気になるところを教えます!フィリピン留学丸わかり ~勉強編1~
フィリピン留学って全寮制で朝から晩までお勉強!しんどくないの?!どんな授業内容なの!?英語で英語を教わるって理解できるの!?1日のスケジュールは!?
嬉しいことにみんな私のことを心配してくれているのか。(そう思いたい…笑)または、海外留学に興味があるのか。(きっと、こっちの理由でしょうね…笑)
フィリピンに滞在中、私は家族や友達からこんな質問をたくさん受けました!
そして、昨今有名になりつつあるフィリピン留学ですので、”フィリピン = 語学留学” と察しのつく方も多いと思いきや…いやいやまだまだ、「そもそもフィリピンに何しに行ってるの?」と聞かれることもしばしば。
今回は、3ヶ月間私がどんな感じで勉強していたのか、1日の授業スケジュールをお見せし、私の主観的なコメントや、ツッコミを随所に散りばめながら、ピックアップしてお話ししていきます!
同じフィリピンでも、地域や学校によって違いますので、参考にしてみて下さい!ちなみに、私が通った学校は、首都マニラがあるルソン島のEG Academy です!
1日の授業スケジュール
ということで、まずは、時間割から見てみましょう!
はい、ドドーーーン!見せた方が早いですからね。はい。
授業は朝8時から始まります。早いですよね!でも寮と学校が同じ敷地内だから、起きてすぐ行けちゃいます!便利!
各50分の授業で、全8コマに分かれており、自分のコースによって授業のコマ数は変わります。休憩時間は授業の合間に各10分!その間にトイレを済ませて、教室を移動するとあっという間!
私はESL5コース(ESLとはEnglish as Second Language の略で、第ニ言語として英語を学ぶという事です。)だったので、マンツーマンクラスが5コマ、グループクラスが2コマの計7コマを1日で受けていました。
全7コマのコースだと、空きコマが1つできるので、おすすめです♪
私の場合、第4限目が空きコマとなり、そのままランチタイムと連続して毎日2時間程中休みがあったので、宿題をしたり、お昼寝したり、そこはゆっくり過ごせました。
フルの8コマコースだった友達は、少し大変そうでしたね。と言うのも、各授業で宿題がでたり、テストがあったりと先生によってバラバラなのですが、課題が重なってしまう時期は「空きコマがほしい!」と言っていました。(笑)
もちろん留学の期間が1〜3週間ほどの方は短期間で少しでも多くの英語に触れたい!と思う方が多いので、朝から晩までみっちり勉強するのもいいと思います。一方、数ヶ月〜長いと半年以上滞在される方もいらっしゃったので、ご自身の留学期間に合わせて、やる気が持続するコースを選ぶといいかなと思います♪
授業スケジュールはどうやって決まる?授業時間数は?
入学してすぐに、TOEIC形式のテストと簡単なスピーキングのテストがあり、その結果で時間割と教科書が決まります。
教科書は学校側が個人のレベルに合うものを提示してくれますが、最初の2日間くらい使ってみて、自分のレベルに合っていないと思えば、先生と相談して自分に合ったものに後日変更可能でした。
私が受講していたESL5コースの場合、どれくらいの授業時間数があるのか以下に計算してみたいと思います。
それにオプションクラスがあるので、その授業を受ければ、もう1コマ分プラスになります。
また、私が通っていたEG Academy はセミスパルタとノーマルコースが選択でき、セミスパルタコースを選択すると、月曜から木曜日の午後7〜9時まで、強制的に自習時間が設けられます。
セミスパルタコースって?
セミスパルタコースについて少し説明すると、申し込んでいる生徒全員が夕飯後、同じ大部屋に集り、黙々と自習します。(いつも大体10人前後でした。)
内容は宿題をやってもよし、予習、復習なんでもありです。
先生はいないので、この時間内での質問はできません!
ただ、初めに出席の確認をされ、無断欠席や遅刻を繰り返すと、土日外出禁止等のペナルティーがあるので、厳し目ではあります。
自由選択ですが、1度申し込むと最低4週間は続けなければなりません。
なので、「平日にも出かけたい!」という方は申し込まない方が良いです。
せっかくフィリピンに勉強しに行くから頑張りたい!勉強するリズムを身につけたい!という方は申し込むと良いと思います。こちらに追加料金はかかりません。
実際私は、3ヶ月のうち初めの1か月はセミスパルタコースを経験し、その後ノーマルコース(授業が終わればあとは自由)に戻しました。
理由は、結局コースに関係なく、勉強すると思ったからです。(笑)
自分の部屋でも勉強できるのに、わざわざ別室に移動するのが面倒くさいという、私のlazy さ(怠け癖)が出てしまいました。(笑)
なぜ勉強するかと言うと、EG Academy は、基本的に生徒全員に毎日Diary(日記)課題を与えています。
毎朝8時までに前日分を提出しないといけないので、必然的に授業後も毎日英文を書きます。正直、私はこれが一番キツかった…。(笑)でもこの日記のおかげで、私の英語を書く力は格段に伸びました!
