【乳児、幼児の英語教育】子供が英語を好きになる16のアイデア
2021年4月(2020年度)から変わる小学校の英語教育。大学入試共通テストでのスピーキングとライティングテストのスタート。そして、外国人労働者や外国人観光客の増加などなど…英語に関する親御さんの不安は尽きないところです。
また、小さい時期からの英語教育や留学に興味を持っている親御さんでも、見渡すと数え切れないほどの英語教材、選びきれない英会話スクールがあって迷いますよね!
以前のコラムでも「子供が英語に対して興味を持って貰うようにすると良い。」、「英語を好きになって貰うのが良い。」と紹介しました。
【参考記事】
【乳児、幼児の英語教育】英語はいつから、何歳から勉強するのが効果的か?
その上で、親御さんとしても「それはなんとなくわかるよ!じゃあ、具体的に何をすれば良いの?」という疑問がきっと切実なところだと思います。
そこで、このコラムでは子供が英語を好きになってくれそうなアイデアをご紹介していきます。
英語に興味を持って貰うためにはどうすれば?
まず大前提として、英語に対して興味を持って貰うためには、親御さんからの「きっかけや働きかけ」が絶対に必要です!
朝起きたら「突然うちの子が英語に対して興味津々になっていた!」という事はあり得ないからです。(そうした事が起きれば親御さんとしては、ものすごく楽ではありますが…。)
そのため、できる範囲で、かつ無理ない程度に家族みんなでお子さんが英語に触れるきっかけを提供していきましょう。
いきなり「ある日から英語教室へ通わせる」という事は必ずしも必要ではなく、お子さんへ継続的に英語の勉強についてちょっとずつ働きかけをしていくのがベストです。
家庭によってきっと状況は異なると思いますが、例えばこんなアイデアはどうでしょう?
・英語の歌を聞かせたり、一緒に歌う
・自動車の中などで英語の歌を掛けてあげて、一緒に歌う
・アルファベットの表をお風呂などに貼って話題に挙げる
・世界地図を見せてその国や食べ物についてお話しする
・英語に関する教育テレビを一緒に見る
・自分自身が洋楽や洋画が好きであれば子供と一緒に楽しむ
気軽にできる事はこれ以外にもきっとたくさんあると思います。費用を掛けずに「これならどうかな?」というものをぜひ気軽にスタートしてみてください。
英語に触れる機会が1年に1回よりは、1週間に1回。そして1週間に1回よりは1日1回。というように英語に触れる機会が単純に多ければ多いほど、子供も英語に興味を持つ確率は増えていきます。
確率がどれだけ増えても、「全然英語に興味を持たない!」というお子さんもいると思いますが…そこは最初からはあまり気にしないでまずは機会を増やしていきましょう。
既に英語を学んでいる子供への工夫アイデア5つ
・例えば「英語ではこれは何というか」のクイズを日常で質問する
・普段の家庭内で「What’s this? What’s your name? How old are you?」などを会話に織り交ぜる
次は、既に英語に触れるきっかけを作りを実行している、現在英語を学んでいるようなお子様向けのアイデアです。
小さい子供は「遊び=学習」ですので、「英語の教材で勉強させる」というのではなく、「英語の教材で遊んで貰う」という意識が重要です。
そのため、「英語を使って子供に楽しくとにかく遊んで貰う。」というのがベストです。
また、子供は褒められると「もっとやろう!」となりますので、もし子供が英語を使っている場面があれば、貪欲にそれを見つけては毎回褒めていけると良いですね。
普通に日常生活をしていては英語について褒める機会はパッと出てきませんので、英語を褒める機会を意識的に作って(こちらから英語でクイズや質問をしてあげる)のが、英語を上手に学んでいる家庭で共通しているスタンスのようです。
ちなみに、費用や通学時間が節約できるオンライン英会話などは映像だけでの会話となり、”遊び”としてのおもしろさに欠けてしまうので、利用にはある程度の年齢が必要です。
お金や時間が掛かるけれども、効果が非常に高いアイデア5つ
・一緒に英会話教室で勉強した事を家庭内で話題に挙げる
・海外旅行に連れて行く
・短期でも留学に行かせてみる
最後は、「英語や海外について一気に興味を持って貰うようなアイデア」です。
いわゆる一発逆転の可能性を秘めているものになりますので、非常に効果的で強力です!
