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カテゴリー:現地生活情報

YOUは何しに留学へ?地方都市には変わり種の留学生が多い!?

公開:2019/07/11 著者:佐藤 高史 446 Views

始めに…。えー、まずこの元となるバナナマンの番組、「YOUは何しに日本へ?(テレビ東京)」は、日本に居る時から超絶好きでした!

しかもまだ番組が続いてて嬉しい!

この番組を見る度に思う事。

 

「やっぱり外国人オモロー!」
「やっぱ外国人、超絶カワイイ…。」
「外国人と通訳無しで喋ってみてーなー。」

 

…と毎回感じていました。恐らくここら辺は多くの人々が共感してくれたかと思います。

そして、私からすると「なんでこの番組は、YOUは何しに海外へ?という日本人ターゲットのアウトバウンド側やらないのかな?」と。

理由としては、日本語でのやり取りではイマイチ面白さに欠ける、そもそも旅行者が多すぎる、インパクトある理由の旅行者が少ない、という事が容易に想像つきます。

 

そりゃ番組化しないですね。

しかし、これを地方都市の留学に置き換えると、そこそこインパクトある留学目的を持った人々がいるものです。

幸いにも私の居住しているバコロドのOKEAにはTOEICのスコアアップを目指す生徒は少ないんです。どちらかというと、、、

 

・なんか自分を変えたいと思っているTOEIC200前後の英語初心者
・これから世界一周しますといったアクティブ旅人
・ワーホリの準備として留学される方

 

が圧倒的に多い。

となると、経歴や今後の展望聞くだけでも「人生色々あるもんなんだなー。」と考えさせられると同時に、むっちゃ面白い人生沢山あるなーと!

だから私は言いたい。

 

「キャリアアップを目指すならバコロドには来ないほうがいい!セブへ行け!自分変えたいと思っている子や変態旅人は地方へ行け!」と。

 

上記言葉の意味としては、アナタを囲むであろう近似したベクトルを持っている人々が集う場所へ向かうべきだと言いたいのです。まさに「類は友を呼ぶ」の発想!

アナタを囲む人々と環境というのは、思っている以上に重要で影響を受けるし与えます。同志がいる所に向かうべきだと私は考えます。

セブと地方都市留学の違いは前回しっかりお伝えした通りです。

 

 

今回は読者や留学検討中の迷える子たちへ少しでも共感と後押しになれればという思いから、日本人YOUを留学前中後のストーリーや目的をかなり具体的にフューチャーしていきます。

留学目的が不埒でも不純な動機であってもイイんです。その後、アナタの未来に繋がればそれでイイんです。

今回、OKEAに来た先輩留学生の留学したキッカケを見て、一歩踏み出す勇気を持って欲しいと思います。

貧困問題を是正したいYOU

・ニックネーム

TAK(私です!)

 

・留学期間

16週間+12週間(他校にて延長留学)

 

・留学コース

ESLコース

 

・留学前の経歴

婦人服飾雑貨メーカー営業9年、東京と九州エリア担当。大学から社会人までコンパのために働き、コンパのために筋トレという経歴。

 

・留学前の英語勉強歴

英会話のイーオンとスピードラーニング1年間継続したにも関わらず、英文が自分の力で作れない&喋れない。暗記、刷り込み式学習方法に懐疑心を抱く。

 

・留学目的

「僕たちは世界を変える事ができない。」という向井理主演のノンフィクション映画に衝撃を覚えて以降、途上国の貧困問題に強い関心を抱き行動に移す。

社会人になってから東南アジアを中心に数か国訪れ、自分の五感を通じて現状と問題点を知り、貧困問題の因果を追求。

まずは教育が必要と考えるが、日々の生活でお金、水が不足という理由で簡単に死んでいく子供達。現場でリアルを直接感じ、教育を受ける以前の問題解決が先決なんじゃないかと考え、雇用の創出が問題を是正する一つの答えだと行き着く。

将来的にアジアを中心とした雇用促進・人材派遣企業に転職という目標と、現地に滞在しながら現場を知る事と勉強が出来るという自分にとってベストな選択であったため、フィリピン留学を決意。

 

・留学中の行動

自習室で学生の多くが24時過ぎまで勉強していたので、周りにも触発されて平日の授業、筋トレ後は毎日24時過ぎまで勉強していました。

週末は皆で1dayトリップに行く事もありましたが、孤児院ボランティアに参加したり、単独でマニラのスモーキーマウンテン(ゴミ山)を訪れたりと知見を広げていました。

また、フィリピン人講師と現地フットサルに参加し、中間層以上のコミュニティに入ることで職業や年収などの情報も収集。(フットサル、サッカー用品はフィリピンでは高価なため中間層以上のみの人々がプレーしていた。)

