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【海外インターン体験談】英語力ゼロからのフィリピン英語留学とフィリピンの日系企業でのインターンシップ!《前編》

公開:2020/01/17 著者:鈴木 智也 407 Views

グローバル化が叫ばれる現在、海外で働いてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?その第一歩としてフィリピンでの英語留学や、海外インターンに挑戦してみたいという人もいるのではないでしょうか?

今回は英語の勉強を殆どしてこなかったにも関わらず、一念発起してフィリピンでの語学留学、日系メーカーのフィリピン法人でインターンに挑戦した航平君にインタビューをしてきました!

コラムの前編では主に、以下のことについて教えてもらいました。

 

・語学留学の内容
・フィリピンでの生活
・フィリピンでの異文化交流
・フィリピン英語留学の振り返り

 

また、コラムの後編では主に以下のことを語っていただきました。

 

・インターンの内容
・インターンの実態
・今後のキャリア

 

この記事を通じてフィリピン留学で日系企業でのインターンシップという選択肢があることを知ってもらい、読者の方の海外挑戦の選択肢が一つでも増えると嬉しいです。

 

インタビュイー、航平君のご紹介

今回インタビューを行ったのは、熊本県内の大学に籍を置きながら休学してフィリピン英語留学、日系企業の現地法人でインターンに挑戦した航平君です。

 

八百航平(やお こうへい)君のプロフィール

・2019年4月より熊本県内の大学を1年間休学

・機械工学を専攻

・フィリピン・バギオの語学学校で10ヶ月間英語留学、IELTS5.5相当のクラスを終了

・英語留学後に、フィリピン・スービックのiYES Language Schoolの英語+インターンシッププログラムに参加

 

なぜフィリピンを留学先にしたのか?

鈴木
今回はインタビューを受けてくれてありがとうございます!早速ですが、フィリピンを留学の目的を教えてください。

航平君
費用を安くして英語留学をしたかったので、公用語が英語のフィリピンを選びました。

鈴木
フィリピン以外にも検討していた国はありますか?

航平君
アメリカを検討していました。

鈴木
なぜアメリカにはいかなかったのでしょうか?

航平君
費用面と授業内容がフィリピンの方が魅力的だったからです。

鈴木
費用面ではどのような魅力がありましたか?

航平君
アメリカの場合は1年間で約400万円の費用が必要ですが、フィリピンの場合はその3分の1程度の費用で留学ができるのが魅力でした。

鈴木
確かに留学を決める時に費用面は、重要なポイントですよね。次に授業内容について教えてください。一般的にはアメリカの方が授業内容は良さそうな気がするのですが…。

航平君

アメリカの場合はグループレッスンが基本になってしまうのが嫌でした。しかし、フィリピン留学はマンツーマンレッスンが基本です。

フィリピンの方もコース内には一部グループレッスンも含まれていましたが、それでもたくさん英語を話すチャンスがあると思いました。また、調べたアメリカの語学学校はどこも授業時間が短く、その点でも嫌でした。

フィリピンでは朝から晩まで英語漬けの環境を手に入れられるのが魅力でした。

鈴木
バギオの語学学校を選んだ理由はありますか?

航平君
留学エージェントからの紹介です。僕よりも当然現地の情報を持っているので、信頼できる方のオススメの学校にしました。特に選んだ学校はスパルタ式のコースがあり、勉強に集中できる環境が魅力でした。

 

→ 語学学校の先生たちと。

 

語学学校での生活

鈴木
語学学校での生活について教えてください。

航平君
平日は朝8時からの授業に出て、自習時間も含めて24時前後まで勉強する感じでした。歯を食いしばって勉強しました。セミスパルタ式のコースを受講したので、授業以外にも課題がたくさん出るので、自然と勉強する環境にありました。

鈴木
すごい勉強量ですね。セミスパルタ式とはどのようなものですか?

航平君
その学校においては、週に2日間のみ18時から22時まで外出が許されるコースです。それ以外の時間は学校あるいは学校の寮の中で過ごします。

鈴木
それはすごい英語漬けの環境ですね。

航平君
はい。英語漬けになれるこの環境はフィリピン留学の魅力の一つでした。

鈴木
そのうちの英語レッスンの量はどの程度でしたか?

航平君
1日50分授業を7コマ受講しました。

鈴木
英語レッスンはどうでしたか?

航平君
マンツーマンレッスンでは、授業中に先生と二人の場合は当然たくさん話すことができたのでよかったです。グループレッスンは主にリスニングなどの科目だったので、こちらも問題はなかったです。

鈴木
勉強時間の半分は英語レッスンで先生の学習サポートがあったと思いますが、それ以外の半分は一人で勉強に向き合いましたよね?気持ちを維持するのは大変ではなかったですか?

航平君
勉強自体が大嫌いなので、何度も挫折しかけました。(笑)特に英語の勉強を今までしたことがなかったので、初めの頃は大変でした。

鈴木
それでも勉強を頑張れたのはなぜですか?

航平君
人生をかけてきたからです。今回の留学に関しては親にお金を借りてもらい、そのお金できました。だから苦しい時も耐えることができました。最終的にIELTS5.5相当のクラスを卒業できたことは、大きな自信になりました。

鈴木
1年間ですごい英語力の伸びですね!成果を出すために心がけていたことはありますか?

航平君
勉強は当然大事ですが、定期的に息抜きをしっかりとしました。

鈴木
どのようにリフレッシュをしていましたか?

