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カテゴリー:現地生活情報

【フィリピン留学】ぶっちゃけたフィリピンの治安とは…?リアルトラブルを語る

公開:2019/11/28 著者:佐藤 高史 751 Views

唐突に結論言うと、まだまだヤバイ。

と言っても日本と比較したら勿論海外のどこ行ってもヤバイし、日本に居ても歌舞伎町の裏とか行ったらやばいでしょ。

そんなところだけでなく、日本のゲーセン行ったらカツアゲだってあったし。

 

カツアゲ、日本でも今あるのかな?

 

ちなみにカツアゲがわからないヒト向けに簡単に流れを説明すると、以下のような流れ。

 

ゲーセン内で知らないヤンキーと目が合う。

まだ見られてる。

近寄って来られる、そしてビビッて逃げられない。

近距離で「何てめぇメンチきってんだよ。ちと便所来いや。」

トイレの個室で財布ごとパクられる

 

今となっては単なるムカつく想い出ですが、このように日本でもフィリピンでも危険なエリアに行けば治安は低下します。

要は事前のカウンセリング中に警告されるであろう危険なエリアには行かない&近寄らないように自分でリスクマネジメント出来ていれば、フィリピンでも比較的安全に暮らせます。

逆に旅慣れて来ると肌感覚で「あ、このエリアは踏み入れないほうがいいかも…。」と、なんかシックスセンスが働くものです。

 

その国の治安がどうこう言う前に、舐めて気を抜いて行動しているのが一番の原因!

 

今回はフィリピンで具体的にどんなエリアがヤバイのか、そしてヤバイ展開になるとどうなっちまうのかを体験談を基にお伝えします。

ちと本気でヤバイ件もあるので、これ読んでビビッて留学止めたりしないでね。

フィリピンでやばいエリアとは!?

留学中に足を運ぶであろうリスキーなエリアを列挙します。

 

・クラブ
・ゴーゴーバー
・ダウンタウン
・メインストリートから外れたローカルなエリア(特に街頭の無い暗いエリア)

 

まあ誰しもが思いつくこんな感じですね。

「クラブ」はやっぱり留学とは言え、アジア旅行の感覚にも陥るし周りの友人と週末は飲んだ流れで行くことは大いにあります。

そして、行くのは全然アリです。

 

しかし、クラブの中は勿論暗いし、どうしようもないヒトたちがひしめき合っています。

 

貴重品をポケットにしっかり閉まって踊れば大丈夫!?…んなわけありませんね。

酔っているし、酒とミュージックでテンションがハイになっているので、警戒心はかなり下がります。

そこで踊りながらイイ感じになった子とくっ付いていたら、いつの間にか貴重品が無いなんてことは起こりうる。

 

クラブに行くのは自由なのですが、この時は酒と雰囲気に飲まれるなという事です。最低限は自分を律しましょう。

 

「ゴーゴーバー」は男子が危険な目に遭いやすいのですが、こちらは想像よりも危険度は高くないですね。

というのも相手も商売。踊ってる魅惑的過ぎる女子もお店の子なので、下手なことしてお客からクレームきてクビとかとにかく面倒な事は起こしたくないものです。

彼女たちは毎晩必死こいて生活のために踊ってるので、一過性の利益目的に財布をパクろうなんでことは考えにくいものです。

 

スリの可能性はゼロではないのですが、思っているほど危なくないです。

 

むしろ、お店以外のフリーでいるような子には重々気を付けましょう。つい先日ですが、台湾人男性が16歳の女子をホテルに連れ込んでクスリやりながら、いいじゃねえかいいじゃねえかみたいな事をしようとしていました。

その女子がホテルのトイレに閉じこもり警察に通報、そして台湾人男性はなんもすることなく御用となったツイートがありました。

クスリがどうこうの前に、男性は重々気を付けましょう。

 

に「ダウンタウン」ですが、ある程度フィリピンの生活にも慣れた頃、フラッと行きたくなる場所の一つです。

なんかローカルなモノ見たい食べたいとなり、踏み込んでみるのは素晴らしい事です!

是非ともトライしていただきたいです!

