【フィリピン留学】私の友達の国籍やバックグラウンドを紹介
こんにちは!かわけんです!
私は2018年にフィリピンの北に位置するバギオに語学留学をしました。
「英語をほとんど喋れないのに友達できるかな?」という若干の不安がありました。
その当時29歳だったのですが、「大学生ばかりだったら浮いたりしないかな?」とも思ったりもしました。
幸い友達に恵まれたこともあり、そのような不安は留学後すぐになくなりました。
国籍も違えば、年齢もバックグラウンドも違うたくさんの友達ができました。
私もそうだったんですが、留学を考えている人にとって学校のカリキュラムと同じように「どんな生徒がいるか。」もとても気になりますよね。
そこで、今回はバギオ留学中に私の周りにいた友達の国籍などの情報を皆さんにシェアしたいと思います。
語学学校の生徒の国籍比率などは学校によっても違いますし、時期によっても違います。一つの体験談として、私が留学していた当時の状況はそうだったんだという形で読んでいただければ幸いです。
国籍: 韓国人と日本人が多かった
まずは国籍についてです。
バギオ留学を決めた理由の一つに「日本人が少ない」というのがありました。
PINES(パインス)という語学学校に行ったのですが、エージェントの方からは時期によって日本人が多い時期もあるということを聞いていました。
そして、実際に留学をしてみて思ったのは「意外と日本人多いなぁ~。」でした。
と言うのも、自分が滞在したのが5月末~9月中旬で、この時期は大学生の夏休みシーズンや仕事をちょうど退職して留学した人などが多かったためです。
それでも、50%以上が日本人なんていう極端な数字ではなくて、おおよそ30%前後でした。
この時期にトータル的に多かったのが韓国人と日本人でした。その他には、台湾、中国、ベトナム、モンゴル、サウジアラビアの生徒がいました。ちなみに1年後スタッフとして戻ってきた時は、台湾人が多く在籍しており、このように時期等で変化します。
時期によって、大学生のグループが来たり、キッズキャンプの団体が来たりして、その都度国籍バランスも変わっていきます。
私がいた時期の6月と7月はモンゴルではサマーバケーションのシーズンのようで、3、40人のモンゴル人生徒が一気に来ました。
「バッチメイト」とは同じ入学日の友達のことを言うのですが、5月末に入学した私のバッチメイトは確か36人でした。
日本人のバッチメイトは6人で、半分以上は韓国人でした。残りは台湾人が日本人と同じくらいの人数で、ベトナム人が1人でした。
私が通った学校は、このようにアジアの国の生徒ばかりでした。
ちなみに、フィリピン留学は、基本的にアジア系学生のための留学地なので、どの学校もアジアからの学生が中心です。
しかし、1つの国籍が固まりすぎないように調整をしてくれているようで、韓国人や日本人が多かったのですが、それでも1つの国籍は多くてもおおよそ30%ぐらいでした。
年齢: 18〜25歳ぐらいが多かった
私は29歳の時にバギオ留学をしました。
なんか「留学」って聞くと、若い人のイメージがあって、大学生ぐらいの年代の生徒ばかりなのかな…って思っていました。
確かに若い人が多かったです。
私が留学した時は、18~25歳ぐらいの人が多かったです。
ただ、それはあくまで「平均」であって、自分と同じ30代前後の友達や40代、50代の友達もいました。
私はフィリピン留学の後にワーキングホリデーでカナダに行ったのですが、30歳を目前にしてワーキングホリデーをするいわゆる「ギリホリ」の人は多いです。
フィリピン留学は、ワーキングホリデー前の英語学習(2カ国留学)する目的で渡航する人が多いので、自分と同じぐらいの30歳前後の年齢の人は結構いました。
また、日本人だと「先輩後輩」のように1歳年上だと敬語を使わないと失礼といった感覚がありますが、国籍がミックスされるとそれがあまりありません。
外国人の友達とは年齢の違いは、そんなに気にならなかったです。
ちなみに、年齢に関しての豆知識ですが、韓国は年齢の数え方が日本と違うんですね。
日本は「満年齢」、韓国は「数え年」です。
日本は生まれたその日から年齢を計算しますよね。つまり、生まれた日は「0歳」で、1年後の誕生日で「1歳」。
しかし、韓国は生まれた日が「1歳」。そして、元旦で年齢が1つ増えていきます。
なので、私の韓国人の友達は年齢を言う時に「韓国の年齢だと○歳で、International Ageだと○歳」という風に説明をしていました。留学していると、そんな文化の違いも体験できて面白いですよね。
性別: 半々ぐらいだった
私は留学する前に国籍や年齢は気になったけれど、性別についてはそんなに気にしていなかったです。
