フィリピンに行くにもベストシーズンはある!海のベストシーズンは夏、今年も夏が始まったー☆
日本国内の人々は、夏になると毎日テンションと戦闘能力が平均的にやや上がっているんではないでしょうか?
しかし、通勤通学の電車内は、寝起きの汗臭いオッチャンと銀イオンで匂いを抑えつつ、石鹸系の匂いを醸し出すネーチャン達が入り混じる季節でもあります。
テンションを下げさせるオッチャン、上げさせるネーチャンで結局プラマイゼロの車内。けれど週末は、屋外で氷点下ビールを飲みながらジンギスカン!
8月は山や川もありますが、「やっぱり海♪」というスケジュールが組まれているのではないでしょうか?出会いの可能性も複数ありますよね!
そう、特にここ最近日本では美ボディやバルクアップを試みる事がトレンドになっています。皆同じように、ビーチでは自分のカラダをこれ見よがしに魅せるためにもう筋トレを始めています。その魅惑的なバディで異性を虜にしてしまいましょう!
ちなみに筋トレは最低3カ月、週3日ペースで継続しないと目に見える効果は表れて来ないので、7月からってヒトはもう手遅れです。諦めてデブ活しましょう!
異性には海以外を提案し、ランチェスター戦略の第一法則に従っての勝負をお勧めします。
こんな感じで、夏は海というようにベストシーズンがありフィリピン留学にもベストシーズンが存在するんです!
逆にヤバイシーズンもあります。
この情報を知らないで計画するヒトが90%以上いるのが現実だったりします。
もしアナタがスケジュールに都合がつくのであるならば、ベストシーズンに照準を合わせてフィリピン留学を計画した方が留学をより楽しむ事ができるでしょう!
フィリピン留学のハイシーズンとローシーズンの存在
日本の大学生は春休み、夏休み、冬休みの合計約5か月間もの自由な時間があります。
この期間中にアルバイトでしっかり稼いで、期間中の半分もしくは全ての時間を留学に当て込む人も少なくないでしょう。
考えている事は皆同じで、これらの休み期間(1、2、6、7、8月)は語学学校のハイシーズン(繁忙期)となります。逆に上記以外の月をローシーズン(閑散期)になります。
ハイシーズンの語学学校概況
・人気校ならば半年以上前、地方の学校は二か月前程前から満室になっていく。
・キャンセルが生じる事は稀なのでキャンセル待ちは期待薄。
・学校団体も来ている場合があり、クラスや宿泊施設は90~100%の稼働率。
・稼働率が極めて高いので部屋やクラス変更、講師変更が困難。
・学校によってはハイシーズン用に臨時講師を雇っているので講師の質にバラつき有り。
・食堂が混み合い、時間差で食べるなど工夫が必要。
・他国もハイシーズンは同時期なので、国籍問わず学校内には人が溢れ、国際交流の機会が多い。特に日本語を学んでいる外国人は積極的に話しかけてくれるので、日本人からすると有難い機会になる。
・ジムやアクティビティの共有スペースには人が集まり易いため、使用効率は悪化するがそこでも外国人と交流する機会がある。
・(個人的な感想ですが…)学校スタッフは団体対応で多忙な日々だが、彼らが帰国すると燃え尽きてしまう。何か切ない感じに浸る。
ローシーズンの語学学校概況
・渡航1か月前でも地方であれば良質な学校でも空室が存在している。
・空室が豊富なので部屋タイプの選択肢も多い。
・留学生は個人で来ている方のみとなるので、国籍問わず話すと様々な留学後のプランを持っている刺激的な仲間に出会える。
・部屋、クラス共に稼働率は20~30%代に低下。
・稼働率が著しく低下するため、自分に合う講師への選択肢が豊富で変更が通りやすい。
・契約期間満了の臨時講師は居なくなり、レギュラー講師と臨時からレギュラー講師に格上げされた講師のみが残っているので講師の質が安定化する。(学校によっては通年で全講師を雇っているところもあります。)
・国籍比率のバランスが良くなると同時に全体数も減少するので、積極的に外国人生徒へ話しかけないと関係が広がって行きづらい。
・売上の安定化を図るため、各学校のプロモーションが実施される。このプロモーションは長期であるほどより大きな恩恵を享受出来るようになっている。
