【フィリピン留学】フィリピン人先生の発音は?卒業生に4つのインタビュー
こんにちは!かわけんです!
私はフィリピンのバギオに4ヶ月間語学留学をして、カナダワーキングホリデーを経て、現在再びバギオに戻り語学学校のスタッフをしています。
留学前に周りの人によく言われたのが、「フィリピン人って英語喋れるの?」です。
それに加えて自分が心配だったのが、「フィリピン人先生の英語の発音」です。
たとえ英語が喋れたとしても、発音の訛りが強いと綺麗な英語が学べませんよね。
今回のコラムではフィリピン人先生の発音を含めた先生の感想や留学中の良かったこと、悪かったことをバギオの語学学校PINES(パインス)の卒業直後の生徒に聞いてみました!
※2019年10月25日にインタビューしたものです。
基本情報
まずは今回インタビューした生徒たちの基本情報です!
②留学中の悪い思い出は?
③フィリピン人先生の感想は?
④卒業をして全体的な感想は?
こちらの学校は2週間に1回卒業の日があって、この日はちょうど卒業日でした。
卒業をする生徒たちに留学生活を振り返って、感想などの4つの質問に答えてもらいました。
良い想い出だけでなく、悪い思い出も含め、卒業直後に感じたことを率直に言ってもらいました!
それでは早速それぞれの回答を見ていきましょう!
留学して良かったことは?
最初の質問は、「留学して良かったこと」です。
私は一つに絞ることができないぐらい色々あったのですが、その中でも「出会い」と「価値観」は重要なキーワードでした。
海外の友達との「出会い」はもちろん、同じ日本人でも様々なバックグラウンドや目標を持った人との出会いは英語以上の学びがありました。
「価値観」も大きかったです。
「海外を知る。」、「視野を広げる。」というのは留学する人がよく言いますし、それもすごく大事ですが、自分の中でもう一つとても大事だったのが「日本を外から見ること。」でした。
私たちの「当たり前」が実はとても幸せなこと、贅沢なことだったりもします。
そういうのに気付けたのは、留学して良かったことでした。
生徒たちの意見はこんな感じでした。
(Aさん)
・日本人以外の国の友達ができたこと。
・日本以外の文化に触れ合うことができたこと。
(Bさん)
・もしアメリカとかカナダの語学学校に行ったら、もっと費用がかかっていたと思うけど、フィリピン・バギオに来たら安く済むし、質もいいのでそれはフィリピンに来てよかったなと思う。
(Cさん)
・初めて海外の友達ができた。
・英語のスピーキングが自分でも実感できるくらい上がった。
(Dさん)
・スピーキング力が上がった。
・日本ではあまり英語を話す機会がないが、ここでは先生とフレンドリーに話すことができて、とてもスピーキング力が上がった。
(Eさん)
・色んな国の人とお友達になれた。
・日本にいると英語を話すことへの抵抗や、間違えたらどうしようという抵抗があったけど、ここにいるとそういうのも一切なくなった。色んな国の人と仲良くできて、英語が間違っていても先生が直してくれるし、友達同士で話してても恥ずかしいっていう気持ちも一切なくなってよかった。
(Fさん)
・グローバルに友達ができたこと、聞き取れるようになったこと、話せるように少しなったこととボキャブラリーが増えたこと。
(Gさん)
・自分自身が英語の勉強を中学から全然やってなくて、再スタートとしてこの留学に来たけど、その再スタートとしては素晴らしいスタートを切れたと思う。ちゃんとした目標を持ててる人たちは、その目標に向かってみんな協力して勉強しあっていたんで、そこがいいなと思った。
留学中の悪い思い出は?
