【フィリピン留学】学校選びの基準は「生活環境」も重要!
授業時間が多いのにもかかわらず、欧米圏留学の3分の2程度の料金でいけると話題のフィリピン留学。
フィリピンには既に数えきれないほどの学校が存在しますが、未だ語学学校が増え続けています。
現在ではアメリカを抜き、日本人が留学する国ナンバー1になっています。
フィリピン留学がメジャーになるにつれて、以下のような声を耳にします。
・自分に合った学校が見つけられない。
・どのような基準で学校を決めるべきなの?
留学において語学学校選びは非常に重要です!
コース詳細や授業内容を見比べて学校を決める方が多いのですが、実はそれだけでは足りないのです。
フィリピン留学は全寮制で、一日の大半を施設内で過ごすため、語学学校の生活環境はとても大事な要素です!
今回は学校選びで迷われている方の悩みを解決すべく、生活環境の観点から学校選びのポイントお伝えしていきたいと思いますので、是非チェックしてみてください!
語学学校選びの基準は?
学校選びの基準は人それぞれだと思いますが、多くの方がフィリピン留学での学校選びの際に大切にしている要素を並べてみました。
学校選びの基準 | 詳細情報 |
留学費用 | 1カ月約18~20万円が平均。これ以上もこれ以下の価格帯もありますが、内容の違いを必ずチェックしましょう。 |
立地 | 「勉強集中派」か「遊びも充実派」で方向性が変わります。勉強重視派であれば郊外エリアになり、遊びも充実派であればビーチリゾートに近い学校を選ぶと良いでしょう。 |
授業形態 | フィリピン留学はマンツーマン授業が主流ですが、マンツーマン授業のコマ数は語学学校により異なります。 |
学校規模 | 学校規模ですが、大規模校は100~200名と多くの学生が集うため、それだけ友人の輪も広がります。一方で、小規模校は学生数が数名~数十名といったところまであります。小規模校の場合は、アットホームで先生や友達との距離が近くなります。 |
経営形態 | フィリピンの語学学校は、主に「日本人資本」と「韓国人資本」に分かれます。日本人経営校は日本人の割合が多く、韓国人経営校は韓国人の割合が多くなります。提供される食事は、多く在籍する国籍の生徒の口に合ったものが出される傾向にあります。 |
施設 | 施設レベルは綺麗か、清潔かなど。プールやジムの有無。施設面に関しては学校の費用と比例しており、費用が高いほど施設が整備されています。 |
コース | 開講コースは学校により大きく異なります。自分の受講したいコースが揃っているか確認しましょう。 |
国際バランス | 日本人経営の場合は日本人の生徒が大半です。学校によっては、台湾人やベトナム人などの生徒が在籍している場合もあります。韓国人経営の場合は、韓国人が大半です。フィリピン留学は勉強中心の生活になるため、欧米圏留学と異なりそれほど国際バランスを気にする必要はありません。 |
日本人スタッフ | 何か困った時に日本人スタッフがいると安心です。多くの学校は日本人スタッフがいます。逆に日本人スタッフが在籍していない学校は、日本人生徒はほぼいません。 |
一般的には、「留学費用」と「授業内容」に重きを置く人が多くなります。
フィリピン留学はマンツーマン授業主体です。授業内容は自分の好きなようにリクエストを出すことができるため、授業からクレームが起こることは殆どありません。
【参考記事】
【フィリピン留学】マンツーマン授業はどこまでカスタマイズできるのか?6校の学校スタッフに聞いてみた
経験者でなければ気付かない部分だと思いますが、、、
フィリピン留学で一番クレームが出る可能性が高いのは、実は「生活環境」なのです!
フィリピン留学の授業時間は8時間以上、宿題や予習復習を含めると10時間以上。それだけの時間を学校内で過ごすことになります。
それだけに、語学学校の生活環境は重要な要素になってくるのです!
なんで生活環境は重要なのか?
「施設が綺麗なところ」や「治安の良いところ」を希望する方はいますが、もっと細かく見て欲しいと思います。
提供される食事や掃除洗濯サービスの有無、どんなタイプの学生が多いのかなど、生活に密着した要素を考慮せずに語学学校を決めてしまう人が大半です。
フィリピンは日本と生活環境が異なりますし、全寮制であるため自分の行動が周囲に丸見えの状態で生活することになります。
自分と同じ目標を持っている人であれば、価値観や話題も合います。しかし、目指してる目標が異なる人と常に同じ空間で生活していれば、ストレスが溜まる要因にもなります。
また、食事がフィリピン料理や韓国料理中心で口に合わなければ、毎日のことなのでストレスは相当溜まります。また、一日8時間以上の勉強を終えた後、洗濯や掃除もやらなければならないとなると疲れてしまいますよね。
そこで、生活環境で注目すべき重要項目を紹介していきたいと思います。
学校で提供される食事
食事も全ての学校で同じではありません。
食事に関しては、以下のポイントを抑えておきましょう。
・週末や祝日は食事の提供はあるのか
・どのような料理が提供されるのか
食事は一日3食提供している学校が大半ですが、平日のみの提供で週末や祝日は提供されない学校もあります。平日の食事に関しても、お昼だけしか提供しないと言った場合もあります。
提供されない食事に関しては、売店で食事を買ったり、外食で済ましたり、労力も使いますし費用もかさみます。
土日は外出するから食事はいらないという方もいますが、そうした学校は真面目な学生が集まる学校よりは、遊びに行くタイプの学生が多く集まる傾向があります。
食事の提供状況だけを見ても、その学校の方針や方向性が見えてくるのです。
