立ち食いするべきフィリピンフード厳選4種!
「フィリピンで立ち食いなんて危な過ぎるやろ!」って思うでしょう?
大丈夫です!一回くらい腹痛で3、4日間寝込んでしまえばもう大丈夫です!多少リスクを取って経験値を高めて行きましょう!
フィリピンのストリートフードを積極的に色々と食しながら、かれこれフィリピン滞在が4年間過ぎましたが腹痛に当たったことは一度しかありません。
と言っても、カラダや胃袋が頑強であるわけではありません。むしろ日本にいた頃は半年に一回は必ず風邪は引くし、コンパの翌日は激しい二日酔いで会社には仮病で休んでいたほどカラダは弱いタイプです。
しかし、そんな私でもフィリピンストリートフードを食していても、今ではチャラへっちゃらです。
と言うか、留学生たちは異常にフィリピンフードにビビりすぎですね。
たしかにアジアに来て外をふらふら歩いているとちょっと何かゴミ臭いというかアジアならではの匂いがあるし、路上も結構汚いです。そんな周辺環境で屋台メシ食べるのは、気が引けるのもわからなくはありません。
ただ、滞在してるとその光景にも慣れてくるので、自分の中の好奇心が勝ってきたら是非フィリピンのローカルフードを心行くまで挑戦してほしいです。アジアのストリートでは物価が非常に安いので、値段を気にせず購入が出来ます。
安いうえに案外美味しいもの、見掛けとは逆をつくような日本では味わえない珍しい味に出会える可能性が大きい。その時の興奮や楽しさを覚えたら、アジアにはまるかもしれませんね。
また、ストリートだけでなくショッピングモール内にも珍しいフードが安く売られていますが、こちらはモール内なのでフィリピン初心者には挑戦し易いかもしれません。
そんな屋内外問わず色々と食べてきたアジアンフードハンターが、フィリピンでの安全かつコスパの良い4フードを今回ご紹介します。
今回、なぜ食品紹介かと言うと、理由は以下の2つです。
個人的には後者の想いが遥かに強いです。
やっぱりお金を持っている日本人は訪れた国により多く消費し、現地の売り上げに貢献してフィリピンの小さな企業を元気にしてほしいのです。
特にストリートフードなんかは個人経営なので売上が家計にスゴク響く。
なんかお金をあげたり、ボランティアしたりするより真っ当なお金の流れかなと思います。
旨い物を提供したから、その分の対価を現金で得る。
そして、よりその仕事に気力が入るみたいな理想論ですが、私はこうあって欲しい。
このような理由から、今回フィリピンフードの良さをお届けする事にしました。
メシ系① Turks
・ボリューム ★★★★☆
・旨さ ★★★☆☆
・待ち時間 ★★★★★
・立地の良さ ★★★★☆
・腹痛のリスク ★★★★☆
何と言ってもこのタークスの良さは、待ち時間が最短ですぐに提供してくれる点が巧み。
フィリピンで過ごすとよく見られるのですが、フィリピン人は基本仕事が超絶遅い。
スーパーのレジが顕著なのですが、どれだけ長蛇の列を作っていてもレジスタッフは全く焦りません。他の手の空いているスタッフもくっちゃっべてばかりで、「お次のお客様こちらにどうぞー。」なんてまず無い。
フィリピン来て2年間は本気でぶち殺してやろうかと思いましたが、今ではもう慣れました。しかし、このタークススタッフは一味も二味も違う!