というのも、そんなに極端に男女差に偏りが出るとは思っていなかったからですね。
それはおおよそ当たっていました。
大体男女半々ぐらいで、少し女性の方が多いかな…といった印象でした。
グループで飲みに行った時や、旅行に行った時も男性だけではなくて、男女が入り混じって遊ぶことがほとんどでした。
入学時期によっての偏りは当然あって、自分のバッチメイトだと日本人は自分以外の5人は女性で、韓国人も女性の方が多かったです。
性別に関しては、例えば学校の特徴が「施設が綺麗」や「プール付き」といった女性が喜びそうな要素が揃っていると、女性の比率が高くなる傾向があるようです。
バックグラウンド: 学生、社会人など様々
私は日本で大学卒業後、7年間社会人をして退職した後にフィリピン留学をしました。留学前は何となく「留学 = 学生」というイメージがありました。
しかし、留学エージェントの方の話を聞いたりネットで調べてみたりすると、仕事を退職してワーキングホリデーなど新しいことにチャレンジする人、スキルアップのために留学する人などが多くいることを知りました。
そして、私が留学した時の実感ですが、一言でいうと、本当に「多種多様」でした。
まさに、大学生、仕事休職中、仕事を退職、主婦など色んな人がいました。
私は日本にいる時は大学職員をしていたのですが、こんなに様々なバックグラウンドの生徒と出会えることは大学ではできなくて、とても刺激的でした。
また、私は「フィリピン留学→カナダワーキングホリデー→フィリピンに戻り卒業した語学学校でスタッフ」という流れで今に至るのですが、その決め手の一つにこういった様々なバックグラウンドの生徒と出会えるということがありました。
それでは、具体的に私の留学時の友達のバックグラウンドを4つに分けて紹介しますね!
(1)休学して留学に来た「大学生」
大学を休学して留学していた人、夏休みを利用して留学していた人などがいました。
仲の良かった友達に大学2年生の人がいたんですが、海外の大学に交換留学をするために夏休みを利用してTOEFLを一生懸命勉強していました。
自分の大学2年生の頃を振り返ると、アルバイトをたくさんしたり、友達とキャンプに行ったりと勉強の思い出がまるでなく深く反省です。(汗)
もう一人、留学最後の1ヶ月間よく遊んでいた友達がいたんですが、その人は大学4年生。
もし、あなたが大学4年生で単位を全て取っていて、就職も決まっていたら大学生活最後の夏休みどうしますか?
その友達は留学して勉強をするという選択をしたんですね。すごい!
大学生だった頃の自分に教えてあげたい。(笑)
その他にも紹介したい大学生の友達はまだいるぐらい、目標や学習意欲のある人が多かったです。
これもしっかりと勉強をするために留学をする人が集まる「スパルタ」語学学校の良さですね。
(2)会社を退職して留学に来た「社会人」
私と同じパターンの人たちですね。
仕事を辞めてワーキングホリデーを予定している人、海外企業へチャレンジしようとしている人などがいました。
圧倒的に多かったのはやっぱりワーキングホリデーを予定している人ですね。
国は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドがほとんどでした。
私はフィリピン留学後、ワーキングホリデーでカナダのトロントに行ったのですが、そこでも同じフィリピンの語学学校の友達達に会うことができました。
それ以外にも、オーストラリアに行った友達もフィリピン留学での友達と再会する人が多かったようです。
退職組のバックグラウンドですが、留学前の日本での職種は本当に様々でした。
私の周りの日本人の友達の仕事をざっと列挙すると、以下のような感じです。
・アパレル関係
・リハビリ職
・マッサージ
・営業職
・自衛隊
・接客業
また、韓国など海外の友達は、以下のようなバックグラウンドでした。
・美容師
・エンジニア
・料理人
・歯科衛生士
・ヨガの先生
このようにざっと列挙しただけでも色んなバックグラウンドを持った人たちがフィリピン留学に来ているということがわかると思います。
なので、友達と仕事での苦労話や経験談などの話をするのもとても面白かったです。
(3)休職して留学に来た「社会人」
私は「社会人の留学生 = 仕事を辞めてきた人」という勝手なイメージを持っていたのですが、休職して留学に来ている人もいました。
ホワイト企業ですね。(笑)期間は、6週間や3ヶ月などでした。
3ヶ月休職して留学していた友達は20代のバッチメイトで、週末は飲みに行く間柄で3ヶ月間ずっと仲良くしていました。
