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【フィリピン留学】本当の意味での24時間英語漬けの”講師同室プラン”採用校にどんな生活なのかを聞いてみた

公開:2019/02/20 著者:中川 友康 679 Views

フィリピン留学の語学学校には、24時間英語漬けの環境に身を置くことが可能な「講師同室プラン」を採用している語学学校があります。

講師同室プランとは、通常は他の生徒と同室になるところ、先生と同室になるプランです。

 

先生と生活も共にすることで、授業時間以外にも講師の綺麗な発音を聞いたり、リアルな日常英会話ができたりと英語学習上でとてもプラスになるプランです。

 

今回は、この講師同室プランを採用している3校をピックアップしました。学校スタッフさんや実際に生活されている先生や生徒さんにインタビューのご協力を頂きました。

今回ご協力頂いた語学学校は、 MONOL 、 OKEA 、 C21 の3校です。

 

インタビューに協力頂いた講師同室プラン採用校

 

実際にどのような生活を送っているのか、学校毎に1日のタイムスケジュールから見ていきましょう!

講師同室プランの生徒・講師のタイムスケジュール

3校の主なスケジュールをまとめました。何れの学校もまさに生徒と講師が常に一緒という環境が伺えます。

本当の日常会話は、授業の中の作られたシチュエーションよりも、プライベートな時間の中で行われるモノです。授業で学んだことを、授業外ですぐに使得る環境。表現が間違っていたら、即座に修正して貰える環境は、充実した時間になりそうです。

 

MONOLの平日1日の流れと週末のスケジュール

時間スケジュール内容
8:00~17:00生徒、講師各々のクラスに出席
18:00~19:00夕食(同室の講師と食事を一緒にすることも可能)
19:00~フリータイム
21:00~ルームディスカッション ※1
22:00~フリータイム
土日祝日一緒に出掛ける。講師同室の生徒だけのアクティビティ開催。

 

OKEAの平日1日の流れと週末のスケジュール

時間スケジュール内容
7:00~8:00朝食(強制ではないが、ほとんどの生徒が講師と一緒に食事)
8:00~18:00生徒、講師各々のクラスに出席
18:00~19:00~夕食
19:00~フリータイム: 自身の部屋で学習する場合、講師がマンツーマンで宿題や予習も見てくれる。
※ナイトクラス受講者は21:20まで授業
土日祝日興味があれば、生徒が講師宅に遊びに行くこともある。

 

C21の平日1日の流れと週末のスケジュール

時間スケジュール内容
8:00~18:00授業(授業は8~18時までの間に基本的に7時間)
17:30~19:00夕食 / フリータイム
19:00~20:20自習時間 & English Speaking Time
20:30~22:30レベル別ナイトアクティビティー ※2
22:30~23:30自習時間 & English Speaking Time
23:30~24:00フリータイム
土日祝日講師と遊びに行く生徒もいる。

 

MONOL ※1 ルームディスカッション
ルームディスカッションは、フリースタイルで先生と相談して、自分自身が学びたいものを集中的に学ぶことができる時間です。
日本から持ってきているテキストを使って学習したり、フリートークを交えながらスピーキングやリスニングの勉強をしたり、学生にとっては嬉しいプログラムです。
中には、洋楽の歌詞を翻訳してその表現を先生と話し合ったり、最後に講師と一緒に歌ってその発音を矯正して貰ったりする生徒もいます。
C21 ※2 ナイトアクティビティー
ナイトアクティビティーは合計2時間で構成されています。1時間目は全員出席が規則、2時間目の出席は自由参加となっています。金曜日のみ市が運営する総合競技場へ行き、バドミントンなどのスポーツアクティビティーを行っているそうです。
フィリピン留学は授業時間が多いのが特徴的ですが、それでも1日の授業時間は7~8時間です。睡眠時間を8時間で考えても、英語を使ってる時間は1日の3分の1です。1日24時間なので、まだ8時間程度の自由時間が残っています。
真の意味で英語漬けの環境と言うのは、プライベートな時間を如何に英語環境にできるかです。しかし、英語環境であっても、(英語初心者である)学生同士で英語を話している環境であれば、充実した英語環境とは言い難いと言えます。

