【フィリピン留学】マニラ観光ってホンマに危険なのかどうか電車とバスで旅してみた!<前編>
結論、「あれ?案外大丈夫じゃん」です。
フィリピン留学を4週間以上していると、何となくどこか旅したくなるもんです。セブにいてもバギオにいてもクラークにいても、タクシー圏外へなんか週末行きたくなる方は多いです。
留学中に仲良くなったスクールメイトとは、平日夜とか週末はふらっとそこら辺に飲みに行くでしょうし、その流れで「週末どっか遠出したくね?」みたいな展開に。
そこで恐らく多くの方が選択肢の一つとして候補に上るのが、フィリピンの首都であるマニラ。
しかし、マニラと聞いてまずイメージするのが治安の懸念。分かります。なんか取り敢えずマニラって聞いただけで「危なくね?」って不安になりますよね。
さらに、「マニラって観光スポットあるんだっけ?」となります。私もなりましたし、グーグルでリサーチすると主な観光スポットが教会やら遺跡、なんやら記念の公園巡り…。
皆さん教会とか公園にわざわざ観光目的で行きたいんですかね?ぶっちゃけ私は全く理解できないし興味もない。公園や教会行って何すんの?行ったところで「数分間のオー、へぇー」ってなって終了。
以前にイロイロ(パナイ島)という都市に旅行に行った際、教会が点在している有名な観光地でしたが私にはめちゃくちゃつまらなかった。
個人的には二度と行かないし、お勧めもしない観光地です。
私は旅には自分がワクワクするような高揚感にも似た何かを求めるので、共感しない方は今回のコラムは読まないことを勧めます。
何故なら今回紹介するマニラ旅には、いわゆるありきたりな旅紹介に出てくる教会や公園は全く出てこないからです。
また、今回こだわったのがタクシーを使わない事。とにかく移動手段はタクシー以外で、電車が中心となっています。
電車男ではないのですが、「なんか海外の電車とか交通機関ってどんなんやろ?」という強い好奇心と超低コスト旅となっているので、費用を抑えてマニラを旅したい方には参考になります。
とは言え、「ココ行ったら面白いよ!」という個人的なお勧めスポットなので、期待し過ぎないでください。案外みなさんが知っているような場所だったりするので。それでは行きましょう!
旅のルート概要
まずは今回の旅ルート概要の解説です。実際に私が行動した道順が上の地図の通り。
いきなり無駄にちょっと動いてますが、スタート地点からは電車とバスで約45分程度の距離ですのでそんなに遠くはありません。今回巡ってきたのは、フィリピン駐在員の方々が多く滞在しているエレガントなエリア「BONIFACIO GLOBAL CITY」、通称BGCです。
日本食でお腹が満たされたら、再び駅まで戻って北上してフィリピン人がよくSNS投稿している逆さま博物館に行きます。
そこでは目いっぱい写真を撮りたくなるので、パワーバンク(予備バッテリー)持参がこの旅には必須となります。本来ならその後は近くにあるマニラ動物園やリサール公園、サンチャゴ要塞やマニラ大聖堂もあるので、気になる方はうまい事アレンジして下さい。
私は単に興味が無かっただけで、通常のマニラ観光では、これらのエリアに訪れるのが間違いなくスタンダードルートです。私は曲者です。
ちなみに、上記観光スポットは固まっているので周り易いです。そして、その辺りからさらに20分くらい北上すると、トンド地区と言われるフィリピン最貧困エリアがあります。
YouTubeで調べるとユーチューバ―達が紹介していますが、アジアの貧困問題に関心がある方は現地のヒトと一緒に行ってください。フィリピン慣れした私でも「絶対に一人では行かないように!」と厳重注意されて、まだ訪れていません。
注釈したいのが、品の無いユーチューバ―達は、フィリピンの貧困層を完全に見下した内容で撮影していますので、動画ありのままを受け取らないようにして下さい。トンドは確かに危険な地域とも言われますが、事業家でもあるキンコンの西野さんもこの地域を訪れ現実を知り、クラウドファンディングを通して可能な事のボランティアを現地ガイドと実施しています。
関連動画ではフィリピンの貧困層をディスルチューバ―が存在しますが、彼らのような程度の低いヒトの情報に触れるより識者が発信している情報に触れる事の方が深く、響く内容であるのは明らかです。
ルート案内に戻りますが、その後は再び南下してSM最大のSMモールオブアジアに向かいます。ここは単なるショッピングモールではなく、海沿いには小さな遊園地もあり、遊覧船もあるのでかなり使えます。
ここでショッピングや数多あるレストランで夕食を取ったら、今回の旅の〆である豪華絢爛なカジノ&ホテルのオカダマニラです。モールオブアジアから往復の無料シャトルバスが運航しているので、こちらも利用して行けます。
ザクっとこんな内容ですが電車とバス利用がメインのため、まあまあ歩きますし疲れますがその分かなり楽しめます。ローカルの交通手段を多用するのでスリなどの治安に懸念を抱くかもしれません。これらのルートでは貧困エリアを通らないので、そのリスクは低いのですが鞄類は常に前掛けを推奨します。それでは行きましょう!