航平君

外に出られるときは、バーや現地のローカルレストランに出かけました。学校だけで英語使うのではなく、現地の人と英語を使ってコミュニケーションを使うことを意識していました。

また、色々な国の人の考えを聞きたかったので、日本人以外の人と積極的に関わるようにしていました。

鈴木
語学学校では日本人以外の生徒と交流が盛んでしたか?

航平君
そうです。日本人以外に韓国人や中国人、ベトナム人などがいました。

鈴木
どのような交流をしていましたか?

航平君
授業内外で交流ができました。授業では文化的な背景の違いによる意見の違いなどを感じ取ることができました。また英語学習という点では、外国人の方が積極的に話すことができる人が多く、負けていられないなと努力しました。

鈴木
授業以外ではどのような交流がありましたか?

航平君
休日に他の国の留学生と過ごすのはそうですが、普段の生活でもたくさん話すようにしました。特に寮は6人部屋だったということもあり、部屋にいるときは留学生と何かしら話していました。

鈴木
6人部屋だとプライベートがなさそうですが、大丈夫でしたか?

航平君
安かったので選んだのですが、留学の間、特に気になりませんでした。もう一度留学に行くとしても、6人部屋がいいなと思います。ただ、合わない人もいると思うので、自分の性格を考えて部屋のタイプは選ぶといいと思います。

 

→ 学校付近のレストランで撮影。

 

フィリピン留学で気をつけること

鈴木
フィリピン留学で気をつけることはありますか?

航平君
日本での生活水準を維持することは当然難しいので、その辺の覚悟は必要です。欧米への留学のようなキラキラした感じの留学は難しいと思います。

鈴木
フィリピン人の英語はどうでしたか?公用語ではあるものの、ネイティブではない点など、どう感じましたか?

航平君
特に問題なかったですが、訛りはありました。アメリカアクセント寄りですが、公用語のタガログ語の影響によるのか独特の訛りはあります。アメリカなどの英語圏では無いので、そのような現実は留学する前に知っておくべきだと思います。

鈴木
生活面で実際に困ったことはありますか?

航平君
最初は食事が合わないことがありました。基本的にはフィリピン料理の味付けは好きですが、脂っこいものは日本にいる時から苦手なので避けていました。そういう時はコンビニでカップラーメンを買っていました。ただ滞在期間が長くなるに連れて、徐々に慣れていきました。

鈴木
食事が合わないと大変ですよね。体調面などはどうでしたか?

航平君
最初は水か何かに当たりました。ただ、すぐに慣れました。順応力が高かったと今では思います。

鈴木
語学学校のあるバギオの治安面はいかがでしたか?

航平君
携帯や財布のスリ被害にあう友人がいました。人口が多いエリアだったので、スリが紛れ込んでいたのだと思います。日本に比べたら治安は当然悪いので、自分の身は自分で守る必要がありました。

 

→ 航平君が住んでいたバギオの街並み。

 

フィリピン英語留学の振り返り

鈴木
フィリピンでの英語留学を振り返って、渡航前にしておけば良かったことはありますか?

航平君
単語と文法の勉強をしておくべきでした。

鈴木
それはどうしてですか?

航平君

単語については知っている量が多ければ多いほど、良いのは間違いありません。留学期間中に覚えられる量には限界があるので、日本で勉強しておく方がフィリピン留学してからより多くのことを学べます。

特にフィリピンに来てから、暗記よりもコミュニケーションに時間をかけたい人は、単語を勉強してから留学した方がいいと思います。

鈴木
確かに日本でもできる暗記に時間を使うのはもったいないですね。文法という点ではいかがでしたか?

航平君
とにかく勉強の効率が悪かったです。単語が全然わからなかったので、当然文法用語も分かりませんでした。文法用語を覚えることから、勉強を開始したので、効率が悪かったと思います。

鈴木
文法についてはどのような知識を事前に入れておきたかったですか?

航平君
当然基本的な知識は全般的に必要でしたが、その中でも特に品詞と文型、関係代名詞については勉強しておくべきでした。

鈴木
それはなぜですか?

航平君
品詞と文型は英語の基本的なルールを理解するために必要で、関係代名詞はライティングで長い文章を書くときに必要だからです。

鈴木
生活面での見直しなどはありますか?

航平君
目標設定をもっと細かく、明確にすべきでした。期日を決めて、それまでに何個単語を覚えるなどです。

鈴木
10ヶ月の滞在ともなると、日々の目標設定を明確にすることも大事ですね。

航平君
そうです。帰国時の目標設定だけでなく、個人の学習レベルに合わせて目標設定をすることをお勧めします。

 

→ みんなでバギオに出かけた時の思い出。

 

【まとめ】 出発前から留学はスタートしている!

前編では航平君が英語留学先にフィリピンを選んだ理由から、語学学校の実態を詳しく教えてくれました。

フィリピン留学の最大の魅力は、安価にたくさんマンツーマンレッスンを受けられることに尽きると思います。

しかし、メリットだけでなくデメリットも当然あります。そのことを、今回のインタビューを通じて知ってもらえればと思います。

 

英語留学の効果を最大にするためには日々の努力が如何に大事なのか、もし留学前に時間があれば何をすべきかが明確になったと思います。

 

航平君が語ってくれたように、特に単語と文法の勉強は出発前にやっておきましょう!

今後フィリピンに限らず留学を検討している方にも、このコラムの内容から得られるものはあったのではないかと思います。

次回コラムの後編では、フィリピンのiYES Language Schoolの「英語 + インターンシッププログラム」での経験について、詳しく語っていただきます!

 

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