 

→ ゴミ山から使えそうなモノ、お金になりそうなモノを集める子どもがいる現実。

 

プレー中は本当に楽しかったですね。国民性が異なるとプレースタイルも違うし、何より試合中に英語でのやり取りがもの凄く楽しいと実感出来ました!これは、英語が喋れずアジアを旅している時よりも大きい何かを感じました。

アジアの人材派遣という企業に転職目的だったため、TOEICスコア向上よりも、現場を知り、人々の暮らしや国民性を知る事に時間と資金を集中していました。

以前の記事でも紹介しましたが、留学中12歳下の韓国人彼女がいました。しかも偶然にも卒業日が同じで趣味も同じ、Feeling, Timingは完璧すぎる。「これは完璧に国際結婚しちゃうなー。」と勝手に想像しながら最高の留学生活を過ごしていました。リア充という言葉を超越していましたね。

 

 

・留学後と現在

帰国してからは日本の友人に自分の考えを相談。転職活動中に感じた日本企業の実態を再認識した結果、「起業」という今まで考えていなかった選択を取ることに。

同タイミングで在学していたOKEAマネージャーから後任の話があり、現地で働きながら起業の準備をするという事にしました。

バコロド2校の留学経験と現地滞在経験、日本での営業経験を活かし、OKEAの日本人マネージャーとして勤務3年目。

 

在学期間も合わせるともうすぐ4年間バコロド滞在になります。

週末や終業後は、元OKEA講師の現地ビジネスパートナーと外国人にも明確かつ厳格に物申す姿勢で、日本式スイーツ店を路面店から現地ナンバーワンショッピングモールに出店して目標としていた雇用創出・維持に邁進。

このスイーツ事業ですが勿論知識、経験はゼロです。そこにあるのはとにかく自分の夢を実現したいという情熱。

 

・調理方法はYouTube
・参考レシピはクックパッド
・起業資金はクラウドファンディング

 

という今の時代だからこそ素人の彼でも実現できたのです。

学生だった時と、労働者、経営側の3視点からフィリピンを俯瞰しています。

学生の頃は本当に楽しいフィリピンだけを見ていたんだなと、労働者、経営側としてこの国を見ると、輸入した日本刀(玩具です)で現地人をしばしば切りたくなります。

 

一度と言わず二度三度ワーホリしたいYOU

・ニックネーム

MICKY

 

・留学期間

12週間+8週間(OKEAリピート留学)

 

・留学コース

ESLコース

 

・留学前の経歴

美容師として一定期間働いた後、目標も無く自由気ままにフリーターという経歴。(人生に目標が無いって結構あります!)

 

・留学前の英語勉強歴

中学2年生以降、ろくに当校もせず高校も通信制でほぼ勉強は皆無に等しい生活を過ごしていた。

中学1年の時に授業にあったKumi&Tomの「I’m fine thank you. And you?」の会話を覚えている程度。

留学日が決まった半年程前から自分なりに文法の勉強と使えそうなフレーズを少し覚えてみたり、お世話になっていた留学エージェントの無料英会話教室に週1で通ってみたりしていました。

 

・留学目的

留学前に働いていたハンバーガー屋さんで海外のお客さんと接する機会が頻繁にあり、その時共に働いていた同期たちからの刺激、自分だけが英語が話せないという劣等感にぐいぐい押されて留学を決意。

当時は、「ざっくりと英語を何となく話せるようになりたいなー。」という気持ちと、「外国人の彼氏を見つけたい。」という日本女子の多くが抱くであろうマジョリティー的な動機でした。

 

・留学中の行動

二か月経っても英語スキルの上達以前に自分に合った、これだと感じられる勉強方法を見つける事が出来ず、「このままで本当にいいのか?果たして本当に身についているのかな?」と毎日悩んでいました。

その後、すぐにワーホリのスケジュールが確定していたので、正直なところ卒業間近になっても心中不安しかありませんでした。

しかし、フィリピン滞在中に彼女は韓国人のルームメイトや友達に囲まれて生活していたことで、授業外でも英語をインプット・アウトプットする機会が多かったのが小さな自信となっていました。

仲良くなったフィリピン人講師達にも恵まれて放課後は食事に出掛けたり、週末は一緒に旅行をしたり、時にはその講師の家に泊まられてもらったりと普通の留学生では絶対あり得ない多くの体験をすることができました。

 

→ 授業外でも講師と交流しコミュニケーション力を鍛えた。

 

・留学後と現在

12週間の留学直後は、フィリピンからそのままオーストラリアで1年間のワーホリへ突入!セカンドビザ取得のため、ファームジョブに従事した時にOKEAで学んだ英語が身についていると実感しました。

その実感が彼女に英語学習の楽しさを覚えさせ、勉強意欲を沸き立たせました。ワーホリ後は更に勉強するため、再び同OKEAで二か月間留学後に帰国。

OKEAで学生マネージャーを2回経験後、今は行動目標も定まり再びオーストラリアでワーキングホリデー(セカンドワーホリ)中です。

 

同じ学校に再び留学するメリットは?