マニラの電車の乗り方
まず、マニラ市内の鉄道路線図はこんな感じになっています。
そうなんです、かなりシンプルです。これ以外の路線はグーグルマップで調べてみましたが見当たりませんでした。しかし、以前に別の路面電車をマニラで使ったことがあるので、他にも路線は存在しているはずです。
そして、気になる料金表はこんな感じ。
見方としては左の行が出発駅、右の行が目的駅で料金を確認しますが御覧なさい!死ぬほど安い!!!終点まで行っても30ペソ。(65円くらい)何なら無意味に取り敢えず終点まで乗ってみたい…とはなりませんね。ハイ。
最初に強調しておきたい事が、「電車を使うならグーグルマップで経路を設定しスクショするか常にオンにしておく事」をお勧めします。完全なるアウェーですし、乗り過ごしてしまうかもれないので、細かく確認しながら行動しましょう。
切符はガラス張りのみどりの窓口みたいのがあるので、そこで行き先を告げて支払いを行い、このカード(切符)を受け取ります。
みどりの窓口は撮影しょうとしたら、激しく注意されたので画像はありませんが、行けばすぐにわかります。そしてこのカードを以下の自動改札機の青いタッチパネルにタッチして、バーごと押し通ります。
あとはプラットホームで日本同様に待つのみ。ちなみにホームはこんな感じで、日本と変わりありません。
と、思いきや日本と異なる点は時刻表が無いこと。日本みたいに分刻みで正確に電車が来る国は他にあるんでしょうか?!ここはフィリピンです、電車もあと数分後に来るから待っててね、みたいな感じのアナウンス。確かに10分も待たないくらいで来るので安心してください。
あと、社内も案外普通で中づり広告が全く無いくらいですね。ただ、さすがフィリピン。社内でも音楽やら着信音はオンのまま、それでいいんです!
基本的に車内は明るいのですが、時間帯によっては激混みするので荷物は常に前掛けにしておいてください。以前に使ったことのある電車は、社内の電気が付いてなく薄暗く、完全に危ない雰囲気がムンムンしていたので、いづれの場合でも車内では重々気を付けてください。
改札口を出る時は、先程のカードを見るからにココに通すであろう…という改札のカード挿入口に入れて出るのみ。
ちなみに、フィリピンにもチャージ式のスイカみたいのがありますが、今回は使っていません。カードの金額は不明ですが、改札近くにある画像左にある機械で現金がチャージ出来ます。
降車したら、グーグルマップを再度開いて、丸亀うどんまで徒歩で探します。
電車で丸亀うどんを食べに行く!
今回訪れた丸亀は先にも言いましたがBGCという高級住宅街のエリアにあります。
電車は最寄り駅の「Edsa-Ayala」で降車し、その後はシャトルバスで「Market Market」というエリアまで行きます。
バスから下車するとすぐにわかりますが、そこは既にかなりキレイな街と明らかに家賃が高そうなタワーマンションがずらり。
そんな雰囲気の良い(ちょっとこの時は天気が微妙でした)エリアの中を徒歩で突き進んで行きます。
そして、マップ通りにある日本のままの丸亀がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
この日は朝食も我慢してたので、「うどん×うどん」というのが私のベストチョイスです!
