2025年版【親子留学、ジュニア留学】費用はどれくらい?国ごとの大まかな目安
2021年(2020年度)から小学校での英語教育が大きく変わり、満9歳(小学3年)から英語勉強がスタートしています。
例えば、その教育改革で単語面だけを見てもこんな感じで結構大変になります!
つまり、私達大人が「当時中学校で必死になって勉強した英語単語の約半分を小学校で覚えなければいけない。」、「高校で勉強していた英単語を中学校で覚えないといけない。」という感じです(汗)
「ウチの子は英語大丈夫かな?英会話教室に通わせたり…いっそ留学をさせた方が良いかも!?」
そう考える親御さんもきっと多いと思います。
その時に気になるのはやっぱり費用だと思いますので、ここでは親子留学での費用を国ごとに比較、紹介をしていきます。
親子留学の人気国と大まかな費用は?
親子留学でも特に人気の国は、フィリピン、カナダ、オーストラリア、アメリカ(ハワイ)の4カ国です。
費用についてはスタンダードな「大人+子供1人」で、分かりやすい1ヶ月(4週間)で計算をしています。
早速、その人気国4つを比較していきましょう!
<大人1人+子供1人の4週間(1ヶ月)留学>
国 | 総額予算 | 授業料 | 滞在費 | 雑費 |
フィリピン | 約85万円 | 約53万 | (授業料に含む) | 約30万 |
カナダ | 約117万円 | 約41万 | 約41万 | 約35万 |
オーストラリア | 約124万円 | 約53万 | 約36万 | 約35万 |
ハワイ | 約165万円 | 約53万 | 約77万 | 約35万 |
※雑費は、現地で必要なビザ費用や光熱費、航空券や海外旅行保険やプログラム費用などを計上しています。
やはりカナダやオーストラリア、アメリカなどは先進国という事で1ヶ月の親子留学だと120万円前後が一つの目安になってきます。
ハワイ(アメリカ)もドル表記の数字上ではカナダやオーストラリアとあまり変わらないのですが、為替レートが20%くらい高めになりますので、その分ハワイは割高となっています。
一方で、フィリピンについてはハワイ(アメリカ)の親子留学と比べると30%くらいは安くなりますので、予算重視の方や勉強としての成果を求める方には非常に人気です。
1週間でも親子留学の費用は安くない!?
なかなか親子で1ヶ月間のようなまとまった留学時間を作るのは簡単ではない人も多いと思います。
そこで、次は現実的な1週間の短期親子留学での各予算を見ていきましょう!
<大人1人+子供1人の1週間留学>
国 | 総額予算 | 授業料 | 滞在費 | 雑費 |
フィリピン | 約49万円 | 約23万 | (授業料に含む) | 約26万 |
カナダ | 約64万円 | 約14万 | 約17万 | 約33万 |
オーストラリア | 約66万円 | 約17万 | 約16万 | 約33万 |
ハワイ | 約79万円 | 約18万 | 約28万 | 約33万 |
上記の表を見て頂くと、「あれ?期間は1/4になっているのに、1ヶ月のものとあんまり変わらない?」と驚かれるかもしれません。
特にフィリピンでは1ヶ月(4週間)で85万円、1週間で49万円という数字になりますので、「あと36万円追加したら4倍もの期間留学ができる!」という事にもなります。
これは授業料や滞在費などは実際に約1/4になっているのですが、入学金や航空券などの1回きりの費用はほとんど変わらないためです。
一般的に留学は「短い期間で何回も渡航するのは損」。
逆に「1回で長い期間留学するとお得」というルールがあります。
そのため、もし時間と予算が大丈夫なのであれば…1週間でも長く留学されるとお得です!
費用対効果を考えるならフィリピン!
表を見てみても分かるように、親子留学で特に費用対効果が高いのはフィリピンです!
