フィリピン版Amazon「LAZADA」で激安大人買いしてみた!
「フィリピン版アマゾンって何や?!」と思うでしょう。
そして、このご時世でアマゾンと言って知らないヒトはいないはず。
GAFA(ガーファ)と呼ばれる一角である、その「あーまーぞーん」。ちなみにGAFAとは、以下の4社の頭文字をとったもの。
・Amazon
・Apple
これらは、成長著しいアメリカのIT企業4社で、「The Big Four」や「Gang of Four」とも呼ばれています。
そのアマゾンですが、私も日本国内で皆さんと同様に多用していました。欲しい物が見つからない時なんかに「とりあえずアマゾンで検索や!」といつもの調子で、フィリピンでアマゾン内の商品検索をし始めました。
…すると、「特定のエリアではお届け出来ない。」と出てくることがあります。
そう、まさしく以前私が住んでいた地域と、今住んでいる地域ではアマゾンが届けてくれないんです!
この事実を知った時はかなりショックでしたね。だって欲しいものがアマゾンで見つけられても最終的に買えないんだもん。
しかも、フィリピンなのでショッピングモールに行っても品揃えは日本より劣るだろうし、品質もなんか信用出来なさそうなイメージ。
だから、みんなフィリピンでは高いモノは買わないんですよね!その判断は間違ってないと思います。
しかし、そうは言っても時には無性に安くて手に入れたいモノがあるんですよね!人間だもの。動物だもの。それはしょうがない。
そんな時にフィリピンの友人に相談したら、「ショッピーかラザダしたら?」とのこと。
「なんやそれは?」その時までは知らなかったんですが、これら2社はフィリピンのオンラインショッピングサイト。色々とスクロールすると、そりゃーあるわあるわ!
正直、こいつら2社に心救われた気分でした。
フィリピンに一か月未満という短期滞在の方は必要ないかと思いますが、それ以上の中長期の方は、やはり必要なモノが出て来る。
さらに、これらのサイトは、安くて品質そこそこの物が手に入ります。しかも激安の殿堂ドンキを上回るほどの激安価格です。
そんな殿堂激安価格で買っても「ホンマに使えるんか?!」と思いでしょう。
私もかなり疑心暗鬼でした。
という事で私自身、本気で欲しいモノがあったので、今回はそのフィリピン版アマゾンの購入方法と実際に届いた商品を紹介してみます。
サッカーのスパイクをオーダーしてみる
今回購入してみたのは、「サッカーのスパイク」です。
何故わざわざオンラインショッピングで、ハイリスキーなシューズをオーダーしたかと言うとですね、以下の3つの理由がありました。
スパイクを探して三千里は動いてないですが、3,000ペソ(道中の食費やスナック含む)は交通費で浪費しました。しかも買えてないっつー最悪な展開…。
※3,000ペソは、日本円で大体6,300円くらい。
また、元来私は海外で外国人とサッカーすることが好きなので、絶対どうしても手に入れたい一品なのでなんとかして購入したかったんです。
そこで冒頭にもお伝えした通り、友人からオンラインショッピングのオススメという展開となったのです。
早速検索してみると、「ショッピー」はSNS上で広告を打っておりますが、不幸にも私の住むエリアではそもそもインストール不可という表示。同じフィリピンなのに意味不明です。そんな田舎に住んでいるわけでもないのに…。
LAZADA(ラザダ)でオンライン購入してみる!
ということでもう一社の「LAZADA」のスマホアプリをインストール。
アプリを開いてみるとこんな感じですね。
画面中央下部のポジションなっちゃらっていうアイテムは気にしないでください。私が検索したわけでも買い物履歴から出て来ているわけでもありません。
勝手にラザダが強くお勧めしてきているだけです。ただ、激安過ぎるので何のアイテムなのかがめちゃくちゃ気になります。しかも2,400点も販売済!
とまあ、こんな感じで本当に様々な謎なアイテムでさえ売られています。
そして目的のサッカースパイクですが、めちゃくちゃ在庫がある!商品写真が複数あって詳細まで確認することが出来ます。こうゆう所はアマゾンと同様です。
そこから画面から出てくる指示に従って、お目当ての商品をカゴに入れて購入するだけです。そして、お支払いの画面へ行きます。
勿論クレジットカード払いも可能ですが、フィリピンならではの支払い方法に「キャッシュONデリバリー」というのがあります。
これはいわゆる代引きのことですね。商品が手元に届いたら現金支払いという方法。
なんか日本では主にクレジット払いが主なので、フィリピンの商品に不安がある消費者からしたら有難い決済システムです。今回は勿論このキャッシュONデリバリーを選択。予測配達日が10日後ということで、まあ待てる許容範囲内。
オーダー後にも驚いたのですが、ラザダから逐一経過報告メールが届くんです。
例えば、「今販売者から配達者に渡されました。」とか、「集荷場所に着きました。」やら「最終配達者に渡り、これからアナタの元に向かうので現金をご用意してください。」といった感じです。
「ここまでやってくれるか!」とアマゾンにはこんなシステム無かったので、ちょっとさすがにラザダには感心させられました。
手元に来た時も電子サインで完了です。フィリピンのオンラインショッピング、今まで完全に舐めてました…。
いざ開封!