どのような料理が提供されているのかも留学生活で大切な要素です。
食事内容は、語学学校のホームページで公開していませんので、留学エージェントに確認するのが最も手っ取り早い方法です。
食事は一日のエネルギー源にもなりますし、勉強に励む中で食事を一日の楽しみにしている人も多いでしょう。
日本人経営校の中には、日本人シェフやトレーニングを受けた調理スタッフが料理を作っていたり、日本産の調味料を使用していたりと、日本人の口に合う料理を提供している学校もあります。
韓国人経営校の場合は、韓国人向けの料理が中心となるため、辛い韓国料理が出される傾向にあります。
韓国人経営校であっても、日本人留学生が2~3割以上いれば、日本人にも配慮された食事が提供されているケースが多くなります。
掃除や洗濯の有無と頻度
欧米留学であれば、掃除や洗濯は自分でやるのが当たり前です。
しかし、フィリピン留学は勉強に集中するために、学校の清掃スタッフが皆さんに変わって対応してくれるケースが殆どです。
以下のように、学校間で対応は微妙に異なります。
・洗濯は「無料」か「有料」か
・「有料」の場合は幾ら掛かるのか
多くの学校では掃除・洗濯は留学費用に含まれていますが、中には有料の学校もあります。
週何回のペースなのかは学校によって異なります。例えば、毎週○曜日は掃除の日で、毎週○曜日と毎週○曜日は洗濯の日という形で定められています。
掃除は皆さんが授業を受けている間に、お部屋やバスルーム、トイレの掃除、ベッドのシーツ交換などを行ってくれます。洗濯は洗濯物をかごの中に入れて、所定の場所に持って行けば、大抵は翌日には畳まれた状態で戻ってくることが多いです。
一方、施設内に洗濯機が設置してあり、生徒各自で洗濯を行う学校もあります。
勉強後に家事をするのは、正直負担が増えます。
その時間を勉強やフリータイムに回せますので、掃除・洗濯は学校側が行ってくれる方がベターだと言えるでしょう。
語学学校の立地と生徒の雰囲気
語学学校は立地によって、集まってくる生徒の雰囲気も変わります。そのため、自分自身の留学目的を明確にして、その上で立地を考慮して行くことになります。
一般論として、、、
・楽しいタイプの学校は、街中心部やリゾート地に近い
勉強だけではなくリゾート地で遊びたいという人は、セブ中心部やビーチリゾートに近い月鉱を選択すると良いでしょう。
一方、真面目に勉強したい人は、セブの郊外エリア、クラークやバギオなどを選ぶと良いでしょう。
「費用重視」だけで学校選びする方の中には、本当は真面目に勉強したいと思っているのに、周囲の生徒も勉強せず遊びに流されて後悔したという話は良く聞きます。
セブはリゾート地にも比較的近いですし観光地として有名であるため、プライベートも充実させたいという人が多く集まります。
いくら自分次第と思っていても、同じ学生寮で一緒に生活している友達からの誘いだと、誘惑から逃げられない環境になってしまいます。
学校選びの際は自分の留学目的を念頭に置き、その学校にはどのような目的意識を持った生徒が集まっているのかまで考慮すると、入学後の違和感も減るだけでなく、英語力アップにも影響してきます。
語学学校内の施設環境
学校施設のクォリティはピン~キリです。
学校施設が新しければ、快適に生活できますが、留学費用は割高になります。一方、学校施設が古ければ、留学費用は割安になるものの、許容範囲を下回るクォリティだとストレスが溜まります。
その他、シャワーやトイレの水回りの清潔さ、自習室の有無や使用時間制限、プールや運動ジム設備の有無など、毎日の生活に影響する部分なのでチェックしましょう。
多くの学校は授業施設と宿泊施設が同じ建物で、徒歩で通学できます。しかし中には、授業施設と宿泊施設が離れている学校もあり、通学が必要なタイプの学校は負担が増えるのでチェックしておきましょう。
インターネット環境(Wi-Fi環境)
日常生活において、インターネット環境は欠かせないものです。
語学学校にはWi-Fiが整備されていることがほとんどなので、連絡を取ることやネットサーフィンが可能です。
しかし、学校によっては、施設内でWi-Fi利用場所が限られている場合もあります。
例えば、食堂や自習室では利用できるが、学生寮の部屋では利用できないなど。
また、速度に関しても日本の通信速度に慣れている日本人にとっては、かなり遅く感じると思います。
インターネットのスピードは、街中の学校であればあるほど早くなる傾向にあります。
インターネットのスピード重視の方は、セブ中心部の学校を選ぶのが無難です。
郊外の学校を選ぶ方の中には、インターネットのスピードが遅すぎて、それがストレスで学校を転校したケースもあります。また、フリータイムや夜の時間帯は、多くの人がインターネットを利用するため、さらに遅くなります。
留学中に動画を観たい方、仕事でネット環境が必要と言った方、頻繁にネットを繋ぎたい方は、学校のWi-Fi環境もチェックしましょう。
フィリピンの語学学校選びのポイント
生活環境の観点から学校選びのポイントをまとめましたが、参考になりましたでしょうか。
最も大切なことは、フィリピン留学するにあたって具体的な目標を決めることです。
具体的な目標を決めたら、その目的に適した学校は絞り込めます。
また、最終的に費用面重視で学校選びをすると、英語力アップに支障をきたすかもしれないので、「生活環境」が自分の許容範囲内であるかチェックが必須です。
一般的に高い費用の学校を選ぶ分には、面白いものでマイナス面は聞きません。しかし、安い費用の学校は、安い理由がどこかにあるはずで、その多くが生活環境の違いだったりします。
学校選びをする際は、「生活環境」を見極めた上でのお申込みが重要です。