フィリピン留学は女性1人でも問題ない?実際の治安状況を徹底検証!
フィリピン留学は、欧米圏の留学地に比べて留学費用が抑えられることから人気を集めています。
一方で「フィリピンの治安って大丈夫なの?」、「女性一人でも留学できるの?」と不安になっている方は多いのではないでしょうか。
そこで、セブの語学学校に1カ月間滞在した私の経験から、フィリピンの治安状況をお伝えしたいと思います!
セブの治安状況を分析
まず、東京とセブ島の治安を比較した場合、セブ島の治安は良好とは言えません。(以下のセブ島と東京の治安データ参照)
しかし、ニューヨークやロンドンなど有名都市と比較すると、セブ島の治安は劣っているわけでもなく、犯罪率が特別高いワケでもありません。
日本は治安が極端に良すぎるので、フィリピンの治安が日本と同じ治安状況と捉えることはできません。
海外旅行でアメリカやフランスなど諸外国に出向いた時と同じように、他国でやらないことをフィリピンでもやらなければ安全性は特段低いワケでもありません。
外出は昼間の時間帯に留めたり、友達と集団行動を意識したり、知らない人には気軽について行かないといった、極々当たり前のことを意識して行動していれば良いでしょう。
女性1人でフィリピン留学は問題ない?
語学学校や滞在施設内では24時間警備員がいるのに加えて、各部屋に鍵が付いているため、女性でも安心して過ごすことができます。
私が通っていた語学学校では、男性の割合が若干多かった印象です。女性は安全面や治安を気にして、欧米圏の方が安全という先入観があるのかも知れません。
しかし、授業後に軽くショッピングに出かけたりする程度であれば、女性でも問題なく過ごせます。
そもそもフィリピン留学では、平日8時から18時頃まで授業があり、食事も3食提供されるため、外出する機会は少ない生活環境になります。
女性に限らず、男性でも一人で外出することは、できるだけ控えた方が良いでしょう。特に夜道は、街灯も少ないため、ひっそりとした雰囲気で怖いです。
セブは交通手段としてバイクタクシーが多く、その男性に話しかけられることがとても多いです。
学校側にも言われますが、外出する時は必ず友達と一緒に出掛けましょう。
外出の際は、首にスマホやカメラを掛けるのはやめましょう。バイクで後ろからひったくりに遭う可能性があります。また、貴重品はポケットではなく、必ずバック(カバン)の中に入れておきましょう。
海外でお洒落をしたいという女性は多いかもしれませんが、露出の多い洋服を避け、質素な恰好をするよう心がけましょう。
日本人だと特定されると、日本人はお金持ちだという印象があるため、窃盗の対象として狙われる可能性があります。
日本人留学生がフィリピン留学で気を付けること
語学学校に入学すると、初日にオリエンテーションがあります。その際、治安に関する情報提供もあるので、オリエンテーションで聞いた情報を守っていれば、特段危険な思いをすることは無いはずです。
語学学校もトラブルが起きると、風評被害で学生が入学して来なくなるので、安全対策についてはクドイくらいに説明してくれるはずです。
そのため、無知の状態でフィリピンの街中を歩くワケでもありません。以下、一般的に気を付けるポイントをまとめました。
1. ジプニーでのスリ
セブの移動手段であるジプニー(乗り合いの小型バス)では、乗客同士が密着して乗ります。そのため、貴重品の窃盗被害に合う可能性が高いと言われています。ジプニーは乗らない方が無難だと学校スタッフからも言われます。
どうしてもジプニーに乗る場合は、貴重品をポケットに入れるのではなくバッグにしまい、バッグは胸の前で持つようにしましょう。
仮にスリに遭っても被害を最小限にとどめるため、大金を持ち歩くのは控えましょう。
2. ストリートチルドレンによる窃盗
セブの街を歩いていると、ストリートチルドレンを見かけます。彼らは親がいない上に、住むところも無いため、生活をするのに困難な状況です。
そのため、彼らにとって高級品を身につけている外国人を狙って窃盗を行います。
窃盗手段としては、複数人で日本人を囲んだり、ゴミを投げつけたり、それらに日本人が気を取れられているうちに貴重品を盗むという手口があります。
外出する時は、できる限り複数人で出かけるようにしましょう。
3. タクシー乗車でのメーター確認
日本と異なり、セブはバスや電車が普及していません。そのため、セブ市内の移動手段はバイク、ジプニー、タクシーの何れかになります。その中でも、タクシーが一番安全です。
タクシーに乗る際は、メーター機がついているタクシーに乗るようにしましょう。
しばしば、メーター詐欺をして、ぼったくりに合うケースがありますので注意が必要です。ぼったくりと言っても、日本人にとって金額は少額です。
しかし、メーター機が無いタクシーの場合、乗る前に交渉すれば料金を安くして貰える可能性があるため、料金交渉してみると良いかもしれません。
4. イヤホンをつけて歩かない
フィリピンはインフラ整備が発達しておらず、交通環境も日本と比べて良くありません。リゾート地であるセブでも交通インフラは充実しておらず、信号や横断歩道がないところを渡らなければならない場面があり危険です。
そんな中、イヤホンをつけて歩いていると、クラクションが鳴っても気づかないため、大きな事故に繋がりかねません。
徒歩で移動する際は、周囲を確認できるよう、イヤホンを付けないようにしましょう。
実際にセブ留学した実体験からの結論
私自身、セブ留学に行く前は治安や日本との環境の違いから不安でいっぱいで、英語勉強だけに専念し、外出は控えようと決めていました。
しかし実際は、想像していたよりも治安は悪くなく、物価の安さから外出を楽しむようになりました。
私が滞在した1カ月間は何事もトラブルなく過ごすことができましたが、だからと言って油断しないことは大事です。
フィリピン留学を考えている方は、「フィリピンは日本とは違う。」という意識を常に頭に入れておく必要があります。
一度置き忘れたモノ、特にiPhoneはフィリピンでは高級品であるため、自分の手元に戻ってくることはありません。
日本とは環境が異なるため、フードコートなどで場所取りのために、自分の荷物やスマホなどを置くのは止めましょう。
今回紹介したことを守っていれば、安心してフィリピン留学を過ごせるはずです。勉強に集中して、しっかり英語力を伸ばして欲しいと思います!