フィリピンでは1ヶ月の滞在を2名で約85万円、1週間の滞在なら2名で約50万円にて実現できます。
一方で、欧米の親子留学では1週間の滞在を2名で行うと70万円前後は掛かってきますので、親子留学の最低予算としては国に関わらず「1人35万円ずつ、2人で70万円がおおまかな目安」として覚えておくと良いでしょう。
・フィリピンに35万円ほど追加すると4倍の4週間留学が可能
・フィリピンでもし1週間であれば約50万円
というポイントをしっかり押さえておきましょう!
また、表に記載した留学費用はあくまでも目安ですので、実際はお申し込みされる時期(為替レート)や学校などで若干の変動が出てきます。
しかし、お申込時期や学校、コースを変えても、「目安の費用が突然一気に半額になった!」、「学校を変えたら10万円や20万円も安くなった!」という事には残念ながらならず、1割程度の増減となります。
せっかく海外へ出て行ったからには、留学と同時に観光や美味しい食事なども楽しんだ方が良いに決まっていますので、「最初から予算ギリギリ!」というよりは少し余裕を持って予算を準備していけると良いですね。
インドネシア、マレーシア、フィジー留学は?
フィリピン以外でももっと安い国はないの!?
そういう方のために、人気4カ国以外のアジア留学も簡単にご紹介致します。
<その他のアジア留学 1週間>
国 | 総額予算 | 授業の質 | 滞在先の豪華さ | 特徴 |
フィリピン | 約50万円 | ★★★★★ | ★★★ | 授業の質はアジアでトップクラス |
マレーシア | 約50万円 | ★★★★ | ★★★ | インフラはアジアの中でも抜群 |
インドネシア | 約54万円 | ★★★ | ★★★★★ | リゾート施設での滞在が魅力的 |
フィジー | 約56万円 | ★★★ | ★★ | のんびり、ゆったり自分のペースで留学 |
意外にも各国で大きな金銭面の差はなかったりします。
また、それぞれの国の特徴は下記の通りです。
フィリピン
公用語が英語で、かつ学校間の競争も激しいため、歴史のある学校も多く親子留学での選択肢も多くなっています。
また、快適な滞在先を求める場合には、豪華な施設を持つ学校を選んだり、少し緩めで楽しく滞在したい場合には授業時間が少ない学校を選んだりする事も可能です。
費用対効果でバランスの取れた留学先となっています。
マレーシア
残念ながら基本的に夏休みのような期間限定コースを除いて学校側の受け入れ年齢が15や18歳以上となるため、小さなお子さんでの親子留学はできませんが、フィリピン留学にはない自由さや利便性の良さは大きなメリットとなります。
また、マレーシアの公用語はマレー語で、英語と中国語は準公用語という位置づけですので、公用語が英語のフィリピン人と比べると英語のレベルは相対的に落ちてしまいます。
インドネシア(バリ島)
勉強よりもリゾート滞在をメインにして、少し立地な気分で海外滞在もしたい!という場合にはバリも候補に入れてみるのも良いでしょう。
ただ、インドネシアは公用語が英語でなく、インドネシア人は英語を日常で使いません。
そのため、公用語が英語で小さな時から英語を使っているフィリピンと比べると、どうしても教師の質は落ちてしまいます。
フィジー
フィジーは公用語がフィジー語、ヒンディー語、英語となっています。
フィジーにある学校数は2校ほどとかなり少ないため、授業の質、プログラム数、学校選択の幅などできちんと比較検討が必要です。
また、国の経済状況やインフラ状況などから滞在先の豪華さや快適さなどはどうしても下がってしまいます。
もし留学時の快適さを重視する場合にはインフラがしっかりしているマレーシアや豪華なリゾート施設で滞在出来るインドネシアなどがオススメです。
いかがでしょうか?
どの国も一長一短ですので、なかなか難しい所ではありますが、バランスが良く費用を押さえた人気の留学地としては、やはりフィリピンが一番人気ではあります。
→親子留学初心者の方は上記の記事もぜひ読んで見てください!
また、もし今回ご紹介した国以外でも気になる留学先があれば、留学ドットコムの公式LINEからぜひお気軽にお問合せくださいね!