んま普通ですね。でもこの普通に来てくれることがフィリピンでは重要なんです。
あ、ちなみにですが、私もプロフェッショナルです。一品オーダーしただけでは信憑性に欠けるので、この記事のために別々の販売者から合計二回オーダーしています。
この私の慎重さを思い知ってください。(笑)そのため、以下の商品写真は全て2アイテムが表示されているんです。
普通のスパイクです!キターーーーーーーー( ゚Д゚)って感じです。
しかし慎重派な私はまだ疑心が拭えません。早速商品確認です。
元々営業職であったので商品確認は厳しい目を持っています。
ナイキの商品がイタリアで生産されてるはずがありません。さらに、イタリアで作って、こんな破格値で提供されるわけがありません、サッカーの本場カルチョの国イタリアを舐めんなと言いたいです。
疑わしさに拍車がかかった瞬間でした。
そして靴底を引っぺがしてからの靴内部、そう靴底までしっかり見ないと気が済みません。何が仕掛けられてるか予想不可ですからね。
ただちょっと気になったのは、「最近のスパイクはこんなに軽量化され薄く出来上がっているのか?」という疑問点のみ。
なんかこんな生地を靴底にくっ付けただけのおもちゃのようなスパイク的な印象ですが、ここ数年日本でサッカーシューズを買ってないので比較出来ません。ですが、履き心地は問題ありません。
いずれにしても、フィリピンで超激安価格のサッカーシューズが手に入ったので、まずはその嬉しさです。
そして、その数週間後には実際履いてプレーしてみましたが、壊れることなく普通にプレー出来ています。
「これなら今後も十分LAZADA商品でやっていける!」と思った次の瞬間、ダークサイドの私が出現しました。
そう、フィリピンで激安で仕入れて日本のメルカリで販売…。まさしく転売ビジネス。
ちなみにラザダでは約4,500円で購入出来るものが、日本のアマゾンでは8~9,000円で販売されているんです。
約2倍の価格差です!複数購入し、「日本へ空輸したら…。」と考えていましたが、この激安の裏には疑わし過ぎることが秘めていそうだし、なにより既に「Made in Italy」という表記がうさんくさ過ぎる。
さすがに目の前の利益のために、購買者をあざむけないと止めておきました。
読者の方もこれをやらないようにしましょう。
最後に…フィリピンのまがい物は安くて高品質!
商売とは双方ともにハッピーになって、初めてそこに対価となる現金が動きます。
そして販売者は取り扱う商品を熟知して、その商品がイイものだから他の誰かにも紹介したいし、使ってもらいたいと思うから勧めるのであって。
紹介された側もホントに買って良かったと思えるから、対価となる現金を支払うんですよね。これが商売の基本原則。
なので、ネット上ではよく見かけるアフィリエイト。個人的にはこれ結構嫌いですね。
広告貼り付け含め販売する側は、商品の事を知らずにとりあえず広告しているだけみたいな人が大多数。そこに商品へのコミットというマインドは存在しません。何かどうなんですかね。これこそ目先の利益追求のように映ります。
今回ご紹介したLAZADAは商品のうさんくささは拭えませんが、安くてまがい物でも構わないという消費者マインドをお持ちの方は是非ともトライしていただきたいです。2足のスパイク、確かに激安だけどそれなりに使えます。
また、タイやマレーシアなどでも同様のまがい物中のまがい物の多くを見て使ってきた私から言えるのは、
「フィリピンのまがい物は安くて高品質である!」という事です。
弘法筆を選ばずってことで、私はまがい物を喜んで購入しまくって使っています。
このまがい物ですが、「日本へ帰国する時に持ち込んで大丈夫なのか?」という懸念ですが、毎回日本での入国時にスーツケース開けてまで調べられることは9割強ありません。
私のコメントが保証するわけではありませんので、心配な方はフィリピンで誰かに寄贈して帰るのも大有りですね。
しかもこのまがい物たちは複数購入すると、さらにディスカウント出来るのでここは培った英語力で交渉してみてください。
ショッピングモールで買うか、ストリートでまがい物を買うか、LAZADAをトライしてみるかはアナタ次第。