フィリピン留学は何週間申し込むのがベスト?英語初心者と中級者オススメ期間とコース! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

フィリピン留学は何週間申し込むのがベスト?英語初心者と中級者オススメ期間とコース!

公開:2019/12/12 著者:佐藤 高史 424 Views

いきなり結論から言います。

 

初心者は最低でも8週間。中級者は4週間でいい。

 

勿論、各々留学の目的や置かれている条件は異なるので一概には言い難いのですが、この期間は平均的な数値です。

大学生なら夏休みや春休みの半分はサークルやバイト、もう半分は一か月くらい留学して学校の科目では教わる事の出来ないスピーキングに特化した英語学習、もしくは少しでも周りから語学力に差を付けたいという抜け駆け的な想いもあるでしょう。

社会人なら大型連休と有給をくっ付けて、2週間だけちょっと英語を学んでみようかなというヒトもいるでしょう。

 

そのように抱く人々はアナタだけではなく、思っている以上に大勢います。そして実際留学に来て、素直に英語の勉強をして帰国していきます。

 

留学先に到着してから、この期間で本当に充分なんだろうか?全く英語喋れないけどマジで喋れるようになって帰れますかね?

このような質問もかなりの頻度でされます。これらの質問事項と見てきた結果と、目的別・レベル別のおすすめ期間とコースを簡単にコラムとして記述します。

仮に予想していた以上に喋れなかったとしても、誰しもが理想と現実のギャップを感じるものなので、アナタだけではない事ですので肩を落とす必要はありません。

英語超初心者でとにかく喋れるようになりたいヒトは?

最低8週間でマンツーマン4コマ、プラスグループクラスが含まれているコース。

 

これはあくまで最低基準です。

最低でも8週間は欲しいところです!そしてマンツーマンクラスは4コマというのはどこの学校でも平均的かつ最も人気のあるコースだと思います。

値段も底辺の価格コースとなっているので、コスパ重視で提案します。

 

しかし、このコースを申し込んで、あとは現地の先生たちに指示された通りこなしていけば、ある程度は喋れるようになるとは決して思わないでください。

 

アナタも私も大して頭がイイわけではありません!

悔しいけど、これは自覚しましょう!

 

この8週間で期間中に絶対にやるべきこと!

英語初心者がやるべき5つのポイントを以下に紹介します。

 

① 渡航するまでに可能な限り単語を覚えて行く

現地に行くと教科書の説明書きも全て英語です。文法を教わるにしても説明文の英語が既に意味不明で、何をやっているのかさえわからない事になります。

私もそうですが、初心者のほぼ全員が口をそろえて言っていることです。「日本で少しは単語覚えてくれば良かったー!」と嘆きます。

そしてフィリピンに向かう際の空港で、もしかしたら突発的に英語を使わないとならない場面が遭遇するかもしれません。

 

また、単語力があるだけで、文法がめちゃくちゃでも知ってる単語を繋いで伝えられるし、相手に伝えられることは自分も理解できるからです。

 

これは現実問題、中々難しいかもしれませんが多くの日本人留学生が後悔していた事。

可能な限りサバイバル英単語を一つでも暗記していくとアナタの力にもなるし、留学始まってからの初速が違ってきます。

 

「単語の暗記なんて日本で出来るし…。」と言って現地でも疎かにする人が非常に多いのですが、「国内で出来なかったから留学に来てるんだろうが…。」と伝えてました。

 

ヒトの置かれている環境というのは本当に大事です。

勉強する熱量が高いヒトたちに囲まれている留学中に並行して語彙力をアップさせるべきです。

 

② 留学してからは毎日宿題と予習は必ずやる

中には宿題を出さない先生もいるでしょう。先生が宿題出さないから「それでいっかー!」では甘えです。出さないなら、「例文10個作って来るから添削して!」とか宿題を自ら申し出ましょう。

マンツーマンクラス×4コマ全てから宿題を出されても、夜7時から始めれば10時頃には終えられる程度です。

そして、10時以降は翌日の予習をする。

 

予習は翌日授業でやるページの単語調べ程度でも構いませんので、必ずやることをマジで強く勧めます。

 

