【フィリピン留学】グループクラスって意味あるの?グループクラスの利点と受講する時に気をつけるポイント!
グループクラスに出席する意味はあるのか…?
結論、あります!
但し、これは5人前後のグループクラスに限りと付け加えます。
フィリピン留学のカリキュラムでは主にマンツーマンクラスが組み込まれており、多くの学校でスタンダードなコースで言うとマンツーマンが4コマ、グループクラスが2コマといったところです。
他のコースではマンツーマンがもう1つ2つ加えられていたり、ネイティブ講師の授業が組み込まれていたり、全部マンツーマンであったりビジネスに特化したコースといったように顧客のニーズに合わせて用意されています。
フィリピン留学はマンツーマンのイメージが強烈なのか、いずれのコースに組み込まれているグループクラスの存在意義について、いくつか疑問を抱くヒトがいます。
今回は、そのグループクラスの意義について、明らかにしていきたいと思います。
そもそも何でグループクラスが入っているのか、マンツーマンだけの方が学習効果は高いんじゃないのか、ただでさえ英語が喋れないのにグループになったら余計に話せないなどと言った不安もあるのも当然です。
みんな同じ様な懸念を持っています。アナタだけではないってことは最初に言っておきたいです。それでは早速行ってみましょう!
そもそもなんでグループクラスが入っているの?
端的に言うと、こんなところですかね。
→ 複数の場で英語を喋る事に慣れる、他生徒から英語の言い回し方を学ぶ。
→ 講師一人に対し複数の生徒を対応させて利益確保したい。
経営者側からしたらグループクラス担当講師は1グループにつき勿論1人の講師、そして生徒は3~8人といったところです。
つまり、1人に対して最大8名の顧客を対応することにより、人件費としてのコスパは高くなります。一方、マンツーマンなら1人に対して1人の顧客を対応するので、人件費としてのコスパが最も悪いです。
例えば、グループ1コマに対し生徒が200ペソ支払うのに対し(売上高200ペソ×生徒数)、先生の1コマの給料が100ペソ(人件費100ペソ)だとします。そうなると、学校側の利益はこうなります。
一方、マンツーマン1コマに対し生徒が400ペソ支払うのに対し(売上高400ペソ×生徒数)、先生の1コマの給料が100ペソ(人件費100ペソ)だとします。すると、学校側の利益はこうなります。
このように経営者側として考えれば、グループクラスを複数入れ込んで利益確保したいのはわかりますね。
※上記金額の数字はあくまで例となっているので、地域や学校によっても異なります。
ではグループクラス取る意味あるのか?
説明したとおり、経営という観点では確かにグループクラスは利益確保に重要です。
とは言え、生徒の立場からしても、グループクラスは受講しておいたほうが良い面もあります。
特に日本人の場合は、3番目が潜在的な問題となっています。
その問題はフィリピン人講師も認識していて、よく講師から以下のような質問を受けたものです。
そんな時に私は、毎回以下のようにフィリピン人講師に説明していました。
これ、私たち日本人は何かあるんですよね。特に小中学校みたいに30人前後という大人数の中で、わかりませんなんて言えるヤツはゼロに等しい。
しかし、フィリピン留学中は、これまで中学や高校で受けて来た学校の英語の授業とは、全く異なるポイントが2点あります。
グループの単位が少人数であればあるほど、発言する障壁は小さくなりますね。
さらに日本人だけではなく外国籍の生徒も勿論混じっているので、外国人の生徒の反応も見ることができます。
他の国籍の学生が素直に「わからない。」と言っている姿を見れば、「あ、別にわからない。」と言っても許されるんだ、恥ずかしくないんだ、という気持ちになってきます。
つまり、外国人と一緒に授業を受けて行く中で、「人前で弱い部分を見せる恥ずかしさ」を捨てることができます。
この恥ずかしさを捨てるためには、強制的に自分に課さないと中々変えることは難しいでしょう。
しかし、はっきり言って意識的に自分を変えないと、一生アナタは人前で発言できる人間にはなれないと断言できます。
フィリピン留学は単に英語力アップだけの話ではなく、人前で発言することに慣れる訓練にもなるので、恥ずかしがり屋の日本人留学生にとっては、非常に価値のある時間になるはずです。
ちなみに、10人程の小グループで何も発言できないヒトは、企業内での市場価値は低下します。
このオピニオンはマジョリティなので、一企業に属して働きたいヒトは自分を変えるしかありません。
発言できない自分を受け入れない社会が悪いというならば、一般概念を持つ企業には属さずフリーランサーになるべきです。
しかし、多くのヒトは、留学後はいずれにしても企業に就職します。
であるならば、留学中のグループクラスでは発言できない自分から、発言できる自分にちょっとずつ進化してみたいです。
周りから自分が英語できないヒトと見られたくない気持ちは重々共感します!