 

→ MONOLのルームディスカッション風景

 

1日の中で寝る時間を除くと、授業外でも毎日3~4時間は講師と時間を共にできるのは、英語環境の観点からは、非常に充実した時間になることが分かります。

 

週末も先生と一緒に買い物に出かけたり、先生の自宅に遊びに行ったりと、通常の生徒同士での相部屋とは異なり、英会話の量は断然増えることは間違いありません。

1日3時間、1カ月(30日)として計算しても、90時間以上を先生と共有しているので、会話力の伸びは他の生徒よりも断トツで上達していきます。

 

MONOLの教師同室プランに参加した生徒の体験談

私は最初この部屋に決める際に、他校にはないプログラムだったのでとても不安でした。また、授業以外のプライベートの時間も先生と共に生活する環境は、大変ではないかなと想像していました。

今先生と生活している中で、私なりにメリット、デメリットはなんだろうと考えてみました。

MONOLの学生寮は2人部屋からなので、生徒全員がルームメイトと一緒に生活しています。講師同室プランは少し値段が変わりますが、それを除けば、メリットしかないのではと感じます! なぜなら、、、

 

1. 毎日、先生と一緒に寝泊まりするので起きてから寝るまで、ずっと英語環境。
2. 先生と会話する中で、分からない単語を聞ける。間違った文法を訂正してくれる。
3. 通常授業以外で平日は毎日1時間、ルームディスカッションという授業が取れる。
4.フリータイムの時間も一緒に過ごすことができる。

 

先生とは友達よりも一緒にいる時間が長いので、先生と生徒という間柄ではなく、友達のように接してくれます。

 

平日の夜に一緒に外にご飯に行ったり、週末休みの日に時間が合えば遊びに出かけたり、また寝る前にお互いが好きな音楽を聴いたり、その日の授業の話しやガールズトークをしたり。

先生のおかげで毎日、楽しく過ごせています。(*^-^*)

今までの2か月を振り返ると、毎日先生と英語でコミュニケーションをとることで、リスニング力、スピーキングは来る前に比べるととても伸びていると感じます!

 

私は授業以外でも平日の夜や週末に先生と会話ができ、常に英語を聞いて話す環境に身を置けるので、授業でバッジメイト(同期の友達)と比べると、私の対応力が友達よりも早くなっていくので、成長を肌で感じられます!

 

私は改めて、このプログラムを選んで正解だったと感じますし、残り1か月も無駄にしないように先生と仲良く頑張っていきたいなと思いました。

 

講師同室プランを選ぶと、さらに周囲との差を実感できる!

フィリピン留学は授業時間が長く、その半分以上の時間がマンツーマンレッスンという環境なので、欧米圏への留学に比べても英語力の伸びは早くなります。

 

英語力を最大限伸ばすには、英語漬けの日々が理想だと良く言われます。

 

…とは言え、英語漬けの日々は分かりますが、「本当に英語ばかりの日々で、精神的にきつくないのか?」という不安もあるのではないでしょうか。

教師同室プランを選ばなかった同期の友達と比べても、自分の英語力がさらに伸びていることを日々実感しながら過ごすので、「楽しくて仕方がない!」という感想を多く頂きます。

日本で勉強していた頃の英語は試験で点数を取るためだけの英語なので、プライベートで英語を使う機会も無いですし、やはり勉強という域を出ることがありません。

 

一方、フィリピン留学での日々は、英語を使って生活するので、英語が生活の一部となります。学んだことが、そのまま意思疎通の向上に直結するので、中高の英語の授業のように勉強させられてる感はありません。

日々の勉強は大変ですが、英語力が伸びていく喜びが勉強の大変さを緩和し、さらにモチベーションを高めてくれるのでしょう。

 

留学ドットコムを利用した留学生も多くが講師同室プランを経験されていますが、満足の声はあっても、辛いといったマイナスの意見は殆ど聞かれません。

 

ただ単に「先生と生徒」という関係ではなくプライベートも共にするくらい仲を深めることができ、まるで友達のように楽しみながら日々を過ごすことができているようですね。

そして何より先生と過ごす時間が自然と増えるため、英語力の向上を肌で感じることができるのが「講師同室プラン」の魅力です。

 

