外資系シニアマネジャーが経験したオーダーメイドカリキュラムとは?(中編) ~iYES Language School~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

外資系シニアマネジャーが経験したオーダーメイドカリキュラムとは?(中編) ~iYES Language School~

公開:2020/01/29 著者:鈴木 智也 232 Views

本コラムでも前半に引き続き、フィリピン・スービックで留学中のNoriさんにインタビューをしています。

前編を見ていない方は、是非そちらもご覧になってください!

 

 

インタビューの中編では語学学校のカリキュラムや、マンツーマンレッスン、フィリピン人講師のレベルなど、留学を検討するときに重要なポイントについて聞かせていただきました。

また、iYES Language School(以下iYES)独自の実践的なカリキュラムについて聞かせていただきました。

 

オーダーメイドカリキュラムについて

鈴木
現在、iYESではどのような勉強をされていますか?

Noriさん
ビジネスシーンを想定した英語の勉強をしています。

鈴木
カリキュラムはどのように決められましたか?

Noriさん
日本で以前受験したTOEICのスコアやiYES独自のスピーキングテスト、外部のコンピューターテストの結果を踏まえてカリキュラムのアレンジをしてもらいました。

鈴木
どのような科目がありますか?

Noriさん
ビジネスシーンを想定したプレゼンや外部の経営者へのインタビューなどの実戦的なものから、グラマー、ボキャブラリー、ディスカッションなどの科目を1日50分×7コマのマンツーマンレッスンで受けています。

鈴木
授業の内容やレベルは適切ですか?

Noriさん

自分用にカスタマイズされているので、バランスが良いと感じています。旅行や仕事の技術的な部分は英語で話せますが、それ以外のところで弱い部分があるのが現状です。

グラマーを確認の意味で勉強し直したり、ボキャブラリーの勉強をしたりと、反復練習ができています。ウィークポイントがあぶり出される感覚が素晴らしいと思っています。

鈴木
社会人の方には、完全オーダーメイドのドカリキュラムが合っていますか?

Noriさん
難しい質問です。当然人によると思いますが、時間もお金も限られているのである程度英語ができる人はその人に合わせた特別なカリキュラムの方が良いと思います。しかし、英語が全然できない人にとっては、難しいかもしれません。

鈴木
ある程度英語ができる人とは、どの程度のレベルの方だと思いますか?

Noriさん
すでに日常会話程度ができており、話すことに抵抗がない人でしょうか。旅行する時の決まり切ったフレーズなどは知らない人には、カリキュラムをオーダーメイドにすること自体が難しいかもしれません。

 

→ 実際に授業で使用したテキスト。

 

マンツーマンレッスンについて

鈴木
マンツーマンレッスンについては、どう感じられますか?

Noriさん

人目を気にせずにたくさん話すことができます。また、先生と生徒がお互いに理解し合えるのも良いです。生徒が限られた時間で勉強しているのは先生も理解しているので、ペース配分を考慮してくれています。

グラマーのレッスンですでに理解している内容に関してはスキップしてもらうなど、マンツーマンだからこその良さがあると思います。

鈴木
マンツーマンレッスンが1日50分×7コマとなかなかのボリュームだと思いますが、そのあたりはどうですか?

Noriさん

最初の1週間は長く感じました。ただ、3~4日目には生活リズムやレッスンの流れに慣れました。2週間目に関してはクリスマス休暇が入った関係で余裕があり、もう少しレッスンがあってもいいかなと感じました。

短期留学で来る社会人なら、人によっては1日10コマくらいあってもいいかもしれません。

鈴木
10コマ程度レッスンがあると良いと感じられたのはなぜでしょうか?

Noriさん

日本人は義務教育や大学受験などを含めて英語の勉強をある程度しているので、一般的にある程度の英語力はあると思っています。海外に来て勉強するのは実践の部分ですので、スピーキングの量をこなすことが重要だと思います。

特に社会人の場合、現実的に留学は出来ても1ヶ月程度になると思います。そのことからもレッスン量はさらに多くてもいいかと思います。

 

→ Noriさんのマンツーマンレッスンの様子。

 

フィリピン人講師のレベルと彼らとの関係性

鈴木
iYESの講師のレベルはどのように感じられましたか?

Noriさん

良い意味で驚きました。スカイプの英会話レッスンやオーストラリア人のマンツーマンレッスンを受けたことがあるのですが、それらと比べて良いと感じています。

オーストラリア人の時はテキストに沿って決められたことをやっただけで、あまり良いイメージを持てませんでした。iYESの先生たちは、一人一人の生徒をしっかりと見てくれているように感じます。

たまに授業から話が脱線する時もありますが、それも学びとなっています。英語ネイティブの国ではありませんが、発音も特に気になりません。

鈴木
先生との関係性はいかがですか?

Noriさん

授業中はもちろん先生と生徒という関係ですが、授業外は友達という感じです。これが日本だったら年齢的に、このような距離感は難しいと思います。

フィリピン人のナショナリティーなのか、距離感が近くてフレンドリーな部分は良いです。特に変なストレスなどはありません。

鈴木
人間関係を作る上でフィリピン人のナショナリティーはいかがですか?

Noriさん
フレンドリーで明るく、一緒に和気藹々とするようなナショナリティーが良いです。欧米諸国では想像できないです。

鈴木
レッスン以外では、先生とどのような関わりがありますか?

