フィリピンとカナダに2ヶ国留学した留学生に実体験をインタビュー
みなさん、こんにちは。
留学に行くにあたって、不安な事や心配事が少なからずあるかと思います。
それを解消していくために、今回は留学経験者の先輩にお話を聞いてきました。
今回ご紹介するYukaさんは、フィリピンとカナダの2ヶ国留学経験者で、留学経験は豊富なので良いお話が聞けるかと思います。
YUKA さん(20代)は、フィリピンのバコロドにある語学学校 OK English Academy(OKEA) に24週間通ったのち、カナダのトロントにある語学学校 EC toronto に24週間通いました。筆者とはOKEAで知り合いました。
1つの国で腰を据えて留学する方法も良いですが、2ヶ国留学と言う形で各国の良いところを最大限に活かした留学プランを組むのもまた効率的な留学方法です。
また、2つの留学を経験すると比較対象ができるので、良い部分と悪い部分の違いがくっきりと見えやすくなります。
留学するキッカケ
小谷: 今日はよろしくお願いします。まずは留学しようと思ったきっかけを教えてください。
YUKA: 短大の時に、ゼミでフィリピン実習がありました。自分よりも年下の子たちが英語を喋っているのにもかかわらず、自分は全く喋れなかった事が凄く悔しい思いをしました。「絶対に英語喋れるようになりたい!」と思って留学を決意しました。
本当は短大を卒業して、語学の専門学校に行こうと思っていました。でも、2年間専門学校行くよりも1年間海外で英語を勉強した方が、より英語力が身につくと思ったので留学を選びました。
小谷: すごい!しっかりした理由もあって、ちゃんと本気で留学をして英語を話せるようになりたい思いがとても伝わってきますね!
次に学校選びの仕方を教えてください!あとなぜその国を選んだかも聞きたいです。
YUKA: 最初にフィリピン留学を選んだきっかけは、費用が安いこと。そして、フィリピン留学の特徴としてマンツーマンの授業が多く、自分のペースで勉強出来ると思ってフィリピンを選択しました。
フィリピンのOKEAを選んだ理由ですが、私は韓国が好きで、とにかく留学先でも韓国人の友達を作りたかったので韓国資本の学校を選びました。
その他に、日本人が出来るだけ少ない所を選びました。
実際に、私が学校に入った時に日本人女子は私しかいませんでした。
次にカナダを選んだ理由はニューヨークに近い、ナイアガラの滝を見てみたかった、移民の人が多いので差別や偏見が無い、治安が良い、自然が多い、英語があまり訛っていない、など沢山の理由がありました。(笑)そして、自分の行きたい国の1つだったので、迷いもなくカナダを選びました。
EC torontoを選んだ理由は、「エージェントのおすすめ。」ってだけです。(笑)
正直どこが良くてどこが悪いとか留学前には全然分かりませんでした。そこで、費用がそんなに高くなくて、評判が良くて日本人があまりいない所に行きたいという条件だけ出して、エージェントに選んでもらった。と言う感じですね。
小谷: どちらの学校も細かい希望は出していたんですね。そして費用の面に関しては、1年の留学を考えるとかなり重要なポイントだと思います。
費用面以外にも色々な希望をエージェントに出しておくことは大事だと思います。自分のイメージを伝えておけば、入学後にギャップが少なくなりますので。
エージェントは良い学校を知っていますが、担当のカウンセラーの良い部分と、自分の求める条件が合っていないと、自分にとっては満足できない学校になりますから。
留学中のエピソード
小谷: 次に留学中のお話をお聞かせください。まずはフィリピンでの滞在のお話を。
フィリピンでの英語力の伸びはどうでしたか?
