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【フィリピン留学】フィリピン留学は本当に伸びるのか?フィリピン留学した留学生の結果を考察

公開:2018/12/27 著者:鈴木 紗貴 331 Views

インターネットで留学情報を調べていると、フィリピン留学の情報を見かけるはずです。

そこで紹介されてる情報の多くは、、、

 

・欧米圏に行くよりも英語力が伸びる!
・値段は欧米圏の留学よりも格段に安い!
・マンツーマン授業や授業時間も多くて効率的に伸びる!

 

…といった内容が多いのではないでしょうか。

 

英語力を伸ばすなら、母国語でネイティブから英語を学んだ方が英語力の向上につながる感じがしますよね。

「英語の本場であるアメリカやイギリスで学んだ方が良い!」と誰もが思うはずです。

そのため、最初に「フィリピンで留学?」と聞いて驚いた人も多いのではないでしょうか。また、フィリピンに留学するイメージが無かった人にとっては、「フィリピン留学は本当に伸びるの?」という疑問を抱いて当然です。

 

そこで今回は、「フィリピン留学は本当に伸びるのか?」を留学生の結果から考察して行きたいと思います。

フィリピン留学の特徴を抑えておこう!

「フィリピン留学」について知らない方もいると思うので、まずはフィリピン留学の特徴を簡単にご紹介しておきます。

なぜ、フィリピン留学では、英語力が伸びるのかの秘訣が見えてくるはずです。

 

1日5時間近くのマンツーマンレッスン

フィリピン留学の最大の特徴は、マンツーマンレッスンと言っても過言ではありません。このマンツーマンレッスンは、欧米留学で受けられる学校は殆どありません。

欧米圏でも対応してる語学学校もありますが、1コマ当たりの授業料はフィリピンの20倍以上です。(フィリピンが1コマ500円程度なのに対し、欧米圏では1コマ1万円以上。)

 

マンツーマンレッスンは、文字通り教師と生徒の「1対1」で行われる授業です。それが1日5コマ(5時間前後)もあるのがフィリピン留学です!

 

当然、授業中に英語を話す機会は、非常にたくさんあります。

また自分の英語レベルに合った授業が受けられるので、授業についていけないなどといった心配がありません。自分が分かってる部分は飛ばして授業してくれますし、分からない部分があれば分かるまで丁寧に教えてくれます。

英語初心者の方にとっても、安心して授業を受けることができます!そして、たとえ短期間であっても、自分に合った授業がピンポイントで受けられるので、英語力が身につきやすいのです。

 

学習時間が欧米留学の約2倍

欧米の語学学校の平均授業時間は1日4~5時間に対し、フィリピン留学は1日6~10時間
の授業時間となります。平均しても2倍のボリュームとなっています。

英語に触れてる時間が欧米圏の語学学校の2倍近くあるのですから、英語力が伸びるスピードが欧米留学の2倍であっても不思議ではありません。

 

しかも1日の授業の半分がマンツーマンレッスンなので、欧米圏で行われるグループレッスンに比べて、英語を話す機会が圧倒的に多いのです。

 

欧米圏の学校では、隣にいる自分とレベルの変わらない学生同士で会話するのが中心なのに対し、フィリピン留学は先生相手に会話レッスンをします。

間違ってる表現や発音があれば、すぐその場で修正してくれます。分からないところがあれば、その場で質問できるので効率的です。欧米留学はグループ授業なので、なかなか先生に質問するタイミングがありません…。

英語に触れてる時間が長いこと、しかも先生と1対1で濃密な時間を過ごしていることで、短期間であっても英語力が格段にアップするのです。

 

本当の意味で24時間英語環境での生活ができる

フィリピン留学では、朝から晩までみっちり英語を勉強することができます。例えば、私が通っていたマニラの語学学校 C21 は教師が寮に一緒に住んでいたため、夜に「ナイトアクティビティ」というものが行われ、学生寮でも授業が受けられる環境が整っていました。

学校によっては、学生寮が先生と同室にできるプランもあります。そうした環境を選択すれば、寝ている時間以外は、常に英語環境を作ることもできます。

このように凝縮した英語環境の生活環境の中で学習していくので、英語の苦手意識も1週間程度で消えていきます。

 

フィリピン留学は本当に伸びるの?