マジで回転率が本当に高く、数名のスタッフでバンバン調理しお客を捌いていきます。この姿をみて「え、フィリピン人も中々やるじゃん!」といい意味で裏切られました。
そして、早いうえに安い!メインプロダクトがピタみたいな巻物で、チキンとビーフ味、スパイシーかマイルドかも選べて、オーダーしてから約30秒で手元に来ます。
たった60ペソ(約130円)でこの味とボリュームは申し分ないです。
正直チキンもビーフも大した味の差はありませんが、ちょっと腹の足しにしたいなという時や、あんまり時間ロスしたくないけどサクッと何か食べたい時にはオススメです。
また、基本的にはショッピングモール内に出店されているので、衛生面も安心して食べ歩きが出来ます。
このタークス、店舗によっては超行列していたり全然お客がいなかったりしますが、チェーン店で味は統一されています。なので、味に違いはないので、混雑していないタークスを見つけたら一度トライしてみていただきたい。
メシ系② フィリピンBBQ
・ボリューム ★★★★☆
・旨さ ★★★★☆
・待ち時間 ★★★☆☆
・立地の良さ ★★☆☆☆
・腹痛のリスク ★★☆☆☆
一見、単なる日本にあるような焼き鳥やんかと思いますがそれが素晴らしいんです。
フィリピンで日本のジャンクフードが食べられること自体がすごい事。
一串あたり大体15~20ペソ(約30~40円)くらいと日本の半額未満。味付けはタレのみで塩はありません。
正直、絶対焼き鳥は塩派という方は、塩持参で行くと超満足させてくれるでしょう。
と言うのも、タレ味一本ですがほんのり甘くて客を飽きさせない味の強さ。そして串の種類は数えてないけど、大体10種類未満とそこまで多くない。
ここでしっかり夕食として摂りたい方にも優しく、ご飯が茶碗一杯10ペソ(20円くらい)でオーダーできる。
しかも食べ方がフィリピンスタイル。
長細いビニール袋を渡され、そこに手を突っ込み手袋替わりに。そしてそのまま手づかみでご飯をほおばるというここでしか体験できないスタイル。これ個人的に超好き!
さらに巷には売られていないローカルなビールも40ペソくらいで販売されているので、新橋が好きな社会人には日本を恋しくさせる味と空間がそこにはあります。
フィリピンでは焼き鳥もBBQと一括りに呼ばれるので、この焼き鳥も勿論、完全に炭火焼きでしっかり火を通してくれます。
ただ、不安な方は、「Grill Well Kuya.」と焼き士に伝えましょう。炭火焼きなので若干の待ち時間は生じますが、その待ち時間でさえ楽しめるローカル感が体験できるので、待ち疲れを感じさせません。
ただし、一点付け加えておくのが立地です。
そう、路上で焼いて路上の簡易テーブルで飲み食べるので衛生面に懸念があります。
私はちょくちょく食べ続けて早2年経ちましたが、一回も当たってはいません。しかし、私なりに気を付けていることがあるんです。
それは、雨降ってる時や雨上がりには絶対食べない。
彼らの食材保存方法が裸の食品の上にビニールを掛けるだけです。一回だけ雨天の中どうしても食べたくて覗いたんですが、簡易テントで作られている店の中には多くのお客と一緒に雨宿りしている大量のハエ!
この光景を目の当たりにした時、雨上がりや雨天時には絶対に食わんめぇと心に決めました。
あのハエの多さは絶対ヤバイです。日本人の胃袋や免疫は、あのハエたちにはさすがに勝てないと思います。
皆さんも絶対雨天時は食べないで!フィリピンの焼き鳥は好天のときに食べましょう。
ちなみに路上の簡易店舗なので、食べているとストリートチルドレンも寄ってきます。この時に私は1串2串をあげてます。これは私のアジア滞在経験に基づく行動です。
皆さんがもし同じような場面に遭遇した時は、自身の判断で対応してください。あげてもあげなくてもどちらも正解です。
お金や食べ物をあげたらその子たちは働かなくなる、ドラッグをやるという意見もあります。ただ、中には本当に数日間何も食べていない子供も存在していることだけ知っていてほしいです。
スイーツ系① BELGIAN Waffles
・ボリューム ★★★☆☆
・旨さ ★★★★☆
・待ち時間 ★★★☆☆
・立地の良さ ★★★★☆
・腹痛のリスク ★★★★☆
このワッフルの魅力は、癖になる味と歯ごたえです。
その場でワッフルを焼いて具材を手早くサンドしてくれるので熱すぎないほのかなホクホク感、かつサクッという程よい歯ごたえもあり、量より感覚で食べ応えを感じさせてくれる逸品。
中でもクリーム系は強い。
安いクリームってなんか単に甘くてべとっとしてる、これわかりますかね?
