フィリピン・セブ島で3ヶ月間0円留学(ITインターン)した率直な感想を告白します!
こんにちは!セブ島の語学学校NILSでITインターンをしているしんごです!
少し遅いですがあけましておめでとうございます。
今年は2020年でオリンピックイヤーということもあり、「そろそろ英語が話せるようになりたい!」と思っている人も少なくはないでしょう。
安く留学ができる場所として有名なフィリピンですが、「0円留学」という言葉が最近流行っています。
しかし、0円留学と聞くと、「本当に0円で留学できるの?」とか「なんか怪しい…。」という疑問がたくさん浮かんでくるのが正直なところ。
そこで今回は、実際に0円留学でセブ島に滞在中の僕が3ヶ月間体験してみた率直な感想を記事にしていきます。
0円留学が気になっている人必見の記事です!
0円留学とは!?
0円留学とは、基本的に「インターンとして働く代わりに宿代、食事代、授業料が無料になるよ!」というスタンスの留学です。
そのため、滞在費の代わりに働かなければなりません。
当たり前ですが、何の条件も無く0円で留学できるはずはありません。働かざる者食うべからずです!(笑)
今僕が働いているNILSという語学学校では、6時間働く代わりに4時間の授業・宿・平日2食の食事がついてきます。
ちなみに、0円留学とは言っていますが、実際には往復の航空券・VISA代・娯楽費・土日の食費など細かいお金はかかります。
NILSはフィリピンで初めて0円留学という言葉を使い始めたらしいですが、今ではセブ島だけに限らずマニラなどフィリピン中で0円留学というシステムを取り入れた学校が幾つかあります。
0円留学がある語学学校はたくさんあるので、学校によって少しだけ給料が出るケースや、労働時間が違う場合もあります。それでは、僕自身が実際にNILSで0円留学をした感想を書いていきます。
0円留学にも色々職種がある
先ほども述べたように、0円留学は働く代わりに対価(授業など)を得るシステムです。
NILSでは働く時に職種がいくつかあります。
学校運営スタッフ
まず1つ目が学校の運営スタッフです。
仕事内容は主に語学学校の生徒対応・空港ピックアップなので、一番イメージがしやすい職種だと思います。
業務の性質上フィリピン人講師とコミュニケーションをとる機会が多いので、英語力を伸ばしたい人には最適な仕事です。
コールセンター業務
コールセンターの業務は、日本語で英語は一切使いません。オフィスには日本人しかいないので完全に日本語環境です。
ガッツリ営業のスキルを身に付けたいという人にはオススメですが、軽い気持ちで来ると結構きついと思います…。
実際にすぐに辞めてしまった人がいるという話もチラホラ聞きます。
メディア業務
メディアチームは僕が所属しているチームです。
主な仕事内容は、語学学校NILSのインタビュー記事作成・ブログ執筆・SNS運用・動画作成など多岐に渡ります。
メディアチームも日本人だけなので、ほとんど英語を話すことはありません。
他の職種のインターンは6時間労働で4時間の英語授業が受けられますが、メディアチームのインターンは、「3時間のIT講義 + 1時間の英語授業」が受けられます。
IT講義では、動画編集、プログラミング、Webデザインの基礎が学べるので、IT留学とも呼ばれています。
IT講義は経験者には物足りないかもしれませんが、初心者がこれらの基礎を学ぶには最適なプログラムだと思います。
率直な感想: IT留学の0円留学は良かった
NILSで3ヶ月間働いてみて、僕自身の率直な感想は「IT留学のインターンとして来てよかった。」ということです。
と言うのも、僕は英語ではなくITを学びたかったからです。
僕は文系大学出身で、自分のパソコンを持ってなかったくらい機械オンチでした。もちろんIT業界での職務経験もなくITに関してはド素人。
そんな僕がITの仕事(Webマーケティング、ライティング、動画編集)をし始めるには最適な環境でした。