フィリピン留学の特徴が分かったところで、気になってくるのが「本当に英語力が伸びるのか?」ということです。良いところばかりで、逆に怪しい…と。(笑)

私のフィリピン留学は短期間でしたが、留学前と留学後の自分の英語力アップを、身を持って体験しました。私の体験談も交えながら、フィリピン留学の効果について紹介します。

 

英語を話す抵抗がなくなり自信がつく!

留学したばかりの頃、日本で英語を使って会話をする機会が無いので、「間違っていたらどうしよう…。」とか「恥ずかしいな…。」という気持ちが先行していました。

留学生活中は、英語を使わなければコミュニケーションが取れない英語漬けの環境でした。

「間違ったら恥ずかしい…」なんてことを考える暇すらなく、間違っても良いからドンドン話すように先生から促されます。

 

自然と「間違っていても良いから話してみよう!」というように気持ちが変化していき、積極的に英語を話すことができるようになりました。

 

その結果、先生や友達と互いに理解しあうことができ、徐々に自信もついてきました。日本への帰国後も、留学前に比べて英語を話すことへの抵抗が無くなりました。

 

英語を聞くことに慣れ、簡単な会話が組み立てられる

学校内はもちろん学生寮内でも英語で会話していましたし、会話するだけではなく毎日英語を耳にしているので、英語に耳が慣れていきます。

最初は先生が言っていることが上手く聞き取れず、文章を理解するのに時間がかかっていました。最終的には言葉のキャッチボールができるくらいまで会話ができるようになりました。

私の場合、日本人同士でも英語で話すことをお互い常に意識しあっていたので、こうした意識も英語に早く慣れる上で重要なポイントであったように思います。

 

TOEIC対策コース受講でTOEICスコアもアップ

フィリピンの語学学校には、TOEICやTOEFLなどの試験対策コースが設けられています。就活対策のため、TOEICのスコアを伸ばしたい人も多いはずです。

フィリピン留学で、バランス良く勉強していてもTOEICスコアも順調に伸ばすことができますが、より最短で結果を求める方には、試験対策コースを受講するとさらに効果的です。

試験対策コースでは、集中的にスコアを伸ばすことにフォーカスした授業を受けます。

 

しっかりと勉強していれば、1カ月で50~100点のスコア上昇は現実的です。

 

「何となく英会話ができるようになった!?」という感覚だけでなく、TOEICを定期的に受験することをお勧めします。

どの程度英語力が伸びたかを数字で確認した方が、フィリピン留学の効果を実感しやすいです。また、TOEICのスコアで結果を目にすることで、次の目標が立てやすいです。

個人差はありますが、フィリピン留学へ行ったほとんどの方がこれらの効果を実感しています!フィリピン留学は、日本で英語を学習する時とは一味違った効果が得られるようです!

 

フィリピン留学のデメリットは?

これまでフィリピン留学の良いところばかりを紹介してきました。メリットがあればデメリットも挙げておかないとアンフェアなので、フィリピン留学のデメリットを紹介しましょう。

「高い結果を出せる」ことは、必ず犠牲にしているモノがあるからです。フィリピン留学のデメリットとして、、4つのポイントを紹介したいと思います。

 

ポイント1: 自由な時間を犠牲にした学習スタイル

フィリピン留学では、1日8時間前後の授業を取るのが一般的です。学校で新しいことを学ぶ時間は十分にありますが、学んだことを定着させるためには「予習・復習」は欠かせません。

「予習・復習」の時間として、1日2~3時間は確保したいところです。既に授業だけで8時間近くの時間を取られ、さらに自習時間を加えると1日10時間以上の学習時間になります。

体力に余裕がある方、やる気に満ち溢れている方には問題ないでしょう。一方、「1日10時間も勉強したことが無い…。」とついて行けるか不安になる方もいるでしょう。

 

1日10時間以上を勉強に時間を費やしているため、自由な時間を犠牲にして勉強することになります。それがデメリットと感じる方には適さないでしょう。

 

ポイント2: 授業の受けっぱなしで自習時間を確保しない

上記でも触れた通り、英語力アップのためには、授業を受けていれば自然と英語力が伸びるワケではありません。授業以外に「予習・復習」の自習時間は必須です。

長時間の授業を受けたことで、「十分勉強したから英語力が伸びるはず!」と変な安心感が生まれてしまう方がいます。授業で疲れてしまって、自習するまでのモチベーションは上がらないといったことでは、残念ながら英語力は伸びません。