何故なら、これも皆言いますが「授業中の説明文が全く分からないので、授業内容がそもそも理解出来ない。」のです。これでは単に授業の時間を過ごしているだけで、身についていなんです。時間だけが過ぎて行きます。

取り敢えずわからない単語を全部調べて翌日の授業に臨むことで何をやっているのか、何を説明しているのかが理解できます。

具体的に言うと、主語、動詞、形容詞、副詞、接続詞といった文を構成している単語たち(主語=Subject、動詞=Verb)という単語の英語を調べるという事。

 

これらを知っておいてから授業に臨むと、スタートでしくじることはありません。

 

私は思いっきりここでズッコケました。これらの単語全て知らない状態で文法のクラスを受けていたので、どんな例文を作れと言っているのかさっぱりわかりませんでした。

「形容詞を使って、何か例文を作って!」と言われた時は最高にパニックでしたね。「形容詞ってそもそも何なんだ?」みたいな。

 

③ 外国人スクールメイトと積極的に会話を試みる

お互いに英語が上手くないので、意思疎通が通り難いのですが、それはお互い様です。

 

授業外でも積極的に話して、授業で学んだ事をじゃんじゃんアウトプットしていく事が大事。

 

アウトプットすると徐々に自然と身についてくるんです。また、自分より英語力のある生徒と話すと、言い回し方やさり気ない英語の一言をパクれます。

自分より出来るヒトからパクってパクってパクりまくりましょう!

 

→ 外国人スクールメイトと積極的に会話しよう!

 

④ 校内で英語力のある日本人生徒を遠慮なく頼る

これ、案外みんな出来ないし、やってないもんです。

特に同国の、さらに年下の子には「こんなんもわからないんですか?」って思われたくないから授業中で説明された部分を、

 

わからないけど、取り敢えず「イエス!」って言うのが私たちジャパニーズです。

 

グループクラスに頼れる日本人がいたら、年齢関係なく恥を捨てて素直に「今なんて言ってるの?」って聞くのは大有りです。

もし、授業中に出来なかったら休憩中に「さっきの質問や授業は何やってたん?」とか聞くのもあり。

提示された宿題で分からない時も、「これ、どうゆう意味?わたしは何をすればいいの?」と日本人を頼りましょう!

 

Google翻訳するのも悪くないのですが、PCの場合は1つの質問に対して1つの答え。

人間に1つの質問をすると、1つ以上の答えが返ってくることもありますよね。人間だもの。

因みに私は32歳で留学したのですが、留学同期や大学生にどうしてもわからない所は聞いて解決していました。正直Google翻訳より時間的なコスパがこっちのがイイです。

 

⑤ 仲の良いフィリピン人講師を一人か二人は作る

これは学校によりけりなんですが、セブの多くの学校では先生との授業外コンタクトが禁止、もしくは申請制となっている場合もあります。

しかし、セブ以外の地方都市にある学校では、大概授業外でも自由交際が可能です。自由交際と言っても、恋愛関係は多くの学校が禁止と謳っています。

先述しましたが、外国人スクールメイトとガンガン話してアウトプットすると身に付くとお伝えしましたが、その相手が先生であればなお良い!

 

先生と仲良くなって放課後や週末に出かけると、先生たちの正しい英語が常時聞く事が出来るし、先生によっては今の状況ではこう言った方が適切かな、とかその場でサバイバルイングリッシュを修正しくれます。

 

これって最初はハードに感じるんですが、フィリピン人は基本的にホスピタリティ値が高く根気よく教えてくれるので、授業外でもよりリアルな英語が学べます。

先生とのコンタクト可否は、カウンセリング時に確認できるので明確にしておくと良いでしょう。

 


 

これら事項を8週間実施続けて、やっと8週間後には自分の言いたい事が英語でなんとか60%は伝えられる、聞き取りは50%くらいというのが現実かなと。

 

宿題も予習もしないで授業後は遊び続けていたら、どちらも30%も満たない状態で帰国することになるでしょう。

 

初心者の8週間ごときの留学なら、平日遊ぶ時間は無いはずです。

 

最初の4週間は英語がわからな過ぎて、辛いのはスゲーわかります共感します!けどそれは全員が通る道なので、辛抱してその期間はただただ地道に頑張りましょう!

 

英語初心者でワーホリを控えているヒトは!