このようにハイシーズン、ローシーズン各々に一長一短があります。
大まかにはハイシーズンはかなり多くの人々と出会い、触れ合う機会が多くクラス以外において充実します。
ローシーズンは程よく留学生数が落ち着くのでクラスに関しても柔軟な変更が可能となります。さらに目標を持って留学に来ている生徒が多いので、漠然と留学しに来ている方にとっては良い情報収集の場、刺激になるでしょう。
生徒数の推移の参考として、OKEA(バコロド)の月別国籍別生徒数を以下にまとめました。
上記の通り、月によって生徒数が大きく変動します。
若干の人数は勿論変わりますがハイシーズンとローシーズンの時期は毎年同じで人数もほぼ同じとなっています。
ただ、国別でやや長期休暇(大学)の時期は異なります。そのため、各国の生徒数が増える期間が年間通しての「ピーク絶頂期」となっています。
各国の夏休みと冬休み時期
私も語学学校で働き始めて知ったのですが、国によって学期休みの時期や期間が異なるんです。
まあ当然の事ではあるんですが、こうゆう機会でもないと具体的に聞くことがありませんでした。改めて各国に伺ってみると以下の通り。
国別ロングバケーション時期(大学の長期休暇)
国別 | 春休み | 夏休み | 冬休み |
日本 | 2月初旬~4月初旬 | 7月下旬~9月初旬 | 12月下旬~1月初旬 |
韓国 | 無し | 6月下旬~9月初旬 | 12月下旬~3月初旬 |
台湾 | 無し | 6月下旬~9月初旬 | 1月下旬~2月初旬 |
ベトナム | 無し | 7月初旬~8月下旬 | 無し |
なーーんと、日本と韓国は合計で5か月間あるのに、台湾は3か月間、ベトナムはたった2か月間しか長期休暇が無いーー!
日本の大学生で良かったーー!ニッポン最高!ニッポン最高?最高…かもしれない。
確かに、自分が大学生だった頃はやたらと長期休暇が長く、時間を買ったような感覚を抱いて過ごしていました。となると、余計に大学生活でどのように時間を使うかで、その後の人生を左右しそうです。
私は複数のバイト、勉強、筋トレ、コンパに集中していた結果、トーク力とヒトを見る観察力と洞察力が養われたという自負があります!(笑)
これら長期休暇は、どこの国でも留学業界は繁忙期となります。個人客も多く学校団体がフィリピン留学に向かい、特に台湾とベトナム留学生数の伸びが顕著です。
半面、韓国は留学という流行が下火で人数も減少傾向。
日本は個人客が減少傾向なので、各エージェントは企業や学校団体の新規顧客獲得へシフトしているのが昨今の留学業界概況です。
そうなると、更にピークシーズンに生徒数は集中し、語学学校の繁忙期と閑散期の売上の差が拡大します。
また、上記長期休暇時期は大学の団体のみならず、小学生のジュニアキャンプ、中高生の団体も各国から来ています。そうなると、ルームメイトが大学生以下の生徒であったり、もしかしたらジュニアキャンプの子供(小学生や中学生)になったりする事も考えられます。
ルームメイトに関しては申込時に「大学生以上で外国人指定」など具体的な指定をしておくと繁忙期でも自分の理想の留学生活が過ごせるかもしれません。ただし、この指定は学校や時期にもよりますので、まずは留学カウンセラーさんに相談してみましょう。
人が多すぎる時期を避けたい場合は、各国の長期休暇時期を回避してスケジューリングするのがセオリーです。
イベントシーズンにフィリピンに行け!
そして、さらに渡航時期を絞り込むなら、留学候補地のイベントシーズンをチェックしておくとフィリピンを満喫することが出来ます!
というのもフィリピン人はお祭りが大好きな国民なんです!
祭りやイベントとなったら、業務時間も勝手に短縮して、優先順位が仕事よりイベントになります。
フィリピンの全人口の90%以上がキリスト教のため、宗教にまつわるイベントが多く、盛り上がります。
また、異国の地なので祝日も異なります。フィリピンのGWは4月中旬の4日間であったり、年末に翌年の祝日が確定しますが、地域限定の祝日があったり、いきなり祝日が発生することもあります。
そこで、個人的にオススメのイベントをランキングしたので、是非とも留学中に体験して欲しいので参考にしてみてください!