心配しないで!
アナタが思っているほど周りのヒトたちはアナタに興味はないです!見てないし考えてもいない!
この言葉をとある本を読んでいるときに発見し、この時から私は自分を変えられました。
確かに自分は他人にそこまで興味ないし、考えたとしてもその一瞬程度。ましてや留学中は、周りのヒトたちも自分のことで精一杯なのです。
てな感じで意識すれば徐々に変えられるので、是非とも留学中のグループクラスでは発言できる日本人になれるように挑戦してみると最高です!もし、授業中に間違えても、その場の一瞬の恥で終わりますから。大丈夫。
グループクラスは何人で構成されているの?
ちょっと前項で話しましたが、大概は3~8人程度です。グループクラスの人数構成は、学校によって人数が異なりますが大体この人数で設定されています。
そして可能な限り国籍が偏らないように組まれるので、英語が喋れない最初の頃はハードルがやや高いなと感じます。
こんなレベルの高いグループの中に入れられて「自分話せるようになるんかいな…。」そんな心配は杞憂に過ぎません。
私の経験と留学生からの声では、全く喋れないヒトでも長くても2週間目には英語を話す事に抵抗感がほぼゼロになります。
ちなみに、抵抗感は著しく小さいものになりますが、その中身は別物ですよ!まだまだ文法は間違っているかもしれないし、かなり限定的な単語しか使えないけどなんとか頑張って英語で意思を伝えられる程度。
2週間後にはマンツーマンクラスとグループクラスの中で、強制的に英語で話さないとならない環境下で過ごしているので、話すことには自然と慣れている自分がそこにいます。
自分自身、かなりシャイな性格だからと自覚しているヒトでも、グループクラスの外国人クラスメートが自分に話しかけてくる場面が必ず出てくるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
クラスでの留意点とは?
グループクラスを受講するにあたって、特に気を付けておきたいのが以下の通りです。
こんなところですかね。
恥ずかしがらずにわからない点は先生に伝えることは、前述した通りです。
当日の授業内容でわからない単語は前日までに全部調べる
予習をしておく事は初心者にとっては超超超超~~~重要です!全体やらなイカンですね!留学開始2週間までの初期は勉強方法もわからず英語もろくに喋れない。
そんな頃であれば、クラスの事前準備無しにマンツーマンクラスを受けた場合でも、先生がじっくり教えてくれるからまだ問題ありません。
しかしグループの場合は周りの生徒もいます。授業が始まり説明文や質問文がありますね。その時に初めて気づきます。
「説明文、質問分の英語がそもそもわかんね…。」
これは、留学生あるあるです。先駆者の助言としては、「翌日のクラスでわからない英単語は事前に全部調べておけ!」です。
説明文や質問文自体が意味わからないと授業について行けません。英語の能力以前の問題です。英語をマジで勉強したいなら予習するのは絶対です。
予習復習なしでクラスだけこなしているのでは、時間を浪費して勉強した気になっているだけです。英語初心者が少しでも学習効果を得るなら予習復習は必須と言えます。
発言の機会が与えられたら積極的に!
これは授業中に「例文誰か作れるヒト?」とか発言やアウトプットの機会があれば積極的に取り組むことです。
この時にミスでもしたら自分の中でも印象に残るので、学習している事が記憶に残りやすいですし、このよう小さな学習のチャンスは自ら取りに行くべきです。
みんな同じ学費を払っているんです、であるならば学習効果を如何にして他者より上げるかは、自分の意識と行動次第ということです。
クラス内に日本人がいたら頼るのもOK
授業中にわからない事があって、先生に質問する英文さえ作れないという状況は必ず出てきます。
私がそうだったからわかります。質問したいけどそもそも何て質問したらいいんだろうか…。そして、わからないまま進行していきます。
その時、もし同じクラスに日本人がいたら、一瞬の恥を捨てて日本語で確認しちゃいましょう!どうしてもわからない時はしょうがないです!ありあり!
その日本人の生徒にも聞けず、そのまま授業内容が理解できず、時間が流れるよりずっとマシですね!
仮に日本人がいなかった時でも、休み時間中に英語の出来そうな日本人を見つけて、時間の空かないうちに解決することを勧めます。
あとでググるからと放置しておくと、案外忘れてしまったりするものです。他にもわからない事が出てきて、「あれ、さっき何がわからなかったんだっけ?」となってしまいます。なるべく早めに解決できる点は、クリアにしていく意識を持つと良いですね。
外国人クラスメートとは積極的にコミュニケーションを取る
折角コミュニケーションを取りやすい環境下にいるんです、その好機を活かさないのは非常に勿体ない!