最低12週間でマンツーマン4コマ、プラスグループクラスが含まれているコース。

 

このタイプのヒトは、少しでも期間を延ばすことをお勧めします。あと、ネイティブ講師がいる学校であれば、1コマは受けたいです。

何故なら、2カ国目のワーホリでは、自分の生活が関わる英語を使わないといけないからです。8週間以上の期間を勉強期間として確保して、アウトプットの練習とインプットもレベルアップしておくべきです。

 

8週間だと「マジでぎりぎりなんとか伝わるかな?」という程度なので、このレベルでワーホリに行くのは自分でも自信が持てないだろうし、ワーホリ先で予想以上に苦労することになります。

 

ワーホリしながら勉強するから、取り敢えず8週間でも無しではないです。でも、英語力で仕事の幅が変わってくるなら、フィリピンで12週間勉強してから臨んだほうが英断なんじゃないですかね?

ネイティブ講師の授業は、あれば受けた方がいいくらいです。フィリピン人講師は私たちと同じように英語が第二言語として学んでいますので、ネイティブ講師は発音方法も細かく教えてくれます。

 

そして、フィリピン人講師の発音はハッキリとしていて聞こえやすいので慣れ過ぎないように、ネイティブ講師の発音にも慣れておくとギャップを小さくしてワーホリに向かえるのでお勧めです。

 

初心者でフィリピン留学を12週間すると、小さな自信がついてくる頃です。

英語レベルは決して高くはないのですが、英語を話すことには完全に抵抗がなくなっているので英会話が何とか成立するといったところです。

 

英語初心者でキャリアアップの転職目的のヒトは!

最低16週間以上の試験対策コース。

 

このタイプが最も難しいですね。出来ればスコア保証の方がいいです。

これまで書いたように英語初心者はマジで0スタートなので、はっきり言って英語に関しては雑魚。そう、みんな最初は雑魚なんです。

なのにも関わらず、キャリアアップ目的を掲げるとなるとそれなりの期間が要します。

 

そもそも英語がやっと喋れるかな…と実感できるのが8週間くらいなので、さらにTOEICスコアを650以上とかにするなら、単に英語を学んでいただけではまず無理。

 

基本的にTOEICはTOEICという科目を学ぶと言っても過言ではないので、別物と捉えるくらいで学んだほうがいいです。

それほどスコアを履歴書に書けるまで向上させるのは、初心者にとっては難しいんです。

 

かなりの頻度で多くの学校の体験談で「私は8週間でTOEICスコア200伸びました!」って宣伝してますが、あんなんほんの一部に過ぎない!皆がみんなそうなると思うな!

 

短期間でそんなに伸ばせるのは、元々英語力があるヒトです。初心者が「俺もそうなれるんか?!」って思わないことです。

8週間程度では先に申した通り。そんなに英語は簡単じゃないです。

留学料金は高くなりますが、試験対策コースを選んで「英語+スコアの取り方」を学ぶべきです。

 

中級者で英語に自信を付けたいというヒトは!

最低4週間でマンツーマン4コマ、プラスグループクラスは含まれているコース。

 

ここで中級者とはTOEIC400くらいの方とします。

まず、自信を付けたいというヒトは、恐らく日本の英語教育でインプットはしっかりやってきてTOEICスコアは悪くないくらい。

が、しかし基本国内にいるので英語を話すことに抵抗があり、知識として蓄積している英語を使う事に慣れていない。だから、短期留学して自信をつけたいといったところじゃないでしょうか。

 

既に英会話するにはストレスを感じることのない単語力と文法力は身に付いているので、留学先ではとにかくアウトプットに時間を費やせば、大概2週目には英語で話すことの抵抗感はゼロに等しいくらいになっています。

時間が無ければ2週間でも構わないのですが、折角高い旅費も払っているのだから可能な限り長く留学したいところです。

1~2週間という超短期だと、下手すると旅費のほうが高くなります。であれば、4週間滞在してアウトプット慣れしながらも、次のステップまで学んで帰国できたら、より自分に自信が付きます。

 

このタイプの方々に強く勧めたいのが、以下の2点。

 

① 外国人スクールメイトと積極的に会話を試みる。
② 仲の良いフィリピン人講師を一人か二人は作る。

 

→ 仲の良いフィリピン人講師を作って授業外でも英語を使う機会を作ろう!

