フィリピン留学に親子留学やシニア留学が多い理由とは?
「親子留学」や「シニア留学」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか。「親子留学」や「シニア留学」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか。
敢えて説明しなくとも分かるかも知れませんが、親子留学は親が子どもと一緒に留学をすること。シニア留学は定年退職してから、もしくは年を経てから留学で言語を学ぶことです。
現在、日本ではグローバル化が進み、小さい子どもからお年寄りまで英語を学ぶ時代となっています。
国内での外国人観光客や外国人労働者の増加、また東京オリンピックの開催に伴い、日本国内でも英語を使用する機会が増えることは誰でも想像がつきます。
そのため、小さいうちから、もしくは年を経てから英語を学ぶ人も多くなっており、最近では親子留学、シニア留学の需要が高まっています。
現在ではアメリカを抜き、人気№1の留学国となったフィリピンですが、フィリピンでは親子留学やシニア留学のニーズが非常に多いのです。
では、なぜフィリピンではそれらが人気なのでしょうか?
今回は、フィリピン留学の特徴をざっと紹介しながら、親子留学、シニア留学がフィリピンで多い理由を検証していきたいと思います。是非最後までチェックしてみてください!
そもそもフィリピン留学が人気の理由とは?
フィリピンは発展途上国ということもあり日本と生活環境も異なるため、良いイメージを持っていない方もいるかも知れませんが、何故人気なのでしょうか?
その理由を簡単にまとめてみました。
長時間で集中的に授業が受けられる
欧米圏は1日4~5時間の授業構成が主ですが、フィリピンは約8~10時間の授業構成になっています。
特に親子留学やシニア留学の方は、1カ月以上の留学期間を作るのが難しい方も多いのが実情です。限られた時間の中で最大限勉強できるため、フィリピン留学は大変人気があります。
授業料がリーズナブルであること
フィリピン留学は、欧米圏留学の「3分の2」以下の費用。欧米圏の場合は、学校費用、滞在費、食費や通学費などの生活費、航空券代などで約40~50万程度ですが、フィリピン留学は平均25万円程です。
基本的にフィリピン留学は、食事も3食提供されます。自炊の必要性がありません。また、授業を受ける施設と滞在する施設が同じ、もしくは徒歩圏内のため余分な通学費もなし。
航空券に関しても、アメリカやカナダ、ヨーロッパ圏に比べて、フィリピンは日本から近いため、渡航費は半額程度。LCC(格安航空会社)を利用すれば、3万円台で行けることもあります。
マンツーマン授業による自分に最適な授業
フィリピン留学最大の特徴がマンツーマン授業です。例えば、1日4コママンツーマン授業、3コマグループ授業、2コマ選択授業といった具合で、先生と1対1のマンツーマン授業を多く受けられます。
欧米圏では一クラス10~15人のグループ授業が主流で、英語を話す機会が限定されています。授業中に個人的な質問をすることも難しいのが実情です。
マンツーマン授業は、自分のレベルに合った授業を受けられるだけではありません。自分が何を勉強したいのか先生に要望を伝えて、それに沿って授業を進めていくことができます。分からないところもその場で質問でき、苦手分野の克服にも繋がります。
【参考記事】
【フィリピン留学】マンツーマン授業はどこまでカスタマイズできるのか?6校の学校スタッフに聞いてみた
安心できる全寮制の生活スタイル
留学生は全員、学生寮に滞在することになります。大半の学校ではキャンパス内に学生寮があるため、公共交通機関を利用して通学する必要がありません。
フィリピンと言えば、治安が気になる方も多いと思います。しかし、朝から晩まで勉強するため平日の外出時間は殆どありません。また、学校の入口には警備員が24時間監視しており、部外者の立ち入りができないことから、安心して滞在することができます。
親子留学はメリット尽くし
親子留学を考えている方は、、、
・小さい頃から英語を学び、国際人になってほしい
・留学したいけど子どもを置いていけない
…などと考えているのではないでしょうか。