Diary (日記)について
Diaryはwriting 担当の先生がチェックしてくれるのですが、先生によって書く内容も変わります。
「日記なので好きなこと書いてきて!」と言う先生もいれば、私の先生は厳しめで、毎日何かしらお題を出されて、それについて「自分の意見を書いてきて!」と言われることがほとんどでした。それがまた難しい!
以下の写真は、実際に出題された一例を紹介します。(笑)
その他、出題されたお題は以下のようなものもありました。
なんて言うシリアスなものから、女子会トークまで様々なトピックを与えられました。(笑)
今まで考えたこともないような事を、英語で伝えるなんて難しすぎると思って辞書と睨めっこしている間に、シェアメイトの子が30分ほどで日記を書き上げて、「なんで私だけこんなに難しいんだ!」と嘆いたこともしばしば…。(笑)
しかし、先述した通り、この日記のおかげで私の英語力は伸びたことを実感できました。先生に大いに感謝しています!
最初は簡単なトピックでさえ、文章を構成するのにすごく時間がかかっていた私ですが、毎日書いているとやはり変わります。自分の頭が柔らかくなっていくのがわかるんです。
今まで自分がいかに日本で、様々な問題について考えてこなかったかを思い知らされました。基本的に何でも良い。自分には関係ない。考えなくても生きていける。
考えなければいけない問題で溢れているのに、「平和ボケしているな…自分。」と過去の自分を情けなく思ったり。(結構マジで。)
と、話が少しそれてしまいました。(笑)
留学を経て生じた様々な考えについては、また別の機会にシェアしたいと思います!
時間割に戻ります!
実際の授業内容は?
さてさて、私の第1限はvocabulary (語彙)だったので、教科書に沿って毎朝10個、新しい単語を覚えることからスタートします。
ひと通り教科書の問題を解いた後、意味の分かるものはスキップして、新出の物は先生にどういった状況でその単語を使うのか、さらに例文を作ってもらいます。
各部屋には小さ目のボードがあり、先生はそこに書いてくれます。ボードはこんな感じです。
新しい単語を覚える上で大切なことは、ただ意味を覚えるのではなく、その英語のニュアンスや感覚をつかむことだと思います。
なので、多くの例文に触れ、単語の意味を自分でキャッチすることがとても大事だと思います。
英語は、ハッキリと自分の言いたい事を伝えなければならないので、日本語の様にオールマイティに使える言葉が少ない気がします。
例えば、日本語で多用する表現だと、”お疲れ様です。” ”やばい。” ”かわいい。”よろしくお願いします。” ”大丈夫です。” など。私も普段から多用しています。
英語の場合は、英単語を知っていれば知っているだけ、自分の思いをストレート伝えられることになります!
ニュアンスを理解するのは、すごく難しいです!時間がかかります!偉そうにこんなことを言っている私ですが、現在オーストラリアにて自分の思いを伝えるのに毎日苦戦中です!
わたしは会話中に、「How can I say this…(なんて言ったらいいんだろう…)」 と1日に何回言っていることか!(泣)なので、Vocabulary(語彙) は本当に大事です!
フィリピンでは、個別指導の利点を最大限に利用し、類義語と比べて何が違うのか、を先生に例文なり、絵を描いてもらったりして、何度も説明してもらいました。これは個別指導の利点です!
第2限目 のListening クラスはグループで行われ、教科書に付随のCD をみんなで聞き、問題を解いていきます。教科書は約2ヶ月で一冊終わったので、終われば一つ上のクラスに上がります。
Listening の授業で1番難しかったことは、Dictation (書き取り)ですね。CDの英会話を聞いて、問題に答えた後、今度はその英会話自体の書き取りをします。問題の答えは分かっても、会話を聞きながら書き取るのはとても難しかったです!
先生は、この練習は英語を上達させるのに、すごく効果的だと言っていました!また、グループレッスンなので、週毎にどんどん生徒は入れ替わっていくので、面白いですよ♪
第3限目はGrammar (文法)です。私がもっとも苦手な授業。
ですが、ここも個別指導のおかげで今ではだいぶ苦手意識がなくなりました。
教科書は以下の写真のような感じで、項目毎に分かれています。
なので、文法ができる子は文字だらけの教科書で、もっと難しいものを使っていましたよ!
ですが、項目によっては、十分理解している部分もありました。それを先生に伝えると、先生が別にプリントを用意してくれて、難し目の問題にチャレンジしたりしていました!
フィリピンの先生は、ホントに親身で優しいですよ。
フィリピン留学してから欧米圏に行くとGood!
オーストラリアでも1ヶ月だけ語学学校に通いましたが、フィリピンで勉強してから行ったので、とっても助かりました。オーストラリアの語学学校はすべてグループ授業なので、自分から能動的に発言することが重要になるのです。
自分から発言しなければ、授業中に話す機会も激減してしまうので、そこが英語初心者には難しいところです。フィリピンで英語に慣れてからオーストラリアに移動したことで、そこまで臆病にならずに授業に挑めましたよ!
…と、ここで午前の授業が終了します!長くなるので、午後からの授業は次のコラムでシェアします。お楽しみに~♪