 

アウトプットすることが優先されるので、そこそこ喋れる外国人スクールメイトを作ることと、自分の中で話しやすい馬が合う先生と一気に仲良くなって、放課後も積極的に外出するとよいです。

長期の初心者には放課後の外出はあまりお勧めしませんが、中級者でしかも短期なら折角の英語漬けの環境です。

その絶好の環境なので、存分に活かすことを優先した方がいいですね。特に女子、どこでもいつまでも「話しかけられるのを待つな!」と言いたいです。この手の短期留学はマジで積極性が重要なので能動的に動きましょう。

 

中級者でTOEICスコアを650~800に伸ばしたいヒトは!

最低8週間以上の試験対策コース。

 

ここまでスコアを伸ばしたいなら、試験対策コースを申し込んでスコアの取り方にフォーカスするべきです。

結構英語力はあるであろうこの方々。しかしTOEICスコアが履歴書に載せられるほどではない。

であるならば、8週間は滞在したいです。

 

「なんか友人の友人が4週間でバリバリ喋れるようになって、スコアもめっちゃ伸びたヒトがいます。」

 

…ってたまに聞きますが、この手の話は信憑性がアホなくらいに無いです。

留学を終えてから英語を武器に転職したいと見込んでいるならば、4週間ではちょっと物足りない感があります。

しっかりとスコアを伸ばしたいならば、時間に余裕を持って試験対策コースを受講した方が得策です。

 

また、スコア保証コースは短期では申込不可の学校が多く、12~16週間からの申込となっています。まあ、それほどスコアを向上させるのは容易ではないってことが伝わってきますね。

 

この保証コースは、学校サイドも絶対に生徒にターゲットスコアを取らせないとならないので、期間中は先生もアナタにフルコミットしてくれますし、先生の指示された通り愚直に勉強するのみです。

ターゲットスコア到達が最終目標なので、放課後もガリガリと繰り返しTOEICの過去問を繰り返すなど座学にフォーカスすべきです。

私が見てきた限り、正直みんなが放課後や週末外出している中で、自分は自習室で孤独に勉強というのは精神的にかなりタフです。

 

みんながプールや海に行ってるし、自分も超絶行きたい!

これで前半時間に余裕のあるうちは、そのグループに合流してしまうもんです。そして模擬試験を受けるとスコアが伸び悩むこととなり、徐々に焦燥感を抱き始めます。

そして残り半分となった時にやっと危機感を抱き週末も勉強し始めます。

 

そこから順調にスコアも伸びて行っていたのを見てきました。

 

確かにメンタル的にはかなり辛いかもしれませんが、とにかくこれは辛抱するしかないです。

深夜1時、2時まで勉強しなければならない日も週に数回あるでしょう。

私から言えるのは、期間中はただただ耐えて頑張ってください。

 

→ TOEICハイスコアを狙うなら、ただただ勉強を耐えて頑張るしかない!気合いと根性!

 

最後に…同国同士で固まるな!

私がこのように言えるのは、目の前で多くの生徒と友人を見てきて話してきたから現実的な問題や事実が述べられます。

留学目的は人それぞれで、とりあえず勉強しにきたというヒトから、背水の陣で追い込まれている転職組がいたりとそれぞれ異なります。

日本人だけではありませんが、人数が多くなると必然的に同じ国籍同士で固まり食事したり外出したりしています。

 

はっきり言って留学中のスクールメイトは、スクールメイトであってアナタの中での「期間限定友人」みたいなもんです。

 

帰国してから再会するヒトはほんとに僅かです。

そんな期間限定的な人間関係に時間を費やすほど余裕がある方なら構いませんが、追い込まれているヒトはこの機会に孤独力を身に付けるべきです。

 

何が言いたいかというと、「同国同士で固まり過ぎるな!」と言いたいんです。

 

母国語を使うのは、確かに居心地がよく自由闊達に話せて楽しい。

ゼロにしろとは言いませんが、外国人を混ぜて英語に触れる時間も確保して楽しめる環境を作ることを勧めたいのです。

最初から実践するのは難しいのは私もわかっているので、徐々に外国人と絡める自分を作っていければ、より充実した留学生活が送れます。

 

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