 

しかし、その際に気を付けてほしいのが、「カバンは常に前掛けにする事」です。

 

ついつい食べ物や土産とかに視線が行き注意がカバンからモノに移った時、スキが生まれるのです。

ダウンタウンを歩いていても背中にリュックを背負っていたら、自由にパクってくださいと言っているもんです。

前掛けにするだけでも周囲には警戒しているんだという意思表示になるので、必ずカバン類は前掛けにしてダウンタウンは歩きましょう。

 

どのエリアでもメインストリートはあるはずです。そこのメインストリートは多くのジプニーや車、ヒトも往来しているのでまだリスクはそこそこのレベル。

しかし、特に夕方から夜間にかけてはメインストリートから横道に入った地元のヒトしか踏み入れないようなエリアには極力行かないことです。

まず、フィリピンの路上にはまだ街頭が十分に設置されていないので、かなり暗く見るからにヤバそうです。

 

それでも、そこに足を踏み入れるのは単なるアホです。

 

そんな暗いローカルなエリアには銃を保持したマジでヤバイ連中もたむろしている可能性もあります。また、ストリートチルドレンもいて昼間はまだ可愛らしく映るかもしれませんが、暗闇から出て来られるとかなりビビるもんです。

暗い、細い知らないエリアでは何が起こるか未知なので、どうしても行きたい場合は昼間に行きましょう。

未知との遭遇は現実世界では怖いだけです。

 

事例と対策1: マニラで睡眠強盗

これから留学するっていう日本人女子Aがマニラで、数日間一人で観光していた時の実話です。

その子ですが、マニラ経由でフィリピンの地方都市へ留学予定でした。マニラでちょっと観光を予定していたところ、街中を一人でふらっとしていたわけです。

まあこの時点では警戒していれば、昼間のマニラでも女子一人で観光しても、場所によっては割かし大丈夫です。

 

観光中にフィリピン女子がその子に日本語で声をかけてきました。

「私は日本で働いてたことがあって少しは日本語話せますよ、日本人女子一人では危ないから近所なら案内してあげる。」

とまあこんな感じで女子からしたら同性から声かけられて、しかも日本で働いたことあるって言われたら、若干警戒心が弱まるのも当然っちゃ当然ですね。

 

言葉に甘えて一日観光を共にし、翌日もお勧めスポットを案内してあげると約束しその日はあっさり帰宅。

翌日も約束したとおり案内してもらい、マニラで花火まで見せてもらった後、最後の夜だから一緒に飲みに行こうと誘われました。

丸二日も親切に案内してくれたので、警戒心はほぼ無いと言ってもいいでしょう。こんな心境でも油断禁物でした。

 

→ フィリピンでは、お酒は瓶のまま提供されるのが普通だったりする。

 

二人でバーに行きフィリピンで初めてのビール、ちなみにフィリピンでは小瓶で飲むスタイルが通常。しかし、フィリピンではビンの洗浄が甘いので、飲む前に口元を必ず紙ナプキンで吹くのが鉄則です。

この口元を拭く事を知らなかった彼女Aは、フィリピン女子から飲み方を教わります。

「フィリピンではビンに口をつける前に、こうやって紙ナプキンで拭き取るんだよ。」と拭いてもらったのを手にして乾杯。

 

「さあー、明日から留学や!」とビールを口にしたその数秒後、彼女の意識が飛びました。

彼女が目を覚ますと、宿泊しているホテルに寝転んでいる自分。

あ、昨晩飲み過ぎちゃったのかなと省みた瞬間、体の異変に気付きます。

 

右半身が痺れてて全く動きません。「あれ、何でなんで!?」となった時にフィリピン女子のことが頭に過ります。

彼女が居ない。

もしかして…。嫌な予感は的中します。

 

財布の中にはわずかな現金だけ、クレジットカードもiPhoneもありません。

やばい事になったと、まずはホテルのフロントに頼んで留学エージェントに連絡、そして学校に伝達。

何とか歩ける状態だったので、どうにか国内線飛行機に乗り学校へ到着。

 

このケースはいわゆる睡眠薬入りのお酒を飲まされています。睡眠薬が付着した紙ナプキンで自然な流れでビンの口に付着させたとしか考えられません。

いくら親切にされても所詮は赤の他人、お酒絡みの場では重々気を付けましょう。店員以外の現地人から手渡された飲料は飲まないように。

ちなみに本人は学校到着時には痺れもなくなり留学を満喫して帰国していきました。

 

事例と対策2: 魅惑のチョコレート

これは、最近フィリピン界隈で聞く事件です。

そこまで多いわけではありませんが、流行りの事件といったところです。いわゆる大阪のおばちゃんおじちゃんが特に意味もなく…「ほれ、あめちゃんあげるわ。」みたいな超軽い感じ。

そんな軽いノリであめちゃんくらいもらって、その場で口にしてしまうのは大半ではないでしょうか?私も封している食品だったら安心して即口の中に入れてしまいます。

 

大阪同様にフィリピンでは、封してあるチョコレートをそれとなく飲みの場で軽いノリでくれるようです。

 