社員の方々はWEBマーケターとしてしっかり経験がある方々で、「WEBマーケとはなんぞや?」という初歩の初歩から教えていただきました。
さらに、インターンという立場にも関わらず、僕らにどんどん責任ある仕事をさせてくれます。(責任ある仕事はそれなりに大変です。笑)
ここ最近は、僕らインターン生のチームで、制約数の目標を決めて数字を追うことも始めました。現在3ヶ月が経過しましたが、未だに学ぶことばかりです。全てが勉強だと思えるので、自分自身の成長を感じることができています。
業務でも学ぶことはたくさんありますが、その後のIT講義でも学ぶことはたくさんあります。このIT講義のおかげで、最低限のデータ分析の仕方やフォトショップ(デザインソフト)の使い方など今後使えると便利なことを学べました。
講義後にはライターや動画編集者として、少しではありますがフリーランスの仕事を受注できるようにもなりました。
ここまでの話だと、良いことばかりに聞こえますが、一方で英語力はほとんど伸びません。
理由は明白で、勉強時間が明らかに少ないからです。英語とITを同時にやりたいという方もたまにいますが、それは難しいです。
どちらも軽く学びたいくらいなら大丈夫ですが、ガッツリ学びたいのであれば1つに絞ることをオススメします。
以上のようなこともあり、僕は英語を伸ばす目的ではなくITの勉強に来たという観点からセブ島に来て良かったと思っています。
英語のためなら日本で働いたほうがいい
今まではIT留学のことでしたが、ここからは通常の英語力を伸ばすための0円留学の話をします。
0円留学に対する僕の考えは、英語を本気でやるなら0円留学より通常留学が効率良いです。
0円留学でインターンとして働くと、平日の労働時間は6時間。6時間×20日(1ヶ月の稼働日数)で、毎月120時間働きます。
もし日本で時給1,000円のバイトをすれば、単純計算で毎月12万円稼げます。短期間でお金を稼ぐなら、留学コラム内で多くの方が紹介している「リゾートバイト」をすれば月20万円前後の貯金も可能です。
一方、NILSに通う場合、1ヶ月留学費用は10万以下です。ですので、あまり先走らず、日本でしっかりお金を貯めて留学する計画の方がお勧めです。
さらに、0円留学のインターン生は仕事が大変ということもあり、授業をサボりがちな人が多いのも事実です。
このようなことから、もし英語を本気で勉強することが目的ならば、日本でお金を稼いでから普通に留学することをオススメします。
もし0円留学の仕事内容があなたにとって魅力的な場合は別ですが、そうでない場合は先に稼いでから留学した方が効率は良いです。
フィリピンという慣れない土地で仕事と勉強を両立することは、思っているよりもハードだと思います。
海外生活を経験したいならいいかもしれない
日本で稼いでから留学した方が効率は良いと上述しましたが、海外生活を楽しみたい・海外で働く経験が欲しいという人には0円留学もいいかもしれません。
その他にも、「日本で働いている時間がない!少しでも早く日本を出たい!」という方も準備資金がほとんど必要ない0円留学はオススメです。
実際、僕自身も少しでも早く日本を出たいと思っていたタイプでした。
理由は、日本にいると英語を話す機会がほとんどないからです。
僕の場合はカナダのワーホリから帰ってきて、そのまま英語力をキープしたかったのですぐに0円留学に申し込みました。
自分の目的を忘れずに!
0円留学の良い点や悪い点を色々と挙げてきましたが、「大事なことは、留学して何をしたいか?」という目的をしっかり持つことです。
僕は英語のためではなく、ITの勉強のために0円留学を選んだので充実した毎日を過ごすことができています。
もし英語を勉強したくて留学していたら、今頃ずっと不満だらけの生活を送っていたでしょう。
0円留学するにしても、通常留学するにしても自分の目的に向かって努力していくことが必要です。