実際に生徒と一緒に生活している先生の感想

実際に生徒と同室で生活している先生にもインタビューを取りました。

先生も1人の人間として、授業だけで顔を合わせる間柄よりも、プライベートも共有してる生徒の方が親近感を持ってますし、より親身に英語力アップの手助けしてあげようという気持ちになるものです。

以下、3校の先生から頂いた感想を紹介したいと思います。

 

MONOLの講師 T. MYLENからの感想

私は、2014年1月からMONOLで、ルームティーチャーとして働いています。

「3 + 1部屋」で生活するにあたって、学生が気を付けるべきことはたくさんあると思いますが、その中でも特に重要視すべきことをいくつかお話しします。

 

まず、「3+1部屋」で生活している生徒は特に先生が部屋にいる際は、英語をずっと話すべきです。これは一般的な礼儀です。

 

あなたの英語力を活用しながら、このプログラムを上手く利用できるようにするために、ルームディスカッションに参加することを強くオススメします。最後に、あなたのルームティーチャー、ルームメイトと一緒に、よりいっそう仲良くして楽しむことが大事です。

このプランの一番のメリットは、生徒が部屋にいる時間、特に起きてから寝るまでの間に、英語を話す機会が沢山あることですね。さらに、生徒は私たちルームティーチャーに宿題や英語に関連した色々なことを気軽に相談することもできます。

私は、このプランは、とても素晴らしいシステムだと思います!なぜなら、あなたは、その時間ずっと英語を話すことができるだけではなく、その国の文化についても知ることができるからです。

 

生徒はルームティーチャーから、フィリピンについての習慣や伝統などをたくさん学ぶことができます。

是非ルームティーチャーをフィリピンの食事や様々な場所に誘ってみましょう。その中で、実際のフィリピン人の生活などを感じることができます。

これら全て英語を使って学ぶことができます。最後に、私がすべてを通して自信をもってお伝えしたいことは、すべてに対して先入観を持たずに視野を広げて、また英語に対して熱い情熱を持ち続けると、すべて良い方向にいくと信じています!

 

※MONOLからは文章で回答を頂けたので、原文も併せて掲載しておきます。
I have been a room teacher for two years and three months to be exact. I started in January 2014.
I guess there are so many, but to give a few important reminders, students staying in a 3+1 room should speak English, especially when the teacher is inside the room. This is common courtesy. Then, participating in the room discussion is strongly advised so that you can fully utilize your stay and optimize your English skill. Lastly, just enjoy and have fun whenever you can with your roommates and your teacher as well.
The most obvious advantage is of course, you have the chance of speaking English all the time! Especially, from the moment you wake up and before you go to bed! Moreover, you can ask your teacher to help you in your homework or just anything related to English.
I think this system is a great idea! Not only because you can speak English all the time but also because of cultural immersion. You can learn so many things especially Filipino customs and traditions from your teacher. Why not invite your teacher to try local food or visit local places and you can truly understand what a day in the life of Filipinos really feels like? And of course, you can know all these things using English as your tool!!

 

OKEAの講師 T.STARからの感想

部屋内では常に正しい発音、文法が聞ける点がこのコースの最大の強みです。

他留学生の同室だとお互いに完璧ではない英語で会話をするため、日常会話の中でどこが間違っているのか分からない。

 

宿題も率先して手伝っているし、発音の強制など英語に関するリクエストが容易なので、小さなことでもためらいがちな英語ビギナーの日本人には向いていると思います。

 

また、常に正確な英語が聞けるため、学生同士でのブルークン英会話(文法や表現が正確でない英会話)よりも「時間」を有効活用できます。

 

C21の講師 T.Mからの感想

語学学校なので生徒の入れ替わりも激しいのですが、基本的に生徒全員の性格が良いので楽しく毎日を過ごしています。

よく一緒に遊んだりもしますし、生徒と先生だけの関係でなく、友達としても接せられるので当校の環境はすごく良いと思っています。

 

先生も「講師同室プラン」の手応えを感じている

先生たちからのインタビューを見て頂いても分かる通り、先生自身が「講師同室プラン」の手応えを感じていることが分かります。

授業外でも、ただ生徒と会話をするだけではありません。会話する中で気づいたことがあれば、即座に教えてあげたり、生徒さんが困っていたりしたらアドバイスをすることで、生徒の英語力がさらにアップするようにサポートをしてくれます。

先生たちが「講師同室プラン」がさらに良いものになるように努めていることで、先生と生徒のどちらも良い環境だと感じられる環境作りにつながっていることが分かりますね。

 

講師同室プランのメリットとデメリットを整理

講師同室プランの良いところは、一通りお伝えしてきました。メリットは分かっても、「デメリットはないの?」と思いますよね!

