【フィリピン留学】日本人に優しい?留学時の外国人友達たち
こんにちは!かわけんです!
私はフィリピンのバギオという地域に4ヶ月間留学をしました。
29歳で留学をしたのですが、それまで海外の経験はあまりなく、行ったことのある国は日本の近所の国、数カ所だけでした。
海外経験が少ない状態での留学は、不安なことが色々とありますよね。
私が留学した当時というのは、日韓関係があまりよろしくないというニュースをよく目にしていた時期でした。
実は、フィリピンの語学学校って「韓国資本」の学校が多いんですね。
それもあって、「韓国人の生徒から嫌われないかな?」なんていう不安もありました。
今回のコラムでは今後留学する人に知っておいてもらいたい、留学時の私の周りの外国人の友達の特徴を国籍別にシェアします。
同じ日本人でも明るい人、おとなしい人がいるように国籍で一括りすることはできませんよね。あくまで、私の周りの友達の特徴ということを踏まえてお読みくださいね。
※上記写真は、バッチメイト(同じ入学日)の友達。自分以外は全員韓国人。
韓国人の友達
このコラムを書いている今は2019年の秋ですが、恐らく皆さん「日韓関係悪化」といったようなニュースは目にしているかと思います。
私は今フィリピンのバギオに住んでいますが、日本の新聞やネットのニュースを毎日見るようにしています。
そして、毎日のように日韓関係に関するニュースを目にしてしまいます。私が留学したときも同じような状況でした。
フィリピン留学する前、私は韓国人の友達も知り合いもいなかったので、何か変な不安がありました。
これから留学を考えている人の中にもそういった人はいるんじゃないのかなと思います。
私がフィリピン留学した語学学校(PINES:パインズ)は韓国資本の学校で、韓国人の生徒がおよそ30%でした。
実際学校に入学して見ると、ルームメイトやグループクラスのクラスメイトにも韓国人の生徒がいましたが、みんなと仲良くできました。
韓国人の友達も私たちと同じように、日韓関係についてはニュース等で知っていますが、それはあくまで政治の話なので、それによって日本人の自分たちを毛嫌いするようなことはありませんでした。
一概にはもちろん言えませんが、私たち日本人も特に若い世代はそういう人が多いですよね。
ニュース等でお互いの国の事情はわかっているけれど、それによって理由なしに相手のことを嫌いになったりはあまりしないですよね。
ただ、だからと言って、無神経にニュースで目にするような話題を振っていいわけではないことは知っておきましょう。
例えば、竹島の問題にしても、私たち日本人と韓国人では教科書等で教わっている内容が異なるのです。
どの国籍の友達とのやり取りでもそうですが、お互いを尊重し合うことが大切です。
私が通った学校は韓国人と日本人が多かったということもあり、週末飲みに行ったり、旅行に行ったりするグループも自然と韓国人と日本人が混ざったグループで行動することが多かったです。
私自身、フィリピン留学中に合計5人の韓国人ルームメイトを持ちました。
自分たち日本人は韓国語を韓国人の友達から教わって、韓国人の友達は日本語の使い方を聞いてきてくれたりして、お互いの言葉を教え合って遊んだりすることもよくありました。
これは今の生徒さんを見ていても同じ状況です。
ちなみに豆知識ですが、韓国語には「フ」の発音がないようで、「フ」が「プ」になる人が多いです。なので、例えば「If(イフ)」の発音が「イプ」になったりします。
韓国は日本の隣国ということもあり、他の国籍と比べても日本人と似ているなぁと感じるようなところも多くあって、自分は「外国人」という感覚をあまり感じずにたくさん友達を作ることができました。
もちろん一概には言えないのですが、ただ私の周りの韓国人の友達がいい人ばかりだったので、自分の経験だけで言っていいのであれば、韓国の友達は自分たちを楽しませてくれて、友達思いの人が多いと言えます。
そして、ニュースで目にするような日韓関係の政治の話が私たちの友人関係に影響することはありませんでした。
台湾・中国人の友達
私が留学していたときは韓国人、日本人の次に台湾と中国の生徒が多かったです。
ちなみにですが、バギオの語学学校を卒業後、カナダのワーキングホリデーを経て1年後にスタッフとして戻ってきたのですが、その時は台湾の生徒がかなり増えていました。
このように国籍の比率は少しずつ変わっていきます。
さて、台湾と中国の関係についてですが、これも日韓関係と同じように、よくニュースで耳にしますよね。あくまで私の周りの台湾や中国の友達に聞いてみた限りですが、こちらの問題は日韓関係以上に気にしている生徒が多いようでした。
例えば、台湾の人の中には「中国人ですか?」と聞かれるとあまりいい気分のしない人もいるようでした。その逆も然りです。
台湾や中国と思われる国籍の友達に国籍について質問するのであれば、「国籍はどこですか?」と聞くのがベターだよと、台湾や中国の友達が言っていました。こういった類の問題は、世界的に見るとたくさんありますよね。
私はフィリピン留学後にカナダへワーキングホリデーで行きましたが、移民国家のカナダには本当に色んな人たちがいます。
宗教も様々です。ライフスタイルも様々です。ビーガン(菜食主義者)の人もたくさんいました。LGBTの人もたくさんいました。
色んな人がいる分、自分の価値観だけで発言や行動はできません。違う価値観の人を認めて、それを尊重した言動や行動が必要になります。
私の周りの友達では台湾の友達と中国の友達が喧嘩することはなかったのですが、別の友達の周りだと口論があったりはしたようです。
一方で、日本人と台湾や中国の生徒の関係はどうなのか、気になりますよね!