確かに英語がうまく出てこないかもしれませんが、そんな外国人をうっとおしく思うスクールメイトってほぼいません。
むしろ、話かけてくれると誰でもうれしいもんです。
自分だったら、相手があんまり英語を喋れなくても話しかけてくれたら、少なからず嬉しいと感じます。
英語が中々出てこない時期というのは誰もが通る道。とにかく話しかけまくる姿勢でいたいです。
私が見てきている限りでは、おしゃべりな性格の子が英語の成長は早いです。
そう、日本語でも英語でも元来の性格で、話好きな子は英語でもしゃべりまくりです。
要するに、「アウトプットの機会が多い = 英語の上達が早い」となっていることに気付きました。
そんな話好きなジャパニーズスクールメイトを目の当たりにしてから、なるべく意識的に自分から喋るように私は行動を変えました。
レベルが合わないと感じたらマネージャーに相談し早めに変更する
これはグループクラスで度々発生する問題です。
自分だけが何かやたら喋れない…。
自分だけが授業の内容を理解できていない気がする…。
これって授業中かなりしんどいです!もうその場から逃げ出したくなります!
けど周りが理解出来てるから、自分も理解出来てる風を装うのは辛いです。
もしくは、ある生徒が予習をしてこないために、毎回授業を止めてばかりで全然クラスが進行しないとかもあるかもしれません。
そのように感じたら早めに学校スタッフに相談しましょう。
こうしたことも我慢せずに早い段階でスタッフに投げかけて、早めに対応してもらうことを強く勧めます。
グループなので、生徒間で多少はレベルの違いが生じるのは当然のこと。それは学校サイドも想定内ですので、それなりに対応手段を持っているので遠慮なく頼ってください。
そんな授業のお悩み相談も学校スタッフの仕事の一つなので、グループの英語レベルのことや、そもそものクラス編成の相談するのもありです。
2週間未満の超短期留学ならグループからマンツーマンに変更を推奨
これに関しては、2週間未満の短期留学生向けになります。
2週間となったら実質9日間のみの授業日数となります。そんな短期間で、大きな学習効果を期待するのは正直無理です。
※初日は大概オリエンテーションで、授業開始は火曜日もしくは月曜日の午後からです。
はっきり言って、4週間未満の留学だと英語を話すことに慣れる程度の効果しか見込めないので、過度の留学効果を持たないことです。
けど、予算やスケジュールの都合的にも短期でも行きたいという方は、組み込まれているグループクラスを削る、もしくはマンツーマンクラスに変更することを推奨します。
グループクラスは、先にも述べたように大なり小なり他者の質問や時間が授業内容に影響してきます。
短期留学ならば、その時間さえも貴重な時間です。ですから、グループクラスを削ってとにかくマンツーマンに徹するべきです。
正直、短期留学での交流関係なんかどうでもいいもんです。留学後は彼らと再会するなんてことは絶対無い!
極論、滞在中の友人さえ不要です。自分の学習だけに時間を費やした方が時間と言うコストに対して、学習のパフォーマンスが良くなります。
長期滞在するなら外国人ルームメイトや日本人と留学目的や今後の予定など情報共有して自分の選択肢を広げるべきです。
しかし、この短期で留学するヒトは、自分の中で何かしらの具体的な目標があって申し込んでいるヒトが多いはずです。であるならば、留学中は学習する事に選択と集中するのが英断です。
留学したからには行動をさらに活発化させよう!
グループクラスは、授業を受ける自分の姿勢次第でいかようにでも効果は得られるクラスです。
留学に来るヒトは、基本的に英語が話せない自分を成長させたい・変えたいという自己啓発をモチベーションにして行動に移しているはずです。
それだけでも「十分よく行動に移した!」と自分を誉めてあげてもいいです!
どうせ動いたならもっと動いてみて、動き続けて、可能な限りの極限まで自分を試してもいいんじゃないかな?
海外に出たら色んなヒトと出会い、刺激をもらい、感化させられることだってあります。感じたらとりあえず具体的に動いてみるものです。
グループクラスで発言できなかった自分が、ちょっとずつ発言できるようになっている自分に気づくと、小さな自信につながり、その自信が他の事にも派生するかもしれません。
4~5人程度のグループクラスという小さなコミュニティで少しずつ、自分を変える意識と行動が伴うと、より良い留学生活になっていきます。
留学しているのは日本国内じゃないんです。アナタが来ているのは外国なので、外国にいる別の自分を形成することにチャレンジしてみてください!