ただし、それなりの時間や手間、費用も掛かってしまうので、まずはハードルが低いものにチャレンジしてから考えても遅くはありません。
特に、親子留学についてはたった1週間(正味3日間)であっても、目を見張るほどの成果が出ますので、一発逆転を狙って短期留学も検討してみると良いと思います。
【参考記事】
親子留学体験の総括、子どもの年齢は何歳からがベストなのかを検証?
子供が英語に興味を持って貰うために、まずは自分から
お子さんへ英語についてのきっかけを提供したり、働きかけをしたりする時になにより一番効果的なのは、「自分達(親)も英語に興味を持って一緒に参加する事」です。
例えば、こんな話は良く耳にしないでしょうか?
・母が園芸に興味があったから、自分も花が好きになった
・父が釣りに興味があったから、自分も釣りが好きになった
子供にとって一番身近な大人はやはり両親なので、「両親が〇〇をしていたから。」、「両親が△△を好きだったから。」という事で子供に与える影響はかなり大きいです!
単純に子供は身近な大人である親のマネをしたがります。(笑)
もし両親も英語を勉強したり、英語が好きだったりする条件が揃えば、子供も英語を好きになる確率がグッと上がります!
一方で、親が興味を持っていない、親がしていない事に対しては、子供がそれを好きになる確率はガクンと下がります。
特に「子供だけを英会話教室に通わせて、子供が英語に触れるのはその英会話教室だけ。」というのはできるだけ避けていましょう。
お子さんも「英会話教室を一歩出たら英語って使わないなぁ。自分の両親も英語使ってる所を見たことないし、なんだか英語って役に立たなそう…。めんどくさい…。」と感じてしまったら大変ですよね?
もしお子さんが英語に対しての興味がなくなってしまったり、「面倒だな…。」と感じてしまったら、ただ通わされている英会話教室が嫌になったり、英語自体も嫌いになってしまいます。
一方、親御さんとしては「自分は英語がしゃべれないから…」、「英語は不得意だから…」、「もう年で物覚えも悪いから…」、「子育てだけじゃなく、家事や仕事でも忙しいし…」と英語を学ぶことや英会話教室へ通うことに対して言い訳をしたくなってしまうかもしれません。
しかし、英語が苦手な両親でも、もし子供と一緒に英語を勉強ができたら意外なメリットもあったりします。
それは、子供に「これはどういう意味?」→「そうなんだ!私は分からないのに、〇〇ちゃんはすごいね!」、「私はもう忘れちゃったけど、〇〇ちゃんは良く覚えているね!」と褒める機会がだんぜん増えるという点です。
もし英語ができる両親だと「子供と一緒に学び、子供は自分よりすごい!」と全力で褒めるという事はなかなか難しいかもしれませんよね。
お子さんも、ことある毎に親から英語について褒められれば、「自分は親よりも英語ができるぞ!親が知らない事を知っているぞ!僕(私)は英語が得意なんだ!」という自信やモチベーションに繋がっていくのではないでしょうか?
まとめ
改めて情報をまとめるとこんな風になると思います。
・機会を増やせば、英語を好きになる確率もアップ
・親も英語に興味を持って一緒に学べるとベスト
・できる事から無理なくスタートをしていく
・一発逆転で親子留学という方法も効果的
やはり、「子供一人だけが急に英語を好きになって、勝手に英語を学び始める!」という事は非常に確率が低いですので、親御さんがきっかけを提供して、一緒に英語を使って遊んであげるのがベストだと思います。
実際、子育てはかなり大変ですので…英語についてまでなかなか気持ちの余裕はないかもしれませんが、できる範囲で無理なく少しずつスタートしていけると良いですね!
また、その他の子供の英語教育、親子留学に関わる関連コラムもよろしければチェックしてみてください。