「大学卒業には留学が必須、でも行きたくない…」大学生のリアルな声、聞いてきました!
留学ドットコムのインターン生になって早半年。
国際系の学部を専攻する私の周りには、友達や社員を含めて、いつのまにか留学経験者や興味のある人しかいない状況に…。
留学というものに馴染みのない人にも、「ぜひ留学の魅力を伝えたい!」と思っているのですが、なかなか留学の魅力を伝える機会は無いものです。
そこで今回は、留学に「行きたくない!」という人たちにインタビューをしてきました。
今回インタビューに協力してくれたのは、中国語の学部を専攻する1年生の大野さん(左)と岩崎さん(右)。2人が通う大学は、2年次に4ヶ月間留学することが卒業の必須条件だそうです。
しかし、2人とも「留学にはあまり行きたくない…。」と思っているそうです。
「なぜ留学に行きたくないのか?」について、お2人にお話を聞きました。
その結果、「留学が身近な人」と「そうじゃない人」との留学に対するイメージの違いが見えてきたのでご紹介します。
2人が大学で頑張っていること
愛知県は今、東京の次に中国人がたくさん住んでいるらしいので、市役所には中国人が頻繁に来ると思ったんです。
なので、中国語ができた方が就職に有利だと思ったのと、中国語ができる人がいた方が中国人の手助けになるとも思ったからです。
2人とも大学1年生の時点で、中国語を活かしてやりたいことがちゃんとあるなんてカッコいいですね!
大野さんは英語が好きではないとのことですが、いつから苦手でしたか?
昔から全然できなくて、嫌いになりました。中学の時からダメだな、と思ってました。
中国語の学部を選んだということは、語学は嫌いじゃないってことですよね?
例えば、中国語は語順とか、文法が英語よりも簡単なイメージがあるけど、英語はイディオムがあるじゃないですか…。
1つ単語を覚えても、それにくっつく単語が分からない。
それで戸惑ったりするんですよね。
ちなみに、英語を話すことはどうでしょう?
英語の授業も少しあるけど、教科書も無いし、かなり楽です(笑)
海外旅行に行った時も、ジェスチャーを交えれば何とかなりました。ただ勉強はやっぱりしたくない(笑)
ただ、2年生の先輩が、インスタグラムの投稿を結構中国語で書いているのを見て、文を書けるようにはなるんだなと思いました。
ただ、2年次の留学プログラム終了後にHSKという中国語の資格試験を受けて、5級を取得している人がいました。
HSK5級レベルの目安としては、中国語で新聞が読める・映画鑑賞ができる・スピーチができるレベルとされています。
2人が留学に行きたくないワケ
日本にいた方が安全なイメージがあるし、安心感があるなって。
日本にいても語学の勉強はできるし、十分楽しいので…。なかなか海外に出る気になりません。
でも、それ以外は国内旅行でいいかなと思います。
行った国は韓国、マレーシア、シンガポールなどアジアの方が多いです。
その時の治安は大丈夫でしたか?
そうですね。マレーシアには高校の修学旅行で行ったのですが、帰国直後に北朝鮮の人が殺される事件があって、政府が出すテロへの警戒レベルも最大まであがったんです。
その事件があったのと同じ空港を使って帰国したので、もし日程がずれていたらと思うと…。それから海外に行くのが怖くなってしまいました。
なるほど…。そういった経験が海外へ行くことへ抵抗感を生み出しているんですね…。
そうすると、2人は将来もずっと日本にいたいと?
それはなぜですか?
それなら日本で勉強したほうがいいと。
例えば、治安が良く食事も安心な英語圏の留学だったらどうでしょう?
向こうでやっていけるのかな…、と考えてしまいます。
そうすると英語を話せる人・留学に行った人に対しては英語がペラペラなイメージがあるんですかね?
なんだかプレッシャーを感じてきました(笑)
来年チャレンジする留学生活に対しての不安はあまりないですか?ホームシックになるかも、とか。
あと、住むところも一緒で友達もいるので、大丈夫な気がしてます!
中国に長期で渡航する時は、予防接種をいくつか打たないといけないので、怖いイメージになるんだと思います。
なるほど。やっぱり親御さんは健康面が心配になりますよね。
お2人が留学のどこに不安を感じているのか、どうして行きたくならないのか、少し分かった気がします。
今日はありがとうございました!
インタビューを終えて分かったこと
2人へのインタビューを終えて、見えてきたことは…
・留学に行かない = 語学の勉強に興味がない
というわけでは絶対にないということでした。
2人とも中国語の学部にいて、中国語の勉強を毎日頑張っているけれど、留学には行きたくない。
海外に住むということにかなり高いハードルを感じていて、それが不安要素になっているんですね。
そしてそのハードルがどこから来ているかというと、2人の場合は、
・治安
・自分の語学力でやっていけるのか
・1人で行くのが怖い、ホームシック
・食生活や健康面
の4つ。
留学に行って、向こうで危ない目にあったり、予期せぬタイミングで辛い思いをしたりするよりは、日本にいた方がいい。日本にいても自分がやりたい中国語の勉強はできる。
それが2人の考えなんだと、インタビューをしてわかりました。
留学経験者の私が持つイメージとの違い
インターン先でも、大学でも留学が当たり前の環境で暮らしている私にとって、実は今回のお2人の話はびっくりすることだらけでした。
そこで、このコラムの最後に、私のイメージとお2人のイメージがどれくらい違ったのか、紹介していこうと思います!