セブは誘惑も多い観光地ですから、平日の放課後に頻繁に遊びに出かける方、週末は殆ど勉強しない方がたくさんいます。そんな過ごし方をするのあれば、最初から欧米留学していた方が、よっぽど楽しいはずです。

 

一言で言うと、「大学受験のような1日の大半を勉強して過ごす!」という生活スタイルがデメリットに感じる方にとっては、フィリピン留学は適さないと言えます。

 

ポイント3: フィリピン留学には教師資格制度がない

フィリピン留学は、欧米の語学学校のように「英語を教えるための資格制度」がありません。もちろん教師になるためには、大卒であること、数カ月もの厳しいトレーニングを積んで教師デビューします。

しかし、フィリピンでは、欧米圏のような明確な教師資格といった制度がありません。「フィリピン人教師は、きちんとした有資格の先生なのか?」という建前の部分が気になる方にとっては、デメリットになるでしょう。

私たちが小・中・高校で「つまらない授業をする先生」や「教え方が下手な先生」に遭遇したことは1回や2回ではないはずです。教師資格を有していても、教え方が下手な先生、センスの無い先生は普通にいます。

 

有資格の先生でないと不安に感じる方にとっては、欧米留学を選択する他ないでしょう。

 

ちなみに、フィリピン留学はマンツーマン授業が中心なので、自分に合わない先生がいた場合は、学校に相談すれば先生をチェンジして貰えます。これで問題は99%以上解決します。

ちなみに、欧米留学の場合は、グループ授業で先生の頭数にも限りがあるので、先生が合わなくても我慢するしかありません。

個人的には、建前としての教師資格(免許)を持っていることは、さほど重要な要素ではないと思いますが、そこにこだわるかこだわらないかは皆さん次第です。

 

ポイント4: 英語の発音は完全なネイティブではない

フィリピン人は、アメリカ英語がベースです。アメリカ人やカナダ人などの欧米ネイティブと比べれば、少し訛りがあることは事実です。

先生の微妙な訛り(発音の違い)が、私たちの英語の発音に大きなマイナスの影響はありません。同じアジア人が話す発音ですので、むしろ日本人である私たちにとっては聞きやすい英語だったりします。

美しい発音の英語でないとダメな方、完全なるネイティブによる英語環境を求めている方にとってはデメリットに感じる方もいるでしょう。

 

すでに英語が相当話せる方は、最初から欧米圏に留学した方が良いでしょう。

 

私も授業で発音の練習を行ったことで日本人特有の訛りが減り、留学前に比べると発音がかなり上達しました。

TOEIC900点以下のレベルで、英語を自由に使いこなせない方にとっては、フィリピン留学の学習環境で十分満足できるはずです。

TOEIC900点以上を持ってる方は、TOEIC全受験者の2%未満に相当します。つまり、これから留学する殆どの方は、フィリピン留学で満足できるはずです。

 

フィリピン留学を成功させるために必要なこと

せっかく留学に行くのですから、留学を成功させたいですよね!これまでにも紹介してきた通り、授業を受けていただけでは、英語力は思うように伸びて行きません。

フィリピン留学を選択したからと言って、英語力が自然と伸びるワケでは無いことは、誰でも分かっていることだと思います。

そこで、フィリピン留学の効果を存分に活かすために必要な、3つのポイントをご紹介したいと思います。

 

ポイント1: しっかりと予習・復習をする

先ほど述べたように「予習・復習」をしないことが、フィリピン留学の失敗に直結します。逆を言えば、「予習・復習」をすれば、フィリピン留学の成功につながるのです!(フィリピン留学に限らず欧米留学でも同じですが…。)

たくさん授業を受けても、そこで終わってしまっては意味がありません。教わったことを自分で理解して自分のものにするためには「予習・復習」が欠かせません。

 

1日2~3時間は、自習時間の確保が必要です!

