フィリピンの語学学校iYes Language Schoolでの海外インターン体験談とオーストラリアの語学学校の違い | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

フィリピンの語学学校iYes Language Schoolでの海外インターン体験談とオーストラリアの語学学校の違い

公開:2020/02/17 著者:鈴木 智也 313 Views

本コラムでも前半に引き続いて、フィリピン・スービックのiYES Language School(以下iYES)でインターン中のAyumiさんにインタビューをしています。

前編を見ていない方は、Ayumiさんの前半インタビュー記事をご覧ください!

インタビューの後編ではiYESで海外インターンをすることになったきっかけや現在の業務内容、インターンの特典として受けられる授業の質などのフィリピン・スービックの情報と、今後のキャリアについて教えてもらいました。

 

 

iYESでインターンをするきっかけ

鈴木
オーストラリアでのワーキングホリデーから、フィリピンでのインターンをすることになった経緯を教えてください。

Ayumiさん
高校の時の先輩が先にiYESで英語留学をしていて紹介をしてもらいました。ワーキングホリデー中は毎日仕事と家との往復になることが多く、このままで本当に良いのかと漠然と思っていました。その時にたまたまその人と連絡することがあって、iYESでのインターンに興味を持ちました。

鈴木
どのようなところに興味を持ちましたか?

Ayumiさん
業務の一つとして、毎週土曜日にフィリピン人向けに日本語教師をさせてもらえると聞き、チャレンジしたいと思いました。また、インターン期間中は食費以外の滞在費と英語のマンツーマンレッスを平日は毎日2コマ受講できるのが魅力的でした。また、費用面も大きな魅力でした。

鈴木
元々日本語教師になりたいと思っていたのですか?

Ayumiさん
全く思っていませんでした。ただ、帰国後に就職活動を控えている中で自分がどのようなことに興味を持っているのかを知りたくて、今までチャレンジしたことのないことをしてみたかったので、インターンをすることにしました。

鈴木
実際にチャレンジしてみてどうですか?

Ayumiさん
当たり前ですが、初めてのことしかなかったので大変でした。授業の準備から生徒さんのレベルや性格に合わせた授業を実際にすることなど、何もかもが大変でした。大変だった分、たくさん得られるものがありました。

鈴木
日本語教師をされた中で、どのようなものを得られましたか?

Ayumiさん
事前準備の重要性を今まで以上に学びました。慣れていないことをしているというのもありますが、人前で話すことや分かりやすく説明することの難しさも日々感じています。

 

→ 日本語レッスンの生徒の誕生日パーティー。

 

鈴木
日本語教師以外に、どのような業務をされていますか?

Ayumiさん
他にiYESで働いている日本語教師の方の教材準備や、生徒さんの対応、日本語の授業について知りたいフィリピン人からの連絡の対応など、たくさんの経験を積ませてもらっています。

鈴木
印象的な仕事などはありますか?

Ayumiさん
先生や他のインターン生を巻き込んで、iYESをよりよくするためのミーティングをしたのが思い出深いです。教室のレイアウトの変更や英単語リストとそのテストの作成などをしました。

鈴木
なぜ教室のレイアウトの変更をしたのですか?

Ayumiさん
最初に来た時はブースの距離が近く、授業中に他のレッスンの声が聞こえてうるさく感じられました。奥にスペースがあったのでそこを上手く使って、ブースごとの距離を取ることで、生徒さんがレッスンに集中できるようにと思って変更しました。

鈴木
実際に変更をしてみてどうでしたか?

Ayumiさん
レイアウトを変える前よりは快適になりました。生徒の方だけでなく、先生もレッスンをしやすくなったなど、みんなに喜んでもらえて嬉しかったです。

鈴木
英単語リストとそのテストの作成はなぜ始めたのですか?

Ayumiさん
先生とのミーティングの時、授業外で生徒さんの英語の勉強のサポートが欲しいという意見がありました。英語のレッスンではスピーキングなどの実践的なことができる反面、暗記がおろそかになりがちです。そこをサポートしたいと思い始めました。

鈴木
実際に初めてみて生徒さんの反応はどうでしたか?

Ayumiさん
喜んでもらえました。日本にそのリストなどを持って帰って下さったようで、少しでも英語の勉強の役に立てていたら嬉しいです。インターンが終わるまでに、まだ作成途中の部分をしっかりと終わらせたいと思います。

鈴木
仕事の中で日本人だけでなくフィリピン人と関わると思いますが、日本人との違いなどはありますか?