その需要に伴って、親子揃って留学をする「親子留学」という留学形態が人気を集めるようになりました。
2020年より小学校で英語が必須科目になりますが、グローバル化に伴って小さいうちから英語を学ぶ重要性がますます高まっています。
【参考記事】
【2020年 小学校での英語教育とは】大きく変わる小学校での英語教育改革まとめ
子どもと海外留学に行くことで、今後の財産になるような多くの経験をすることができるでしょう。
親子留学することのメリット
・小さいうちに英語を学ぶことで、より習得できる
→ 生まれてから10歳くらいまでの臨界期と言われる時期は、言語習得能力は非常に高いと言われています。日本語には存在しない「TH」、「R」と「L」の聞き分けなど、発音の習得がしやすくなります。
・英語だけでなく文化を学ぶことができる
→ 小さい頃に国際感覚を身に付けることで、日本国内での当たり前がグローバルスタンダードだという考えを持たずに、異文化を尊重できるようになります。
・親御さんは子どもの成長を近くで見届けることができる
→ 親御さんにとって、子どもの成長を感じることは非常に嬉しいことです。お子さんと共に留学をすることで、お子さんがどのようなことを学んでいるのか、どのくらい英語を吸収しているのかなど、日々成長を見届けることができます。
・親が一緒にいることで孤独感を感じることがない
→ 小さい子どもにとっては、親が近くにいないと不安に感じます。授業時間帯以外は、日本での生活通り一緒に過ごすことが可能です。同じ敷地内にいるので何かあれば、すぐにお子さんの様子を見に行くことができます。
フィリピンで親子留学が人気の4つの理由
このように親子留学は親子共々メリットが多いですが、その中でもフィリピンが親子留学地として選ばれる理由は何でしょうか?
最初にフィリピン留学が人気の理由を欧米圏留学と比較しながら紹介させていただきましたが、それを踏まえながら何故フィリピン親子留学に行かれる方が多いのか紹介します。
人気の理由1: 授業形態がお子さん第一
親子留学向けのコースを開講している学校は、フィリピンには多くあります。欧米圏は親子留学という概念がフィリピンに比べて普及していません。
小さいお子さんに対応したコースが少ないため、親御さんが学校へ通う場合、お子さんをチャイルドケア(託児所)などに預ける必要があります。
フィリピン留学ではジュニアコース、保護者コースなど親子それぞれのコースが用意されていますので、親子共々英語を勉強することができます。
その中でも、子どもに集中的に英語を学ばせる「子ども優先型」や、親御さんが本格的に英語を学ぶ「親優先型」、もしくは親子共々しっかりと英語を勉強するタイプなど、様々なアレンジが可能です。そのバラエティーの豊富さもフィリピン親子留学の魅力です。
人気の理由2: マンツーマン授業で不安を払拭!
欧米圏では一クラス10~15人のグループ授業が基本で、それは子どものクラスも同様です。子どもは英語学習の習熟度に個人差があることや、内向的な性格だったりすると、英語だけの授業について行くのが困難なケースもあります。
一方、フィリピン留学では、小さい子どもでもマンツーマンで授業です。
子どもの英語力に合わせた授業展開はもちろん、本人の性格ややる気に合わせて教師がフレキシブルに対応してくれるのは、親御さんとしても安心できます。
授業内容も発音練習や文法、単語の座学だけではなく、絵本の読み聞かせや歌、工作などの体験型もあります。子どもが教室での授業飽きたら、先生と校庭で体を動かして遊ぶなど、楽しく学ぶことができます。
人気の理由3: 留学費用がリーズナブル
先ほども言いましたが、フィリピン留学は「欧米圏留学の3分の2の費用」で渡航可能です。
親子留学となると、1人で海外留学するのと比べて、親御さんとお子さんの分で約2倍の留学費用になります。
欧米圏への親子留学の場合、1カ月間の親子留学で最低80万円は必要です。これは、親御さんの学校費用、お子さんの学校費用(もしくはチャイルドケア)、生活費、航空券の費用になります。
一方で、1カ月間のフィリピン親子留学の場合は、授業料、滞在費、食費、航空券、掃除・洗濯費、インターネット費用などで約50万です。
人気の理由4: 滞在形態がフレキシブル
フィリピン留学は全寮制で、1~4人部屋タイプがあるのが一般的です。