留学前の人にとっては、いい思い出と同じように「留学中にどんな苦い経験をするんだろう?」っていうのも気になりますよね。
フィリピンは日本ほどネット環境が良くないし、シャワーの水圧が弱いし、トイレが綺麗とは言えないところもたくさんあります。
清潔さに関してですが、カナダやニューヨークなどにも行きましたが、やっぱり日本はピカイチです。
これは逆に言えば、日本が恵まれているということでもありますね。
あと自分も経験しましたが、周りの友達のほとんどが留学中に一度は経験するのは体調不良です。
お腹を壊したり、喉を痛めたりすることがあります。
これも普段とは違う環境ということや、食事の衛生面、毎日朝から晩まで勉強するので、その疲れなどが影響しているんだと思います。
そうやって人間強くなっていくんだと思います。(笑)
生徒たちの意見はこんな感じでした。
(Aさん)
・日本にずっと住んでいて、慣れている事や普通に思っている事が留学すると、それが普通の事じゃなくて、色んな文化を持っている人たちがすぐ近くにいると、それを少しイヤに感じてしまったりとか、ちょっとストレスに感じてしまったりとかする事が最初ありました。ちょっとイヤだったなって思い出があるけど、2ヶ月経つとそれが逆に普通になって慣れてくる。それが留学だなって感じがした。
(Bさん)
・学校のごはんが美味しいけど時々ハズレな時があって、それはちょっと残念だったなって思う。
・交通渋滞がすごくて排気ガスとかがかかるので、それはちょっと悪いことかな。
(Cさん)
・初めてフィリピンに来た日にマニラでタクシーに乗った時にぼったくられた。
(Dさん)
・1ヶ月目に腹痛を起こした。
・2週間腹痛で、ずっと下痢が続いていた。
・3ヶ月目になって今度は便秘になった。
(Eさん)
・授業に遅刻してしまったこと。朝のオプションクラスと夜のオプションクラスを取っていて、朝の7時から夜の22時20分まで授業があり、授業の空きの時間に寝たら、仮眠しすぎて、授業に遅れてしまって週末スタディを課せられた。
(Fさん)
・ジプニーに挑戦した時に事故が起きそうになったこととか、タクシーの運転で酔ってしまった。
(Gさん)
・遊ぶ場所が少なすぎた。
・友達がバスケ開いてくれていたから遊ぶところがあったが、1人でいるとちょっとつまらないから、友達を作って色んなところに出かけて行く方がいいと思う。
フィリピン人先生の感想は?
留学前、カリキュラムや学校の施設などはある程度確認できても、学校にどのようなフィリピン人の先生がいるのかはなかなか確認できませんよね。
これはあくまで一般的なイメージですが、アメリカやカナダに語学留学をするといって、先生の発音など英語力を気にする人はあまりいないと思います。
しかし、「フィリピン留学」となるとどうでしょう?
申し訳ないのですが、特にフィリピン留学を経験する前だと、「フィリピン人の先生の発音や英語力って大丈夫?」と心配になる人も結構いると思います。
私の留学経験談としては、「学校の先生」は発音が綺麗でしたし、教えるのもとても上手でした。
一方で、タクシーの運転手など学校から一歩外に出ると、確かにタガログ語などの訛りが強く、英語にクセのある人も多かったです。
私が留学した学校は、先生を教育する先生たち(結構厳しいみたい。(笑))がいて、新しい先生などに対して発音やグラマーなどをきっちりと教育しています。
そのため、ほとんどの先生は綺麗な英語でわかりやすく英語を教えてくれました。
生徒たちの意見はこんな感じでした。
(Aさん)
・フィリピン人の先生はとにかく元気、とにかく陽気、歌が大好きで、先生というよりかは友達みたいに思わせてくれる先生。
・生徒たちの気持ちをよくくみ取ってくれて、つたない英語でもわかってくれようとしてくれることが何よりも嬉しかったし、一番留学を楽しめたのは先生のおかげ。
(Bさん)
・フィリピンに来る前は、フィリピンの先生はフィリピンアクセントが強いとか色々聞いていたけど、実際に来てみてみんな先生は優しいし楽しいし、アクセントも全然フィリピンのアクセントじゃないし、先生のおかげですごい充実した生活が送れた。
(Cさん)
・どの先生も気さくで明るくてとても話しやすかった。
・最初フィリピンに来たときは緊張していたけど、積極的に声をかけてくれて本当にありがたかった。
(Dさん)
・フィリピンの先生はとても親切で、面白くて授業がとっても楽しかった。
(Eさん)
・先生の印象は皆さんとても親切にしてくれた。
・オール1:1のクラスを取ったが、先生が授業内容をカスタマイズしてくれて、特にリスニングの先生が私にカスタマイズした授業を提供してくれて、それがとても印象に残っている。
(Fさん)
・最初は自分の中のイメージでフィリピンというと、聞き取りにくかったりするのかなっていうところがあったけれど、先生はとても発音も綺麗だし、何より優しい。なので、大好きな先生ばっかりだった。
(Gさん)
・先生たちはめっちゃ優しいし、めっちゃフレンドリーだから授業もそんな緊張せずにリラックスしながら集中してできて、めちゃくちゃいい先生たちが集まっているなと思った。でも、たまに変わってるなと思う先生も何人かいたって感じ。(笑)
卒業をして全体的な感想は?