上記で紹介した2名は、OKEAに再び戻ってきています。留学プランは、本当に人それぞれです。短期留学を何度か繰り返すパターンもあれば、MICKEYさんのように長期留学の中で、語学学校に2回通うパターンもあります。

語学学校を複数回通う場合、同じ学校に通うべきか、違う学校に通うべきか迷うところだと思います。

以下は、同じ学校に通うメリットについて掘り下げてみたいと思います。

 

希望の講師を事前に指定ができる

エージェントもしくは日本人マネージャーに直接コンタクトを取り指定することで、自分のベストメンバーで授業編成ができること!

例えば、前回留学した際に1~2週間だけ担当になっていた講師が、自分にとって最高の講師だったとします。

事前予約をしておけば、次回の留学では1週目からその講師の授業が受けられます。

 

この「講師との相性」というのは経験者なら分かると思いますが、「この先生イイ!」って感じられる授業が全クラスとは限りません。6コマ中3コマ当たれば良い方です。

 

他クラスは悪くはないが感動する程ではない。Aレベルが最高、Bレベルが普通、Cレベルがイマイチというクラス評価だとすれば、他クラスはBレベルで編成されますので心配することはありませんが。

しかし、前回の留学経験があって講師との相性を確認済みであれば、2回目の留学では6コマ全Aレベルの講師で編成が可能かもしれません!

このアドバンテージはかなり大きい!

 

しかし、この方法は、セブの大型学校ではちょっと難しいかもしれません。地方都市の語学学校だから実現できることだったりします。

 

前回記述しましたが、セブ・マニラは労働人口が多い分、離職率も比例しているため講師の入れ替わりが激しく優秀な講師の確保が難しいのです。

1年後に留学したら、当時知っていた講師が1人もいないなんてこともあるかもしれません。

仮に講師が在籍していたとしても、セブの語学学校は生徒数も多いため、他の生徒と希望がバッティングしていた場合は、必ずしも希望講師の授業を取れるとは限りません。

 

ドミトリーの部屋も指定ができる!

学生寮のキャンパスがビル型・リゾート型にしても「一階の部屋がいい。角部屋がいい。」など、日本に住んでいても居住空間の好みは誰でもありますよね。

「ホテルや旅館じゃないんだし、振り分けられた部屋に入るしかないか…。」と諦めてませんか?

 

「ねぶぁーぎぶあっっぷ!!」です!

 

とりあえず、留学カウンセラーさんに頼んでみましょう。

「同じ学校にもう一度留学したいけど、二階の角部屋に空きがあれば確認してください!」。さらに、「外国人ルームメイトと絶対組んでください!」といった具合に。

 

ワガママもまずは頼んでみてください!閑散期であれば、アナタのワガママは通る可能性が案外高いんです。

 

折角数か月間も異国に住みながら学習するんです。高いお金も払います。可能な限り自分の理想を追求することは当然の権利です。

学校サイドや留学カウンセラーさんも、アナタが不満を感じて生活して貰うよりも、快適に生活して貰った方が良いのです。

不満を感じてストレスが爆発してしまって、クレーム処理に巻き込まれるくらいであれば、その程度のワガママは面倒だと感じません。

 

ただし、このドミトリーのリクエストもセブ島の人気校だと難しいかも知れません。

 

その理由は既に分かりますよね?そう、生徒数が多いことに加えて、生徒の出入りも激しいからです。

セブは家賃も高いですから、”部屋を回転させてなんぼ”です。そんな環境下で、生徒の希望を細かく聞いていたら、部屋割りが成立しません。

セブのマイナーな学校や、小規模な日本人経営校であれば対応してくれるケースは高いかも知れません。人気校では1年を通して難しいでしょう。

 

ちなみに、もし私が節約志向のある学生の立場でOKEAを選ぶとしたら、、、
「二階、角部屋ではなく、中央側、さらに二人部屋で台湾人ルームメイト希望」
…という指定をします。

 

OKEAのドミトリー周辺は高い建物が無く小さな住宅街に面しており、風通しが抜群にイイ!そのため、窓を開けておけばエアコンを使わず一日中快適に過ごせるからです。(シーズンによりますが。)

一階だとレンガの塀に囲まれているので、景色も悪く、風通しも無いに等しいのでエアコンの電気代もかかる。そして、ドミトリーの中央付近に階段があるのですが、私は面倒くさがりなので、部屋から出て少しでも歩く距離を短くしたい!

