィリピン留学の考え方です。
外国人の友達と喋ること自体は、「学校で先生と会話する」ことに比べれば、英語力アップ効果はさほど期待できません。学校のお友達は、先生でもネイティブでもありませんので、間違いの指摘や新しい表現などは教えてくれません。
お友達はあくまで、「話し相手」に過ぎません!
英語に慣れる要素ではありますが、英語力が格段に伸びることはありません。フィリピン留学では、あくまでも「授業」がメインで、「友達との交流や会話」はサブになります。
また、フィリピン留学では、授業時間が1日8時間近くあるため、友達との交流や会話は1~2時間程度です。
時間的に見ても、友達との交流や会話は少ないのです。
フィリピン留学は韓国人と日本人が大半を占めますが、フィリピン留学中の生活環境を掘り下げると、英語力アップに国籍はさほど関係無いことが分かります。
国籍比率は重要なのか?
そもそも「国籍」を気にする理由は、何故でしょうか?
良く聞くのは、「せっかく留学したのに日本人と一緒にいて、日本語を使ってしまっては意味がない。」という部分です。
そして、日本語から遠ざかれば遠ざかるほど「留学への本気度が増す!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そもそも友達と過ごす時間が多い欧米留学では、そのような考えに至るのは理解できます。
一方、フィリピン留学では友達と交流してる物理的な時間が少ないのです。
また、友達と交流してる時間があるなら、予習・復習、単語の暗記、宿題をするなど、すべきことが沢山あるのがフィリピン留学です。
時間に余裕があれば、友達と交流を楽しめば良いでしょう。
しかし、英語の素人同士で積極的に英会話することは、欧米留学と変わりません。欧米留学よりも2~3倍のスピードで英語力が伸ばせるのがフィリピン留学。つまり、欧米留学と同じことをやっていてはいけないのです!
授業外でもお友達と交流することで、色々な刺激を受けるなど、英語力アップ以外のプラス要素はあるでしょう。
私がフィリピンへ留学していた時、友人のほとんどが韓国人か日本人でした。しかし自分たちで日常会話も英語を話すようにしようと心がけていたので、学校以外の場所でも英語を話す環境を作っていました。
このように、自分次第で日本語を話さない環境をつくることはできます。ただし、それには周りの協力も必要になります。
つまり、自分と同じモチベーションの学生が集まる学校選びをしなければなりません。
語学学校のタイプによって、集まる学生の本気度もバラバラです。国籍比率メインで語学学校を選ぶと、授業内容や生活面などを犠牲にしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
語学学校を選ぶ時は、「自分自身の留学プランや目的に合っていること」が一番重要です。
フィリピン留学は、欧米圏とコンセプトが全く異なることを知っておきましょう。
逆に欧米圏に留学する際は、友達との交流がコミュニケーションの主戦場になるため、生徒の国籍比率はより意識しなければいけません。
フィリピン留学は国籍比率で英語力を伸ばす場所ではない!
これまでの紹介してきた通り、フィリピン留学においての「国籍比率」は、重要な項目でありません。
フィリピン留学は、授業時間が長く、授業の中で先生と会話する機会が豊富だからです。
それ以外の時間帯は、コツコツ自習をする時間であることを肝に銘じましょう。
フィリピン留学に行って英語力が伸びない人は、友達との交流を積極的にしている人が多い印象があります。
自習時間を削って友達と遊び歩いてるのですから当然の結果です。
授業だけ受けていても、新しい知識はポンポン頭の中に入ってくることはありません。英語力を伸ばすためには、自習時間の確保が必須になります。フィリピン留学では、友達との交流はほどほどが丁度良いと言えます。
どの語学学校が良いかは皆さんの留学プラン次第です。何を重視して学校選びをするのか、条件をまとめて留学エージェントに相談に行きましょう!