その友達は東京で接客業をしていて、海外のお客さんの対応もすることがあるということで、勤務先にだいぶ無理を行って留学に来たようでした。
日本では英語を勉強する機会がほとんどなかったようで、基礎レベルからのスタートでしたが、毎日一生懸命勉強していました。
卒業して1年以上経った今も連絡を取るのですが、留学していた時のように英語を使う機会を増やしたいようで、また海外に出ることも考えたりしているようです。
もう1人、6週間休職して留学していた友達を紹介しますね。
年齢は40代で、職業がすごくてある有名な宇宙航空関係の研究者の人でした。
学会等で海外に行くことも多く、また論文も英語で書いたり読んだりするので、既に英語のレベルが高かったです。
本人曰く、専門分野の英語はわかるが、日常会話はできなくて、海外の人と一層円滑にコミュニケーションを取るために勉強に来たようでした。
とても気さくで優しい人で、敬語なしで友達のように接してもらっていました。
ワーキングホリデーでカナダにいた時には、仕事の予定を調整してカナダまで会いに来てくれました。
留学中には一緒に旅行にも行ったのですが、仕事の話など色々と興味深い話を聞くことができてとても勉強になりました。
(4)進学や就職準備のために来る「学生や社会人」
海外のカレッジや大学進学を目指す人、海外へ就職を目指す人もいました。
進学に関しては、入学要件にIELTSやTOEFL、TOEICのスコアの基準点がある人はそれらの試験対策をしていました。
また、就職についても日本に限らず、どの国でも英語力が必要な仕事が増えているとのこと。それに伴い、そうした会社に入社するためには、IELTSなどのスコアが必要になっています。
私のベトナム人のルームメイトも、いい仕事を見つけるためにIELTSの勉強をしていました。
話を聞くと、ベトナムで大学は既に卒業していて、希望の仕事があるけれどIELTSのスコアが入社条件としてあるようでした。
ベトナムは就職先の他にも、大学の入学あるいは卒業要件としてIELTSのスコアを提示しているところがあるそうです。
そういった背景のもとでフィリピン留学をする人が多いです。
また、他の外国人のルームメイトは、進学のためにTOEFLの勉強をしている人もいました。
韓国人の19歳のルームメイトは、韓国あるいは日本の大学進学を目指してTOEFLを勉強していました。
TOEFLは学術的な専門用語が多いので難しく、海外の大学等で出願要件に設けている学校があります。
その他では、就職準備をしていて、特にIELTS等のスコア要件がない人は英語でのコミュニケーション能力を上げるために、スピーキングやリスニングを中心に勉強する人もいました。
仲の良かった日本人の友達で、アメリカで仕事をすることを目標に英語力のブラッシュアップをするためにフィリピン留学に来た友達がいました。
その友達は色んな先生と仲が良くて、休み時間もいつも先生と会話していました。
色んな友達がいましたが、先生と積極的にたくさん会話をする人が英語力も伸びていっている印象がありました。
理由はシンプルで、英語が堪能な先生と会話をたくさんすることで、正しい英語がどんどん体に馴染んでいきますからね。
【まとめ】 留学は他国の文化や慣習も学ぶ場
以上、私がフィリピン・バギオ留学した時の周りの友達の国籍や年齢、バックグラウンドなどを皆さんにシェアさせていただきました。
まず、簡単に内容をまとめますね。
私自身、29歳で留学するまでは、恥ずかしながら日本でこれだけ多種多様な人たちと接することはほとんどなかったです。
ですので、これだけの色んな人たちと留学生活を共にできたのは英語を勉強できたというのと同じくらい、あるいはそれ以上の学びがありました。
今はオンライン授業やアプリなどでも英語を学べる環境はずいぶんと整っていて、日本でも英語を学ぶことはできます。
しかし、こうしたオンラインのサービスでは、このような友達と出会うことは難しいでしょう。
こうした生身の人間同士の交流こそが、海外留学の良さだと思います。
英語を学ぶことは、単に言語を学ぶことだけではなくて、違う文化や慣習を学んだり、コミュニケーションスキルを磨いたりするものでもありますよね。
文化が異なったり、言葉が違うがゆえに自分の伝えたいことを100%伝えれなかったりと苦労することも必ずありますが、たくさんの友達と出会い交流することは大事なことです。
数多くある語学学校のうちの1つの語学学校でのたった1人の経験談ではありますが、留学生活の1つの参考としてお読みいただければ幸いです。
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