二人部屋で台湾人指定というのは、今まで統計的に最もリスクが少なく、安価で留学するためです。韓国、日本、ベトナムでもない。台湾人ルームメイトが個人的にお勧めです。

 

住み慣れた町なので放課後や週末は効率的に行動できる!

もし、アナタが留学中に気になる子が出来てしまったら、他生徒よりも絶対的なアドバンテージがあります。いきなり二人でイイ感じの所にデート!そこそこ喋れる英語と外国人のくせにやたらと詳しいフィリピンの街!

このアドバンテージを発揮しないわけには行きません!ガンガン行きましょう、留学中の恋愛は短期戦です。サッカーで例えるなら、ボールを持ったら1対1の勝負です。弱肉強食です!

また、前回訪れることの出来なかったエリアや、よりローカルなエリアも訪れられるかもしれないので、地球の歩き方に載っていないリアルなフィリピンを知る事が出来ます。アジア好き、旅好きなヒトにはたまりません。

 

積極的な行動は何においても重要!

今回ご紹介した2人に共通して言えることは、、、

 

・原点は外国人とコミュニケーション取りたいという抽象的欲求。
・留学前の英語はほぼ喋れないレベルだがとりあえず行動してみた。
・放課後、週末はスクールメイトのみならず現地フィリピン人と時間を共有している。
・合計12週間以上の中期滞在。
・留学中は外国人と接する機会を自ら作り続けている。(英語をアウトプットする時間を増やす。)

 

TOEICのスコアのために留学していた訳ではないから、英語を話す、聞く時間が多くなったことになります。

コミュケーション力としての英語力を伸ばしたいなら、多くの外国人と会話する時間がカギを握ります。

もし、あなたの目的がTOEICのスコア重視であるならば、そこはしっかりTOEICの方法論を学習することをお勧めします。

 

今回紹介した2人の行動パターンは、旅人や、自分の志向を探したい、行動力や探求心、度胸を付けたいというヒトには参考になると言えます。

 

TOEICスコアは、転職する際のスタート時点では必要になります。

実際、TOEIC650点以上が必須という企業が転職市場では結構多いのが現実。

この点数に満たなかった場合、留学中に具体的に行動したことやその目的、結果と自身で何が出来るかをしっかりと説明出来るようにしておかないと「しくじり留学」になります。

 

最初の留学の動機は抽象的であっても、就職活動で英語や留学経験を武器にしたいなら、留学の中盤や後半にTOEIC対策をした方が良いでしょう。

 

それこそ、MICKYさんのように2回語学学校に通っても良いワケですから。

最初はコミュニケーション力を身に着けることに集中して、日本帰国前に2回目の語学学校ではTOEICを勉強する。

まずは、何より積極的な行動力が大事です。

 

海外留学では英語力アップだけではなく、いろいろな外国人と触れ合うことによって、多様な考え方、異なる思考についての相互理解、ハングリー精神、など多くのことを学びます。

 

仕事に就いてからは、上から言われた仕事をこなすだけではなく、自分で仕事を探す力、新たなマーケットを探す行動力が求められます。また、専門的な部分について、自ら学習する向上心や探求心も必要とされます。

こうした社会で必要とされる ”履歴書上には見えないスキル” を海外留学を通じて養って欲しいと思うのです。

時には上司や先輩、得意先に進言したり物申す度胸も社会では必要になります。先輩や上司が飲み行くから付いて行かないと気まずいかな…。そんな屁みたいな事柄は、ちょっとの度胸さえあれば断れます。

 

「スイマセン、今夜はナースと大事なコンパがあるので失礼します!」

 

これは私のパターンですが、私たちは他人の顔色を気にすることなく、「断る」ほんの小さな度胸さえあれば、自分の時間をしっかり確保することが出来て自己投資にも繋げられます。

これらは学生のアルバイトや漫然と生活している中で養える簡単な事ではありません。意識して行動し続ける事で、少しずつ身についていくものです。

留学が終わってから働く場所は異なっても留学中に意識した行動をして、続けていればちょっとずつアナタ自身が変わって行くのを実感すると思います。

 

もし、今アナタが「いつか英語を話せるようになりたい、いつか留学する。」と考えているなら、そのいつかは永遠にやってこないでしょう。

 

“やりたい時にやりたい事を全てやる。後になっては、その時にエネルギーや状況などが変わって来る。“
経済評論家 大前研一

 

まさに、「いつやるの?今!」ってやつです。

 

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