Noriさん

食事に出かけたり、お酒を飲みに行ったりします。英語での雑談力はビジネスでも重要なので、このような時間の雑談なども大きな学びになっています。

レッスン自体は7コマかもしれませんが、それがこうした放課後の交流によって、実質的に8コマ目、9コマ目になります。短期間でもフィリピン留学で勉強することのメリットだと思います。

 

※欧米圏の語学学校では、プライベートで先生との交流は基本的にありません。

 

鈴木
ビジネスにおいて、どのような場面で英語での雑談力が求められるのでしょうか?

Noriさん

ヨーロッパ系の会社なので、海外出張時などのミーティングの最中にコーヒーブレイクが挟まる時もあります。その際は、当然雑が求められます。

また、仕事後にディナーに行くことも当然あるので、雑談力は必要です。仮にそこで雑談が出来ずに黙っているとしたら、それは大変失礼にあたります。

鈴木
雑談力がビジネスに影響が出そうですね。

Noriさん
そうですね。仕事を進める上で「雑談=コミュニケーション」で、絶対的に必要な要素です。そういった意味で、幅広く話すスキルは必要だと思っています。

鈴木
普段の生活の中から英語を学べるのは、フィリピン留学の魅力ですよね。

Noriさん
そうですね。日常会話で躓くことは当然あります。英語を本当に話せるようになるためには、幅広く英語の勉強をしないといけないと思っています。そういう意味で、実戦的で良い環境だと思います。

 

→ フィリピン人講師との食事に行った時の写真。

 

実践的なカリキュラム

鈴木
マンツーマンレッスン以外に、どのようなカリキュラムはありましたか?

Noriさん
フィリピン人の経営者インタビューやプレゼンのレッスンがありました。

鈴木
まず初めに、フィリピン人経営者へのインタビューについて聞かせてください。  どのような方にインタビューを実施されたのですか?

Noriさん
ホテル関係者の方にインタビューしました。

鈴木
どのような内容のお話をされましたか?

Noriさん
コーヒーの話やビジネスの話をしました。全体的に良いコミュニケーションが取れました。

鈴木
外国の方と良いコミュニケーションを取るためには何が必要でしたか?

Noriさん

英語はあくまでもツールですので、何かの専門性や共通のトピックを持っているかということは一つの大切なポイントだったと思います。

今回インタビューした方は仕事の分野は違いましたが、ホテル関係者だったのでコーヒーとの関係は少なからずあるなど、多少は似ているところがあったので話が盛り上がって楽しかったです。

鈴木
今回のインタビューに向けて、何か特別な準備などはしましたか?

Noriさん
この機会を有意義なものにするために、事前準備として10個くらい質問を準備しました。英語が苦手な人が質問の用意をせずに行くのは、無駄になってしまうと思ったからです。ただ、実際のインタビューでは、その半分も準備した質問を使わなかったです。

鈴木
用意された質問を使われなかったのはなぜですか?

Noriさん
用意した質問をただ使うだけではトレーニングにならないので、席でのコミュニケーションを大切にして取り組みました。その場の雰囲気や会話の流れに合わせて、あらかじめ準備したものとは違う質問や様々な話をしました。

鈴木
今回のインタビューで印象的なお話などはありましたか?

Noriさん

利益を上げるということは別として、ビジネスで重要なのは人間関係であるという考え方は、私の考え方と共通していて印象的でした。それを維持・構築・良くするためにコミュニケーションを図る場合、外資系にいるかいないかなど関係なくグローバル化が進むこれからの時代において、英語はマストだと実感しました。

仮に日系企業にいても突然海外の企業とお付き合いをすることになれば英語は必要でしょうし、それこそ事前準備として英語を若いうちに勉強することは大切かなと思います。

 

→ インタビューの関係者様と撮影。

 

鈴木
次にプレゼンのレッスンについて教えてください。レッスンではどのようなことをしましたか?

Noriさん
実際にプレゼンを行うために必要なやり方やビジネス的な表現、スキルを教わり、実際にプレゼンをしました。先生やiYESのCEOや学生マネジャーに見てもらい、質疑応答までしました。

鈴木
実際にプレゼンに挑戦されてみて、いかがでしたか?

Noriさん

今まで英語でプレゼンをやったことがなく、プレゼン資料に書いたことを読むだけになってしまいました。本来資料はあくまでもサマリーを書き、それを口頭で説明しないといけません。

しかし、そこまで英語が話せないので文字に頼ってしまい、結果的に資料を見にくくさせてしまいました。今回のレッスンを通してスタート地点に立った感じで、まだまだ改善しないといけません。今後帰国してから、どれだけ継続的に取り組むかが課題です。

 

→ 授業で行われたプレゼンの様子。

 

【まとめ】 授業のオーダーメイドできるのがフィリピン留学の強み

中編ではフィリピン留学の一番の魅力であるマンツーマンレッスンを受講された感想や、気になるフィリピン人講師の英語の質やキャラクターなど、Noriさんの実体験を元に教えていただきました。

また、オーダーメイドカリキュラムの良さや課題を踏まえた上で、英語力や滞在期間などに合わせて効率的に英語が勉強できる環境を選ぶ事の重要性がわかりました。

留学を検討されている方には、それぞれの英語力や職業に合わせて経営者インタビューやプレゼンなどのビジネス実践力が身につくカリキュラムを選んでいただき、短期留学でも効率的に英語力を高められる環境を整えていただきたいと思いました。

 

是非この記事を参考に、社会人の方も是非フィリピンでの英語留学を検討してみてください。

コラムの後編では、iYESの雰囲気やフィリピン・スービックの生活環境、Noriさんの今後のキャリアや若手ビジネスパーソンが英語を勉強することの重要性を教えてもらいます。

後編も是非お楽しみに!

 

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