ビアードパパやセブンイレブンのシュークリームに使われているクリームは、本当に独自の味としっとり感があり甘すぎずバクバク食える。
このベルギアンワッフルは、それらのクリームレベルまでには及びませんが、安さを感じさせない上品な甘さを兼ね備えます。さらにブルーベリーやストロベリー、オレオといった脇役たちを混ぜさせることにより、クリームとの様々な味を楽しませてくれます。
それでいて平均単価が60ペソ約130円というのだから、見かけたら絶対についで買いしちゃう。
お勧めしたスクールメイト女子も「あのワッフル屋が徒歩圏内に欲しい!」と嘆いてました。これ、強く共感します。
しかも、モーニング向け商品もあるのだから守備範囲が非常に広い。しかも単価は据え置き。朝10時に来店してコーヒーと一緒に軽くかじるのに超ちょうどいい。あー、本当に近くに欲しい。
しかもです。この店舗も基本的にショッピングモール内にあり、大概イートインスペースもあるので衛生面においても安心して食すことが出来ます。
フィリピンのショッピングモール内って、案外座って休めるスペースが少ないんです、あったとしても人で埋まってる事が多い。
このワッフルはキテます!
スイーツ系② マンゴーソフトクリーム3店
・ボリューム ★★★★☆
・旨さ ★★★★★
・待ち時間 ★★★☆☆
・立地の良さ ★★★☆☆
・腹痛のリスク ★★★★☆
さあ最後の一品は、マンゴーソフトクリーム達!マンゴーをふんだんに使ったソフトクリームにプラス本物のマンゴーの果肉をトッピングし、コンデンスミルクとクッキーパウダーをトッピング。
日本にいたら絶対に食べられない贅沢なスイーツ!しかもそれでもMサイズが80ペソくらい(約160円)とフレンドリープライス。
写真でもわかるとおりこの手の小型店舗はいくつもありますが、どこもほとんど同じ味です。フィリピンってビジネスが上手く行くと、他の誰かがモロパクリます。
さらにパクリをパクってなんか店名が違うだけで商品全く同じ。日本なら価格競争が生じて当然なのですが、なぜかフィリピンでは起こらない。
どっこも同じ価格、同じ全く商品、トッピング方法がちょっと異なるだけ。小手先でごまかしてる感が半端ない。
けど消費者からしたら、そんなんどうでもいいです。安くてどこでも同じ味なら近くにあるのを食べます。
そして味ですが、ホントに贅沢。
そもそもマンゴーソフトクリームなんか日本で食べたことない。それがモリモリとカップに入れられ途中にクッキーパウダー、そしてもう一回マンゴーソフト、クッキーパウダーとコンデンスミルクで不味い訳が無い。
たった4種の具材ですが、超絶マッチしててこの黄金のカルテットは本当に凄い。
最近、マンゴーの他にアボガドフレーバーも出て来て賑わってきてます。
ソフトクリームを巻き巻きしてトッピングするだけなので、大して待つことはありません。立地もショッピングモール内にしか出店していないので衛生面も問題なし。
しかしこちらですが、探すとなると案外見つけられなかったりするので、これっぽい店があったら商品を確認してとりあえず食すことをお勧めします。
男子からしたらちょっと甘すぎと感じるヒトもいたのでドリンク必須です。
最後に…海外留学したらその国のフードを楽しもう!
食に関してですが、日本では立ち食いそばやうどんなどの日本ならではの食べ物は、安価に手軽に食べられますよね。
フィリピンにおいては、フィリピンならではの食の一つがマンゴーなんです。
そして多くのヒトがやたらとマンゴー味が大好き。とりあえずマンゴーフレーバーでみたいな。
逆にフィリピンでラーメンやうどんを食べようとすると、当たり前のように高いです。
海外に出たら折角なのでその土地のモノを食してみると旅の記憶にも残ります。
食べるコトは、その土地を知る事とも言えます。
これら以外にもまだまだオススメしたいフードはめちゃくちゃありますが、写真数の関係で今回はめちゃ厳選して4品をご紹介しました。
食すのも面白いのですが、店構えやスタッフの働き具合も観察すると、多くの日本との違いが見えてきます。海外にいたら如何なる時でも漫然と過ごさず、様々な点において感覚を鋭敏にしていると、より一層楽しめます。
口に入れることなので、おっかない気持ちもわかりますが、旅先ならそんな状況が起きて当然ですし、自分の可能な範囲で一歩ずつ踏み出してみましょう!最後に旅の神様からの言葉で締めます。