No.1 クリスマスシーズン
勿論クリスマスです!キリスト教の国ですから、このイベントの本場と言っても過言ではない。フィリピンのクリスマスは、早い所で11月から始まります。そう、クリスマスシーズンが2か月間も…。長過ぎるです、ハイ…。
語学学校では11月下旬頃からその熱量が高まって行きます。OKEAでは毎年クリスマスパーティが12月二週目の金曜日、リゾート施設を貸切って行われます。このパーティ前には、「マニータマニート」と日本では聞きなれないプレイベントがあります。
マニータとは女の子、マニートが男の子を意味し、細かな説明はすっ飛ばしますが概容はクジで引き抜いた名前の子にパーティ当日まで掲示された抽象的なプチギフトを毎日匿名でプレゼントします。パーティ当日では、「私がアナタのマニートよ!」みたいな感じで本人指定のギフトをプレゼント。
・12月12日は「ピンクの何か」
・12月13日は「スイートな何か」
ちなみに私はこの時、相手がシャイな韓国男子だったので、上記プチギフトは全てキャンディに扮したオカモトのゴムを渡してあげて、彼がこの上なく赤面していたのを陰から笑っていました。
パーティでは事前に分けられたグループ毎に数々のゲームや創作ダンスをしながら、目一杯に用意されたブッフェをほおばります。
このパーティですが、フィリピンでは企業側が従業員に催す必須の行事として考えられており、経営者は毎年この出費と会場予約が大変です。
No.2 域別のお祭りシーズン
私もネット検索しましたが、フィリピンの地域毎の祭りまでは正直情報が公開されていません。あったとしても少ない情報のみでしたが、フィリピンでは各エリアで町興し的なイベントがあります。(無い地域もあるかも…。)
有名なイベントとしては、セブのシヌログ祭り、バコロドのマスカラ祭りですが、私の知る限り各エリアで祭りは催されている可能性が非常に高い。
アナタも先生や友人に連れられて、隣町や隣の島の祭りに参加する機会があるかも知れません。ただ、ニッチ過ぎて情報公開まで至っていないだけ。
この祭りでは、地域毎に異なる名産品がたらふく食べられ、祭りオリジナルシャツが300円程で作れたり、様々な出店を満喫出来たりします!
ちなみにバコロドの名産品はチキングリル(チキンイナサルと言う)で、どの出店も全く同じチキンチキンチキン…。しかも値段も味も全く同じ。笑えてきます。
一方、隣町のイロイロ島では、名産品が海産物とされているので、どこの出店も牡蠣やホタテ、イカ。ぜーーんぶ同じ商品で同じ価格。価格競争という言葉が存在していない…。
ただでさえ祭りは人間のテンションを高ぶらせます。
さらに海外の未知なる祭りに行くとなると、好奇心が絶頂になります。
祭りオリジナルシャツは、帰国後は寝る時以外は着用しないでしょうが、確実に留学中最大の思い出になる事は間違いありません!
ちなみに、セブとバコロドの祭りは、海外観光客も多く来ておりピーク時は満員電車状態になります。はぐれてはイカンと、自然とお互いの手と手の距離が縮まって行く…。
チョンチョンと触れ合い、言うまでもなく、学生同士のカップル成立率が高まる時期でもあります。
祭りはたまりませんねー!
No.3 ハロウィーンシーズン
最近の日本のハロウィーンがどれほどの規模で盛り上がってるのかは正直わかりませんが、フィリピンでは2~3週間前から熱気が帯びてきます。
ショッピングモールの内装は勿論、スタッフまでもがメイクアップして働きながらエンジョイしてます。スタッフも一緒に楽しんでる姿が個人的にはスゴイ好きです!
「あー、やっぱこうゆう所が日本とは違うなー。」と実感出来る時がたまらない。
学校でも勿論スタッフ、先生、生徒みんながその日は仮装して授業を受け、ハロウィーンならではの特別な食事を摂り、放課後はそのままの姿でバーへ行って盛り上がるっつー流れですね!
仮装のレベルも本格的であればあるほど楽しいもの。昨年は仮装大賞まで催されて、表彰者は大入り袋をもらっていました!
フィリピン人はみんな楽しむ事が大好きなので、ほぼ全員が何かしらの仮装しいます。そのため、オフィスで仮装をしないと逆に「何であんたぁ素のままなん?はよ何か塗り手繰ってきんさい!今日はハロウィーンじゃけ!」とノリ遅れると浮く事になります。
ハロウィーンに限っては学校内イベントが短期集中で完結し、盛り上がり熱量は上位1、2より劣るかなと思うので3位にしています。
フィリピンの年末年始に関して
日本の年末年始は特別感があり、皆帰省してお節料理を食べて、ゆたーっと紅白やら箱根駅伝見ながら家畜のように過ごします。
しかし、フィリピンの年末年始は3~4日間しか連休ではないため日本人からすると「もう仕事始めるの?!」という感覚になります。
確かに年越しの時は花火が上がり、特別な一時は感じられますがこの年末年始休暇は学校も、ショッピングモールも休みになる所が非常に多くなります。
つまり、年末年始の期間中、短期(1~3週間)で留学する方にとっては単なる時間のロスになる場合があるので注意が必要です!