① 外国は治安が悪い!
・日本より安全な国はない!
・海外に出たら貴重品の管理は徹底的に!夜遅くに出歩いたら危険!
…と言うのが、私も同じく持っている海外のイメージです(笑)
しかし、カナダなど、留学先として人気の国は、治安がとてもいい国が多いです。
そのため、防犯上気をつけるべきことを最低限守れば、危ない目にあうことはまずありません。
留学は多くの場合、留学ドットコムのような留学代理店が安全面をしっかりサポートしてくれます。
現地到着後、空港からの送迎や、到着後のオリエンテーショといった基本的なサポートから、困った時はいつでも、現地と日本の両方からお手伝いをしています。
② 自分の英語力じゃ無理!
正直なところ、ここが一番びっくりしました。
大野さんの回答にありました「長文がすらすら読めて、難なく話せるくらいまでいけば…留学できる気がする!」という部分です。
これ、留学から帰ってきた今でも、できる自信がありません…。(小声)
一年間の留学の中で、私は語学学校と専門学校に行き、毎週のようにテストとプレゼンテーションをこなし、外国人の友達ともたくさん遊びました。
だから、留学前に比べてはるかに英語力が伸びた自信はあります。
それでも英語を話すのも、読むのも、未だに苦戦します。それくらい、英語を完璧に使いこなすのは本当に難しい…。
逆に言えば、そんなに英語のレベルが高くなくても、外国で普通に生活できてしまいます。
留学になじみのない人は、留学と聞くと、現地の大学に行くハイレベルな留学を想像するのかもしれません。
ただ、短期留学やワーキングホリデーなどを含めた「語学留学」は、英語ができない人ができるようになるための留学です。
語学学校は英語ができない人が通う学校ですので、極端な話、A・B・Cといったアルファベットさえ知らなくても入学できます!
ほとんどの語学学校は入学時にレベル分けテストを行い、英語力別にクラスを編成します。
日本人であれば、「英語がしゃべれない!」という人でも、「Hello.」や「This is a pen.」くらいは言えたりしますよね?
実は、それができれば語学学校では一番下のクラスにはならないんです。
私の人生初めての留学は、高校2年生の時でした。
その当時の私は、外国人相手どころか授業内で日本人と英語を話した経験すらなく、ただ公立の中学・高校の授業でみんなと同じ英語の授業を受けていただけでした。
そのため、やはり英語でコミュニケーションをとるのは難しかったです。それでも、私は語学学校で一番下のクラスではなかったし、授業にも十分ついていけました。
また、留学になじみのない人がもう1つ不安になるのが、英語ができないのに「外国人の友達を作れるのか?」といったところだと思います。
そのような不安を抱えている人はもしかすると、英語がペラペラの人と友達になることを想像していませんか?
語学学校ではレベル別にクラス編成を行っています。少なくとも同じクラスの人はみんな、あなたと同じ英語力の人です。
そのため、あなたが英語に自信がないのであれば、相手も同じくらい英語ができないので違和感がありません。
語彙力も話すスピードも、間違える量もあなたと同じです。それでも外国人の学生は物怖じせず話したいことを英語で伝えてきてくれるし、フレンドリーに話しかけてくれます。
また、初めは自分から声をかけるのがどうしても怖いかもしれません。私も人見知りなので、どうしても外国人に英語で声をかけることができませんでした。
ただ、学校に来ている人の多くが、入学したての時に同じ経験をしているので、不安そうな顔をしていたらフレンドリーに誰かが声をかけてくれました(笑)
語学学校には日本人がもちろん一定数いるので、初めはとりあえず日本人と仲良くするのも1つの手だと思います。1人仲間ができれば心強くなって、他の国の人とも話せるようになりますよ!
③ ホームシックになるのが怖い!
私個人の話をすると、私は海外に1人で行く度に必ずホームシックになりました。
高校生のときに行った初めての留学では、最初の3日間くらい、毎日大泣きしながら母と電話してました(笑)
ホームシックは留学に行った人全員が必ずなるわけではなく、その人の性格や家族との関係性が大きく影響してくる気がします。
実際、私の周りには、ホームシックには無縁の人もたくさんいました。
ただ少なくとも私の周りには、ホームシックが治らないまま、留学を終えてしまった人はいませんでした。みんなどこかのタイミングでホームシックを克服し、現地生活を楽しんでいたと思います。
ホームシックは時間が解決してくれるものだと割り切って考えましょう!
④健康に生活できるか不安!