Ayumiさん
当然全員ではありませんが、フィリピンの方は時間にルーズな方が多いです。

鈴木
業務の時に何か気をつけていることはありますか?

Ayumiさん
締め切りなどがある場合は事前に何度か連絡するなど、こちらから積極的に働きかけることを心がけています。何度言ってもやってくれないこともあるので、諦めずに言い続けることが大切なことを学びました。

 

フィリピンの英語レッスンについて

鈴木
iYESではどのようなレッスンを受けていますか?

Ayumiさん
最初は発音のレッスンを受けていました。今はボキャブラリーのレッスンやスピーキングのレッスンを受けています。

鈴木
なぜ発音やボキャブラリー、スピーキングのレッスンを選びましたか?

Ayumiさん
私に足りていないところだと思ったからです。授業を受けている中で発音だけでなく、ボキャブラリーが足りていない、グラマーに小さなミスがあるなどの指摘を受けたので、それを補えるようなレッスンを受けています。

鈴木
授業のレベルや教材のレベルはあっていますか?

Ayumiさん
あっていると思います。先生と教材やカリキュラムについて話すことができるので特に問題はないです。

鈴木
マンツーマンレッスンには、どのような科目があっていますか?

Ayumiさん
発音の授業は向いていると思います。自分がどれだけ発音の練習ができるかが大事なので、マンツーマンだとたくさん練習できるのが良いと思います。

鈴木
先生との関係性はどうですか?

Ayumiさん
一緒に働いているということもあると思いますが、非常に仲が良いです。一緒にご飯に行ったり、バトミントンをしたりと、仕事もプライベートも充実しています。

 

→ 先生の子供の誕生パーティー。

 

フィリピン英語留学とオーストラリア英語留学の違い

鈴木
フィリピンとオーストラリアで英語の勉強をした経験を教えてください。レッスンの大きな違いはマンツーマンと、グループでしょうか?

Ayumiさん

はい。話せる量がマンツーマンの方が多いですし、先生との関係も築きやすいので、それはフィリピン留学のいいところだと思います。クラスメイトに気を使わないで良いので、初学者にも向いていると思います。

ただ、カリキュラムの柔軟性が高いことやフィリピン特有のゆるさがあるので、その点初学者は注意が必要だと思います。

鈴木
先生の質はどうですか?

Ayumiさん

当然英語ネイティブのオーストラリアの方が発音などは綺麗です。ネイティブの英語で勉強したい人は、英語圏に行く方が良いと思います。ただ教え方という点では先生によってばらつきがありますし、テキストに沿って発音のレッスンなどもあるので、教え方には大きな差がないかもしれません。

鈴木
それぞれの留学先で出会った学生に違いはありましたか?

Ayumiさん
オーストラリアの方がいろいろな国の人がいました。アジア人が多かったですが、スペイン人やスイス人などヨーロッパの人も同じ語学学校で英語を勉強していました。そのため、レベルが高かったです。また、多くの国の友達ができたのも良かったです。

鈴木
フィリピンはどうですか?

Ayumiさん

フィリピンではアジア人が主な生徒です。フィリピンでの留学を終えた後に、英語圏へ留学する人も多いです。レベルという点では、フィリピンで英語を勉強する人は初心者が多いと思います。国籍もアジア人が殆どです。世界中に友達を作りたい人には向かないと思います。

ただ、色々なバックグラウンドの人が留学をしていたので、色々なお話を聞く機会が多かったのは良かったです。

鈴木
授業料や生活費はどれくらいの差がありますか?

Ayumiさん
大体半分から3分の1くらいはフィリピンの方が安いです。留学する時の費用は大きなポイントになると思うので、色々と事前に調べることをお勧めします。

鈴木
渡航前にすべきことはありますか?

Ayumiさん
単語と文法の勉強をしておくことをオススメします。私の場合はアルバイトで疲れてしまって予想よりも英語の勉強ができませんでした。資金を貯める以外に余力があれば勉強しておくと、海外で学べることは多くなると思います。

 

→ マンツーマンレッスンの様子。

 

スービックの環境

鈴木
フィリピンに対して渡航前に不安などはありませんでしたか?