学校スタッフに改めてメリットとデメリットをお聞きしました。以下のアンケート結果で、「デメリットは特になし。」と返答頂いてる学校でも、他校で正直にお答え頂いているようなデメリットは共通項目と言って良いでしょう。

基本的にメリットの方が大きいので、デメリットが自分の中で必要以上に大きいモノであるならば、それは自分の生活スタイルには合わない可能性があると言えるでしょう。

 

学校名メリット/デメリットの詳細説明
MONOL【メリット】
・生活面で常に先生のサポートがある。
・一緒にいる時間が長ければ長いほど、英語に触れている時間が圧倒的になる。
・満足度は1番高い。
【デメリット】
特になし(フィリピン人の生活ですが、スタイルは日本人と変わりませんので、いたって問題ございません。)
OKEA【メリット】
・授業後でも講師から常に正しい発音、文法で英会話ができる。
・必要に応じて上記の指摘が会話中でもある。
・生徒慣れしているため初対面から話しやすい。
・容易にローカル情報の入手ができ、講師のコネクションで普通の生徒が行かない場所にも訪れることができ、幅広い知見が得られる。
【デメリット】
・平日の話せる時間が短い場合も。(講師が夜間クラス担当、生徒も夜間クラスを取ると部屋に共に過ごせるのが21:30以降になる)
・土日は講師が実家に帰るため、丸一日話せる日が無い。
・プライベートな時間が少なくなる。
C21【メリット】
講師と同じ部屋になるのは勿論、寮の近くにフィリピンの名門大学が2校も所在しているので、現地の友達を作りやすい。そこで出会った現地の友達と相互学習をしたり、遊んだり、旅行に行ったりと楽しみながら英語の勉強ができます。
【デメリット】
特になし

 

英語力アップには正確な英語に触れる時間が大事

何れの学校も講師同室プランのメリットは、講師と共に過ごせる時間が長いことで、英語の上達につながったり、仲を深めたりすることができることを挙げています。

授業以外の時間も先生と一緒に過ごすことを不安に思う方もいるかもしれません。しかし、先生と一緒に過ごす時間が長いことは、先生からきれいな英語を直接学ぶ機会が増えるということです。

 

外国人の友達と英会話していても、英語力アップには僅かなプラスにしかなりません!

 

先生でもない、ネイティブでもない、英語の素人同士で英会話していても、英語力がグングン伸びることはありません。また、接する時間が長ければ長いほど、間違った発音や文法を吸収してしまうことになります。

ただ、日本人同士で固まって、日本語で会話するくらいなら、外国人同士で英会話していた方がまだプラスです。つまり、外国人同士での英会話は、ほんの少しだけのプラスと言ったところが正解です。

 

【参考記事】
【フィリピン留学】国籍比率は英語力アップに関係する?フィリピン留学で学生の国籍が重要なのかどうか検証!

 

間違いの無い綺麗な英語力を身に付けたければ、外国人同士での付き合いは極力避けるべきです。そして、正確な英語を使いこなすネイティブや先生との時間を作ることが、英語力を抜群に伸ばすことに繋がります。

 

フィリピン留学は、授業時間が長いことや、マンツーマンレッスンの部分が特に注目されます。しかし、フィリピン留学を掘り下げると、真の意味で24時間英語漬けになれる「講師同室プラン」まであることが今回分かって頂けたのではないでしょうか。

「講師同室プラン」を採用している学校は、フィリピン全体で5校前後はあろうかと思います。本気で英語力を最短で伸ばしたい人には、最適なプランになると思います。

 

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