親子留学の場合、お母さんと子どもの場合は2人部屋。子どもが2人の場合は3人部屋。さらにお父さんも一緒に留学するなら4人部屋。家族で1部屋に滞在できるので、滞在先の収容人数の心配をする必要性がありません。
欧米圏留学では、滞在先手段としてホームステイが一般的です。その場合、2人で親子留学するなら良いですが、3人以上の滞在希望となると受け入れ先を見つけるのが非常に困難になります。
最大のメリットですが、フィリピン留学は洗濯や掃除、食事の支度などは、学校費用に含まれているため、お母さんは家事をする必要が一切ありません。
当然ですが、欧米圏への留学ですと、全て自分でやらなければいけません。ホームステイであれば食事は提供されるものの、子どもの口に合わない食事だと、別途お母さんが作るといったこともあります。
フィリピン留学は、日々の家事を学校側が対応してくれるため、その分勉強により集中でき、親子で有意義な時間を過ごすことができます。
子どもが小さくて授業を受ける年齢ではない場合、つまりお母さんがメインで留学したいケースもあります。その場合は、お母さんの授業中にお子さんを預かってくれるチャイルドケアの対応してくれる学校もあります。
フィリピン留学では、1週間の留学期間であっても、1日にたっぷりと濃密な授業を受けることができるので、充実した時間を過ごすことができるはずです。
親子留学コースで有名な語学学校
フィリピン留学で親子留学に力を入れている学校の紹介と、各学校の特徴を見てみましょう。
親御様はマンツーマン6時間、お子さんはマンツーマン6時間・サービスグループレッスン2時間のコースです。
当校では親子留学プランの方はお部屋で家族と夕食を食べることが可能で、また隣同士のブースで授業を受講できるのが特徴です。また、週3回専属ドクターが医務室に待機しているため、お子さんの急な病気に備えることができる環境です。
English Fella Language School, Campus1
親御様はマンツーマン授業4時間で、日常会話レベルの英語を学びます。お子さんはマンツーマン6時間で、子どもの関心を引くような授業で、子どもが英語に自信を持てるようにしています。
6名の担任の先生がお子さんの学習状況を親御様に報告するため、お子さんの学習到達度を把握できます。また、お子さん専用の自習室が用意されています。
ZA English Academy, Mabolo Campus
親子留学コースは、マンツーマン4時間、グループレッスン4時間、スペシャルクラス2時間です。小さいお子さんでも楽しく英語が勉強できるような授業です。
専属のベビーシッターが常駐しているため、親御様が授業を受けている間は託児所として利用可能です。また、専属の看護師も常駐しており、小さいお子様を連れて留学したいという場合も気兼ねなく、留学ができます。
Man To Man Boarding School(MMBS)
MMBSは、中高生のお子様の単身留学を受け入れている数少ない学校です。英語力を高めるために先生が中高生のお子様の寮に一緒に滞在するプログラムもあります。
お子さん専用のプログラムはなく、コースは既存のコースから選ぶ形になります。…とは言っても、授業内容はお子さんのレベルに合った授業スケジュールを、お子さんの希望に加えて、スタッフと保護者とで考えます。
また親御様はお子さんの学習記録や成績だけでなく、日常生活の様子などもLINEやSkypeで受け取ることができるため、お子さんの学習状況や生活状況を把握することが可能です。
親子留学を決断する前に重要なこと
親子留学は「子どもが小学生以上の場合は、本当に英語を勉強したいのか?」もしくは「子どもが小さい場合は、海外生活への対応力があるのか?」という点を確認しましょう。
「早くから子どもに海外で英語を学ばせたい。」という親御さんの意思のみで留学を決断してしまうと、現地では親子共々英語学習に集中できなくなってしまう場合もあります。
留学を決断する前に、現地でどのような生活を過ごすことになるのか、お子さんの意思もきちんと確認してみることが大切です。
春休みや夏休み、冬休みなど長期休暇はお問い合わせが殺到し、席が埋まりやすいため、親子留学を検討されている方は早めに準備に取り掛かりましょう。