私は4ヶ月間バギオに留学をしました。
高校卒業以来ほぼ英語の勉強をしていなかったので、2ヶ月では短いと感じていて、3ヶ月か4ヶ月で迷い、結果3カ月で申し込み。その3ヶ月くらいでリスニングなども慣れてくる感覚があり、その時期に卒業したくなかったので、結局4ヶ月通いました。
卒業をする時は、率直に言うと寂しかったです。
それくらい英語の学びももちろん、フィリピン人の先生や一緒に勉強した友達との素敵な出会いがあったからです。
バギオという町も自然豊かで、人の温かさもあり、いい意味で私たちが持っているフィリピンというイメージとはちょっと違った素敵な場所です。
このバギオに何らかの形で恩返しがしたいなぁという気持ちがあり、カナダのワーキングホリデー後(厳密にいえば途中で打ち切って)に再びバギオに戻ってきました。
こんな風にバギオや自分の通った語学学校のことを好きになれた理由はいくつかあるんですが、その中の1つにいい意味で留学前に「あまり期待していなかった。」というのもあります。
授業についても、「先生と1:1の授業だけれど、そんなに特別教えるのが上手っていうわけではないんじゃないのかな。」とか、食事にしても「全然口に合わなかったら、毎日のようにコンビニに行かなきゃいけないのかな。」とか、あえて期待値を上げずに留学をした部分もあります。
もちろん目標や希望を持って留学をする人がほとんどでしょう。
ポジティブなイメージを持って留学をすることは大事ですが、留学をしたら自ずと英語力が上がっていくなどといった過度な期待はあまりしない方がいいとも思います。
今回インタビューした生徒も卒業をして留学生活を振り返ってみると、色んな感想を持っていました。
生徒たちの意見はこんな感じでした。
(Aさん)
・カナダに留学に行く前にこの学校で2ヶ月留学することを選び、率直な感想は「まず英語を喋ることに慣れたな」というのが率直な感想。
・日本人は特に英語を喋ることに恥ずかしさを感じて、書けるけどあまり喋れないっていうのが多いと思うけど、それを無くしてくれるのが留学だなと思った。もしカナダとかアメリカとか本当に流暢な英語を喋る国に行く人がいるなら、一回フィリピンとか英語が第一言語じゃないところに来て、喋ることに慣れるのが大事なことだと思うので、私はここに来てすごいよかったなと思っている。
(Bさん)
・この学校に3ヶ月いたけど、来る前は3ヶ月いたらすごい英語がペラペラになるんじゃないかなぁって思っていた。
・こっちに来てもちろん英語が前よりはスラスラ喋れるようになったし、ボキャブラリーも増えた。けれど、何の語学でもそうだけれど、3ヶ月ではなかなか語学は習得できないので、だからこれからも続けて勉強していきたいなと思っている。
(Cさん)
・精神的に強くなれたことが一番大きいと思う。
・英語が話せるようになったことも良かった。
・他の国の文化を知れたこともとても大きかった。
(Dさん)
・最初来た当初はとても長く感じたけど、最後の3ヶ月目になってとても早く感じた。
・英語の勉強はフィリピンの環境の方が伸びると思うので、だからちょっと寂しい。
(Eさん)
・最初の1、2週間はとってもナーバスになっていた。
・本当についていけるのかとか、このスピードで果たして英語が聞き取れて、これから授業ができるのか等の不安があった。
・1ヶ月が過ぎた頃、ようやく体が慣れて、頭も慣れてきて、2ヶ月目になってちょっと英語が上達したかなっていう実感が出てきた。3ヶ月目になってようやくこれからと思ってきた時に卒業になってしまったので、ちょっと寂しくてできればもう少しいたいっていう気持ちが今とても強い。
(Fさん)
・率直に言ったら、解放感というかやっと終わったなというところはあるけど、思い返してみたりするとこの2ヶ月めちゃくちゃ早かったなという印象。
・もっとここにいれるのなら、いたかったなという寂しい気持ちが大きい。
(Gさん)
・最初は、何だこのつまんないとこって思ってたけど、日々重ねる度に楽しいって思えてきた。また、もっと頑張ろうっていう思いが増えてきた。
・それこそ色んな世代の人たちと出会うから、自分はまだ19歳だけど、色んな経験してる人から色んな経験をもらってどんどん刺激になっている。色んな面で忘れられないこのフィリピン留学だったと思う。
まとめ
以上、今回のコラムではバギオ留学を終えた直後の卒業生7名にフィリピン人先生の印象など 4つの質問に答えてもらいました。
良かったことも悪い思い出も皆さんそれぞれの感じ方がありますが、ほとんどの生徒が口にしていたのは、英語だけじゃなく他の国の友達ができたことやその文化が学べたことがよかった、と同時に最初はその面でギャップを感じ、苦労することもあったというようなことでした。
フィリピン人先生については、皆さん留学前はフィリピン人先生の発音に多少なりとも不安を持っていたようですが、留学をしてそのイメージが変わったようでした。
今回のように複数の生徒の生の声をお届けすることで、よりフィリピン留学のリアルな景色が皆さんの頭に浮かべばと思っています。
こちらのインタビューですが、動画にまとめたものもあるので是非ご覧ください。
【フィリピン留学】フィリピン人先生の発音は!?卒業直後の生徒へインタビュー
よりリアルな情報をお届けできるように、今後もこのように生徒の生の声を留学コラムとして書いていきたいと思います!
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それでは次回の記事もお楽しみに!