フィリピンで他店舗含め数回丸亀うどんを食していますが、現地での人気は日本並みに行列を作っています。席の回転率も日本ほどではありませんが、そこそこ早いので待ち疲れすることもありません。
日本が恋しくなったら、是非ともマニラの丸亀に行っていただきたいです。
ちなみに、現地の丸亀製麺の雰囲気はこんな感じです。
この動画は画像とは別店舗となっていますが、味はどちらの店舗も日本と全く同じなのでアナタの日本食欲求を満たしてくれることは間違いありません!保証いたします!
BGCというエリアは写真でもわかるように結構キレイな場所で、丸亀だけでなく他にも見たことのある日本食レストランも出店しています。
このエリアは、食事を済ませてからも結構ゆっくり過ごす事が出来るエリアとなっています。
満腹になったら来た道を引き返すだけなので再びシャトルバスに乗って駅まで向かいます。
次の目的地である逆さま博物館の最寄り駅は「Gil Puyat」になりますがルートは同じなので難しくはないです。
この駅で下車したら、博物館までは徒歩ではちょっと距離があるのでタクシーで行きましょう。近距離なので片道100ペソしないくらいで行けたはずです。あ、すいませんタクシー使わない旅って言ったけど、ここで使ってしまいました…。(苦笑)
とにかく、タクシーに乗っても博物館の入口がとにかく見つけにくいので、ここでもグーグルマップをしっかり注視して、必要に応じてタクシードライバーにナビしてあげてください。
私がそうでしたが入口が見つからず二回も素通りしたくらいです。そしてこの逆さま博物館ですが、マニラに旅するフィリピン人の多くがSNSに投稿するほど注目スポットとなっています。
正直この手のアミューズメントは、日本でも存在するでしょうが私はこれまで行ったことがありません。こんな感じで撮影しているんだろうな…と想像つきますがここはフィリピンです。
どんな所なのか、どのようにして皆が楽しんでいるのかが気になり過ぎます。というのもフィリピン人は基本何でも楽しめるという性質を兼ね備えています。
先日のタール火山で被災した住民たちは家から衣類を持ち出せず、被災地では寄付された女性用の衣類を男性が着用し、いつもと変わらないスマイルで写真が撮れてしまうくらい。
これが日本だったらどうでしょう、40~50代男性がフィリピン人みたいに女性用の衣類を堂々とは着れないと思います。
そんな何でもどんな境遇でも楽しめるフィリピン人が私はなんか好きなんですよね。適当だったり行動がやたら遅かったりして、大概の場合は許せてしまいます。が、たまにブチ切れます。
前編のまとめ
旅の行動を文字に変換していたら結構な情報量となってしまったのでこの旅は前編と後編に分けることにしました。何より私自身がマニラを満喫して掲載したい写真が多くなってしまったので分けます。
あと、ぶっちゃけた話、この旅の前編は完全に一人旅でしたが、後編はフィリピン女子と二人旅です。
フィリピンの出会い系まがいのツールで暫くの期間やり取りして、「マニラに行くから会おうか。」という展開。
地方都市にも長年住んでいたから言えるのですが、色々とマニラの方が断然選択肢が死ぬほど多い。
日本でも同様ですが、首都圏に人とお金は集まります。当然の事ですが人の分母が多ければイイ感じのヒトとなる分子も比例していきます。もうわかりますよね。そんな意味でもマニラは楽しいです!
最近では、男女ともにフィリピン人との結婚も増えてきているみたいです。
昔のような「フィリピン人=パブの姉ちゃん」という固定概念を捨てる必要はありませんが、「英語の教師」というイメージを持って欲しいと思っています。
ちなみに、この国に一定期間滞在すると分かりますが、フィリピン人の何割かはよーーーく働きます。
それは家族のためです。家族のために、最も愛する家族から一人離れて出稼ぎに行くほどです。国内でも給料の全てを親に渡して、10%前後の金額を小遣いとしてもらう家庭も存在します。
自分で稼いだお金全てを親に渡して、小遣いをもらう制度なんて日本では考えられない。日本人の感覚からしたら理解し難い事ですが、フィリピンではこれが普通。
爺さん婆さんと孫が手をつないで出かける。知らないヒトでも手と手を取り合うことが当然の事と、みんなが行動出来ているのが普通。それが、この国を好きになった理由です。