健康面に関してですが、やっぱり外国という普段と全然違う環境に身を置くと体調を崩しやすくなるイメージは私も同じです。
海外に行くとやっぱり、食生活や気候が全然違ったり、なれない環境でストレスをためてしまったりして、体調を崩しやすくなるんだと思います。
しかし、どの国に住んでいても病院や薬局は充実しているし、特に留学生の多い国だと、英語のできない人に対するサービスもしっかりしています。
私も留学中に体調を崩した時は、日本人の通訳で診察を受けていたので、難しい症状や薬の英単語がわからなくても大丈夫でした。
留学の体調が不安な人は、日本から飲みなれた薬を持っていくのがオススメです。
また、留学に行く人はみんな海外旅行保険に入っています。現地で急に病気になっても、お金のことを気にすることなく、気軽に病院を頼ることができるので安心です。
また、海外に留学すると太る!というイメージを持っている方、いませんか?
…その通りです。太ると思います(笑)海外の高カロリーな食べ物を食べたり、向こうでできた友達と飲みに行ったりしていると、あっという間に体重は増えていきます…。もう仕方ないんです…。
ただ、長期留学となると、自炊をする人が多いので、家ではきちんと料理して野菜をとっていれば、そんなに体重が急増することもありません。
ちなみに私はプラマイゼロで帰ってきました!自炊頑張りました!!(笑)
⑤ 留学費用が高い!
お金の話は今回のインタビューでは出てきませんでしたが、留学費用は決して安くありませんので、多くの人がネックに感じる部分です。
留学はどうしても何十万円、何百万円というお金がかかってきます。
金銭面をネックに感じている人は、「留学費用が払えるかな?」ということと、「そんなに大金を払うだけの価値があるのか?」という2つの疑問があると思います。
まず、「留学に行きたくてもお金がない!」という人には、低予算で英語力を伸ばせるフィリピン留学や、現地でお金を稼ぎながら生活できるワーキングホリデーなどの選択肢もあります。
次に「留学に大金を払うほどの価値が本当にあるのか?」という疑問に答えるのは、留学代理店としてもとても難しい問題です。その理由は大きく2つあります。
1つ目は、留学で得られる成果が目に見えにくいこと。
例えばダイエットに特化したパーソナルトレーニングジムだったら、お客さんが一定期間の間に何キロやせたか、またどれくらいスタイルが綺麗になったか、成果が目に見えてわかりやすいので、費用対効果を実感できるでしょう。
留学でもTOEICなど語学スコア取得のために真面目に勉強さえしていれば、目に見える成果として確実に得られます。しかし、それだけでは留学に何十~何百万円も使う理由として少し弱いですよね。
留学で得られる成果は、語学力向上だけではありません。言葉も通じない慣れない環境で、1人で生きていく経験や内面の成長などが、留学で得られる一番大きな成果です。
経験や内面の成長と言ったものは目に見えないので、どうしても留学に行ったことのない人に伝えることは難しいのです。
2つ目は、留学で大金を払うだけの価値が得られるかどうかは、留学に行く本人にかかっているということ。
留学は、お金を払って価値を得る「チャンス」を買うと言っても良いでしょう。そういう面ではある意味、”宝くじ”に似ていると思います。
宝くじは「チャンス」を買わないなら損はしません。しかし、大きな価値を得ることもありません。
留学も同じで、留学に行くという「チャンス」を買わなければ、手持ちのお金は無くならないですが、大きな価値を得ることもありません。
また、宝くじで賭けたお金が増えるのか、またゼロになるかは全て運任せです。しかし、留学は大きく違います。
留学では、払ったお金より大きな価値が得られるか、それとも損をするかは、留学に行く本人の行動次第で結果が変わります。
語学力向上や内面の成長、また海外生活を楽しむ事など、留学の価値は人それぞれ異なります。
だからこそ、留学前の準備やリサーチから、現地での行動、留学後の振り返りまで、あなたがどれだけ努力をして工夫をして、そして積極的に行動できるかどうかで、自分が求める価値が得られるかどうか、また得られる価値の大きさが変わってくるんです!
留学代理店は、留学を考えている方ひとりひとりが、得たい価値をできる限り多く得られるようにサポートすることがお仕事です。
留学に行ってみたい気持ちもあるけど、「何十万~何百万とお金を払って何も得られなかったらどうしよう…。」そんな不安がある方も、ぜひ一度気軽にお話を聞きに行ってみると良いと思います!
留学代理店は同じ悩みを持った人にたくさんアドバイスしてきてるので、きっと納得できる回答をくれるはずです。
留学という、大きな「価値」が得られるかもしれない「チャンス」の購入をぜひ考えてみませんか?
まとめ
今回のインタビューでは、留学に馴染みのない、行きたくない人が持つイメージが、私の持つイメージと全然違うことがよくわかりました。
留学が身近な私にとって、留学は(お金と時間さえあれば)ためらいなく挑戦できるものです。
しかし、留学に馴染みのない人とっては、留学に行くと決める事自体が、かなり大きな決断だということも分かりました。
今回知ることができた留学に対する不安な要素が、少しでもたくさん解決するように、今後のコラムやインターン活動に活かしていきたいと思います!
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