Ayumiさん
特になかったです。前のインターンの人からたくさん情報をもらっていたので、大丈夫でした。

鈴木
実際に住んでみて、治安や生活環境に不安などはありますか?

Ayumiさん
特にないです。現地の人と同じようにジプニーなどを使って出かけることもありますが、今までトラブルに巻き込まれたことはないです。ただ、オーストラリアに比べると空気が汚いとは思います。

鈴木
食生活はどうですか?

Ayumiさん
フィリピンのご飯は普通に美味しいです。スービックの中には日本料理屋や韓国料理屋もたくさんあるので、特に困ることはありません。色々なものを食べられると思います。

鈴木
何かフィリピン料理で好きなものはありますか?

Ayumiさん
シニガンという料理が好きです。お肉やお魚が入った酸味のあるスープです。あとは春巻きの皮でバナナを巻いて、揚げたトローンというデザートも美味しいです。ぜひフィリピンに来たら食べてみてください。

 

→ 屋台で買ったトローン。

 

鈴木
体調面などで困ったことはありましたか?

Ayumiさん
特にはなかったです。多少お腹を壊すことがありましたが、そこは海外なのでしょうがないと思っています。色々なものを食べたので、しょうがない部分もあったと思います。

鈴木
どのような食べ物に挑戦しましたか?

Ayumiさん
ストリートフードを食べました。うずらの卵をあげたやつは美味しかったです。あとはバロットに挑戦しました。

鈴木
バロットとは何ですか?

Ayumiさん
卵を茹でたものですが、雛になりかけのものが中に入っています。それを食べます。(検索する人は自己責任でお願いします。)

鈴木
それは無理です。(笑)

Ayumiさん
とりあえずチャレンジと思って食べてみました。見た目はアレですが、味は意外と悪くなかったですよ。(笑)

鈴木
すごいタフですね。(笑)休みの日は何をして過ごしていますか?

Ayumiさん
比較的家でゆっくりすることが多いです。平日仕事の後にバトミントンをしたり、朝ランニングをしたりすることもあるので、休みの日は映画を見たり、英語の勉強をしたりしています。

 

今後のキャリアについて

鈴木
オーストラリアでのワーキングホリデーとフィリピンでのインターンを経験した今、今後のキャリアについてどのように思っていますか?

Ayumiさん
CAを目指して頑張りたいと思っています。休学をしていたので入学をした当初の同期は既にCAとして働いている人もいるので、色々と話を聞いて進路を決められたらと思います。英語をこれからも勉強して、CA以外の選択肢も考えていきたいです。

鈴木
専門学校に戻ってからはどのような勉強をしますか?

Ayumiさん
英語の授業がメインですが、プレゼンなど実践的な内容のものを勉強します。TOEICの受験も義務付けられているので、今後はTOEICの勉強も頑張ります。

鈴木
TOEICの目標はありますか?

Ayumiさん
今後は700点以上を目指します。私の学校ではTOEICの高得点取得者は学校でアナウンスをされるので、留学で頑張った成果を見せたいです。

鈴木
残り少ない学生生活の間にチャレンジしたいことはありますか?

Ayumiさん
今年は東京でオリンピックが開かれるので、ボランティアにチャレンジしたいです。海外で学んだ英語も活かせると思うので、頑張ります。

鈴木
残り少ないインターン、学生生活ともに楽しんでください!

 

【まとめ】 色々な選択肢があることを知ってほしい!

前編、後編に渡るAyumiさんのインタビューはいかがでしたか?

オーストラリアでのワーキングホリデーにチャレンジする準備から、実際の様子まで丁寧に教えてくれました。

特に前編記事で紹介したオーストラリアでの仕事探しの方法やその行動力は、今後オーストラリアでのワーキングホリデーを考えている人には参考になったと思います。

 

オーストラリアでの語学学校に通った経験も踏まえたフィリピンでの英語レッスンや海外インターンシップの体験談は、非常に参考になったのではないでしょうか。

 

海外だからこそチャレンジできた日本語教師としての活動など、日本では難しいことも海外インターンならできることもあります。ぜひ色々なプランを探してみてください!

国やプランによってそれぞれの長所や短所はあるので、色々なコラムを読んだり、実際に留学した人の話を参考にしたりして、最適な留学場所とプランを選んでください!

この記事を読んでくださった方が、少しでも海外にチャレンジをしてみたいと思ってくだされば、これ以上嬉しいことはありません。

 

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