ホントーに時間を持て余すことに成りかねないので、年末年始をまたぐ留学は個人的にはオススメしません。
ちなみに、暇が大嫌いな私は、4回フィリピンで年末年始の瞬間をこのように迎えました。
→ 韓国人彼女と香港旅行。
→ フィリピンの年越しがどんな物か体験したくてバコロドに滞在したが、どこも休業中のため死ぬほど暇な思いをしました。ジョリビーくらいしか稼働してなかったと思います。
→ 暇なバコロドでは二度と過ごしたくなかったのでマニラへ旅行。
→ フィリピン人の彼女の家に行くが、家族と一緒に食う&寝る&太るだけで暇死にしました。「豚ってこうゆう人生なのかー。」と自分が人間である有難さを痛感、やっぱり年末年始は海外に行こうと改めて決心猛省。
いずれにしても、どのイベントも現場では想像している以上に盛り上がります。
可能であれば、これらの時期に照準を合わせて渡航する事をかーなーりオススメいたします!
「想い出は残るのではなく、残すのである。」です。
フィリピンのイベントスケジュール
先にも述べたように、エリア毎の詳しいイベント情報は私も分かりかねます。
知っている限りのイベント情報は、以下に記すので参考までに。
・年末年始(各地)
→ 既に説明の通り、超絶暇ヒマヒマヒマ!フィリピン国内なら、マニラやセブといった観光地やヒトの集まる所に行くと楽しめるでしょう。
1月3週目 シヌログフェスティバル(セブ)
→ ネット検索すると容易に情報収集が可能で、フィリピンではそれほど有名なお祭りの一つです。ただし、時期的には韓国団体の留学シーズン中なので、セブの学校では予約がやや難しいかもしれません。
1月4週目 ディナギャングフェスティバル(イロイロ)
→ これには訪れた事がありますが、まさにシーフードパラダイス!色んな魚介類が安くたらふく食べられます!
しかし、そこはフィリピン。ウイルスに当たり腹痛3日間程くらうリスクも隣り合わせなので、自分の消化器系に自信のある方は是非行くと良いでしょう。
ちなみに、腹痛になった時は、正露丸などの下痢を止めるクスリは絶対処方しないように!
ウイルスを体内から排出しなければならないので、ひたすら水を摂取し下痢を繰り返すという自然治癒をします。
1月中旬~2月中旬 チャイニーズニューイヤー(各地)
→ 至るところで爆竹が突発的に暴発しまくります。不意をつかれるので、かなりビビる事になるでしょう。街も全体的に盛り上がり、完成度の極めて低い干支の像を見て楽しみましょう。
3月下旬 ホーリーウィーク(各地)
→ キリスト教ならではのイベント。キリストの死と復活を祝うイベントで、復活するまでのストーリーを模した劇やパレードが見られます。キリスト教に疎い日本人からすると、いい勉強になります。
6月20日前後 水かけ祭り(マニラ?)
→ マニラで開催されていると聞きましたが、バコロドの隣町でも同様の祭りが催されています。とにかく住民がバケツに水をたんまり用意して通行人にぶっかけまくる。
8月3週目 ヤダヤワン・サ・ダバオ(ダバオ)
→ ミンダナオ島のダバオにて、フルーツやフラワーの収穫を祝う事を目的としたお祭り。訪れた事はありませんが、安くフルーツ食い放題が出来そうなイベントです。
10月3週目 マスカラフェスティバル(バコロド)
→ メインストリートを中心に町全体がクラブ化する様なイメージ。10月1週目から徐々にヒートアップして行き、体験するなら絶対3週目の週末!
色んなパレードや出店がピークとなり一番楽しめる瞬間!マスク着用と思われがちですが、案外みんな素で楽しんでます。
マスクよりフェイスペイントが超オススメ!そこら中にあるオリジナルシャツを着て、チキンイナサルとビールをたらふく食したら、とりあえずメインストリートに繰り出しましょう!
12月一杯 クリスマス(各地)
→ 個人的に勧めたいのは、仲良くなった先生やフィリピン人の家に招待してもらうとリアルなクリスマスを体験出来ます!
フィリピンでは、クリスマスは基本「家族で祝う」事が最優先とされているので厚かましくするのではなく、先生と関係を築いてから招待されるというのがベストです。
もし、お宅訪問させてもらえたらプレゼント持参しましょう。子供たちがしこたま喜んでくれるので、「与える事の嬉しさ」を実感させてくれるでしょう。
私の知見からの情報は以上ですが、各地に滞在している学校マネージャーたちは地域限定の公開されていないイベントもきっと知っているはずです。
候補地があったら、予め留学カウンセラーさんに頼んでイベントの有無、時期を確認してもらいましょう!
勉強以外でも異文化を体験する事は旅の醍醐味です。