YUKA: 全体的に英語力はかなり伸びていると思います。
私は約半年フィリピンに滞在していましたが、最初の頃は先生が何を言っているのか全く理解出来ず、かなり苦戦しました。ですが、段々と理解できるようになっていきました。
自分が1番英語力伸びたと感じた時は、友達と沢山会話ができた時です。フィリピン留学当初は簡単な単語さえ全く理解出来なかったし、「どこ行くの?」や「何を買ったの?」などの簡単な日常会話も全く話す事ができませんでした。
今では特に考える時間が無く、さらっと自然に質問できるようになったのが伸びを実感できる瞬間です。
自分の勉強の仕方次第で、スピーキング力やライティング力など伸びしろの良い悪いが分かれてくるな…と感じる事が多かったです。
そして、私が思うに単語は本当に大事だと思います。
小谷: 英語力の伸びを自分で実感できるようになっていることが、一番自分でも伸びたと分かる瞬間であり、とても嬉しい瞬間ですよね!僕にもそういう時期がありました。
留学の最初の頃は、英語初心者でなくとも耳が慣れていなくて聞き取れないことも多いです。フィリピン留学は、マンツーマン授業なので自分の英語力の変化・向上を実感しやすいですよね!そして、成長を実感することで、ホントに留学をして良かったと思えます。
次に、YUKAさんは現在カナダで現在滞在されていますが、留学環境や日本との違いなど聞かせてください。
YUKA: まずカナダの語学学校では、フィリピンの語学学校よりも多国籍なので、色んな国の友達が出来ます。自分が思っていた他国の概念が実は違っていたこともあって、英語以外にも文化の違いについても沢山学べました。
ブラジル人やトルコ、コロンビアなどの友達は、母国の政治問題などに関心があり、詳しい情報を知っている人が多かったです。一方で、アジア人はあまり政治について興味関心が無いことに気づきました。
ブラジルの友達からは、「日本と韓国ってなんで仲が悪いのか?」と聞かれたり、「中国と韓国の事どう思う?」と聞かれたりしました。
自分の国の政治情報や文化のことを知っているのかと思っていたものの、実は自分は全然日本の事を知らないのだと気付かされ、ショックを受けました。
留学すると、日本って外国人から見たら、どのように思われているのかを教えられます。また、日本の車やゲーム、アニメの知名度って本当に凄いことが分かりました。
あとは外国人にとって日本と言えば、地震や津波などの被害に遭ったという印象があるようです。
英語よりも他の国の文化や日本の事について考える機会がとても多く、これもとても良い経験になっています。(笑)
小谷: おー、とても綺麗な街並み!映画に出てくるような景色ですね。そしてカナダ留学に行くと、色々な国の人がいるんですね!
僕はカナダ留学の経験がないのですが、まさかそんなにいろんな国の人がいるとは思いませんでした。文化や考え方など、いろいろ日本と外国との違いがある事が良くわかりました。
では、次に留学での思い出を聞かせてください。
YUKA: フィリピン留学の思い出は、全体的な感想としては少し辛かった印象があります。
なぜならバコロドが日本と比べると遊ぶ場所が少ないのと、学校には門限があって限られた時間しかないことが少し窮屈で、遊ぶとなっても行く場所が限られてしまうことです。(笑)
でも、マスカラフェスティバルやセブ旅行に行けた事はとても思い出に残っています。
フィリピンと言えば、とにかく物価が安いこと!!!
お金を気にせずお酒がいっぱい飲める!(笑)それは最高でした。
小谷: なるほど!確かにバコロドはフィリピンでも田舎の地域ですので、遊ぶ場所も少ない印象はありましたね。そして、学校の寮にも門限はありました。
ですが、フィリピンの良い所としては、とにかく物価が安いので気軽に旅行にとても行きやすいのが最高ですね!
そしてバコロドでは年に何度かお祭りがあります。マスカラフェスティバルもそのうちの1つですね。マスカラフェスティバルが秋頃で、1〜2月くらいにバコロドフェスティバルというお祭りがありました。
そういうお祭りでもお酒は安い!祭り価格で少し値上がりしているとは言え、日本と比べたら全然安いですしね。
物価も安いですし、ご飯も気軽に外食に行ける。もう言うことないです!
YUKA: 次にカナダのお話を。カナダはめっちゃ住みやすいなと思います。日本人の友達と「日本にいるみたいやなぁ〜。」とずっと言っています。(笑)
カナダの思い出は、一人暮らしデビューをしたことと、ナイアガラの滝とモントリオールに旅行に行ったことです。
あとは、ニューヨークとバンクーバーに旅行に行きたいと思っていますが、残念ながら今は行けそうにないです…。コロナウイルスの関係で…。
私もこのコロナウイルスの終息の目途が立たないので、カナダから日本へ早めに帰ることにしました。
カナダでマイナスな部分を敢えて言うならば、「思っていたよりも観光名所が少ない!」そして、「思ったより遊ぶ所が無い!」と感じたところですね。
小谷: カナダも楽しそうで羨ましい!お話聞いているだけで行きたくなってきますね!