 

長時間の授業に疲れていると思うので、その日の状況によっては「予習・復習」に時間を取れない場合があるかもしれません。その場合は、授業の無い週末に、平日できなかった自習をきちんと行って、遅れを取り戻すことが重要です。

週末となれば自動的に遊びに出かける生活スタイルや、週末は一切勉強しない人は厳しい結果になります。やることをやってから、遊びに出かけるなら良いのです。フィリピン留学中は、しっかりとした時間の管理を心掛けましょう。

 

ポイント2: 毎日しっかりと単語学習を行う

英語を聞くことに耳が慣れて、英語が理解できるようになってくると、いざ話したくても「言葉が出てこない…」状況に出くわすことがあります。

私も留学している時に、もどかしく感じた時が多々ありました。

英会話ができるようになりたいなら、英会話で出てくる単語を理解していなければ、聞き取れないですし、その単語を使って会話をすることもできません。

 

日常会話で必要とされる単語数としては、最低3,000単語は必要と言われます。ある程度難しい話題に付いて行きたいなら、理想は4,000~5,000単語と言われます。

 

3,000単語レベルだと、中学・高校で習った単語量です。中学や高校で出てきた単語が頭の中に8~9割入っているか、自問自答してみてください。

「忘れてる…。」と思った方は、コツコツ単語のブラッシュアップをしていきましょう。単語の暗記は、英語の勉強の中で一番時間が掛かります。そして、フィリピン留学出発前の日本国内でも、コツコツ勉強できます。

文法が理解できたりしたとしても、単語が分からないければ話になりません。単語力を上げることを意識して、学習していくことが必要です。いつでも単語の勉強ができるように、単語帳を持っておきましょう。

 

ポイント3: 規則正しい生活を心掛ける

英語の勉強とは、一夜漬けの勉強ではありません。日々の学習の連続の結果が、少しずつ英語力の向上に結び付きます。

そのため、毎日規則正しい生活をすることを心掛けることが重要です。英語学習は、学生の時のようなテストで良い点数取れば良いといったものではありません。1日だけ頑張っても仕方が無いのです。

1日の10時間の学習リズムを体に染み込ませて、できる限りそのリズムを崩さないように生活を心掛けましょう。

そして最後に、、、

 

夜型スタイルの方は、朝方スタイルに切り替えましょう!

 

夜遅くまで勉強する方と、朝早く起きて勉強する方だと、朝方の方が高い成果が出ることが脳科学で証明されています。

脳科学関連の書籍を読むと、ほぼ必ず以下のような解説があります。興味のある方は、是非脳科学の本を読んでみることをお勧めします。科学的に効率的な勉強方法が身に着くはずです。

 

夜間学習よりも早朝学習の方が高い効果が出るメカニズム
勉強した情報は、脳の海馬という場所にインプット(短期記憶)されます。そして、睡眠中に情報が整理整頓されます。脳が大切なものと判断した記憶は、海馬から側頭葉へ移されて長期記憶になります。一方、不要と判断された情報は、海馬から消去されます。 起きたばかりの状態は、海馬の情報が整理され「空き」が出るため、早朝の勉強は効果が高くなります。一方、時間が経過して夜に近づくほど、海馬は情報で一杯になるため、記憶しづらい状態になります。

 

要するに、夜は10時過ぎにはベッドに入り、朝5時頃に起きて勉強するリズムを付けると、これまで以上に学習効果が上がっていくはずです。

 

勉強ができる人の多くは朝方です。生活リズムを見直すだけで、学習効果も変わってくるので、是非実践してみましょう!

 

フィリピン留学は成果を出すチャンスを与えてくれる

フィリピン留学の効果に加えて、フィリピン留学のメリットとデメリット両面から紹介しいました。

人によってフィリピン留学と言うスタイルは、合う合わないは必ずあると思います。合わない人がいるからこそ、その他の留学地も存在しているのです。

 

フィリピン留学そのものが、成功をもたらしてくれるワケではありません。成功するためには、自分の努力と生活リズムを守って、コツコツと継続学習を進めて行かねばなりません。

 

フィリピン留学は、コツコツ努力できる人に、より高い成果を出せるチャンスを与えてくれるだけです。そのチャンスを生かすも殺すも自分次第です。

しっかりと目標をもって、少しでも目標達成に近づけるように常に意識する必要があります。フィリピン留学の特徴を最大限に活用して、より良い留学生活になるといいですね!

 

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