日本と中国の関係についてもよくニュースで目にしますので。
私の留学時の経験上では、日韓同様に政治の話が生徒間の関係にまで及ぶことはありませんでした。
台湾と中国の両方のルームメイトを持つことができたのですが、2人とも自分にいつも親切で、特に何も問題なく仲良く一緒に過ごすことができました。
私の周りを見渡しても、日本人生徒と中国人生徒で喧嘩など問題を起こすことはなかったです。
これも韓国の話と同様ですが、お互いの国の状況等については一つのマナーとして留学前に知っておいて、その上でお互いを尊重し合う関係になれた方がいいかなと思います。
ベトナム人の友達
ベトナムでは大学や就職でIELTSのスコアが必要になるケースが増えています。それとも関連して、フィリピン留学をするベトナム人生徒も多かったです。
私もバッチメイト(同じ日に入学した友達)やルームメイトにベトナム人がいました。
私の周りのベトナム人の友達の特徴を一言で表すと、「よく喋る」です。(笑)
とても陽気で、喋るのが大好きです。
ルームメイトだったベトナム人の友達もいつも明るく、時に騒がしいくらい(笑)話しかけてきてくれてました。
ちなみに、今はスタッフとして同じ学校にいるんですが、隣がベトナム人スタッフで、その人もよく喋ります。
私が軽く話をスルーしていても、一人で喋り続けています。(笑)
休み時間には生徒がそのスタッフのところに来て、他愛もない世間話をずっとしていることもよくあります。
そんな話好きなベトナム人ですが、日本人にとって1つ問題があります。
それは「発音」です。
もちろん全員というわけではありませんが、ベトナム人の英語は聞き取りづらいことが多いです。
理由の1つが、ベトナム語にあります。彼らが使っているベトナム語を聞けばわかりますが、日本語にも英語にもない独特な発音がベトナム語には多いです。
その余韻が残ったまま英語を発音する留学生が多いため、なかなか聞き取るのが難しいです。
喋るのが好きで、よく喋るけど発音が聞き取りづらい、そんなベトナム人の英語がわからない時はとりあえず微笑んでいました。(笑)
日本とベトナムの関係に関しては、ニュースでも特に悪いということは聞かないと思います。今は多くの日系企業がベトナムに進出していますし、日本にも多くのベトナム人留学生や労働者の方がいます。
日本車や日本製の電化製品もベトナムには多いようで、日本という存在を身近に感じてくれているベトナム人の友達も多く、どの生徒とも仲良く過ごすことができました。
モンゴル人の友達
私は留学前にモンゴル人と会ったことがありませんでした。
大相撲が好きなので、モンゴル人は強い力士が多いなと思っていたぐらいで、「モンゴル人」と言われてもなかなかイメージすらできない感じでした。日本の大相撲はモンゴルでも有名なので、その話題で盛り上がることができましたよ。
私が留学時に出会ったモンゴル人の生徒たちは年齢の幅が広かったです。10代の生徒もいれば、40代・50代あたりの生徒もいました。
モンゴル語もベトナム語のように日本人からすれば独特で、英語の発音も聞き取りづらく感じることもありました。
モンゴル人の生徒を見ていて、「いいなぁ。」と思ったのは文化を大切にしているところでした。
若い10代の生徒も民族踊りを踊れる人が多くいたし、日本でいうお正月のような国民的行事の日には、民族衣装を着て授業を受けていました。
民族衣装を持っているということは、留学期間中にその行事の日が来るってわかっているからモンゴルから皆さんその衣装をわざわざ持ってきていたんですね。
そんな光景を見て、自分も日本の文化をもっと大切にしなきゃいけないなと感じることができました。
実際に私自身、それが一つのきっかけで、カナダにワーホリで行った際は、よさこいの国際チームに加入して、カナディアンの友達とよさこいをカナダで踊っていました。
そんな自分たちの文化を大切にしていたモンゴル人ですが、モンゴル人の友達から「ある事」はしてはいけないと教えてもらいました。
それは、頭をなでることです。通常、家族や仲のいい友達でない限り、頭を触ったりなでたりすることをしてはいけないと言っていました。
また、別の特徴も教えてくれました。
それは、知らない人に笑顔を振る舞わないということ。
日本人の場合だと、知らない人でもすれ違うときに微笑んだりしますよね。
そういう慣習がないようで、日本人の私たちからすれば愛想のないように感じるようなこともあるようです。
よくよく考えてみれば、日本人はいつもすれ違うたびに会釈をしたりしますが、それは他の国の人からすると独特な振る舞いですよね。
私がカナダにいた時は、会釈やお辞儀をしている人を見るとすぐに「あの人、日本人だ!」と気づくことができました。
つまり、私たちが日常的に当たり前のようにやっていることが、一歩海外に出てみると私たちの振る舞いも独特な部分であったりします。
まとめ
最後に内容をまとめますね。
「〜の国の人はこう」という風に一括りにして言うことは決してできませんが、私の周りの友達は以上のような感じでした。
日本人はよくシャイと言われますが、全員が全員そうというわけではないですよね。
同じように外国人の友達も国籍だけでは判断はできませんが、一つの例としてイメージしてもらえたらと思います。
留学前は外国人の友達と上手くやっていけるか不安もありましたが、やはり留学に来る人達なので、海外志向のある人たちばかりで基本的に外交的な人が多かったです。
そのため、文化や宗教、仕事や家族に対する価値観などが異なる人たちとの留学生活は英語以上に学ぶことが多いです。
あなたも留学するのであれば、決して日本人で固まらず、様々な国籍の友達とたくさんコミュニケーションを取るように積極的にチャレンジしていきましょう!
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