けど、本当に困るのがコロナ。世界で流行しているから、留学や旅行にも影響が出まくっていますし、早く落ち着いてほしいですね。
しかし、思ったより遊ぶところが無いという反応には意外でした…。(笑)
カナダ留学後の方向性
小谷: コロナウイルスで早めにカナダ留学を切り上げて帰国とのことですが、帰国後はどうする予定ですか?
YUKA: カナダ留学が終わったら、まずは日本で働きながらお金を貯めます。そして、韓国でワーホリをするか、英語圏でワーホリをするかを今は迷っている段階です。
小谷: 韓国でのワーホリも視野に入れているんですね。韓国が好きだって言ってましたもんね!OKEAでは韓国人の友達もたくさんできたと思いますし、韓国にワーホリに行った際には友達とも再開できるので、普通のワーホリよりも楽しみが増えますね!
でも、英語圏でしっかり英語を使ってのワーホリも捨てがたいですね。これはしっかり考えて、どっちを選んだか教えてもらいたいです。
そうそう。今カナダではフィリピンで学んだ英語は生かせていますか?
YUKA: はい、確実に生かせています。もしフィリピン留学をせずにカナダ留学に来ていたら、もっと辛い思いや悔しい思いをしていたと思います。
授業で先生が何を言っているのか最初からしっかりと理解できるのは、フィリピン留学をしたからだと強く感じています。
日本に帰っても、英語力を活かしていけるような仕事を見つけたいです。
小谷: 勉強したことが確実に活きているのはとても嬉しいですね。どんなことでも継続する事が大事だと思います。
残りの期間、カナダでも頑張ってくださいね!
また機会があれば、留学にチャレンジしたいですか?
YUKA: はい、したいです。その一番の理由は、何より他国の友達が出来ることです。
英語が理解できずイライラする事も多いですが、理解できた時は本当に嬉しいです。
小谷: そうですね。わからない時や喋れない時は、落ち込んだりしんどかったりもありますよね。でも、しっかり勉強していくと、徐々に分かることが増えてきて、実際に使えると喜びはかなり大きいですよね。
そうそう、今でも留学していた時の友達とは連絡を取り合ったりしているんですか?
YUKA: はい、SNSを通じて連絡を取っています。最近では、「コロナウイル大丈夫?」などの話題が多いです。
たまに電話をして、スピーキング力やリスニング力が落ちないようにしています。
小谷: やはり今の話題はコロナウイルスのことなんですね…。僕もどこに行ってもコロナウイルスの話を1回はしますね。(笑)
語学力をキープすることも今後必要となってきますね。留学後も友達と繋がって英語でやり取りしているのは、素晴らしいことだと思います。
では最後にこれから留学をする人、留学を検討している人にメッセージをお願いします。
YUKA: 留学は、いい経験になること間違いなしです。留学して色んな国の友達を作ることで、「日本ってこう思われてるんだ〜。」って発見があったり、「日本って本当にいい国だな。」と気付いたりする機会が沢山あります。
その他、他国に関して新たな発見を沢山見つけることが出来ます。言語や文化の違いで良い関係性をキープ出来たり出来なかったり、様々な問題にぶつかる事は多々あると思います。
しかし、そのすべてが良い経験になり、自分の自信に繋がります。最初は不安や恐怖心があると思いますが、行ってしまえば全ていい経験になります。(笑)
小谷: ご自身の経験がとても詰まった言葉ですね。YUKAさん、今日はありがとうございました。
【まとめ】 留学は英語だけじゃなく世界観が広がる!
いかがだったでしょうか?
今回は2ヶ国留学経験者のYUKAさんにお話を聞きました。
フィリピン留学とカナダ留学の両方の感想をお聞きしましたが、カナダに行く前にフィリピンで勉強しておくと、カナダで充実した時間が過ごせることが良く伝わってきました。
やはり、海外留学(ワーホリ)の一番の醍醐味は、自分の行きたい欧米圏の国で充実した時間を過ごすことだと思います。
英語力が無い段階で欧米圏に行くと、英語ができない不便さや不安がまず重くのしかかります。フィリピン留学を経て欧米圏に行くことで、最初からスムーズに生活をスタートできることが良く分かりました。
2ヶ国留学するかどうか迷っている方には、是非読んで頂いて参考にしてもらえたら嬉しいです。