チョコならさらっと一口で食べられるのもミソ!そのチョコを食べるとその数秒後には意識がぶっ飛ぶという展開に。

そのチョコには睡眠薬が混ぜられていて、なぜかしっかりと封されている。私たちからしたら、そんな犯罪目的のチョコ販売すんなやと思いますが、製造方法や製造場所は勿論不明。

とにかく、見知らぬヒトからさり気なく貰ったチョコレートには要注意です。自分では食さず友人にあげましょう。

 

事例と対策3: ジプニーでスリ

冒頭ではダウンタウンでのスリに注意喚起しましたが、ここではジプニー内では重々注意です。

まず、ジプニーとはこんな乗り物ですね。

 

 

そもそもジプニーとは、日本で言う公共のバスみたいな存在で庶民の足となっています。距離と地域によって若干価格差はありますが、1乗車が大体8ペソ前後(20円未満くらい)です。

AというジプニーはA区間を、BジプニーはB区間を一日中走り回っています。その他のジプニーも交わるポイントで乗り換えて、ジプニーのみで格安で街を移動出来ます。

特にバス停があるわけではなく、乗りたいところで待っていれば止まってくれて、降りたいところである言葉(エリアによって異なります)を言えば止まってくれます。

 

要するに、数メートル毎に停車することも有りえるので、効率的なんだか非効率なんだかようわからん働く車です。

時間に余裕がある時はアジアを感じられますが、時間とココロに余裕がない時にやたらと停車されると無性にムカついてくるので、ハートに余裕があるときに利用することを強くお勧めいたします。

これがフィリピンで最安値の交通手段ですが、最安値だからこそリスクが伴うのが難点。

 

上述の動画を見てもらうとわかりますが、車内は中腰にならないと移動できないような狭い空間で、ラッシュ時になると日本のラッシュ時と同じくらいの乗車率になります。

半ケツ以下のスペースでも座れ座れと言われるので、半ケツで座るしかありません。それほど朝と夕方のラッシュは混雑します。

日中の空いている時間帯でも乗車する際は必ず中腰になって乗車し、中腰姿勢で降車することになります。そして、この中腰姿勢の瞬間が超注意です。

 

いつもの調子でケツポケットに財布やスマホを入れていると、乗客の目線に貴重品が流れてくるわけです。

そんなん、油断を露呈しているようなものなので、降車した時には既にケツポケットに入れていた財布スマホが無いって事は高確率で有りえます。

振り返って、「この中に犯人がいますね。」と自信満々に訴えようもんなら、乗客みんなが「さっき降りて行ったヤツがパクったで!追いかけや!」って言われたら、「え!マジで!?どいつだどいつだ!?」みたいにパニックになっちゃいます。

 

そして探している間にジプニーは走り去り、様相もわからない犯人も見つけられず本当は乗客に犯人がいたかもしれないジプニーは既に遥か彼方…。完全にアウトです。

このような事故は、異国に不慣れな1~2週間以内、もしくは現地生活に慣れてきた8週間以降に発生する確率があります。ジプニー利用時は貴重品には重々気を付けて、常に自分の視界に入るポジションでキープしましょう。

ちなみに私もフィリピンでの生活に慣れてきていた頃に被害者になったことがあります。

 

ジプニーは学校によって利用を禁止しているところもあるので、そこは素直に学校の指示に従いましょう。特に両替する時なんかは、ケチらずにタクシー利用してスリのリスクマネジメントをしましょう!

 

最後に…旅の知識を身に付けて渡航しよう!

これらは本当に身近で起きた、もしくは自分の目の前で起きた事例ですので結構細かく説明しました。

とは言え、このような事故に遭うのは本当に油断やリスクマネジメント出来ていないからです。

 

日本から出たら基本的には危険度は増すので貴重品の管理は徹底的に。

 

海外で出会うヒトは簡単に信用せず、飲食物は簡単に口にしないこと!

これから留学ってヒトは、カウンセリング中に言われる注意事項をしっかりと守っていれば本当に楽しいフィリピン留学生活が送れます。

 

そして、こういったマイナスのことばかりではなく、一方でフィリピン人ってどこまでも親切なヒトもいるんだという発見もあります。

 

今回は注意喚起の内容でしたので、リアルに半ば脅かすくらいの内容を赤裸々に記述しました。やはり、せっかくの大金を払って将来の自分のために渡航しているわけです。

このような余計な事故には一人も被って欲しくないのが本音ですので、過去のトラ物を共有して読者に強烈なインパクトを残すことが私の目的でした。

海外は様々な発見と刺激が多くありますから、事前に旅の知識を蓄えて臨みましょう。

 

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